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コロナ エコキュートのE60〜E67|マイクロバブル機能の異常

コロナ エコキュートのE60〜E67とマイクロバブル機能の異常を示したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リモコンに「E62」や「E65」といった聞き慣れないコードが表示された。
取扱説明書のエラー一覧を見ても、他のコードとは違う項目に載っていることに気づいた方もいるかもしれません。
E60・E61・E62・E63・E64・E65・E67は、マイクロバブル機能を搭載した機種にのみ表示される専用のコードです。
この機能を持たない機種では、これらのコードは存在しません。
マイクロバブル機能が使えなくなるだけで、給湯・湯はり・通常の入浴には影響しないのが基本です。
この記事では、マイクロバブル機能の仕組み、7つのコードが示す内容、症状の見方、修理の判断基準までを整理します。

目次

結論:通常のお風呂には影響しない専用コード

対象となるコードと内容を整理します。

コード示している内容
E60マイクロバブル加圧ポンプ2の故障
E61マイクロバブル加圧ポンプ1の故障
E62マイクロバブル回路の循環不良
E63マイクロバブル水位電極の異常
E64マイクロバブル電気回路の故障
E65マイクロバブル電装ユニットの故障
E67マイクロバブル電装ユニットの通信異常

いずれもマイクロバブル機能専用の部品に関する表示です。
給湯・湯はり・通常の追いだきは別の系統のため、これらのコードが出ても入浴自体はできます。
コロナ製エコキュートのコード全体の分類はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説でまとめています。

📎 出典:株式会社コロナ|エコキュート エラーサイン一覧

マイクロバブル機能とは何か

マイクロバブルは、目に見えないほど細かい気泡をお湯の中に発生させる機能です。
入浴時の保温性や洗浄感を高める目的で、一部のフルオートタイプに搭載されています。

この機能を持たない機種では、E60番台のコードはそもそも表示されることがありません。
自宅の機種にマイクロバブル機能があるかどうかは、リモコンの操作パネルにそれらしいボタンがあるか、取扱説明書に記載があるかで確認できます。

機能を使う際は、通常の湯はりや追いだきとは別に、専用の運転を作動させる仕組みになっています。
そのための専用ポンプ・回路・センサーが、E60番台のコードに対応しています。

浴槽に湯をためた状態で専用の運転を作動させると、加圧ポンプが水を送り込み、細かい気泡として浴槽内に放出されます。
通常の湯はりや追いだきとは異なる、独立した運転モードとして組み込まれているため、故障の影響も基本の入浴機能には及びにくい構造になっています。

7つのコードが示す部品

マイクロバブル機能に関わる部品は、大きく3つに分けられます。

分類該当するコード役割
ポンプE60・E61気泡を発生させるための加圧
回路・電装E62・E64・E65・E67循環・電気系統・通信
センサーE63水位の検知

E60・E61|加圧ポンプ1・2
細かい気泡をつくるには、通常より高い圧力で水を送り込む必要があります。
このポンプが2系統に分かれているのは、機種によって処理能力を分担させる構成になっているためです。

E62|回路の循環不良
マイクロバブルを発生させる専用回路で、水の流れが妨げられている状態です。
配管の詰まりや、ポンプの能力低下が背景にあることがあります。

E63|水位電極の異常
マイクロバブル運転を行うために必要な水位を検知するセンサーです。
浴槽の水位が足りない状態で運転しようとすると、別の理由で作動しないこともあるため、まずは通常の湯はりが正しく行われているかを確認してください。

E64・E65・E67|電気回路・電装ユニット・通信
マイクロバブル機能を制御する電気系統に関わる表示です。
E67は電装ユニットとの通信異常のため、これまで解説してきたE29・E30・E56などの通信系コードと似た性格を持ちます。

📎 出典:株式会社コロナ|取扱説明書のダウンロード

マイクロバブル機能が搭載された背景

浴用のマイクロバブル機能は、家庭用給湯機の付加機能として近年広まってきたものです。
細かい気泡が肌や毛穴に付着しやすいとされ、洗浄感や保温性を高める効果が謳われています。

搭載されている機種は、フルオートタイプの中でも比較的上位のグレードに位置づけられることが多く、すべてのコロナ製エコキュートに搭載されているわけではありません。
購入時にこの機能を選んで設置した場合、専用の部品が組み込まれている分、点検・修理の対象範囲も広くなります。

機能を使わない家庭であれば、E60番台のコードが出たとしても生活への影響はほぼありません。
一方で、この機能を目的に機種を選んだ家庭にとっては、使えない状態が続くこと自体が不満につながります。
使用頻度に応じて、対応の優先度を決めてください。

通常の入浴機能とは独立している

マイクロバブル機能は、給湯・湯はり・追いだきの回路に対して後から付加される形で組み込まれた機能です。

機能影響の有無
給湯(蛇口・シャワー)影響しない
湯はり影響しない
追いだき・保温影響しない
マイクロバブル運転使えなくなる

E60番台のコードが出ても、いつもどおりお風呂に入ること自体はできます。
「マイクロバブルの泡が出ない」「マイクロバブルのボタンを押しても反応しない」という形で気づくことがほとんどです。

そのため、緊急性は他の給湯系のコードと比べて低いといえます。
ただし、機能を使えないまま放置してよいわけではなく、いずれ点検は必要です。

症状から該当する部品を見分ける

自分の状況と照らし合わせてみてください。

症状疑われる部品
マイクロバブル運転を始めても泡が出ない加圧ポンプ(E60・E61)
運転中に泡の勢いが弱まる、途中で止まる回路の循環不良(E62)
マイクロバブルのボタンが反応しない電装ユニット・通信(E64・E65・E67)
水位が足りないという趣旨の表示が出る水位電極(E63)

「泡が出るかどうか」「ボタンへの反応があるか」の2点で、大まかな見当がつきます。
連絡の際は、表示されたコードとあわせてこの症状も伝えてください。

自分で確認できること

点検を依頼する前に、次の点は確認できます。

  1. 表示されているコードの番号(複数なら全部)
  2. 通常の給湯・湯はり・追いだきに影響がないか
  3. マイクロバブル運転のボタンを押したときの反応
  4. 浴槽の水位が湯はりの設定どおりか
  5. 機種の型式と設置からの年数

貯湯タンクや配管まわりの内部部品には触れないでください。感電や漏電の危険があります。
マイクロバブル関連の部品も機器の内部に組み込まれており、利用者が確認できる場所にはありません。

ブレーカーの入れ直しについて

電源を入れ直すと、表示が一時的に消えることがあります。
一時的な誤検知や通信の乱れであれば、これで解消する場合もあります。

ただし、ポンプや回路そのものの故障は、電源操作では直りません。

  • 表示が消えても、部品の不具合は残る
  • マイクロバブル運転を試みるたびに同じ症状が出る
  • しばらくすると再び同じ表示が出る

繰り返す場合は、電源操作で様子を見るのではなく点検を依頼してください。

販売店・サービスセンターに連絡する判断基準

次の状況では、点検を依頼してください。

  • マイクロバブル運転を試みても泡がまったく出ない
  • ボタンを押しても反応がない
  • 通常の給湯・湯はりには影響がないことを確認済み
  • 複数のコードが同時に出ている
  • 電源を入れ直しても復帰しない

連絡の際は、表示されたコード・機種の型式・設置年・マイクロバブル機能の症状を伝えてください。
通常の入浴機能に影響がないことを伝えると、緊急性の判断がしやすくなります。

給湯そのものに不調がある場合の切り分けはオール電化でお湯が出ない原因は?故障かお湯切れかを切り分けて解説で整理しています。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

修理と交換の判断

マイクロバブル機能に関わる部品の修理は、原因によって規模が変わります。

状況対応の内容
センサー単体の交換比較的軽い修理
ポンプの交換部品代がやや上がる
電装ユニットの交換費用が上がりやすい
複数の部品に不具合費用がまとまる
設置から10年前後で他にも不調交換も比較対象

マイクロバブル機能は比較的新しい機構のため、機種によって部品の構成が異なります。
機種の型式を伝えることで、該当する部品と費用の見積もりが正確になります。

設置から年数が経過している場合の考え方はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングで解説しています。
実際の費用は機種・地域・作業内容によって変わるため、見積もりで内訳を確認してください。

修理を急ぐかどうかの考え方

このグループは、給湯系のコードと違って緊急性の判断に幅があります。

  • 通常の入浴に支障がないため、生活への影響は限定的
  • マイクロバブル機能を日常的に使っている場合は、不便さが続く
  • 使用頻度が低い場合は、次の点検のタイミングでまとめて相談する選択もある
  • 保証期間内であれば、早めに確認しておく価値がある

「今すぐ困る」表示ではないぶん、後回しにしたまま忘れてしまうことがあります。
表示に気づいた時点で一度控えておき、次に販売店へ連絡する機会にあわせて伝えるという対応でも構いません。

よくある質問

Q1. E62が出ていますが、お風呂には普通に入れます。放置してよいですか?

通常の入浴に影響がないのであれば、緊急性は高くありません。E62はマイクロバブル専用回路の循環不良を示すコードで、給湯・湯はり・追いだきとは別の系統です。ただし、マイクロバブル機能を日常的に使っている場合は不便が続きます。使用頻度に応じて、すぐに連絡するか、次の点検のタイミングでまとめて相談するかを判断してください。

Q2. マイクロバブルのボタンを押しても何も反応しません。どのコードが該当しますか?

電装ユニットや通信に関わるE64・E65・E67が疑われます。これらはマイクロバブル機能を制御する電気系統の表示で、ボタン操作そのものが機器に伝わっていない可能性があります。通常の給湯や湯はりのボタンは反応するか、あわせて確認してください。マイクロバブル関連のボタンだけ反応しないのであれば、この系統の故障と考えられます。

Q3. 自分の機種にマイクロバブル機能があるか分かりません。確認方法はありますか?

リモコンの操作パネルに、マイクロバブルに関連したボタンや表示があるかを確認してください。取扱説明書の機能一覧にも記載があります。この機能を搭載していない機種では、E60番台のコードはそもそも表示されません。表示が出たということは、機能を搭載した機種であることの裏付けにもなります。

Q4. E63で「水位電極の異常」とありますが、湯はりの水位センサーとは違うのですか?

違います。湯はりの水位を検知するセンサーは別に存在し、そちらはC01やC02といった別のコードに関わります。E63はマイクロバブル運転を行うために必要な水位を検知する、専用のセンサーです。湯はり自体が設定どおりの量で行われているのであれば、通常の水位センサーは正常に機能していると考えられます。

Q5. マイクロバブル機能の修理費用は高くなりますか?

原因となる部品によって変わります。センサー単体の交換であれば比較的軽い修理で済みますが、電装ユニットの交換が必要になると費用が上がる傾向があります。マイクロバブル機能は比較的新しい機構のため、機種によって部品の構成が異なります。見積もりを取る際は、機種の型式を正確に伝えることで、より具体的な金額が分かります。

まとめ

コロナのエコキュートに表示されるE60・E61・E62・E63・E64・E65・E67は、マイクロバブル機能を搭載した機種にのみ表示される専用のコードです。

  • 給湯・湯はり・追いだきといった通常の入浴機能には影響しない
  • ポンプ・回路電装・センサーという3つの分類に分かれる
  • 「泡が出るか」「ボタンに反応するか」で症状を見分けられる
  • 緊急性は低いが、機能を使えない状態は解消しない

通常の入浴に支障がないぶん、対応を先延ばしにしやすい表示です。
表示されたコードと機種の型式を控えたうえで、都合のよいタイミングで相談してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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