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ノーリツコンロのエラー10・20・24|操作部と基板の故障と修理費用

ノーリツコンロのエラー10・20・24と操作部・基板の故障や修理費用を示したサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

ノーリツのガスコンロに「10」「20」「24」といった数字が点滅していて、電池を替えても掃除をしても消えない。
そんな状況でこのページにたどり着いた方が多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、この3つは操作部や基板といった内部部品の不具合を示すコードで、利用者側で解消できるものではありません。
点火しない、火力が変えられないといった症状が出ている場合、必要になるのは修理の手配です。
この記事では、想定される故障部品と修理費用の目安、依頼前に確認しておくこと、そして修理と買い替えを分ける判断基準までを整理して解説します。

目次

この3つは「自分では直せない」タイプの表示

ノーリツのコンロが出すエラーコードは、大きく2つに分かれます。

種類該当するコード対処
使い方・状態を知らせるもの01・02・03・11・12・16・22・23・H など原因を取り除けばその場で解消する
内部部品の不具合を知らせるもの10・20・24・30番台・40・51・66・70番台 など修理が必要

10・20・24は後者にあたります。
バーナーキャップの掃除や乾電池の交換で改善するものではないため、手を尽くしても消えないのは当然といえます。

まず確認していただきたいのは、表示されているのが本当にこの3つかどうかです。
ノーリツのコンロは、コードのあとに発生場所を示す数字(-1は左コンロ、-2は右コンロ、-3は後コンロ、-5はグリル、-0はコンロ全体)を表示します。
「10-2」のように見える場合は、10番のエラーが右コンロで起きているという意味です。
機種によっては数字ではなく、該当する操作部のランプが点灯する方式もあります。

エラー20で想定される故障部品と修理費用

3つのうち、ノーリツが公式に故障部品と修理参考料金を公開しているのが20です。

項目内容
考えられる故障部品LED(電源)基板/エンコーダ(スイッチ)基板/ハーネス(配線)/本体基板
修理参考料金13,000円〜46,000円程度(税込)
備考出張費(上限3,300円)と故障診断料を含んだ金額

エンコーダ基板は、火力調整のつまみやボタンの操作を電気信号として読み取る部品です。
ここが劣化すると、操作しても反応しない、勝手に火力が変わる、押していないボタンが反応するといった症状が出ます。
LED基板は表示灯の制御を担っており、こちらの不具合ではランプが点かない、表示がおかしいといった形で現れます。

金額に幅があるのは、交換する部品によって差が出るためです。
ハーネスや基板1枚の交換であれば下限に近く、本体基板まで交換となると上限側に寄ります。

📎 出典:株式会社ノーリツ よくあるご質問「コンロのエラー表示【20】が点滅」

エラー10・24はどう扱えばよいか

10と24については、コードごとの故障部品や修理参考料金がメーカーから個別に公開されていません。
機種によって割り当てられている内容が異なるため、一律の説明ができないという事情があります。

分かっているのは、いずれも操作部・センサー・制御基板といった内部部品の不具合を示すグループに属するという点です。
そのため、対応の流れは20と変わりません。

この場合、正確な内容はメーカーのコンタクトセンターに問い合わせるのが確実です。
問い合わせの際は、機種の型番と表示されているコード(発生場所の数字も含めて)を伝えてください。
インターネットで見つかる販売店サイトの一覧表には、古い情報や誤りが混ざっていることがあります。
実際、修理参考料金は改定されており、数年前の記事に載っている金額と現在の金額は一致しません。

修理を依頼する前にやっておくこと

修理そのものは自分でできませんが、依頼前の準備で費用と時間を抑えられます。

① 乾電池を抜き差ししてみる

一時的な誤検知であれば、電源のリセットで表示が消えることがあります。
乾電池を2本とも抜き、数分置いてから入れ直してください。
100V電源タイプの機種では、電源プラグを抜いて数分待ってから差し直します。

これで消えるようであれば、部品が完全に故障したわけではない可能性があります。
ただし、同じコードが繰り返し出るなら、部品の劣化が進んでいるサインです。
表示が消えたからと放置せず、頻度が上がってきたら点検を検討してください。

なお、抜き差しの際は電池の状態も確認しておくとよいでしょう。
電池の選び方はガスコンロの電池はマンガンとアルカリどちらが正解?交換時期・選び方を徹底解説で解説しています。

② 型番を控えておく

修理受付では必ず型番を聞かれます。
ビルトインコンロの型番は、次の場所に記載されていることが多いです。

  • 本体前面の下部(グリル扉の下あたり)
  • グリル扉を開けた庫内の側面
  • コンロ下の引き出しを外した奥の側面
  • 購入時の保証書や取扱説明書

型番が分かると、部品の在庫状況もその場で確認してもらえます。
10年を超えている機器では、この時点で「部品がない」と判明することもあります。

③ 症状を具体的にメモする

伝える内容が具体的なほど、必要な部品を持参してもらえる可能性が上がります。
再訪問になると出張費が二重にかかるため、ここは費用に直結します。

記録する項目例
表示されるコード20-1(左コンロ)
いつから3週間前から
どんなときに出るか点火操作をした直後に必ず
症状火はつくが火力調整が効かない
試したこと電池交換、バーナーキャップ清掃

修理費用の内訳を把握しておく

ノーリツが示している修理参考料金には、次の要素が含まれています。

項目内容
出張費上限3,300円
故障診断料訪問して原因を特定する費用
部品代・技術料交換する部品と作業の費用

押さえておきたいのは3点です。

第一に、修理参考料金は部品を1つ交換した場合の目安です。
診断の結果、故障箇所が複数見つかった場合はこの金額を超えることがあります。

第二に、修理をしなかった場合や、修理対応ができなかった場合でも、出張料と故障診断料は発生します。
「見てもらうだけなら無料」ではない点は、依頼前に理解しておいてください。

第三に、実際の金額は訪問時に案内されます。
参考料金はあくまで概算であり、機種や部品の在庫状況によって変わります。

10年を超えると部品供給が終了している可能性

判断を左右するのが機器の使用年数です。
ノーリツは、修理に関する案内の中で10年を超えた製品では部品供給が終了している場合があると明記しています。

さらに、ガスコンロの設計上の標準使用期間は製造から10年、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後5年間とされています。
給湯器と比べると部品の保有期間が短く、年数が経つほど「直したくても直せない」状況になりやすいのが実情です。

📎 出典:株式会社ノーリツ「【製品の寿命】点検・取り替えの目安について」

修理と買い替えを分ける判断基準

使用年数判断の目安
5年未満修理を優先。保証期間内なら無償対応の可能性もある
5〜8年程度修理費用が3万円を超えるようなら買い替えと比較する
10年以上買い替えを軸に検討。部品供給が終了している場合がある

もうひとつの判断材料が、故障箇所の性質です。
基板系の不具合は、1枚を交換しても他の基板が続けて不調になることがあります。
特に本体基板の交換が必要と診断された場合、金額は上限側に近づくため、買い替えとの差が小さくなります。

判断に迷うときは、診断だけ受けて見積もりを聞き、その場で決めずに持ち帰るという進め方もできます。
ただし前述のとおり、修理しない場合でも出張料と診断料はかかるため、その費用は織り込んでおいてください。

買い替えを選んだ場合の古い機器の処分方法は、ガスコンロの捨て方・処分方法を徹底解説|費用・手順・注意点まとめにまとめています。

修理までの間に気をつけること

エラーが出ていても、他のバーナーは使えるという状態がほとんどです。
その場合の注意点を挙げます。

コンロを分解して自分で基板や配線を触ることは絶対に避けてください。
ガス機器の内部にはガスの通り道と電装部品が同居しており、誤った作業はガス漏れや発火につながります。
メーカー保証の対象外にもなります。

また、操作しても反応しない、勝手に火力が変わるといった症状が出ているバーナーは使用を中止してください。
意図しない火力変化は、鍋の空焚きや吹きこぼれの原因になります。

エラー表示が出ないまま点火できない状態が混ざっている場合は、原因が別にある可能性もあります。
その場合はガスコンロの火がつかない原因とは?まず確認すべきポイントと正しい対処判断もあわせて確認してください。

よくある質問

Q1. エラー20が出ていますが、他のバーナーは使えます。急いで修理する必要はありますか。

すぐに危険な状態になるわけではありませんが、放置は勧められません。
基板やハーネスの不具合は進行することが多く、時間が経つほど症状が広がる傾向があります。
特に、火力調整が効かない状態のバーナーを使い続けると、意図しない火力変化で空焚きや吹きこぼれを招きます。
該当するバーナーの使用は止めたうえで、早めに点検を依頼してください。

Q2. 電池を抜き差ししたら表示が消えました。もう大丈夫ですか。

一時的な誤検知であった可能性はありますが、様子を見る必要があります。
同じコードが再び出るようであれば、部品の劣化が進んでいると考えてください。
特に、間隔が短くなってきている場合は注意が必要です。
最初は数か月に一度だったものが週に一度になっているなら、点検を依頼する段階です。

Q3. 修理費用が高いので、部品を自分で買って交換できませんか。

推奨できません。
ガス機器の内部部品の交換は、ガスの気密性や安全装置の動作確認を伴う作業です。
誤った取り付けはガス漏れや不完全燃焼の原因になり、メーカー保証も受けられなくなります。
また、コンロ用の基板類は一般に部品単体で販売されていません。
必ずメーカーまたは有資格の事業者に依頼してください。

Q4. 賃貸物件のコンロです。誰に連絡すればよいですか。

備え付けの設備であれば、まず管理会社または大家に連絡してください。
設備として貸し出されているコンロは、原則として所有者側の負担で修理されます。
入居者が自分で購入して設置したコンロであれば、メーカーの修理窓口に直接依頼します。
判断がつかない場合は、賃貸借契約書の設備一覧を確認するのが確実です。

Q5. 修理を依頼してから、どのくらいで来てもらえますか。

地域や時期によって変わります。
冬場や年末年始などガス機器のトラブルが集中する時期は、待ち時間が長くなる傾向があります。
また、必要な部品の在庫がない場合は取り寄せのため二度の訪問になることもあります。
症状とコードを詳しく伝えておくと、必要な部品を持参してもらえる可能性が高まり、結果的に早く終わります。

まとめ

ノーリツコンロのエラー10・20・24は、操作部や基板といった内部部品の不具合を示すコードです。
掃除や電池交換では解消しないため、必要なのは修理の手配になります。

このうち20については、LED基板・エンコーダ基板・ハーネス・本体基板が想定される故障部品で、修理参考料金は13,000円〜46,000円程度が目安です。
10と24はコードごとの個別案内がないため、型番と表示内容をメーカーに伝えて確認してください。

依頼前にやっておきたいのは、電池の抜き差し、型番の確認、症状のメモの3つです。
特に症状を具体的に伝えておくと、部品を持参してもらえる可能性が上がり、再訪問による追加費用を避けられます。

使用年数が10年を超えている場合は、部品供給が終了していることもあります。
修理を前提とせず、買い替えも含めて判断してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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