サンポット(現:長府)のストーブに「E-18」が表示され、運転が止まってしまい困っていませんか。
長府製作所公式のエラーコード表では、E-18は「燃焼用送風機回転異常」として定義されている表示で、燃焼に必要な空気を送り込む送風機(ファン)に関わる異常を示しています。
この記事では、E-18が示す状態、燃焼用送風機の役割、家庭で確認できる範囲、使用を中止すべき理由を整理して解説します。
- E-18が意味している状態と、燃焼用送風機の役割
- 回転異常がどのように検知されているか
- 使用を中止して相談すべき理由と、点検依頼時に伝えるべき情報
この記事は、サンポット(長府)石油暖房機のエラーコード全体をまとめたサンポットストーブのエラーコード一覧記事の関連記事です。他の表示については、そちらもあわせてご確認ください。
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E-18が示す状態|「燃焼用送風機回転異常」とは
長府製作所公式のエラーコード表では、E-18は「燃焼用送風機回転異常」として定義されています。
これは、燃焼に必要な空気を送り込む送風機(ファン)が、正しく回転していない、または想定された回転数の範囲から外れていることを機器が検知した表示です。
送風機は燃焼を支える重要な部品であり、その動作が正常に確認できない場合、燃焼状態そのものが不安定になったり、排気がうまく行われなくなったりする可能性があります。そのため、回転異常を検知した時点で、安全のため運転が停止される仕組みになっていると考えられます。
燃焼用送風機はどんな役割を持っているか
石油暖房機の燃焼には、灯油を燃やすための空気(燃焼用空気)を安定して送り続けることが欠かせません。
燃焼用送風機は、この空気を燃焼室に送り込むためのファンで、燃焼のたびにモーターによって一定の回転数で回り続けています。
送風機の回転が不安定になったり止まったりすると、燃焼室に送られる空気の量が変化し、不完全燃焼や異常燃焼につながるおそれがあります。
そのため機器側は、送風機の回転状態を常時監視しており、想定された範囲から外れたことを検知すると、E-18として表示し、運転を停止する設計になっていると考えられます。この仕組みは、使用者が気づく前に異常を検知し、燃焼を止めるための安全設計の一つだといえます。
回転異常はどう検知されているのか
多くの石油暖房機では、送風機モーターの回転数を検知するためのセンサーが組み込まれており、点火時や燃焼中に、この回転数が正常な範囲にあるかどうかを繰り返し確認しています。この確認は運転中も継続して行われており、途中で異常が生じた場合にも検知できる仕組みになっていると考えられます。
回転数が想定より低い、始動してから一定時間内に規定の回転数に達しない、あるいは回転が不規則に変動するといった状態が検知されると、送風機自体の不具合や、モーターへの通電経路の異常、ファンの周囲に何らかの抵抗が生じている可能性などが考えられ、E-18として表示されると考えられます。長年の使用でファンの軸受けなどが摩耗し、回転が不安定になるケースも一般的には考えられます。
具体的な検知の仕組みやしきい値は機種によって異なり、長府製作所の公式資料でも個別の数値までは公開されていないため、この記事では仕組みの大枠のみを説明しています。
使用者が確認できる範囲は限られている
E-18は送風機というモーターを含む内部部品に関わる表示であり、使用者側で確認・復旧できる範囲は限られています。
- 電源の入れ直しで一時的に表示が消えても、内部の異常が解消したとは限らない
- 本体カバーを外して送風機やモーターを直接確認しようとすることは避ける
- 設置場所の周囲に、吸気・排気を妨げるようなものが置かれていないかは目視で確認できる
- 表示が出たタイミングや、直前に異音・異臭がなかったかをメモしておく
- 使用年数が長い機器かどうかも、点検を依頼する際に伝えられるよう把握しておく
判断基準|使用を中止し、専門家に相談する
長府製作所公式のエラーコード表では、E-18は使用を中止する表示として案内されています。
E-03・E-05のような「確認して再点火してよい」表示とは異なり、使用者側で安全に確認・復旧できる範囲を超えているため、再点火操作を繰り返さず使用を中止してください。
型番を控えたうえで、長府製作所または購入した販売店に連絡し、点検を依頼してください。送風機は燃焼を支える重要な部品のため、自己判断で使用を再開することは避け、専門家による点検を優先することが基本的な考え方です。点検の結果、送風機やモーターの交換が必要になる場合もあります。
E-28・E-38(他の送風機系コード)との違い
サンポット(長府)のエラーコードには、E-18のほかにも送風機の回転異常を示すコードが存在します。
E-28は対流用送風機(本体から温風を送り出すファン)の回転異常、E-38は床暖用送風機の回転異常を示す表示で、それぞれ監視している送風機が異なります。
E-18は燃焼そのものを支える送風機の異常を示している点が特徴で、燃焼に直接関わるぶん、E-28・E-38と比べても使用中止の判断がより重要になる表示だといえます。表示されたコードを見間違えないよう、正確に控えておきましょう。似た表示でも、対象となる送風機や点検の内容が異なる場合があります。
異音や焦げたようなにおいがあった場合の注意点
E-18が表示される前後で、普段と違う異音(うなり音・こすれるような音など)や、焦げたようなにおいに気づいた場合は、より注意が必要です。
異音や異臭を感じた場合は、無理に運転を続けたり再点火を試みたりせず、使用を中止し、換気を行ったうえで速やかに長府製作所または販売店に連絡してください。気づいた症状は、点検を依頼する際にできるだけ具体的に伝えると、原因の特定に役立ちます。可能であれば、音の種類やにおいの強さについてもメモしておくとよいでしょう。
点検を依頼する際に伝えておきたいこと
長府製作所または販売店に連絡する際は、次の情報を伝えられるようにしておくと、対応がスムーズになります。
- 型番(本体前面・側面の銘板に記載)
- E-18が表示されたタイミング(点火時か、運転中しばらくしてからか)
- 異音や焦げたようなにおいがなかったか
- 設置場所の周囲環境(吸気口・排気口付近の状況)
- 同じ表示が繰り返されているかどうか
FAQ
Q1. E-18が表示されたら、電源を入れ直せば直りますか?
A. E-18は燃焼用送風機の回転異常を示す安全停止のため、電源の入れ直しだけで内部の異常が解消したとは限りません。表示が消えても再点火を繰り返さず、長府製作所または販売店に相談してください。
Q2. 燃焼用送風機とはどんな部品ですか?
A. 燃焼に必要な空気を燃焼室に送り込むためのファンです。燃焼のたびにモーターで一定の回転数を保つよう動作しており、この回転が正常な範囲から外れるとE-18として検知されます。
Q3. E-18が出ても、対流や床暖房は使えますか?
A. E-18は燃焼そのものに関わる送風機の異常のため、機器全体の運転が停止するのが基本的な考え方です。対流・床暖房を含めた個別の稼働可否は機種によって異なるため、取扱説明書を確認するか販売店に問い合わせてください。
Q4. E-18とE-28・E-38は何が違うのですか?
A. いずれも送風機の回転異常を示すコードですが、監視している送風機が異なります。E-18は燃焼用、E-28は対流用、E-38は床暖用の送風機の異常を示しており、それぞれ役割が異なります。
Q5. 設置場所の周囲を片付ければ改善しますか?
A. 吸気口・排気口の周囲にものが置かれていた場合はそれを取り除くことは有効ですが、それでもE-18が表示され続ける場合は、送風機自体やモーターの不具合が疑われるため、専門の点検を依頼してください。
まとめ:E-18は「燃焼を支える送風機」の異常のサイン
サンポット(現:長府)ストーブのE-18は、燃焼に必要な空気を送り込む燃焼用送風機の回転異常を示す表示です。燃焼そのものを支える部品に関わるため、公式には使用を中止する表示として案内されています。
使用者側で確認・復旧できる範囲は限られているため、異音や異臭の有無を含めて状況を整理し、型番とともに長府製作所または販売店に相談してください。自己判断での分解や再点火の繰り返しは避けましょう。
- E-18は燃焼用送風機の回転異常を示す安全停止であり、燃焼を直接支える部品に関わる表示である
- 異音や焦げたようなにおいがあった場合は、換気を行ったうえで速やかに使用を中止し、無理な再点火は行わない
- 型番と表示されたコード、異音・異臭の有無、使用年数を控えたうえで長府製作所または販売店に相談する
「寒いのに暖房が使えない……」そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。
・石油ファンヒーター:安全で持ち運びも簡単!
・対流式ストーブ:開放式で火力が強く電源不要で点火可能!災害時にもおすすめ!

