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床暖房のエラー表示113・543・643の意味と対処法|まず確認すること

床暖房のリモコンにエラー113が表示され、エラーコード113・543・643の意味と対処法を紹介するイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

温水式の床暖房を使っているとき、リモコンに「113」「543」「643」といった数字が点滅して、床暖房が止まってしまうことがあります。
これらの数字は、床暖房の熱源になっているガスや石油の給湯機器が、異常を知らせているエラー表示です。
番号によって、燃焼の異常なのか、暖房回路の水漏れや空気なのか、ポンプまわりの不具合なのかが異なり、取るべき対応も変わります。
この記事では、ノーリツの給湯機器で表示される113・543・643の意味、自分で確認できること、修理が必要になる目安、依頼の流れを整理します。
表示が出たときに、慌てず対応するための手引きとして、お役立てください。

目次

結論:113は燃焼の停止、543と643は暖房回路の不具合。いずれも修理の相談が基本

三つの番号を、先に一覧で整理しておきます。

スクロールできます
表示意味の概要自分で確認できること基本の対応
113燃焼が途中で止まったガス機は他のガス機器の動作、石油機は灯油の量やタンクの状態確認しても続けば修理
543暖房運転が正常に動作しない(暖房回路の水漏れや空気)特になし修理が必要
643暖房の循環に関わる部品の不具合特になし修理が必要

表示の意味は、メーカーや機種によって異なることがあります。
ここでは、ノーリツの給湯機器について、公式のよくあるご質問に基づいて整理しています。
他のメーカーの機器をお使いの場合は、そのメーカーの取扱説明書や窓口で確認してください。

エラー表示が出たときの基本の動き

番号が表示されたときは、次の順に動くと、落ち着いて対応できます。

手順内容
1. 番号を控えるリモコンの表示を正確にメモや写真で記録
2. 運転を止める無理に運転を続けない
3. 状況を確認いつ、どんな操作の後に出たか
4. 確認できる項目を見る番号ごとの確認事項(次章以降)
5. 業者・メーカーへ連絡型番、番号、状況を伝える

電源を抜き差しして、表示がいったん消えることがあります。
しかし、原因が解消していなければ、運転を再開するとすぐに同じ表示が出ることが多いため、消えたからといって安心はできません。

113:燃焼が途中で止まったとき

113は、燃焼が途中で止まったときに出る表示です。
ノーリツの公式FAQでは、ガスと石油で、考えられる原因が分けて示されています。

燃料考えられる原因
ガス暖房や追い焚きの点火に関わる部品の不具合
石油灯油切れ、またはタンクの水が機器に吸い込まれて燃焼を乱している

📎 参考:ノーリツ「給湯機器:エラー表示【113】が点滅」(よくあるご質問)

自分で確認できることも、燃料ごとに示されています。

スクロールできます
燃料確認できること
ガスガスコンロなど、ほかのガス機器が使えるかを見る。どれも使えない場合は、ガスの供給側の確認が必要。ほかの機器が使えるなら、機器の修理が必要
石油(灯油が切れていた)灯油をタンクの半分以上補給し、タンクの空気を抜く
石油(灯油は十分ある)屋外タンクにたまった水を抜いてみる
石油(設置直後)配管に空気が残っている可能性があるため、空気を抜く

これらを試しても改善しない場合は、修理を依頼します。
修理の対象になる部品は、ガスでは点火プラグ、フレームロッド、イグナイタ、ガス電磁弁、基板など、石油ではフレームロッド、電極棒、点火トランス、電磁ポンプ、基板、バーナーなどが挙げられています。

543:暖房運転ができないとき

543は、暖房の運転が正常にできないときに出る表示です。
ノーリツの公式FAQでは、原因として、暖房の回路での水漏れや、暖房の配管に空気が入っていることが挙げられています。

床暖房や浴室暖房乾燥機の暖房回路で異常を検知すると、暖房が止まり、この表示が出ます。
お客様が自分で確認する手順は示されておらず、修理が必要とされています。

状況動き
設置直後・使い始め施工した販売店や設置業者に連絡
長年使っているメーカーや施工店に連絡して点検
水が漏れている様子がある運転を止め、被害を広げない

床下の配管の継手などで、微小な漏れが起きている場合は、場所の特定が難しいことがあります。
水漏れの症状については、床暖房の水漏れを解説した記事で整理しています。

📎 参考:ノーリツ「給湯機器:エラー表示【543】が点滅」(よくあるご質問)

643:暖房の循環に関わる部品の不具合

643は、温水を循環させる暖房ポンプや、循環回路を開閉する部品の不具合が考えられるときに出る表示です。
こちらも、お客様が自分で確認して直せる性質のものではなく、修理が必要とされています。

床暖房は、熱源機で温めた温水を、ポンプで床下に送り出して循環させています。
このポンプや、回路を切り替える弁に不具合があると、温水が回らず、暖房が止まります。

表示関わる部分影響
543暖房回路(水漏れ・空気)暖房が止まる
643暖房ポンプ、循環回路の開閉部品温水が循環せず、暖房が止まる

543と643は、どちらも暖房に関わるため、似た症状として現れます。
原因の見極めは、専門業者の点検に任せましょう。

修理を依頼する流れ

修理の依頼は、次の流れで進みます。

手順内容
1. 連絡メーカーの窓口、施工店、管理会社へ
2. 情報の伝達型番、エラー番号、症状、設置時期
3. 訪問・点検原因の調査
4. 見積もり修理内容と費用の提示
5. 修理・動作確認部品の交換や調整、試運転

ノーリツの公式FAQでは、修理の申し込みは、個人・店舗向けと法人向けで、それぞれ専用のフォームがあると案内されています。
設置から間もない場合や、初めて使う場合は、施工した販売店や設置業者への連絡が案内されています。

訪問時の費用は、診断の結果、修理しない場合でも発生することがあるため、依頼の前に確認しておきましょう。

費用と交換の判断

修理の費用は、故障した部品や作業の内容で変わります。
ノーリツの公式FAQでは、113について、修理の参考費用の幅と、訪問時の費用の扱いが示されています。
実際の金額は、現地での診断のうえで提示されます。

また、設置から10年を超えた機器は、部品の供給が終了している場合があり、交換が推奨されています。
修理か交換かの判断は、床暖房の修理費用を解説した記事で整理しています。
熱源機の交換については、熱源機の交換費用を解説した記事をご覧ください。

他の番号が出たとき・他のメーカーの場合

ここで取り上げた三つの番号のほかにも、機器はさまざまなエラー表示を出します。
同じ番号でも、メーカーや機種によって意味が異なる場合があるため、お使いの機器の取扱説明書で確認することが大切です。

取扱説明書がない場合は、本体の型番を控えて、メーカーの窓口に問い合わせるか、メーカーのウェブサイトで調べましょう。
エラー表示と故障の関係は、床暖房の故障サインを解説した記事でも整理しています。

再発を防ぐための使い方

エラー表示を完全に防ぐことはできませんが、リスクを減らす工夫はあります。

シーズンの初めに、おためし運転を行い、異常がないか確認する。
石油式では、灯油の残量とタンクの状態に気を配る。
熱源機の周りに物を置かず、通気を確保する。
定期的に点検を受ける。
こうした習慣が、突然の停止を減らします。

点検の内容は、床暖房のメンテナンスを解説した記事で整理しています。

表示が出たときの記録の取り方

エラーが出たときの状況を、できるだけ詳しく記録しておくと、業者への説明がスムーズです。

表示された番号、出た日時、直前の操作(運転を入れた、タイマーが作動したなど)、外気温や天候、ほかの異常(異音、においなど)。
写真を撮っておくと、言葉で伝えにくい様子も共有できます。

繰り返し同じ表示が出る場合は、回数や頻度も控えておきましょう。
原因の特定に役立つ情報になります。

石油式とガス式で異なる、113への備え

113は、燃焼が途中で止まる表示のため、燃料の種類によって、日頃の備えが少し異なります。
石油式の場合は、灯油の残量が少なくなってから慌てて補給するのではなく、余裕を持って補充する習慣が役立ちます。
タンクの底にたまった水や汚れが、機器に影響することもあるため、冬の前にタンクの状態を確認しておくと安心です。

ガス式の場合は、ガスの供給が正常かどうかが前提になります。
ほかのガス機器が使えないときは、ガスメーターの表示や、ガス会社への連絡が必要になることがあります。
機器そのものの故障と、ガスの供給の問題とを、切り分けて考えることが大切です。

暖房以外の機能への影響

543や643は、暖房の回路に関する表示のため、給湯や追い焚きは使えるのに、床暖房だけが使えないという状況になることがあります。
一方で、113は燃焼そのものが止まる表示であり、給湯にも影響が出る場合があります。

どの機能が使えて、どの機能が使えないのかを確認しておくと、業者に症状を伝えやすくなります。
給湯が使えるなら、当面の生活への影響は小さくて済みますが、冬場は暖房が使えない不便が続くため、早めの対応が望まれます。

修理の予約が取れるまでの間は、エアコンや電気ストーブなど、ほかの暖房を安全に使って過ごしてください。

よくある質問

Q1. エラー113が出たらまず何をしますか?

ガス機はほかのガス機器が使えるかを確認し、石油機は灯油の量やタンクの状態を確認します。
改善しなければ修理を依頼してください。

Q2. エラー543は自分で直せますか?

自分で直せる性質のものではなく、修理が必要とされています。
業者や施工店に連絡してください。

Q3. 電源を入れ直すと表示が消えましたが大丈夫ですか?

原因が解消していないと、運転再開後に再び表示されることが多いです。
点検を依頼しましょう。

Q4. 643の原因は何ですか?

暖房ポンプや、循環回路を開閉する部品の不具合が考えられます。
修理が必要です。

Q5. 他のメーカーでも同じ意味ですか?

メーカーや機種によって異なることがあります。
取扱説明書や窓口で確認してください。

まとめ

床暖房の熱源機に表示される113は燃焼の停止、543は暖房回路の水漏れや空気、643は暖房の循環に関わる部品の不具合で、どれも修理の相談が基本です。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
113燃焼が途中で止まった。燃料や他の機器を確認、改善しなければ修理
543暖房回路の水漏れや空気。修理が必要
643暖房ポンプや循環回路の部品の不具合。修理が必要
初動番号を控え、運転を止め、状況を記録
連絡メーカー、施工店、管理会社へ型番と番号を伝える

まずは、表示された番号と型番を控えて、取扱説明書で該当の項目を確認し、改善しなければメーカーや施工店に連絡してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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