サンポット(現:長府)のハイベックシリーズに「E-55」または「E-56」が表示され、運転ができなくなっていませんか。
長府製作所公式のエラーコード表では、E-55は「給気サーミスタの断線」、E-56は「給気サーミスタの短絡」として案内されている表示で、いずれも給気の温度を監視するセンサーに関わるコードです。
この記事では、E-55・E-56が示す状態、給気サーミスタの役割、断線と短絡の違い、使用を中止すべき理由を整理して解説します。
- E-55・E-56が示す状態と、給気サーミスタの役割
- 「断線」と「短絡」の違い
- 使用を中止して相談すべき理由と、点検依頼時に伝えるべき情報
この記事は、サンポット(長府)石油暖房機のエラーコード全体をまとめたサンポットストーブのエラーコード一覧記事の関連記事です。他の表示については、そちらもあわせてご確認ください。
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E-55・E-56が示す状態|「給気サーミスタ断線・短絡」とは
長府製作所公式のエラーコード表では、E-55は「給気サーミスタの断線」、E-56は「給気サーミスタの短絡」として定義されています。
いずれも、燃焼用の空気(給気)の温度を監視する給気サーミスタに異常が生じ、正常な信号が機器本体に伝わらなくなった状態を示す表示です。
このコードは、ハイベックシリーズに搭載された給気サーミスタに関するもので、対応していない機種ではこの表示が出ること自体がありません。
給気サーミスタはどんな役割を持っているか
給気サーミスタは、燃焼に使われる空気(給気)の温度を監視するセンサーです。
給気の温度は、燃焼の状態や効率に関わる要素の一つと考えられ、これを正確に把握することで、安定した燃焼を保つための制御に役立てていると考えられます。
給気サーミスタが正常に機能しなくなると、機器は給気の温度を正確に把握できなくなるため、安全のため運転を停止する仕組みになっていると考えられます。給気は燃焼を支える要素の一つであり、その温度管理ができない状態での運転継続は想定されていません。
「断線」と「短絡」はどう違うのか
サーミスタの異常には、大きく分けて「断線」と「短絡」の2種類があります。
断線は、配線が物理的に切れたり接続が外れたりして、信号がまったく伝わらなくなる状態です。一方、短絡(ショート)は、本来つながっているべきではない配線同士が接触するなどして、異常な信号が伝わる状態を指します。
いずれの場合も、機器は正常な温度情報を得られなくなるため、安全のため運転を停止するという結果は同じです。E-55(断線)とE-56(短絡)は、検知された異常の種類によってコードが使い分けられていると考えられます。
断線・短絡のどちらであるかによって、点検で確認する箇所や原因の傾向が異なる場合があります。表示されたコードを正確に控えておくことは、点検を依頼する際に役立ちます。
使用者が確認できる範囲は限られている
E-55・E-56は給気サーミスタという内部部品・配線に関わる表示であり、使用者側で確認・復旧できる範囲は限られています。
- 電源の入れ直しで一時的に表示が消えても、内部の異常が解消したとは限らない
- 本体を分解して給気サーミスタや配線を確認しようとすることは避ける
- 表示されたコードがE-55かE-56か、見間違えないよう正確に控えておく
- 表示が出たタイミングや、直前の運転状況をメモしておく
判断基準|使用を中止し、専門家に相談する
長府製作所公式のエラーコード表では、E-55・E-56は使用を中止する表示として案内されています。
E-03・E-05のような「確認して再点火してよい」表示とは異なり、使用者側で安全に確認・復旧できる範囲を超えているため、再点火操作を繰り返さず使用を中止してください。
型番を控えたうえで、長府製作所または購入した販売店に連絡し、点検を依頼してください。ハイベックシリーズであることと、表示されたコードがE-55かE-56かを伝えると、状況の把握がよりスムーズになります。点検の結果、給気サーミスタ本体や配線の交換が必要になることもあります。
CH01・CH02(給気サーミスタ断線・短絡)との違い
サンポット(長府)のエラーコードには、E-55・E-56と同じく「給気サーミスタの断線・短絡」を示すコードとして、CH01・CH02が存在します。
両者はいずれも給気サーミスタに関わる表示ですが、対象となる機種のシリーズが異なると考えられ、表示されるコードの体系もCHから始まるものとEから始まるものとで分かれています。自宅の機種に表示されたコードの体系を正確に控えておきましょう。使用者側の対応の基本方針はいずれも同様です。
異音や燃焼状態の変化との関係
給気サーミスタの断線・短絡そのものは配線や部品の異常であり、灯油の質や使用状況が直接の原因になるとは限りません。
ただし、給気の温度管理ができない状態で無理に運転を続けると、燃焼状態に影響が及ぶ可能性も考えられます。
異音や普段と違うにおいに気づいた場合は、換気を行ったうえで運転を中止し、長府製作所または販売店に状況をあわせて伝えてください。自己判断で運転を続けることは避けましょう。
点検・修理にはどのような対応が考えられるか
E-55・E-56の点検では、まず給気サーミスタや配線の接続状態が確認されると考えられます。
断線か短絡かによって、点検で確認する箇所や、修理・交換の対象となる部品が異なる場合があります。
いずれの対応になるかは、実際に点検を行った専門家の判断によるため、この記事の時点で一律に見通しを示すことはできません。表示されたコードを正確に伝えることが、スムーズな点検につながります。
点検を依頼する際に伝えておきたいこと
長府製作所または販売店に連絡する際は、次の情報を伝えられるようにしておくと、対応がスムーズになります。
- 型番(本体前面・側面の銘板に記載)
- 表示されたコードがE-55かE-56か(正確な控え)
- 同じ表示が繰り返されているかどうか(複数回か)
- 使用年数が長い機器かどうか(わかる範囲で)
- 直前の運転状況(異音や異臭、普段と違う燃焼のようすがなかったかどうか)
FAQ
Q1. E-55とE-56は何が違うのですか?
A. E-55は給気サーミスタの断線、E-56は給気サーミスタの短絡を示す表示です。検知された異常の種類が異なりますが、いずれも給気サーミスタが正常に機能していない状態を示している点は共通しており、使用者側の対応は同様です。
Q2. 「断線」と「短絡」はどう違うのですか?
A. 断線は配線が物理的に切れて信号が伝わらなくなる状態、短絡は本来つながるべきではない配線同士が接触するなどして異常な信号が伝わる状態です。いずれも正常な温度情報が得られなくなる点は共通しています。
Q3. E-55・E-56が表示されたら、電源を入れ直せば直りますか?
A. 給気サーミスタの異常を示す安全停止のため、電源の入れ直しだけで内部の異常が解消したとは限りません。表示が消えても再点火を繰り返さず、長府製作所または販売店に相談してください。
Q4. ハイベックとはどんなシリーズですか?
A. サンポット(長府)製品のシリーズ名の一つで、給気サーミスタなど独自の温度管理の仕組みを持つ機種群です。E-55・E-56は、このハイベックシリーズに搭載された給気サーミスタに関するコードです。対応していない機種では表示されません。
Q5. E-55・E-56が出た場合、必ず修理が必要になりますか?
A. 必ずしも本体全体の交換を意味するわけではありませんが、公式には使用を中止する表示として案内されているため、自己判断で使用を再開せず、長府製作所または販売店に状況を伝えたうえで判断を仰ぐことが基本です。表示されたコードを正確に伝えることも大切です。
まとめ:E-55・E-56は「給気の温度管理ができない」サイン
サンポット(現:長府)のハイベックシリーズに表示されるE-55・E-56は、燃焼用の空気の温度を監視する給気サーミスタの断線・短絡を示す表示です。給気の温度管理ができなくなるため、安全のため運転が停止されます。
使用者側で確認・復旧できる範囲を超えているため、表示されたコードがE-55かE-56かを控えたうえで、長府製作所または販売店に相談してください。自己判断での分解や再点火の繰り返しは避けましょう。
- E-55は断線、E-56は短絡を示すが、いずれも給気サーミスタが正常に機能していない状態を示す表示である
- ハイベックシリーズ特有の表示であり、CH01・CH02とはコード体系が異なるため注意が必要
- 型番、表示されたコード、使用年数、異音・異臭の有無を控えたうえで長府製作所または販売店に相談すること
「寒いのに暖房が使えない……」そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。
・石油ファンヒーター:安全で持ち運びも簡単!
・対流式ストーブ:開放式で火力が強く電源不要で点火可能!災害時にもおすすめ!

