「乾太くんを入れて後悔しないか不安」
「デメリットを全部知ったうえで判断したい」
「高額な設備だからこそ失敗したくない」
ガス式衣類乾燥機の代表格である リンナイ の「乾太くん」は、家事効率を大きく変える設備です。
一方で、設置条件や生活動線によっては「思っていたのと違った」と感じる方がいるのも事実です。
この記事では、
・実際に後悔しやすいポイント
・見落としがちな設置条件
・やめた人の理由
・それでも満足度が高い理由
を整理します。
「入れるべきか、やめるべきか」を冷静に判断できる材料としてお役立てください。
乾太くんで後悔しやすい7つのポイント

初期費用が高い
乾太くんは本体価格だけでなく、設置工事費がかかります。
本体+工事で概ね20万円前後になるケースが多く、さらに洗濯機は別途必要です。
比較対象としてよく挙がるのがドラム式洗濯乾燥機ですが、
・ドラム式:1台で完結
・乾太くん:洗濯機+乾燥機の2台体制
この違いは心理的な負担になりやすいです。
「乾燥専用機にここまで出すべきか」で迷う方は多いです。
設置工事が必須
乾太くんはガス機器です。
さらに湿気を屋外へ排出するための排湿ダクト工事が必要です。
つまり、
・壁に穴あけが必要
・ガス配管が必要
・コンセント増設が必要な場合もある
新築やリフォーム時なら問題になりにくいですが、後付けだと心理的ハードルは高くなります。
またオール電化住宅の場合は、そもそもガス契約が必要になります。
スペースを圧迫する
本体サイズは決して小さくありません。
洗濯機の上に設置する場合でも、圧迫感は出ます。
特に問題になりやすいのが、
・窓を塞いで暗くなる
・収納棚を減らす必要がある
・洗面所が狭く感じる
設備は「便利」でも、空間の快適性を損なうと後悔につながります。
洗濯物の移し替えが手間
乾太くんは乾燥専用機です。
洗濯機からの移し替えは必須です。
動線が悪いと、
・腰がつらい
・床に一度置く必要がある
・家族が散らかす
といったストレスになります。
「2台体制が快適になるか」は間取り次第です。
運転音が気になる
ガス燃焼式のため、静音家電とは言えません。
特に夜間運転では音を気にする方もいます。
2023年フルモデルチェンジのデラックスタイプでは「マイルドコース」が搭載され、以前より静かになっていますが、無音ではありません。
寝室が近い間取りは注意が必要です。
フィルター掃除が毎回必要
乾燥後のフィルター清掃は必須です。
これはドラム式でも同じですが、「毎回」が面倒に感じる方もいます。
ただし、最新モデルではフィルターが手前配置になり、メンテナンス性は改善しています。
衣類が縮むリスク
高温乾燥のため、
・綿
・麻
・ウール
などは縮みやすいです。
これは乾太くん特有というより「高温乾燥機共通の特徴」です。
対策としては、
・乾燥不可表示を確認
・縮みやすい衣類は部屋干し
・ワンサイズ大きめを選ぶ
といった運用が必要です。
それでも乾太くんの満足度が高い理由

後悔ワードが目立つ一方で、実際に使い始めると「もう戻れない」と感じる方が多いのも事実です。
単に“乾燥が早い家電”というだけではなく、生活リズムそのものを変える力があるからです。
圧倒的な乾燥スピード
ガス高温乾燥により、電気式と比べて短時間で乾燥が完了します。
6kg前後の洗濯物なら、おおよそ1時間前後で仕上がるケースが一般的です。
この「早さ」は、単なる時短ではありません。
・夜に洗って寝る前に片付く
・朝回して出勤前に畳める
・急な着替えにも対応できる
洗濯が“予定に縛られない家事”になります。
天気予報を気にしなくなるだけで、精神的な余裕は大きく変わります。
仕上がりがふんわりする理由
高温の温風とドラム内のしっかりした攪拌によって、繊維が立ち上がります。
特にタオルは違いがはっきり出ます。
外干しだと繊維が寝てゴワつきやすいですが、ガス乾燥では空気を含んだ柔らかい仕上がりになります。
・バスタオルが厚みを取り戻す
・パーカーの内側がふわっとする
・毛布が軽く感じる
日常的に触れるものの質感が変わることで、満足度は積み重なります。
生乾き臭が出にくい

室内干しで悩まされるのが生乾き臭です。
乾燥が遅い環境では、臭いの原因菌が繁殖しやすくなります。
高温乾燥は短時間で水分を飛ばすため、菌の増殖条件を断ちやすいです。
結果として、
・タオルの嫌な臭いが減る
・部屋干し臭が残らない
・洗い直しの回数が減る
洗濯そのもののストレスが軽減されます。
花粉・ダニ対策になる

外干しが難しい季節でも、乾燥機なら天候に左右されません。
高温環境はダニ対策としても有効です。
・花粉シーズンでも外に干さなくていい
・ハウスダストが気になる寝具も乾燥できる
・毛布やシーツを自宅で仕上げられる
コインランドリーに行く頻度が減るという副次的なメリットもあります。
洗濯と同時進行できる
2台体制の最大の利点はここです。
・洗濯機で2回目を回す
・乾燥機で1回目を乾かす
ドラム式1台だと「乾燥が終わるまで次が回せない」という待ち時間が発生します。
乾太くんなら、家族が多い家庭や週末のまとめ洗いでも詰まりません。
結果として、
・洗濯が半日仕事にならない
・家事のピーク時間が短縮される
・共働き世帯でも回せる
“家事のボトルネック”が解消されます。
季節に左右されない安心感
梅雨・冬・花粉・黄砂。
外干しには制約が多いですが、乾燥機は一定です。
「今日は乾かないかもしれない」という不安がなくなります。
この“安定性”は、数字以上の価値があります。
大物が自宅で完結する
シーツや毛布が乾燥できる容量タイプなら、
・おねしょ対応
・来客用寝具の洗濯
・季節の入れ替え
が自宅で完結します。
コインランドリーに行く時間と労力を考えると、設備投資の価値を感じやすいポイントです。
結局なぜ満足度が高いのか

乾太くんの評価が高い理由は、「便利な家電だから」という単純な話ではありません。
本質は、“洗濯という家事の不確実性”が消えることにあります。
洗濯は本来、天候・時間・湿度・家族の予定に左右される家事です。
ところが乾太くんを導入すると、これらの外部条件がほぼ無関係になります。
例えば――
・急に予定が入っても洗濯を後回しにしなくていい
・子どもの体操服をその日のうちに乾かせる
・帰宅が遅くなっても干しっぱなしにならない
つまり、「洗濯をどう片付けるか」ではなく「いつやるかを自由に決められる」状態になります。
満足度が高い家庭に共通しているのは、
“乾燥機を使っている”という感覚よりも、“洗濯を気にしなくなった”という変化です。
時間、天候、臭い、乾き待ち
これらからの解放は、目に見えないストレス削減につながります。
設備はスペックの比較で決まるものではありません。
生活の中で発生している小さな不便を、どれだけ減らせるか。
そこに価値を見いだせるかどうかで、評価は変わります。
やめた人のリアルな理由

導入を見送った方の声を整理すると、意外にも「性能への不満」は少数派です。
多いのは住宅条件とのミスマッチです。
・オール電化住宅の方針を優先した
・ガス基本料金を増やしたくなかった
・間取り的に圧迫感が出ると判断した
特に新築時は、太陽光発電+オール電化という流れを選ぶ家庭も多く、
“乾燥性能よりも住宅全体の方針”を優先するケースがあります。
また、後付けの場合は、
・壁穴工事に抵抗がある
・賃貸で設置不可
・見た目の統一感を崩したくない
といった理由で断念することもあります。
つまり、「欲しくない」のではなく「住環境と合わない」という判断が大半です。
後悔しないための判断基準

乾太くんが向いているかどうかは、性能比較ではなく“生活の量”で考えると分かりやすくなります。
向いている人の傾向は以下です。
・毎日1回以上洗濯する
・家族人数が多い
・室内干しスペースに悩んでいる
・帰宅時間が不規則
・洗濯が家事の負担上位にある
こうした家庭では、導入効果が体感しやすいです。
一方で慎重に考えたいのは、
・週に数回しか洗濯しない
・1〜2人世帯で量が少ない
・ベランダ干しが苦ではない
・ガス契約を増やしたくない
この場合、費用対効果が薄く感じる可能性があります。
判断のポイントは「乾燥機が欲しいか」ではない
大切なのは、「乾燥機が欲しいか」ではなく「今の洗濯に不満があるか」です。
不満が明確なら、導入後の満足度は高くなります。
不満が曖昧なまま憧れで選ぶと、費用だけが印象に残りやすくなります。
乾太くんは万能な設備ではありません。
しかし、条件が合えば“生活の優先順位”を変える力があります。
最終的な判断軸は、スペックでも口コミでもなく、自宅の洗濯量と生活リズムで検討しましょう。
FAQ
Q1. 乾太くんは本当に後悔する人が多いのですか?
性能そのものに不満があるケースは多くありません。後悔の多くは、設置スペースや動線、コスト感覚とのミスマッチが原因です。事前に生活との相性を確認すれば防げる場合がほとんどです。
Q2. 衣類が縮むのは避けられませんか?
高温乾燥のため、綿や麻などは縮む可能性があります。洗濯表示を確認し、縮ませたくない衣類は部屋干しにするなど使い分けることでリスクは抑えられます。
Q3. ドラム式洗濯乾燥機とどちらが後悔しにくいですか?
1台で完結させたい場合はドラム式、洗濯と乾燥を同時進行したい場合は乾太くんが向いています。家族人数や洗濯量によって適した選択は変わります。
Q4. ガス代は高くなりますか?
使用回数や契約内容によって異なります。乾燥時間が短いため想像より高く感じないケースもありますが、基本料金の有無は事前確認が必要です。
Q5. どんな家庭なら導入しても後悔しにくいですか?
共働き世帯や洗濯回数が多い家庭、花粉や室内干し臭に悩んでいる家庭では満足度が高い傾向があります。生活の中で「洗濯が負担になっているか」が判断基準になります。
まとめ:乾太くんで後悔しないために確認しておきたいこと

乾太くんは、すべての家庭に必要な家電ではありません。
ただし、条件が合えば生活の質を大きく引き上げる設備です。
後悔の多くは性能ではなく、事前の想定不足から起こります。
・動線を具体的に考えていなかった
・設置後の圧迫感を甘く見ていた
・ガス契約やコスト感覚が合わなかった
こうしたズレが「思っていたのと違う」という感情につながります。
一方で、洗濯回数が多い家庭や、天候・室内干しに悩んでいる家庭では満足度は高くなりやすいです。
評価を分けるのは性能差ではなく、生活との相性です。
大切なのは、「乾燥機が欲しいか」ではなく「今の洗濯に不満があるか」。
その不満が明確なら、乾太くんは有効な選択肢になります。
最終的な判断基準はスペックではありません。
あなたの家庭が何を優先するかで、答えは自然に決まります。

