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コロナ エコキュートのE37とは?|漏水検知が出たときの初動と止水の判断

コロナ エコキュートのE37と漏水検知が出たときの初動・止水の判断を示したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リモコンに「E37」と表示された。
「漏水」という言葉を見て、床下が水浸しになっているのではないかと不安になった方も多いと思います。
E37は、コロナのエコキュートが水が使われ続けている状態を検知し、漏水の可能性を知らせている表示です。
ただし、この表示が出たからといって、必ずしも機器や配管が壊れているとは限りません。
蛇口の閉め忘れやトイレの水が流れ続けているといった、家庭内での水の使われ方が原因で表示されることもあります。
この記事では、E37が何を見ているのか、本当に漏水かどうかを確かめる方法、漏水だった場合の初動、連絡の判断基準までを整理します。

目次

結論:まず水道メーターで漏水かどうかを確かめる

E37が表示されたら、次の順で進めてください。

  1. 家中の蛇口をすべて閉め、水を使っていない状態にする
  2. 水道メーターのパイロット(銀色の小さな円盤)が回っていないか確認する
  3. 回っていれば、どこかで水が流れ続けている
  4. 機器や配管の周囲に水たまりがないかを確認する
  5. 状況を控えて販売店またはサービスセンターへ連絡する

水を使っていないのにパイロットが回っていれば、家のどこかで水が流れています。
回っていなければ、表示が出た時点では水が使われていたものの、すでに止まっている可能性があります。
コロナ製エコキュートのコード全体の分類はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説でまとめています。

📎 出典:株式会社コロナ|エコキュート エラーサイン一覧

E37が検知しているもの

エコキュートは、タンクから出ていく水の量を把握しています。
通常の使い方であれば、給湯やシャワーを使ったときに水が流れ、使い終われば止まります。

E37は、この水の流れが通常では考えにくい長さで続いているときに表示されます。
機器から見れば「ずっと水が出続けている」という状態であり、その原因が配管の破損なのか、蛇口の閉め忘れなのかまでは区別できません。

つまりE37は、漏水そのものを特定した表示ではなく、漏水の可能性を知らせる警告と捉えるのが正確です。
だからこそ、まず何が起きているのかを利用者側で確かめる手順が必要になります。

漏水ではないケース

表示が出たとき、次のような状況に心当たりがないか確認してください。

状況起きていること
蛇口やシャワーの閉め忘れ水が出続けている
浴槽の排水栓が開いたまま湯はり入れた湯がそのまま流れている
トイレのタンク内部品の劣化便器へ水が流れ続けている
屋外の散水栓の閉め忘れ庭やベランダで水が出ている
長時間の入浴や大量の使用通常より長く水が流れた

とくに多いのが、トイレの水が少しずつ流れ続けているケースです。
音が小さく、便器の中を伝う程度の流れだと気づきにくく、数日経ってから表示で初めて分かるということが起こります。

これらに該当し、原因を止めた結果として表示が消えるのであれば、機器の不具合ではありません。
ただし、原因を止めたつもりでも表示が続く場合は、別の場所で水が流れている可能性があります。

水道メーターでの確認手順

もっとも確実な確認方法が、水道メーターのパイロットを見ることです。

  1. 家中の蛇口・シャワー・洗濯機・食洗機をすべて止める
  2. トイレを使った直後であれば、タンクに水がたまりきるまで待つ
  3. 屋外の水道メーターのふたを開ける
  4. 銀色の小さな円盤(パイロット)を見る
  5. ゆっくりでも回っていれば、どこかで水が流れている

パイロットは、わずかな水の流れでも回ります。
数分見ても動かなければ、その時点では漏水していないと判断できます。

回っている場合は、どこで流れているかを絞り込みます。
エコキュート用の止水栓を閉めてパイロットが止まれば、エコキュートまたはその先の配管側。
止まらなければ、家の別の場所で水が流れていることになります。

どこで漏れているかを絞り込む

パイロットが回っている場合、場所を絞り込んでおくと連絡先の判断が早くなります。

  1. 家中の蛇口を閉めた状態でパイロットが回ることを確認する
  2. エコキュートへの給水を止める止水栓を閉める
  3. 再びパイロットを見る
  4. 止まれば、エコキュートまたはその先の配管側
  5. 回り続けるなら、家の別の場所

この切り分けができていれば、エコキュートの問題なのか、住宅の給水設備の問題なのかが判断できます。
前者なら販売店やサービスセンター、後者なら水道工事店が窓口になります。

屋内で疑うべき場所は、トイレ・洗面台の下・台所のシンク下・洗濯機の給水栓まわりです。
屋外であれば、散水栓、立ち上がり配管、メーターボックス内が対象になります。
床下や地中の配管は目視では確認できないため、この段階で絞り込めなければ専門の調査が必要です。

漏水が起こりやすい時期

漏水は年間を通じて起こりますが、条件が重なりやすい時期があります。

冬から春にかけて
凍結によって配管に亀裂が入り、気温が上がって解凍したときに漏れ始めるパターンです。
寒波の数日後に表示が出た場合は、この可能性を疑ってください。

長期不在から戻ったとき
使っていない間に配管が劣化したのではなく、不在中に少量ずつ漏れていたものが、検針や表示で初めて発覚するという形です。

設置から年数が経過したとき
パッキンや継手の劣化は、10年前後で現れ始めます。
一か所を直しても、同じ時期に別の箇所から漏れ始めることがあるのは、全体が同じ年数を経ているためです。

漏水が疑われるときの初動

機器や配管からの漏れが疑われる場合、次の対応を検討してください。

  • エコキュートへの給水を止める止水栓を閉める
  • 床や壁、基礎に水が回っていないか確認する
  • 貯湯タンクの脚部や配管の下に水たまりがないか見る
  • 濡れている範囲を写真に残しておく
  • 販売店またはサービスセンターへ連絡する

止水栓を閉めれば水の供給は止まりますが、その間はお湯も水も使えなくなります。
床への浸水が進んでいる、明らかに水が噴き出しているといった状況であれば、被害を抑えるために閉める判断が優先されます。
一方、水たまりがごく少量で進行していないようであれば、連絡したうえで指示を仰ぐという選択もあります。

📎 出典:株式会社コロナ|取扱説明書のダウンロード

逃し弁からの排水は正常な場合がある

タンクの下から水が出ていると、漏水だと判断しがちです。
しかし、エコキュートには逃し弁(逃がし弁)から意図的に水を排出する仕組みがあります。

タンク内の水は沸き上げによって温められると膨張します。
その分の水を逃がさないと内部の圧力が上がりすぎるため、決められた排水口から少しずつ排出されます。

  • 沸き上げの時間帯に、排水口からぽたぽたと水が出る
  • 冬場は湯気が立つことがある
  • 排水口の下の地面が濡れている

これらは正常な動作の範囲です。
判断の目安は、水が出ている場所が決められた排水口かどうかです。
配管の接続部や保温材の隙間から滲んでいる、タンク本体の側面が濡れているといった場合は、正常な排水ではありません。

ただし、逃し弁が故障して常時排水し続けることもあります。
時間帯に関係なく出続けている、量が明らかに多いという場合は点検の対象です。

やってはいけないこと

貯湯タンクの脚部カバーを開けて内部に触れないでください。
内部には電装部や配線があり、水に濡れている状態では感電や漏電の危険が高まります。

あわせて、次の行為も避けてください。

  • 配管の接続部を自分で締め直す
  • 漏れている箇所にテープなどを巻いて応急処置をする
  • 水たまりを放置したまま通常どおり使い続ける
  • 濡れた状態でブレーカーを操作する

漏水と漏電が重なると、住宅全体の電気系統に影響が及ぶことがあります。
機器の周囲が広範囲に濡れている場合は、無理に自分で対処せず状況を伝えてください。

放置した場合に起こること

E37が表示された状態を放置すると、次のような影響が出ます。

影響内容
水道料金の増加気づかないうちに水が流れ続ける
床下・基礎への浸水建物側の被害につながる
タンクの湯量不足沸き上げが追いつかず湯切れが起きる
漏電のリスク電装部が濡れることで生じる
冬場の凍結流れ出た水が凍り、転倒などの原因になる

水道料金は、検針のタイミングによっては1〜2か月分まとめて跳ね上がります。
自治体の水道局によっては、漏水が原因と認められた場合の減免制度が設けられていることがあります。
制度の有無や条件は地域によって異なるため、お住まいの水道局に確認してください。

販売店・サービスセンターに連絡する判断基準

次の状況では、点検を依頼してください。

  • 蛇口やトイレを確認しても原因が見当たらない
  • 水道メーターのパイロットが回り続けている
  • 機器や配管の周囲に水たまりがある
  • 保温材が濡れている、配管から滴が落ちている
  • 排水口以外の場所から水が出ている
  • 表示が消えたあとも、再び表示される

連絡の際は、表示されたコード・水道メーターの状態・水たまりの場所と範囲・設置年を伝えてください。
写真を撮っておくと、訪問前に部材の準備が進みやすくなります。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

費用と交換の判断

漏水の場所によって、対応の規模は大きく変わります。

漏れている箇所対応の内容
配管の接続部パッキンや継手の交換
逃し弁部品交換
屋外の露出配管配管の補修
床下や壁内の配管開口を伴う工事
貯湯タンク本体本体の交換を検討

タンク本体からの漏れは、修理ではなく交換が前提になります。
缶体に穴が開くのは経年劣化によるもので、部分的な補修では対応できないためです。

設置から年数が経過している機器では、修理費用が交換費用に近づくことがあります。
判断の目安はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングで解説しています。
お湯が使えない状態が続く場合の切り分けはオール電化でお湯が出ない原因は?故障かお湯切れかを切り分けて解説で整理しています。

よくある質問

Q1. E37が出ましたが、床は濡れていません。それでも漏水ですか?

床が濡れていなくても漏水の可能性はあります。地中や床下の配管から漏れている場合、目に見える形で水が出てこないためです。まずは家中の蛇口を閉めたうえで、水道メーターのパイロットが回っていないか確認してください。回っていればどこかで水が流れています。回っていなければ、蛇口の閉め忘れなど一時的な要因だった可能性もあります。

Q2. タンクの下から水が出ていますが、故障でしょうか?

沸き上げの時間帯に決められた排水口から水が出るのは、逃し弁による正常な動作です。タンク内の水が温まって膨張した分を排出する仕組みで、故障ではありません。判断の目安は、水が出ている場所と時間帯です。排水口以外から滲んでいる、時間帯に関係なく出続けている、量が明らかに多いという場合は点検の対象になります。

Q3. 止水栓は自分で閉めてもよいですか?

閉めること自体は可能ですが、その間はお湯も水も使えなくなります。床への浸水が進んでいる、水が噴き出しているといった状況であれば、被害を抑えるために閉める判断が優先されます。一方、水たまりがごく少量で広がっていないようであれば、連絡したうえで指示を仰ぐ選択もあります。なお、貯湯タンクの脚部カバーを開けて内部に触れることは避けてください。

Q4. 表示が消えましたが、そのまま使って大丈夫ですか?

原因が蛇口の閉め忘れなど明確で、それを止めたことで消えたのであれば問題ありません。ただし、原因に心当たりがないまま消えた場合は注意が必要です。漏れの量が変動して検知の条件から外れただけということもあります。水道メーターを一度確認し、使用していない状態でパイロットが止まっていることを確かめておくと安心です。

Q5. 水道料金が高くなった分は補償されますか?

水道局によっては、漏水が原因と認められた場合に料金を減免する制度を設けていることがあります。ただし制度の有無や適用条件、申請の期限は地域によって異なります。修理した際の領収書や作業内容の書類が必要になる場合があるため、修理を依頼する段階で書類を残しておくとよいでしょう。詳細はお住まいの水道局に確認してください。

まとめ

コロナのエコキュートに表示されるE37は、水が流れ続けている状態を検知し、漏水の可能性を知らせるコードです。
機器の故障とは限らないため、まず何が起きているかを確かめることが出発点になります。

  • 家中の蛇口を閉め、水道メーターのパイロットを確認する
  • 蛇口やトイレの閉め忘れ、部品の劣化という可能性も確認する
  • 機器や配管の周囲に水たまりがないか見る
  • タンクの脚部カバーを開けて内部に触れない

床への浸水や広範囲の水たまりがある場合は、被害が広がる前に連絡してください。
水道料金は検針のタイミングでまとめて跳ね上がるため、早く気づくほど負担は小さく済みます。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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