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ダイニチ ファンヒーターの給油サインが消えないときの確認手順

ダイニチファンヒーターの給油サインが消えないときの確認手順を示すサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

カートリッジタンクに灯油を入れたのに、ダイニチの石油ファンヒーターの給油サイン(×マーク)が点滅したままで消えず、困っていませんか。
給油したばかりなのにお知らせ音が鳴り続けると、タンクの入れ方が悪いのか、故障なのか判断がつかないものです。
給油サインは油受皿の灯油の量を見て点滅する表示で、灯油が届いていない原因を順に確かめれば解消することが多いサインです。
この記事では、給油サインが示している状態と、灯油の残り方の見分け方、公式が案内している3つの確認ポイント、油フィルターの手入れ、修理が必要になる目安までを順に解説します。

目次

給油サインは油受皿の灯油が少ないことを知らせる表示

結論からお伝えすると、給油サインは、油受皿の中の灯油がなくなったり、たまっている量が少なくなったりしたときに点滅する表示です。
ダイニチの公式の故障診断でも、油受皿内の灯油がなくなったり、たまっている量が少ない場合に表示されるエラーと説明されています。
ここで大切なのは、本体が見ているのはカートリッジタンクの残量ではなく、油受皿にたまっている灯油だという点です。
そのため、タンクが満タンでも、灯油が油受皿まで落ちてきていなければ給油サインは消えません。
なお、公式の故障診断では、給油サイン(×マーク)の点滅は家庭用石油ファンヒーターのみの表示とされています。
ほかのエラー表示の意味はダイニチ ファンヒーターのエラーコード一覧と意味【補足解説付き】で一覧にしています。

📎 出典:ダイニチ工業|給油サイン(×マーク)の点滅が止まらない(故障診断)

まず灯油が「ある」か「ない」かを見分ける

確認の出発点は、油受皿まで灯油が届いているかどうかです。
ダイニチの公式のよくあるご質問では、カートリッジタンクの下にある油フィルターの中心の芯棒の先端が4〜5mm出る状態まで灯油があるかどうかで、状況を分けて案内しています。

灯油の状態考えられること次にすること
芯棒の先端が見えない(灯油がある)灯油は届いているのにサインが消えないこのあとの3つのポイントを確認する
芯棒の先端が4〜5mm出ている(灯油が少ない・ない)灯油が油受皿に落ちていない、または灯油切れタンクの残量と口金の閉まり方を確認する

カートリッジタンクが空になっていた場合は、給油してタンクをセットすれば通常はサインが消えます。
給油しても消えない場合や、タンクに灯油が十分あるのに消えない場合は、次の確認に進んでください。

給油サインが消えないときの3つの確認ポイント

ダイニチの公式のよくあるご質問では、灯油があるのに給油サインが消えない場合の確認として、次の3点が案内されています。

順番確認すること処置
1本体が傾いていないか台やキャスターの上、カーペットの縁など段差を避け、水平な場所に設置する
2油フィルターに水やごみが混入していないか水平に4〜5cm持ち上げて1分ほどで灯油が落ちるか確認し、落ちなければ取り除いて乾燥させる
3本体内にティッシュや布が残っていないかシーズン終了時の掃除で残ったものがセンサーに引っかかっている場合は取り除く

これらを確認しても改善しない場合は、修理が必要と案内されています。

📎 出典:ダイニチ工業|カートリッジタンクの下の、油フィルターの中心にある芯棒の先端が4〜5mm出る状態まで灯油が[ある](よくあるご質問)

1. 本体の傾きを確認する

見落としやすいのが、本体のわずかな傾きです。
キャスター付きの台の上、じゅうたんの縁、床の段差などに置いていると、油受皿の中で灯油が片寄り、センサーが少ないと判断することがあります。
まずは水平で安定した床に置き直してから、サインが消えるか確かめるのが手軽で効果的です。
毛足の長いラグの上で使っている場合も、本体が沈み込んで傾くことがあります。

2. 油フィルターに水やごみがないか確認する

油フィルターは、カートリッジタンクから油受皿へ灯油を通すときにごみを受け止める部品です。
ここに水やごみがたまると灯油が通りにくくなり、油受皿まで灯油が落ちず、給油サインが点滅します。

手順作業ポイント
1運転を止め、本体が冷えるのを待つファンが止まってから作業する
2カートリッジタンクを取り出す灯油がこぼれないよう、口金を確実に閉める
3油フィルターを水平に4〜5cm持ち上げる傾けると灯油がこぼれやすい
41分ほどで灯油が落ちるか確認する落ちない場合は水やごみの混入が疑われる
5きれいな灯油ですすぎ洗いする深めの容器に灯油を入れて洗う
6柔らかい布でふき、日陰でよく乾かす水分が残っていると灯油が落ちない

公式の案内でも、油フィルターに水分が残っていると灯油が落ちず、給油サインが点滅するとされています。
洗浄に使った灯油や抜き取った灯油の処分は、灯油を購入した販売店に相談してください。

📎 出典:ダイニチ工業|石油ファンヒーターのしまい方のポイント(マイニチプラス)

3. 本体内に残った布やティッシュを確認する

公式のよくあるご質問では、シーズン終了時に本体内の掃除で使ったティッシュペーパーが切れたり、布が残ったまま片付けたりして、次のシーズンにそれがセンサーに引っかかり給油サインがつく場合があると案内されています。
シーズン初めに久しぶりに使ったときに給油サインが消えない場合は、この可能性を疑ってみてください。
カートリッジタンクを取り出し、本体が冷えて電源プラグを抜いた状態で、見える範囲に紙片や布が残っていないかを確認します。
奥まで工具を差し込んで探るのは、部品を傷めるおそれがあるため避けましょう。

作業のときに守りたい安全のポイント

給油サインの確認は灯油を扱う作業になるため、次の点を守ってください。

⚠️ 作業は必ず運転を止め、本体が十分に冷えてから、電源プラグを抜いた状態で行ってください。
燃焼中や消火直後に灯油を扱うと、こぼれた灯油に引火して火災につながるおそれがあります。
口金が確実に閉まっていないと、タンクを持ち上げたときに灯油がこぼれ、火災の原因になります。

灯油をこぼしてしまった場合は、完全にふき取ってから運転を再開してください。
屋外の地面にこぼした場合の処理方法は、灯油を地面にこぼしたときの正しい対処法|放置が危険な理由と本当に使える処理グッズ5選で解説しています。
ダイニチの取扱説明書では、ファンヒーターを傾けたり横倒しにしたりしないよう注意されており、油受皿の灯油がこぼれる原因になります。

📎 出典:ダイニチ工業|家庭用石油ファンヒーター FW-3618L・FW-4618L・FW-5618L 取扱説明書(PDF)

灯油が古いときはE03にもつながる

油フィルターの詰まりや水の混入をそのままにしておくと、燃焼中に灯油が足りなくなり、燃焼制御装置がはたらいてE03で止まることもあります。
給油サインが出やすくなってきた、燃焼中に消えることが増えたという場合は、灯油そのものの状態も確認しましょう。
持ち越した灯油は変質していることがあり、色がついている、すっぱいにおいがするといった場合は使わないでください。
E03の詳しい確認ポイントはダイニチ製石油ファンヒーターのエラーE03とは?原因と正しい対処方法を徹底解説で解説しています。

修理が必要になる目安

公式のよくあるご質問では、3つの確認ポイントを試しても改善しない場合は修理が必要と案内されています。
次のような状態であれば、販売店かメーカーに相談してください。

  • 水平な場所に置き、油フィルターを洗って乾かし、本体内の異物も確認したのにサインが消えない
  • 油フィルターを持ち上げると灯油は落ちるのに、給油サインが点滅し続ける
  • 給油サインと同時に、E02やE03などのエラーも繰り返し出る
  • 油受皿から灯油が漏れている、本体の下がぬれている

油受皿や本体の下から灯油が漏れている場合は、火災につながるおそれがあるため、運転せずに相談しましょう。
修理を依頼するときは、本体側面または背面のシールで型式と製造年を確認し、保証書を用意しておくと手続きがスムーズです。

給油サインで困らないための習慣

給油サインは、日頃の扱い方で出にくくできます。

  • 灯油は灯油用の色付きポリタンクで保管し、雨や雪が入らないようにする
  • 灯油は翌シーズンに持ち越さず、そのシーズン内に使い切る
  • シーズンオフはカートリッジタンクと油受皿の灯油を抜き、油フィルターを洗って乾かしてから保管する
  • 片付けのときに使った布やティッシュを本体内に残さない
  • ホームタンクから給油している場合は、年に数回タンクの水抜きをする

片付けのときのひと手間が、次のシーズンの給油サインのトラブルを防ぎます。
特に、油フィルターを洗ったあとに乾かしきらずに戻してしまうと、次に使うときに灯油が落ちず、給油サインが点滅する原因になります。

よくある質問

給油したのに給油サインが消えないのはなぜですか?

給油サインは、カートリッジタンクの残量ではなく、油受皿にたまっている灯油の量を見て点滅します。
タンクが満タンでも、灯油が油受皿まで落ちてきていなければサインは消えません。
本体が傾いていないか、油フィルターに水やごみが混入していないか、本体内にティッシュや布が残っていないかを順に確認してください。
これらを確認しても消えない場合は、ダイニチの公式でも修理が必要と案内されています。

油フィルターの詰まりはどうやって確認しますか?

運転を止めて本体が冷えてからカートリッジタンクを取り出し、油フィルターを水平に4〜5cmほど持ち上げてください。
1分ほどで灯油が落ちてくれば問題ありません。
落ちない場合は水やごみが混入している可能性があるため、取り除いたうえで、きれいな灯油ですすぎ洗いし、柔らかい布でふいてから日陰でよく乾かします。
水分が残っていると灯油が落ちず、給油サインが点滅する原因になります。

本体を水平にするだけでサインが消えることはありますか?

あります。
ダイニチの公式のよくあるご質問でも、確認の最初に、本体が台やキャスターの上、カーペットの縁など段差で傾いている場合は水平な場所に設置するよう案内されています。
傾いていると油受皿の中で灯油が片寄り、センサーが少ないと判断することがあります。
まずは水平で安定した床に置き直して、サインが消えるかどうかを確かめてみてください。

シーズン初めだけ給油サインが出るのはなぜですか?

前のシーズンの片付けのときに本体内の掃除で使ったティッシュが切れて残っていたり、布が残ったままだったりすると、次のシーズンにそれがセンサーに引っかかって給油サインがつくことがあると公式で案内されています。
また、油フィルターを洗ったあとに乾かしきれていないと、水分で灯油が落ちず、サインが点滅することもあります。
シーズン初めに給油サインが消えないときは、本体内の異物と油フィルターの乾燥状態を確認してみてください。

油フィルターを洗った灯油はどう処分すればいいですか?

洗浄に使った灯油や、タンク・油受皿から抜き取った灯油は、家庭の排水口や地面に流してはいけません。
ダイニチの公式でも、灯油の処分は灯油を購入した販売店に相談するよう案内されています。
ガソリンスタンドや燃料店では、引き取りに対応している場合があります。
量が少ない場合でも自己判断で処分せず、購入先に確認してから対応しましょう。

まとめ

ダイニチの石油ファンヒーターの給油サインは、油受皿の灯油がなくなったり少なくなったりしたときに点滅する表示です。
タンクの残量ではなく油受皿の灯油を見ているため、給油しても消えないときは灯油が届いていない原因を探します。

  • 油フィルターの芯棒の先端が4〜5mm出ているかで、灯油があるかないかを見分ける
  • 灯油があるのに消えない場合は、本体の傾き・油フィルターの水やごみ・本体内に残った布やティッシュを順に確認する
  • 油フィルターは水平に4〜5cm持ち上げて1分ほどで灯油が落ちるかを確かめ、洗ったあとはよく乾かす
  • 作業は運転を止め、本体が冷えてから電源プラグを抜いて行う
  • 3つの確認をしても消えない場合や灯油漏れがある場合は、修理を相談する

次に取る行動は、本体を水平な床に置き直し、カートリッジタンクを外して油フィルターを持ち上げ、灯油が落ちてくるかを確かめることです。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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