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ガスコンロの捨て方・処分方法を徹底解説|費用・手順・注意点まとめ

キッチンカウンターに設置された白色の据え置き型二口ガスコンロ。中央に魚焼きグリルを備え、背後はグレーの壁面、左側に金属ラックと調理器具が置かれている。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

ガスコンロを買い替えたいけど、古いコンロはどうやって捨てればいいんだろう?
粗大ゴミ?燃えないゴミ?自治体によって違うの?

こんなふうに、ガスコンロの処分方法がわからなくて困っている方は少なくありません。

ガスコンロはキッチンの中でも毎日使う主要な設備のひとつ。
壊れたり、古くなったり、IHクッキングヒーターへの買い替えを機に処分するタイミングは必ずやってきます。
しかし、いざ「捨てよう」と思ったときに、どの方法を選べばよいのか、費用はどのくらいかかるのか、ガス管の処理はどうすればいいのかなど、疑問が次々と浮かんでくる方も多いのではないでしょうか。

ガスコンロは「家電リサイクル法」の対象外であり、テレビや冷蔵庫のような家電とは処分の手続きが異なります。
また、ガス管が接続されているビルトインコンロの場合は、取り外しに専門知識が必要なケースもあります。
処分方法を誤ると、ガス漏れや事故につながる危険性もゼロではありません。

そこでこの記事では、卓上型(テーブルコンロ)とビルトイン型の両方を対象に、安全かつスムーズにガスコンロを処分するための方法を網羅的に解説します。
自治体のゴミ回収、不用品回収業者の活用、リサイクルショップへの売却など、それぞれの特徴・費用・向いているケースを詳しく紹介しますので、ご自身の状況にあった処分方法が見つかるはずです。


目次

ガスコンロの種類と処分難易度

ガスコンロのバーナーに青い炎が均一に広がっている様子。五徳の中央からリング状に燃焼している状態。

ガスコンロには大きく分けて2種類あり、処分の難しさも異なります。
まずは自分が処分したいコンロがどちらのタイプかを確認しておきましょう。

スクロールできます
種類特徴処分難易度
卓上型(テーブルコンロ)コンセント不要・置くだけ設置・1〜3口★☆☆(比較的簡単)
ビルトイン型(システムコンロ)キャビネットに組み込み・業者取り外し推奨★★★(専門対応が必要な場合あり)

卓上型(テーブルコンロ)は、調理台に置いて使うタイプで、ガスホースをコンセントに接続するだけで設置できるため、取り外しも自分で比較的簡単に行えます。
そのため、処分の方法も多彩で、粗大ゴミや不用品回収など様々な選択肢から選ぶことができます。

ビルトイン型(システムコンロ)は、キッチンのキャビネットに組み込まれているタイプです。
取り外しにはキャビネットや天板の加工が必要な場合があり、ガス管の接続・切り離しをともなう作業は、必ずガス事業者や有資格者に依頼することが安全面で推奨されます。


処分前に必ずやること|安全確認とガスの締め方

左はガス用フレキ管、右は金属製フレキ管の接続部比較写真。キッチン下で配管形状の違いを示している。

ガスコンロを処分する前には、必ず以下の安全確認を行ってください。

⚠️ 安全注意:ガス管を正しく処理せずにコンロを撤去すると、ガス漏れによる爆発・火災の危険があります。作業前にガスを元栓から完全に遮断してください。

ガス管の取り外し手順(卓上型の場合)

  1. ガスの元栓を閉める:コンロ直近のガス栓(ホースが接続されている元栓)を閉める
  2. ガスホースを取り外す:ホースのクリップを外し、慎重にホースを抜く
  3. 元栓にキャップをはめる:ガスが漏れないよう、元栓には必ず専用のキャップをつける
  4. 換気をしながら確認する:ガス臭がないかを確認してから作業を終える

ビルトイン型の取り外しについて

ビルトイン型の場合は、ガス会社・リフォーム会社・設備業者への依頼を強くおすすめします。
取り外し費用はかかりますが、安全を確保するためには専門家に任せるのが賢明です。
無資格で取り外しをするのは法令違反となるので、間違っても自身で取り外すことはしないでください。


ガスコンロの処分方法5選

卓上タイプの二口ガスコンロ。コンパクトな本体にグリル付きで、シルバーとブラックの外観デザイン。

1. 自治体の粗大ゴミとして出す

最も一般的な処分方法です。多くの自治体では、ガスコンロを「粗大ゴミ」として回収しています。

手順の流れ

  1. 自治体の粗大ゴミ受付窓口(電話・Web)に申込む
  2. 指定された粗大ゴミ処理券(シール)をコンビニ等で購入する
  3. 収集日当日に指定の場所に出す

費用の目安

品目費用目安
卓上型ガスコンロ200〜600円程度
ビルトインコンロ(本体のみ)400〜1,200円程度

※自治体によって費用・回収条件は異なります。必ずお住まいの自治体の公式サイトや窓口でご確認ください。

メリット

  • 費用が安い
  • 手続きが比較的簡単
  • 確実に処分できる

デメリット

  • 収集日まで自宅保管が必要
  • 大型のビルトインコンロは搬出が大変な場合がある
  • 自治体によっては「燃えないゴミ(小型不燃ゴミ)」扱いになることも

2. 不用品回収業者に依頼する

急いで処分したい場合や、他の不用品もまとめて処分したい場合に便利な方法です。

費用の目安

内容費用目安
ガスコンロ単品の回収2,000〜5,000円程度
トラック積み放題プラン(他の不用品込み)15,000〜50,000円程度

メリット

  • 自宅まで引き取りに来てくれる
  • 日程を自分で決めやすい
  • 搬出作業も対応してもらえることが多い

デメリット

  • 粗大ゴミより費用が高くなる場合が多い
  • 悪質業者も存在するため業者選びが重要

⚠️ 注意:「無料回収」をうたう業者には注意が必要です。あとから高額請求されるトラブルが全国で報告されています。依頼前に必ず料金を書面で確認し、一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているかを確認しましょう。


3. リサイクルショップ・フリマアプリで売る

まだ使える状態のガスコンロであれば、売却という選択肢も検討できます。

売れやすい条件の目安

条件説明
製造年概ね5年以内が望ましい
状態動作確認済み・清掃済み・ゴトク・部品がそろっている
メーカーリンナイ・パロマ・パーパス等の国内有名メーカー

リサイクルショップでの売却

ハードオフ・セカンドストリートなどに持ち込む方法です。
その場で査定してもらえますが、年式が古いと買取不可になる場合もあります。

フリマアプリ(メルカリ・ジモティー等)での出品

自分で値段設定ができるため、リサイクルショップより高値で売れることもあります。
ただし梱包・発送の手間があります。ジモティーを活用すれば直接手渡しも可能です。

📍 リンク挿入:[ガスコンロ 梱包材・エアキャップ](Amazon・楽天・Yahoo!)


4. 新しいコンロの購入時に引き取ってもらう

ガスコンロを新しく購入する際、販売店や施工業者に古いコンロを引き取ってもらえる場合があります。

対応している主なケース

  • ガス会社や設備業者でビルトインコンロを交換する場合
  • 家電量販店でコンロを購入し、設置工事も依頼する場合

費用は無料〜5,000円程度が多いですが、業者によって対応が異なるため、購入前に確認しておきましょう。


5. 市区町村の処理施設に直接持ち込む

粗大ゴミの収集日を待たずに処分したい場合は、自治体のゴミ処理施設(クリーンセンター・リサイクルプラザ等)に直接持ち込む方法もあります。

  • 費用:粗大ゴミ収集より安い場合が多い(数十円〜400円程度)
  • 注意:車での搬入が必要。施設の受付時間・受け入れ条件を事前に確認すること

処分方法の比較まとめ

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処分方法費用目安スピード手間おすすめの状況
粗大ゴミ200〜1,200円1〜2週間費用を抑えたい
不用品回収業者2,000〜5,000円〜最短即日急いでいる・他の不用品も処分したい
リサイクルショップ0円(売れれば収入)当日状態が良く、少しでも収入を得たい
フリマアプリ0円(売れれば収入)数日〜数週間手間をかけても高く売りたい
購入時引き取り0〜5,000円設置当日新しいコンロに買い替えるタイミング
施設への直接持込数十〜400円当日早く・安く処分したい

ビルトインコンロの処分・取り外しについて詳しく解説

ブラックガラストップの三口ビルトインガスコンロ。左右に操作ボタン、中央に魚焼きグリルを備えたシンプルなデザイン。

ビルトインコンロの取り外しには、一般的な卓上型コンロよりも注意が必要です。

取り外しを業者に依頼すべき理由

ビルトインコンロはキッチンのキャビネットや天板と一体化しており、取り外す際には以下のような作業が伴うことがあります。

  • ガス配管(フレキシブル管)の切り離し
  • 天板のシール・パッキン除去
  • 固定ビスの取り外し
  • キャビネット内部の作業

これらの作業を誤ると、ガス漏れや配管の損傷が起きる可能性があります。
ガス工事は資格が必要であり、素人が行うことは間違ってもないように気をつけましょう。

取り外し費用の目安

依頼先費用目安
ガス会社5,000〜15,000円程度
リフォーム・設備業者8,000〜20,000円程度
新コンロ購入時の付帯工事無料〜10,000円程度

新しいコンロへの交換と同時に依頼すると、取り外し費用が無料もしくは割引になるケースが多いため、買い替えのタイミングで一括して依頼するのがお得です。


処分前のお掃除・汚れ落としのポイント

ガラストップコンロの天板を布で拭き掃除している様子。ゴム手袋を着用し、横にスプレーボトルが置かれている。

売却や引き渡しを予定している場合は、処分前にコンロをきれいにしておくと買取価格が上がる可能性があります。

油汚れの落とし方

長年の油汚れには、重曹(炭酸水素ナトリウム)が効果的です。水と重曹を2:1で混ぜてペースト状にし、汚れに塗り置きしてから拭き取ると頑固な油汚れもすっきり落とせます。

ゴトク(五徳)の汚れ落とし

ゴトクに焦げついた汚れには、セスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に浸け置きする方法が有効です。1時間ほど浸けてからスポンジでこすると、焦げが落としやすくなります。

バーナー周りの焦げ落とし

バーナーキャップの焦げつきは、使わない歯ブラシや細かいブラシを使って丁寧に落としましょう。金属ブラシは傷をつける場合があるため、やわらかめのブラシを使うのがおすすめです。


処分後のコンロ選び|買い替えのポイント

大きな窓から緑が見えるキッチンに設置されたリンナイ製ビルトインコンロ「DELICIA」。ステンレス天板とシルバーの操作つまみが並ぶモダンなデザイン。

古いコンロを処分したあとは、新しいコンロへの買い替えを検討する方も多いと思います。
購入前に確認しておきたいポイントをまとめました。

ガスコンロの選び方チェックリスト

確認項目チェック内容
ガスの種類都市ガス(13A)orプロパンガス(LPG)を確認
設置スペース幅・奥行きを事前に採寸する
口数2口・3口など、使い方に合ったものを選ぶ
グリル両面焼き・片面焼き・グリルなしの違い
安全機能Siセンサー(立消え安全装置・調理油過熱防止装置)の有無
メーカーリンナイ・パロマ・パーパス・ハーマン等から選ぶ

📌 ポイント:2008年以降に製造されたガスコンロには「Siセンサー」搭載が義務付けられています。現在販売されているコンロはほぼ全機種搭載済みですが、中古品を購入する際は必ず確認しましょう。

IHクッキングヒーターへの切り替えも選択肢に

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの切り替えを検討する方も増えています。
IHは電気式のため、ガス漏れのリスクがなく、天板の掃除がしやすいのが特徴です。
ただし、IH対応の調理器具(鍋・フライパン)への買い替えが必要になる点や、電気代への影響も考慮したうえで検討しましょう。


ガスコンロ処分でよくある疑問とトラブル

Q. 卓上型コンロはそのまま普通ゴミで出せますか?

A. サイズと自治体のルールによります。多くの自治体では、一辺が30cmを超えるものは粗大ゴミ扱いとなります。卓上型コンロは幅が60cm前後のものが多いため、大半の自治体では粗大ゴミの対象です。小型のものであれば「燃えないゴミ(不燃ゴミ)」として出せる自治体もありますが、必ずお住まいの自治体のルールを確認してください。

Q. ガスホースはどう捨てればいいですか?

A. ガスホース(ゴム管)は「燃えるゴミ」として捨てられる自治体が多いです。金属製のフレキ管の場合は「燃えないゴミ」扱いとなることもありますが、コンロを取り外した業者へ処分を依頼しましょう。

Q. コンロのゴトク(五徳)はどう捨てますか?

A. 鋳鉄製のゴトクは「金属ゴミ(不燃ゴミ)」として処分できる自治体が多いです。コンロ本体と一緒に粗大ゴミで出すことも可能な場合があります。

Q. ガスの臭いがする場合、どうすればいいですか?

A. ガスの臭いがする場合は、すぐに窓を開けて換気し、ガスの元栓を閉めてください。コンロの処分作業は中断し、ガス会社(東京ガス・大阪ガス等)の緊急連絡先または消防署に連絡してください。絶対に電気のスイッチを操作したり、火を使ったりしないでください。

Q. 壊れたコンロでも売れますか?

A. 壊れているコンロは、基本的にリサイクルショップでの買取は難しいです。ただし、ジモティーで「ジャンク品」として出品すると、修理ができる方や部品取り目的の方に引き取ってもらえることがあります。売れない場合は粗大ゴミか不用品回収を利用しましょう。

まとめ|ガスコンロを安全・スムーズに処分するために

木目キャビネットに組み込まれた白い天板のビルトインガスコンロ。三口バーナーと中央グリルを備えたシンプルな住宅用キッチン設備。

ガスコンロの処分方法と注意点を整理しておきましょう。

ポイント内容
処分前の安全確認ガス栓を閉め、ホースを外してキャップをする
ビルトイン型は専門家へガス会社・設備業者への取り外し依頼を推奨
費用を抑えるなら自治体の粗大ゴミか直接持ち込みを活用
急いで処分するなら不用品回収業者や購入時引き取りが便利
まだ使えるならリサイクルショップ・フリマアプリで売却を検討
業者選びの注意無料回収をうたう悪質業者に注意し、許可証を確認

ガスコンロの処分は、方法によって費用や手間が大きく異なります。
「費用をできるだけ抑えたい」「なるべく早く処分したい」「少しでも収入を得たい」といった状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。

特にビルトイン型コンロの取り外しは、安全面の観点から必ず専門業者に相談することをお勧めします。
ガスに関わる作業は、「自分でできそう」と思っても、無資格でのガス工事は法令違反となりますので、絶対に行わないでください。

結局のところ、新しいコンロへの買い替えと同時に処分を依頼するのが、費用・手間・安全性のバランスが最も取れた方法といえるでしょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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