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電気をつけっぱなしにすると電気代はいくら?部屋別・時間別の目安

照明がついた寝室とリビング、時計を描いた、電気のつけっぱなしによる電気代の部屋別・時間別の目安を紹介するサムネイル。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

出かけたあとに「電気を消し忘れたかもしれない」と気づいて、一日中気になってしまうことはありませんか。
あるいは家族が部屋の電気をつけっぱなしにするのが気になって、注意すべきか迷っている方もいるはずです。
結論から言うと、照明をつけっぱなしにしたときの電気代は、LEDシーリングライト1台で1時間あたり1円前後です。
1日つけっぱなしにしても30円程度で、金額としてはそれほど大きくありません。
この記事では、部屋別・時間別の具体的な金額を示したうえで、こまめに消すべき照明と、消さないほうがよい照明の線引きまでを整理します。

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目次

照明をつけっぱなしにした場合の電気代

まず基本の計算式です。

電気代 = 消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量の目安単価(円/kWh)

目安単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使うのが一般的です。

📎 出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」

これをもとに、LEDシーリングライト(8畳用・約35W)を例に計算すると次のようになります。

つけっぱなしの時間電気代
1時間約1.1円
3時間約3.3円
8時間(勤務中)約8.7円
12時間約13.0円
24時間(丸1日)約26.0円
1か月(24時間×30日)約781円

※31円/kWhで試算した参考値です。機種・調光設定によって実際の金額は変わります。

丸1日つけっぱなしにしても26円という水準です。
出勤中の8時間なら9円弱なので、消し忘れに気づいて慌てて帰宅するほどの金額ではありません。
ただし、これが毎日続けば月に780円、年間では9,300円ほどになります。
「1回の消し忘れは気にしなくていいが、習慣になっているなら見直す価値がある」というのが正確な捉え方です。

部屋別・照明の種類別の目安

照明は部屋によって消費電力が違います。
代表的な組み合わせを並べると次のようになります。

スクロールできます
場所照明の種類消費電力の目安1時間1日(24時間)1か月
リビング(12畳)LEDシーリング約50W約1.6円約37円約1,116円
寝室・子ども部屋(8畳)LEDシーリング約35W約1.1円約26円約781円
ダイニングLEDペンダント約25W約0.8円約19円約558円
廊下・階段LED電球(60W相当)約8W約0.2円約6円約179円
トイレLED電球(40W相当)約5W約0.2円約4円約112円
玄関の外灯LED電球(60W相当)約8W約0.2円約6円約179円
浴室LED照明約15W約0.5円約11円約335円

※31円/kWhで試算した参考値です。

この表から分かるのは、トイレや廊下の照明をこまめに消しても、削れるのは月に100円前後だということです。
一方、リビングの照明を1日8時間分減らせば、月に300円近く変わります。
節電の対象にするなら、消費電力の大きいリビング側から考えるほうが効率的です。

LED・蛍光灯・白熱電球でどれだけ違うか

同じ明るさを得るのに必要な電力は、照明の種類で大きく変わります。

種類60W相当の明るさに必要な電力1日8時間・1か月
白熱電球約54W約402円
電球形蛍光灯約12W約89円
LED電球約8W約60円

※31円/kWhで試算した参考値です。

白熱電球とLEDでは、同じ明るさでも消費電力が6倍以上違います。
まだ白熱電球を使っている場所があるなら、つけっぱなしを気にするより先に交換したほうが確実に効きます。

なお、LEDは頻繁なオン・オフによる寿命への影響が小さいという特徴があります。
蛍光灯は点灯のたびに電極が消耗するため、短時間の外出では消さないほうがよいと言われてきました。
LEDにはその制約がないため、「こまめに消す」がそのまま有効になります。

こまめに消すべき照明・消さないほうがよい照明

すべてをこまめに消せばよい、というわけではありません。
判断の基準を整理します。

照明方針理由
リビング・使っていない部屋消す消費電力が大きく、効果が出やすい
廊下・階段(LED)短時間でも消してよいLEDは点滅による劣化が小さい
廊下・階段(蛍光灯)1〜2分の移動なら消さない点灯のたびに電極が消耗する
階段・浴室など転倒の危険がある場所安全を優先して消さない暗所での転倒は電気代より損失が大きい
屋外の防犯灯用途次第防犯目的なら消さない判断もある
常夜灯・足元灯消さなくてよい消費電力が1W前後で影響が小さい

とくに高齢の家族がいる家庭では、夜間の廊下やトイレまでの照明を消すべきではありません。
暗い場所での転倒は骨折につながることがあり、年間数百円の節約と引き換えにするリスクではありません。
人感センサー付きの電球に替えれば、必要なときだけ点灯するので両立できます。

家全体で見るとどのくらい削れるか

「電気をこまめに消す」で実際にどれだけ下がるのかを、家全体で試算してみます。

4人家族の戸建て(照明8台程度)で、無駄についている時間を1日合計6時間削減できた場合を想定します。

項目内容
削減できる電力量約30W × 6時間 × 30日 = 約5.4kWh
1か月の節約額約167円
1年の節約額約2,000円

※31円/kWhで試算した参考値です。

家族全員で消し忘れをなくしても、年間2,000円前後というのが現実的な水準です。
照明の消し忘れは、家計に与える影響としては小さい部類に入ります。

これは「気にしなくていい」という意味ではなく、優先順位の話です。
同じ労力をエアコンの設定や契約プランの見直しに向けたほうが、金額としては大きく動きます。
家電ごとの消費電力の大きさは家電の消費電力ランキングTOP15|電気代が高い順に解説で順位づけしています。

家庭の照明の使われ方や省エネ行動の実施状況は、公的な統計調査でも継続的に調べられています。

📎 出典:環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査(家庭CO2統計)」

照明より先に見直したほうがよいもの

照明の消し忘れが気になるなら、同じ「つけっぱなし」でも金額の大きいものから確認してください。

つけっぱなしの対象1日の電気代の目安照明との比較
LEDシーリング(8畳)約26円基準
テレビ(50型)約97円約4倍
デスクトップパソコン約149円約6倍
エアコン(暖房・平均900W)約670円約26倍

※31円/kWhで試算した参考値です。

エアコンのつけっぱなしは、照明の26倍の金額になります。
テレビについてはテレビをつけっぱなしにすると電気代はいくら?時間別の目安と考え方で時間別に試算しています。

一方、24時間換気の換気扇のように、止めるべきでない「つけっぱなし」もあります。
こちらの金額は換気扇は24時間つけっぱなし?場所別の電気代と正しい使い方で試算しています。
待機電力についても、抜く価値がある機器とそうでない機器があります。
線引きはコンセント差しっぱなしの電気代はどれくらい?実際にかかる金額と無駄を減らす判断基準で整理しています。

家全体の照明で1か月いくらかかっているか

1台ごとの金額は小さくても、台数が増えれば積み上がります。
一般的な使い方を前提に、住まいごとに合計してみます。

**一人暮らし(1K・照明3台)**

場所消費電力1日の使用時間1か月の電気代
居室(LEDシーリング8畳)35W5時間約163円
キッチン15W2時間約28円
浴室・洗面15W1時間約14円
合計——約205円

**4人家族の戸建て(照明8台)**

場所消費電力1日の使用時間1か月の電気代
リビング(12畳)50W7時間約326円
ダイニング25W4時間約93円
子ども部屋2部屋各35W各4時間約260円
寝室35W2時間約65円
廊下・階段16W3時間約45円
浴室・洗面30W2時間約56円
玄関外灯8W10時間約74円
合計——約919円

※31円/kWhで試算した参考値です。

4人家族でも、照明全体で月1,000円前後という水準です。
電気代が月14,000円の家庭であれば、照明の比率は7%程度になります。
「つけっぱなしをやめる」で動かせるのは、この1,000円の一部でしかありません。

問題になるのは「時間」より「台数」

同じつけっぱなしでも、影響が大きいのは長時間よりも台数です。

リビングの照明を8時間余分に点けても、増えるのは13円です。
一方、誰もいない部屋の照明が4部屋点いていれば、同じ8時間で36円になります。
家族が多い家庭で電気代が気になるなら、「長く点いている部屋」より「誰もいないのに点いている部屋」を減らすほうが効きます。

現実的な運用としては、次のような線引きが機能します。

  • 部屋を出るときに消す習慣をつける(時間の長短で迷わない)
  • 短時間の移動で頻繁に出入りする場所は、人感センサーに任せる
  • 安全に関わる場所は対象外とする

判断に迷う時間を減らすほうが、結果的に定着します。

照明の買い替えでどれだけ下がるか

つけっぱなしを気にするより、機器を替えたほうが確実な場合があります。

**白熱電球からLED電球へ(60W相当・1日5時間)**

種類消費電力1か月1年
白熱電球54W約251円約3,014円
LED電球8W約37円約446円
差額—約214円約2,568円

電球1個あたりで年間2,500円以上の差になります。
LED電球の価格は1個あたり数百円から千円台なので、1年かからずに元が取れる計算です。
加えて、LEDは寿命が長く交換の手間も減ります。

**古い蛍光灯シーリングからLEDシーリングへ(12畳・1日7時間)**

種類消費電力1か月1年
蛍光灯シーリング約100W約651円約7,812円
LEDシーリング約50W約326円約3,906円
差額—約325円約3,906円

こちらは本体価格が1万円前後からのため、回収には3年程度かかります。
ただし、蛍光灯は直管・丸形ともに生産が縮小しており、交換用の管の入手性が年々下がっています。
電気代だけでなく、交換部品が手に入るかどうかも判断材料に入れてください。

電気代以外のデメリットもある

つけっぱなしで生じるのは電気代だけではありません。

影響内容
器具の寿命点灯時間の累積で寿命が縮む(LEDは約40,000時間が目安)
熱白熱電球は発熱が大きく、夏は室温を上げる要因になる
虫屋外照明は夜間に虫を集めやすい
日焼け強い照明を長時間当てると、カーテンや畳の色あせが進む

LEDの寿命は約40,000時間が目安とされています。
1日24時間つけっぱなしにすると、単純計算で4年半ほどで寿命に達します。
1日5時間の使用なら20年以上もつので、つけっぱなしは器具の寿命を大きく縮めることになります。

屋外照明については、虫を集めにくい電球色や、虫が反応しにくい波長の製品もあります。
玄関まわりで虫が気になる場合は、明るさより光の色を見直すほうが効果的です。

なお、白熱電球やハロゲン電球は表面が高温になります。カーテンや紙が触れる位置での長時間点灯は火災の原因になるため避けてください。

賃貸の場合の照明の扱い

賃貸では、照明器具が備え付けの場合と、自分で用意する場合があります。

**備え付けの場合**
器具そのものは変えられませんが、電球の交換は入居者の負担で行えるのが一般的です。
白熱電球が付いているならLED電球に替えられます。
退去時に元の電球へ戻せるよう、外した電球は保管しておいてください。

**シーリングライトを自分で用意している場合**
引き払うときに持ち出せるため、LEDへの買い替えは無駄になりません。
次の住まいでも使えることを前提に、明るさと畳数を選んでください。

**注意したい点**
器具の交換に配線工事が必要な場合、電気工事士の資格が必要になります。
引掛シーリングに取り付けるタイプであれば工事は不要ですが、直付けの器具を外して付け替えるのは資格が必要な作業です。
賃貸で勝手に行うと原状回復の対象にもなるため、管理会社に確認してください。

消し忘れを仕組みで防ぐ方法

注意し合うより、仕組みで解決したほうが長続きします。

1. 人感センサー付き照明にする

玄関、廊下、トイレ、洗面所など、短時間しか使わない場所に向いています。
人がいなくなれば自動で消えるため、消し忘れという概念がなくなります。
電球だけを交換できるタイプなら、賃貸でも導入しやすい方法です。

2. スマートプラグやスマート電球を使う

スマートフォンから外出先で消灯を確認できます。
「消したかどうか思い出せない」というストレスそのものが減るのが利点です。
タイマー機能を使えば、決まった時刻に自動で消灯させることもできます。

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3. 調光機能を活用する

多くのLEDシーリングライトには調光機能があります。
テレビを見ている時間や就寝前は、明るさを半分に落としても不便を感じません。
調光で消費電力も下がるため、消すか点けるかの二択より現実的な運用になります。

4. リモコンを定位置に置く

単純ですが効果があります。
リモコンが見当たらず、壁スイッチで操作できない状態になると、消すのが面倒になって放置されがちです。

電気代が高いのは照明のせいなのか

「電気をこまめに消しているのに電気代が下がらない」という場合、原因は照明ではありません。

確認の順番は次のとおりです。

  • 検針票の使用量(kWh)を前年同月と比べる(増えていなければ単価の影響)
  • 冷暖房を使わない春・秋の使用量を確認する(基礎的な消費が多すぎないか)
  • エアコンの稼働時間と設定温度を確認する
  • 冷蔵庫・エアコンの使用年数を確認する(10年以上なら効率が落ちている)
  • 契約アンペアと料金プランを確認する

照明が電気代に占める割合は、一般的な家庭では1割前後にとどまります。
照明を完全にゼロにしても、請求額は1割しか下がらないという前提で優先順位を決めてください。

よくある質問

Q1. 電気を1日つけっぱなしにするといくらかかりますか?

LEDシーリングライト(8畳用・約35W)で約26円です。
リビング用の12畳タイプ(約50W)なら約37円、LED電球1個(8W)なら約6円になります。
出勤中の8時間程度であれば、8畳用で9円弱です。
消し忘れに気づいて慌てて帰宅するほどの金額ではありません。
ただし毎日続けば月に800円前後になるため、習慣として定着している場合は見直す価値があります。
なお、白熱電球を使っている場合は同じ明るさでも6倍以上かかるので、金額の感覚が変わります。

Q2. こまめに消すのと、つけっぱなしはどちらが得ですか?

LEDであれば、こまめに消すほうが得です。
LEDは点灯時に余分な電力を使わず、頻繁なオン・オフによる寿命への影響も小さいためです。
一方、蛍光灯は点灯のたびに電極が消耗するため、1〜2分程度の短い移動であれば消さないほうが寿命の面で有利とされてきました。
ただし、蛍光灯でも数分以上使わないなら消したほうが電気代は下がります。
エアコンのように「立ち上げに電力を使うから消さないほうが得」という理屈は、照明には当てはまりません。

Q3. 電気代のうち照明はどのくらいを占めていますか?

一般的な家庭では1割前後です。
これは家全体をLEDに切り替えている場合の目安で、白熱電球や古い蛍光灯が残っている家庭ではもう少し高くなります。
金額で言えば、月1万円の電気代のうち1,000円前後が照明ということになります。
仮に消し忘れを完全になくしても、削れるのはそのうちの一部です。
電気代を下げたい場合は、割合の大きいエアコンや給湯から手をつけるほうが効果が出ます。

Q4. 家族の消し忘れを注意すべきですか?

金額の面では、注意する労力に見合いません。
一部屋を1日余分に点けても26円程度で、家族間の関係を悪くするほどの金額ではないためです。
どうしても気になる場合は、注意するのではなく仕組みで解決してください。
人感センサー付きの電球に替える、スマートプラグでタイマー消灯を設定する、といった方法があります。
また、子どもに節電を教える教育的な意味で伝えるのであれば、金額より「使っていないものは止める」という考え方を共有するほうが伝わります。

Q5. 外出中に電気をつけっぱなしにするのは防犯上どうですか?

一定の効果はあるとされていますが、やり方によります。
24時間ずっと同じ部屋が明るいままだと、かえって不在を知らせることになりかねません。
電気代の面では、LEDシーリング1台を毎日12時間点けても月400円程度なので、負担は大きくありません。
効果を出したいなら、タイマーで時間帯を変えて点灯させる、玄関まわりは人感センサーを使う、といった工夫のほうが有効です。
光だけに頼らず、施錠の徹底や窓の対策と組み合わせて考えてください。

まとめ

照明をつけっぱなしにしたときの電気代は、LEDシーリング1台で1日26円前後です。

  • 丸1日つけっぱなしでも26円、8時間なら9円弱
  • 毎日続けば月800円前後になるため、習慣化しているなら見直す価値はある
  • 白熱電球が残っているなら、消す努力よりLEDへの交換が確実に効く
  • LEDはこまめに消してよい。蛍光灯は短時間なら消さないほうが寿命の面で有利
  • 階段や夜間の廊下など、安全に関わる照明は消さない

照明が電気代に占める割合は1割前後です。
まずは金額の大きいエアコンや給湯から確認し、照明は仕組みで消し忘れを防ぐ方向で整えるのが現実的です。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

「最近、電気代が高くなった」
「今の電力会社のままでいいのか気になる」

という方は、Looopでんきを選んだ場合の料金を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

今すぐ切り替える必要はありません。
まずは現在の電気代と比較して、自分の家庭に合うか確認してみましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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