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乾太くんはオール電化でも設置できる?後悔しないための現実的な判断基準

白い壁とグレーの床のシンプルな空間に設置されたリンナイ製のドラム式ガス衣類乾燥機。正面に大きなブラックガラスドアと操作パネルが配置されたミニマルデザインの外観。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

乾太くんの導入を検討する際にオール電化住宅に住んでいると、「ガス乾燥機って本当に必要なのか」という疑問が必ず出てきます。
すべて電気で完結している生活に、あえてガスを追加する意味はあるのか。
光熱費は上がらないのか。
住宅の保証は大丈夫なのか。

さらに言えば、「せっかくオール電化を選んだのに、方向転換になるのでは」という心理的な引っかかりもあるかもしれません。
深夜電力を活用してきた家庭ほど、光熱費バランスが崩れることへの不安は強いでしょう。
一方で、ドラム式乾燥の長時間運転や生乾き臭、タオルの仕上がりに物足りなさを感じているご家庭も少なくありません。

オール電化という選択は、合理性を重視した住まい方です。
その合理性を維持したまま、乾燥効率だけを引き上げる方法はあるのか。
それとも、あえてガスを併用することで生活の質は一段上がるのか。

この記事では、乾太くんをオール電化住宅に導入できる条件・メリット・注意点・代替案・後悔しない判断軸まで、実務的な視点で整理します。
結論だけでなく、「あなたの家に本当に必要かどうか」を見極めるための材料を提示しますので、ぜひご参考ください。

→リンナイ公式HP:ガス衣類乾燥機 乾太くん特設ページはこちら


目次

乾太くんはオール電化でも設置できるのか

洗面所の壁面棚に設置されたリンナイ製ガス衣類乾燥機。上部に排湿ダクトが接続され、鏡やタオル掛けがあるコンパクトなランドリースペースの様子。

結論から言うと、設置は可能です。
ただし、当然ながらガスの導入が前提になります。

乾太くんは、リンナイが販売するガス式衣類乾燥機です。電気式ではありません。
そのため、オール電化住宅であっても「部分的にガス併用住宅」に変わることになります。

設置に必要な主な条件

・都市ガスまたはプロパンガスの契約
・ガス配管の新設または延長
・100Vコンセントの確保
・排湿経路(屋外排気)の確保
・本体設置スペースの確保

本体サイズの目安

容量高さ奥行
6kg約70cm約71cm約59cm
9kg約70cm約71cm約67cm

洗濯機上に設置する場合は、天井高さと防水パン位置も必ず確認が必要です。


排湿はどうする?壁に穴は必須か

木造外壁に開けた丸穴をホールソーで加工している施工中の様子。乾燥機や換気設備の排気ダクト用開口作業の場面。

乾太くんを検討する際、多くの方が最初に不安に感じるのが「外壁に穴を開ける必要があるのか」という点です。
特に築浅住宅や高気密高断熱住宅では、外壁貫通工事に対して心理的なハードルが高くなります。
防水性能や保証への影響を心配するのは当然のことです。

結論から言えば、標準施工では外壁貫通が基本です。
乾太くんはガス燃焼式のため、乾燥時に発生する大量の湿気を強制的に屋外へ排出する構造になっています。
室内循環型ではありません。
このため、湿気を確実に屋外へ逃がす排湿経路の確保が必須になります。

ただし、「外壁に大きな穴を開ける=大工事」というイメージほど大掛かりではありません。
一般的には専用ダクト径に合わせた貫通穴を設け、防水処理・気密処理を適切に行います。
施工経験のある業者が対応すれば、雨漏りリスクを高める工事ではありません。

それでも外壁加工を避けたい場合、いくつかの選択肢があります。

・窓パネルを利用し、窓開口部から排気する方法
・勝手口やサービスバルコニー側へ排気トップを設置する方法
・屋外設置型を採用し、本体自体を外部に設置する方法

ただし、ここで重要なのは「物理的に排気できるかどうか」だけではありません。

確認すべきポイントは次の通りです。

・排気先が隣家に近すぎないか
・排気熱が外壁材や軒天に影響しないか
・排気経路が長くなりすぎて性能低下しないか
・寒冷地で凍結や結露トラブルが起きないか

排湿経路は“通れば良い”というものではなく、性能・安全性・近隣配慮を含めて設計する必要があります。

とくにオール電化住宅は高気密仕様であることが多いため、
中途半端な施工は結露リスクや室内負圧の問題につながる可能性もあります。

つまり、

・穴を開けるかどうか
ではなく
・どこに、どう抜くか

ここが設計上の本質です。

構造と周辺環境を確認すれば、ほとんどの住宅で現実的な方法は見つかります。
「穴を開けたくない」から止まるのではなく、「どう抜くのが最適か」を整理することが、後悔しない導入への第一歩になるでしょう。


オール電化に乾太くんを導入するメリット

造作収納にビルトインされたガス衣類乾燥機とドラム式洗濯機が並ぶモダンなランドリールーム。窓から自然光が入り、観葉植物や収納棚が配置された落ち着いた空間。

オール電化住宅にあえてガス乾燥機を追加する最大の理由は、乾燥スピードの差です。
ここがすべての出発点になります。

一般的な電気式ドラム乾燥では、洗濯から乾燥終了まで2.5〜3時間前後かかるケースが多くあります。
ヒートポンプ式であっても、低温乾燥ゆえに時間はどうしても長くなります。

一方、乾太くんはガスの高温熱源を使うため、約60分前後で乾燥が完了します。
単純に「2時間早い」という話ではありません。
生活の組み立て方そのものが変わります。

時間短縮がもたらす具体的な変化

・洗濯→乾燥の回転が速くなり、1日2回転も現実的
・帰宅後に回しても就寝前に片付く
・深夜電力に縛られない
・急な洗い物(体操着・仕事着)にも対応できる
・部屋干しスペースが不要になる

これまで「夜に回して朝取り出す」という固定パターンだった家庭では、乾燥時間の短縮は“余白時間の創出”に直結します。


家事動線が変わる

オール電化住宅では、深夜電力を活用するために「夜まとめ洗い」をする家庭が多く見られます。
しかしその分、干す・畳む・片付ける作業が翌朝にずれ込むことも少なくありません。

乾太くんなら、洗濯機を回している間に食事を作り、乾燥が終わる頃にはその日の家事が一巡する。

このリズムが作れます。

時間は光熱費の明細には出ませんが、毎日の30分〜60分の余裕は年間で見ると大きな差になります。


仕上がり品質の差

高温乾燥による繊維の立ち上がりで、タオルのボリューム感は明確に違います。

・繊維が立つ
・ゴワつきが減る
・部屋干し臭が出にくい
・花粉・黄砂対策にも有効

電気式が劣るという意味ではありません。
ただ、「速さ」と「仕上がり」を同時に取りにいくなら、ガス式は一歩抜けています。


光熱費比較だけでは判断できない理由

確かに、1回あたりのランニングコストだけを見れば電気式のほうが安いケースもあります。
しかし、

・乾燥時間
・再乾燥の発生率
・コインランドリー利用回数
・部屋干し除湿機の電気代

こうした“間接コスト”まで含めると、単純比較はできません。

オール電化という合理的な住宅思想の中に、「時間の合理化」という軸を加えるかどうか。

そこが導入判断の本質です。

乾燥スピードは単なる性能差ではありません。
家事の流れを変える装置かどうか。
その視点で見ると、メリットの意味合いは大きく変わります。

都市ガスとプロパンどちらが現実的か

オール電化住宅に乾太くんを後付けする場合、必ず決めなければならないのが「どのガスを使うか」です。

ガスには大きく分けて都市ガスとプロパンガス(LPガス)があります。
どちらも乾太くんは対応していますが、導入のしやすさやコスト構造は大きく異なります。

単純な“ガス代の安さ”だけで判断すると、後で想定外が起こることもあります。


都市ガスの現実的なポイント

・ランニングコストは比較的安定しやすい
・公共インフラなので料金変動が急激ではない
・道路からのガス管引き込み工事が必要
・供給エリアが限定される

都市ガスは、既に前面道路に本管が通っていることが前提になります。
もし通っていなければ、引き込み工事費は高額になる可能性があります。

また、敷地状況によっては配管ルート確保が難しい場合もあります。

つまり、エリアと立地条件が整っているかが最初の判断材料です。


プロパンガスの現実的なポイント

・全国どこでも導入可能
・初期導入の自由度が高い
・敷地内にボンベ設置スペースが必要
・料金は会社によって差がある

プロパンはインフラ工事を伴わないため、既存住宅への後付けでは非常に柔軟です。

特にオール電化住宅はガス配管が存在しないため、乾太くん専用に小規模なLP設備を設けるケースが多いのが実情です。

ただし注意点もあります。

・ガス会社によって単価差が大きい
・契約条件が会社ごとに異なる
・最低使用量設定がある場合もある

ここを確認せずに契約すると、想定より高くなることもあります。


判断の分かれ目

判断軸は大きく3つです。

  1. 前面道路に都市ガス本管があるか
  2. 引き込み費用が妥当か
  3. 敷地内にボンベ設置スペースが確保できるか

都市ガスがすぐ使える立地なら、安定性という点で有利です。
一方で、引き込み費用が大きい場合はプロパンのほうが合理的になることもあります。


実際はどうか

既存のオール電化住宅へ後付けする場合、プロパンガスを選ぶケースが多いのが現実です。

理由はシンプルです。

・工事が比較的シンプル
・短期間で導入可能
・乾太くん専用設備として割り切れる

都市ガスは長期的には有利でも、初期ハードルが高いことがあります。

どちらが正解かではなく、「その住宅条件で合理的なのはどちらか」で判断することが重要です。


注意点:見落としがちなリスク

木目カウンター上に設置された白いガス衣類乾燥機と、隣に並ぶドラム式洗濯機のあるランドリールーム。間接照明付きの洗面ミラーとダークカラーの室内ドアが映える落ち着いた空間。

乾太くんの導入を前向きに検討していると、どうしても「設置できるか」「いくらかかるか」に意識が向きがちです。
しかし、オール電化住宅にガスを追加するという行為は、住まいの前提条件を一部変更することでもあります。

ここを整理せずに進めると、設置後に「聞いていなかった」という話になりかねません。


住宅保証への影響

外壁に排湿ダクト用の穴を開ける場合、住宅メーカーの保証条件に影響する可能性があります。

特に注意したいのは以下の点です。

・外壁防水保証
・構造体保証
・高気密高断熱性能に関わる保証

築浅住宅では、10年保証・長期優良住宅保証などが設定されていることが多く、後施工による外壁加工が保証対象外と判断されるケースがあります。

重要なのは、「穴を開けたら必ず無効になる」という話ではないということです。

・メーカー指定工法で施工すれば問題ない場合
・事前申請で承認が得られる場合
・保証範囲が限定的に変更される場合

など条件は住宅会社ごとに異なります。

必ず設置前に、図面をもとに確認することが重要です。


電気料金プランの変更

オール電化専用プランは、「家庭内エネルギーを電気で統一している」ことを前提に設計されています。

そのためガス併用になると、

・オール電化割引が外れる
・料金プランの変更が必要になる
・深夜電力単価の優位性が相対的に下がる

といった可能性があります。

特に深夜電力を活用してエコキュートやドラム乾燥を回していた家庭では、料金バランスが変わることで体感コストが変動する場合があります。

ここは必ず電力会社にシミュレーションを依頼すべきポイントです。


火災保険の条件変更

火災保険には「オール電化住宅割引」が設定されていることがあります。

これは、

・ガス機器がない
・火気設備が限定的

という前提で保険料が設定されているケースです。

ガス配管やガス機器を新設すると、

・契約条件の変更
・割引の解除
・再審査

が必要になる場合があります。

重大な問題になるケースは多くありませんが、未申告のまま設備を追加することは避けるべきです。


まとめると

確認すべき相手は3者です。

・住宅メーカー
・電力会社
・保険会社

乾太くんの設置自体は技術的に難しい工事ではありません。
しかし、「住まいの前提条件」を変える行為であることは事実です。

費用や性能だけで判断せず、契約条件まで含めて整理することで、導入後の後悔はほぼ防げます。


オール電化住宅に乾太くんを導入するデメリットは何か?

乾太くんは魅力的な設備ですが、オール電化住宅に導入する場合は当然デメリットもあります
ここを曖昧にしたまま判断すると、「こんなはずではなかった」という違和感が残ります。

正直に整理すると、主なポイントは次の3つです。

・初期費用が高い(ガス導入・配管工事を含む)
・光熱費が電気+ガスの二元管理になる
・オール電化という思想から外れる


初期費用のハードル

オール電化住宅は基本的にガス設備がありません。
そのため、乾太くんを入れるには

・ガス引き込み(またはボンベ設置)
・配管工事
・排湿工事
・本体設置費

が発生します。

既存住宅の場合、条件次第では工事費が想定より上振れすることもあります。
「乾燥機を買う」というより、「エネルギー設備を追加する」イメージに近い投資です。


光熱費の一元化が崩れる

オール電化のメリットは、管理のシンプルさにもあります。

・請求が一本化
・料金体系が明確
・深夜電力の活用が前提

ここにガスが加わることで、

・請求が分かれる
・単価比較が必要になる
・料金体系が複雑化する

心理的な“すっきり感”が薄れるのは事実です。


思想の問題

オール電化は、「設備を電気に統一する」という合理性の選択です。

そこへガスを加えることに対して、

・一貫性が崩れる
・安全性の印象が変わる
・当初の選択を否定するように感じる

といった感情的な抵抗を持つ人もいます。

性能ではなく、“価値観”の問題です。


代替案はあるのか

カウンター上に設置された丸型デザインの衣類乾燥機を調整している様子。下部にはドラム式洗濯機があり、観葉植物が置かれた明るい洗面空間。

では、ガスを入れずに済む方法はあるのか。
当然、選択肢は存在します。

電気式ヒーター乾燥機

・比較的安価
・構造がシンプル
・消費電力は大きめ
・乾燥時間は長い

導入はしやすいですが、時間効率は高くありません。


ヒートポンプ式ドラム乾燥機

・省エネ性能は高い
・低温乾燥で衣類にやさしい
・乾燥時間はやや長い
・フィルター清掃頻度が高い

電気式の中では完成度が高い方式です。
ただし、「短時間乾燥」という意味ではガス式に及びません。


浴室暖房乾燥機

・追加設備なしで利用可能
・干し場として使える
・乾燥効率は高くない
・湿気が室内に残りやすい

補助的な位置づけです。
メイン乾燥としては時間がかかるのが難点といえるでしょう。


ガス代はどのくらいかかるのか

乾太くんを検討するうえで、やはり気になるのはランニングコストです。
オール電化住宅の場合は特に、「電気より高くならないか」という点が判断材料になります。

参考目安としてよく示される数値は次の通りです。

・6kgタイプ:約90〜100円/回
・9kgタイプ:約140〜160円/回

これは標準的な乾燥時間・一般的なガス単価で算出された概算値です。
契約しているガス会社や単価によっては前後します。

一方、ヒートポンプ式ドラム乾燥の場合は

・約20〜40円/回

とされることが多く、単純な“1回あたりの光熱費”だけを比較すれば電気式が有利に見えます。

しかし、ここで見落としやすいのが「時間」と「運用回数」です。

乾燥時間は、

・ヒートポンプ式:2.5〜3時間前後
・乾太くん:約60分前後

倍以上の差があります。

さらに考えるべきポイントは次の通りです。

・再乾燥が必要になるケース
・洗濯回転数の増減
・コインランドリー利用の有無
・除湿機併用時の電気代

つまり、「1回いくらか」だけでなく、

・月に何回回すのか
・時間短縮で生まれる余裕
・仕上がり満足度

ここまで含めて評価しないと実態は見えません。

乾燥コストは“金額”だけではなく、“生活効率”とのバランスで考えるものです。


オール電化で乾太くんを入れて後悔する人の特徴

ガス衣類乾燥機のドアを開け、内部に手を入れて洗濯物を取り出している様子。壁掛け設置タイプの乾燥機で、丸型ガラス窓と開いた扉の構造がわかる状態。

導入後に満足する人と、違和感が残る人には傾向があります。

後悔しやすいケース

・外干しで特に不満がない
・光熱費の一元管理を最優先にしている
・洗濯頻度が少ない
・設置スペースに余裕がない
・設備の一貫性を強く重視する

このタイプは、乾燥時間の短縮よりも「生活の統一感」を優先します。
そのため、ガス併用に心理的な引っかかりが残ることがあります。


満足度が高いケース

・共働きで時間制約が大きい
・部屋干し臭に長年悩んでいる
・コインランドリーを頻繁に使っている
・タオルの質感を重視する
・洗濯回数が多い家庭

この層は、「時間短縮」と「仕上がり」に明確な価値を置いています。
そのため、多少の光熱費差よりも体感メリットのほうが大きくなります。


最終的に分かれるのは、性能の問題ではありません。

・家事に使う時間を減らしたいのか
・エネルギー構成の一貫性を守りたいのか

この優先順位です。

オール電化という枠組みを守ることに価値を感じるか、生活効率を引き上げることに価値を感じるか。

ここが判断の核心になります。


FAQ

Q1. オール電化住宅でも乾太くんは本当に設置できますか?
可能です。ただし、都市ガスまたはプロパンガスの契約と配管工事、屋外への排湿経路確保が必要になります。住宅構造によって施工方法は異なるため、事前の現地確認が重要です。

Q2. 外壁に穴を開けないと設置できませんか?
標準施工では外壁貫通が一般的ですが、窓パネルを利用した排気や屋外設置型の選択など代替方法もあります。住宅の構造や設置場所により対応可否が変わります。

Q3. オール電化専用の電気料金プランはどうなりますか?
ガス併用になることで、オール電化割引が外れる可能性があります。契約プランによって条件が異なるため、電力会社への事前確認が必要です。

Q4. 乾太くんのガス代は高いですか?
目安として6kgタイプで約90〜100円/回、9kgタイプで約140〜160円/回程度です。契約ガス単価によって変動します。乾燥時間の短さや仕上がりの質も含めて総合的に判断することが重要です。

Q5. オール電化のまま電気式乾燥機を使う方が合理的ですか?
ヒートポンプ式は省エネ性に優れていますが、乾燥時間は長めです。時間効率を優先するか、光熱費の一元管理を優先するかで選択は分かれます。

まとめ:乾太くんは「生活の優先順位」で決める

ネイビーの造作棚に洗濯機とガス衣類乾燥機を横並びで設置したスタイリッシュなランドリースペース。上部にはインテリア小物と観葉植物が飾られている。

オール電化だから乾太くんはやめたほうがいい、という単純な結論にはなりません。
設備の相性というよりも、生活の優先順位の問題です。

判断軸は次の4点に集約されます。

・生活スタイルに乾燥スピードが必要か
・家事効率をどこまで高めたいか
・初期費用を許容できるか
・ガス併用に心理的な抵抗があるか

このどれか一つでも強く引っかかる場合は、慎重に考えるべきです。
逆に、時間短縮のメリットが明確であれば、オール電化という枠組みは絶対条件ではありません。

乾太くんは万人向けの設備ではありません。
しかし、条件が合う家庭では「洗濯の概念そのもの」を変える力があります。

光熱費の差額だけで判断すると、答えは見誤ります。
本質は、「乾燥時間を短縮することで何を得られるか」です。

・夜の自由時間が増える
・家事の回転が速くなる
・干す作業から解放される
・コインランドリーに行かなくなる

設置可否は現地調査でほぼ判断できます。
迷っている段階でも、条件整理だけ先に行うという方法もあります。

乾太くんが本当に必要かどうか。
そこを冷静に見極めることが、後悔しない選択につながります。

オール電化という枠に縛られず、「自分の時間を買う設備かどうか」で考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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