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室外機が動かない原因と対処法|故障かどうかを自分で判断する完全ガイド

故障して振動し異音が出ているエアコン室外機のイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

エアコンをつけたのに室外機が動かない——
そう気づいたとき、「故障だ」とすぐに判断するのは少し早いかもしれません。
実際のところ、室外機が止まっている原因の多くは、故障ではなく一時的な動作停止や設定の問題です。

とはいえ、真夏の冷房が使えない、真冬の暖房が止まった、という状況はすぐにでも解決したいトラブルです。
本記事では、室外機が動かない原因を故障ではないケース」「自分で対処できる故障」「業者が必要な故障の3段階で整理し、症状ごとの具体的な確認手順と対処法を詳しく解説します。


目次

まず確認|この症状が出たらすぐに電源を切ってください

室外機が動かないときは焦らず確認することが基本ですが、以下の症状が出ている場合だけは例外です。
自己判断での対処は危険ですので、すぐに運転を停止してコンセントを抜き、メーカーまたは業者に連絡してください。

スクロールできます
緊急停止が必要な症状想定されるリスク
焦げたにおい・煙が出ている内部の電気系統が発熱・発火のおそれ
電源プラグ・コードが熱い・変形している漏電・発火のリスク
異常な金属音・激しい振動が続いているコンプレッサーや内部部品の重大な損傷
ブレーカーが繰り返し落ちる電気系統の短絡・過負荷

上記の症状がなければ、次のセクションから順番に確認を進めてください。


室外機が動かない原因の全体マップ

室外機が止まっている理由は大きく3つのカテゴリに分けられます。

室外機が動かない
├── ① 故障ではない正常な停止
│   ├── サーモオフ機能
│   ├── 霜取り運転中(暖房時)
│   ├── 送風モードで運転している
│   └── 運転開始直後の準備期間
│
├── ② 自分で対処できるトラブル
│   ├── ブレーカーが落ちている
│   ├── リモコンの設定ミス・電池切れ
│   ├── コンセント抜け・半挿し
│   ├── 室外機周囲の障害物
│   ├── 室内フィルターの目詰まり
│   └── 一時的なシステムエラー(電源リセットで改善)
│
└── ③ 業者に依頼が必要な故障
    ├── ファンモーターの故障
    ├── コンプレッサーの故障
    ├── 冷媒ガスの漏れ
    ├── 制御基板(基盤)の故障
    └── 配線の断線・接続不良

それぞれについて、詳しく解説していきます。


【カテゴリ①】故障ではない正常な停止

ベランダに設置された白いエアコン室外機とファン部分のクローズアップ画像

室外機が動いていないように見えても、実はエアコンが正常に機能している場合があります。
慌てる前に、まずここを確認しましょう。

サーモオフ機能による停止

エアコンは、室温が設定温度に達すると、室外機のファンを一時的に停止させます。
これをサーモオフと呼びます。省エネのための正常な動作であり、故障ではありません。

確認方法:
設定温度を冷房なら2〜3℃下げる(例:26℃→23℃)、暖房なら2〜3℃上げてみてください。
室外機が再び動き出せば、サーモオフによる停止で間違いありません。

霜取り運転中(暖房運転時)

冬の暖房運転中、室外機の熱交換器に霜が付着すると、エアコンが自動的に霜取り運転を行います。
この間、暖房は一時停止し、室外機のファンも止まります。通常、10〜15分程度で霜取りが完了し、暖房が再開します。

室内機の液晶に「霜取り中」「暖房準備中」などの表示が出ていれば、正常な動作です。そのまま待機してください。

送風モードでの運転

送風モードは室内の空気を循環させるだけの機能です。
このモードでは熱交換(冷やす・温める)を行わないため、室外機は動作しません
リモコンの表示を確認し、冷房または暖房モードに切り替えてください。

運転開始直後の数分間

エアコンを起動した直後は、室内機が準備動作を行うため、室外機の動き出しまでに数分のタイムラグが生じることがあります。
特に起動時の外気温が低い場合や、長期間使用していなかった場合は、少し長めに待ってみてください。


【カテゴリ②】自分で対処できるトラブル

故障ではない正常停止を除外したうえで、次は自分で確認・対処できる原因を一つひとつ確認していきましょう。
以下の手順を上から順に試してください。

STEP 1:ブレーカーを確認する

エアコンには室内機と室外機で別系統のブレーカーが設けられているケースがあります。
室内機の電源ランプが点灯していても、室外機専用のブレーカーが落ちていると、室外機だけが動かないという状態になります。

確認・対処手順:

  1. 分電盤(ブレーカーボックス)を開ける
  2. エアコン・エアコン室外機と書かれたブレーカーをすべて確認する
  3. 「切」になっているブレーカーがあれば「入」に戻す
  4. エアコンを再起動して室外機が動くか確認する

注意: ブレーカーが繰り返し落ちる場合は、電気系統に何らかの異常がある可能性があります。一度入れ直して再び落ちるようであれば、無理に再投入せず業者に点検を依頼してください。

STEP 2:リモコンの設定と電池を確認する

リモコンの電池が切れかけていると、信号が正しく送れず、エアコンが応答しないことがあります。
また、知らないうちに運転モードが変わっていたり、タイマーがオフになっていたりするケースも少なくありません。

確認ポイント:

  • 電池残量を確認する(新品に交換してみる)
  • 運転モードが「冷房」または「暖房」になっているか
  • タイマー設定がオフになっているか
  • 設定温度が現在の室温と大きく乖離しているか(極端に設定してみる)

リモコンが原因かどうかを判断する最も簡単な方法は、室内機本体の「応急運転ボタン」を押すことです。このボタンでエアコンが動き出せば、リモコンや受信部に原因があると判断できます。

STEP 3:コンセントと電源プラグを確認する

コンセントが半挿しになっていたり、延長コードの接続が緩んでいたりすると、正常に通電されない場合があります。
落雷のあとや、掃除で動かした後などに起きやすいトラブルです。

確認・対処手順:

  1. エアコンの電源を切る
  2. 電源プラグをコンセントから完全に抜く
  3. コンセント・プラグに異常(変形・焦げ)がないか目視確認する
  4. 異常がなければ、しっかりと差し直す
  5. エアコンを再起動する

STEP 4:電源リセット(システムエラーの解消)

スマートフォンやパソコンと同様に、エアコンも内部でシステムエラーが起きることがあります。
この場合、電源を完全にオフにして再起動するだけで改善することがあります。

手順:

  1. エアコンの電源を切る
  2. コンセントを抜く(または専用ブレーカーを切る)
  3. 2〜3分間そのまま待つ(内部の電気を完全に放電させるため)
  4. コンセントを差し直す(またはブレーカーを入れる)
  5. エアコンを再起動して室外機の動作を確認する

多くの一時的なシステムエラーはこの手順で解消されます。

STEP 5:室外機の周囲・吹き出し口を確認する

室外機の周囲や吹き出し口がふさがれていると、排熱がうまくできずに過熱保護装置(安全装置)が働いて自動停止することがあります。

確認ポイントと確保すべきスペース:

方向確保すべきスペースの目安
前面(吹き出し口)50cm〜1m以上
背面(吸い込み口)10cm以上
左右5〜10cm以上
上部20cm以上

段ボール・植木鉢・自転車・物置など、室外機周囲に置かれた障害物を取り除き、風通しを確保してください。
直射日光が長時間当たる場所に設置されている場合は、日除けを設けることで過熱リスクを減らせます。

注意: カバーをかけたまま運転すると、吹き出し口がふさがれて安全装置が作動します。室外機カバーは必ず取り外してから運転してください。

STEP 6:室内機のフィルターを確認する

室外機と直接関係ないように見えますが、室内機のフィルターが目詰まりしていると、エアコン全体の風量が低下し、熱交換効率が著しく落ちます。
その結果、室外機に過負荷がかかって安全装置が作動するケースがあります。

フィルターが薄茶色・灰色に変色し、ほこりで目が詰まっている場合は、清掃してから再起動してみてください。

STEP 7:応急運転で最終確認する

ここまでの手順をすべて試しても室外機が動かない場合、室内機本体の応急運転ボタンを押して動作確認を行います。

  • 応急運転で動いた場合:室外機自体ではなく、リモコン・受信部・配線の問題が疑われます
  • 応急運転でも動かない場合:室外機本体または室内機の内部故障が疑われます。次のカテゴリ③に進んでください

【カテゴリ③】業者に依頼が必要な故障

上記の確認手順をすべて試しても室外機が動かない場合、内部の部品に故障が起きている可能性が高いです。
以下に、業者対応が必要な主な故障原因とその症状・修理費用の目安をまとめました。

ファンモーターの故障

室外機のファンは、コンプレッサーで発生した熱を外気に放出するために回転し続けています。
このファンを動かすファンモーターが故障すると、ファンが回らなくなり、放熱ができずに室外機全体が停止します。

症状:

  • 室外機から「ブーン」という低い唸り音はするが、ファンが回らない
  • ファンが途中で止まる、または回転が遅い
  • 焦げたにおいがする(モーター過熱の兆候)

原因:

  • ベアリングの腐食・摩耗
  • モーターコイルの断線
  • 異物(枯れ葉・石・小動物など)の侵入による過負荷

修理費用の目安:

修理内容費用の目安
ファンモーター交換15,000〜35,000円
異物除去のみ5,000〜15,000円

使用年数が10年未満であれば修理が有効ですが、10年以上の場合は他の部品の劣化も進んでいる可能性があるため、買い替えも視野に入れた判断を業者と相談することをおすすめします。

コンプレッサーの故障

コンプレッサーは冷媒ガスを圧縮・循環させる、室外機の心臓部ともいえる部品です。
ここが故障すると、冷媒が循環しなくなり、エアコンは一切の冷暖房機能を失います。

症状:

  • 室外機から「ブーン」という唸り音はするが、起動しようとしてすぐ止まる
  • 室外機が全く動かない(音もしない)
  • 室内機は動いているが、室温がまったく変わらない

原因:

  • 長年の使用による電気コイルの劣化・焼き付き
  • 冷媒不足による過負荷での焼損
  • 経年による圧縮機構の摩耗

修理費用の目安:

修理内容費用の目安
コンプレッサー交換50,000〜150,000円

コンプレッサーの交換は修理費が非常に高額になるため、使用年数が8〜10年以上の場合は買い替えを検討する方が経済的なケースが多いです。
業者に診断してもらい、修理と買い替えどちらが合理的かをしっかり相談してください。

冷媒ガスの漏れ

エアコンの冷暖房は、冷媒ガスが室内機と室外機の間を循環することで成立しています。
通常、冷媒は正常使用では減りませんが、配管の接続不良や腐食、施工ミスなどによって漏れることがあります。

冷媒が不足すると、安全装置が作動して室外機が停止するケースがあります。

症状:

  • 冷房をかけても部屋が冷えない、暖房をかけても暖まらない
  • 室外機の配管接続部(バルブ付近)に白い霜や氷が付着している
  • 室内機から水漏れが多い

ポイント: 配管接続部に霜が付いている場合、冷媒ガス漏れの可能性が非常に高いサインです。冷媒ガスの補充は国家資格(冷媒フロン類取扱技術者)が必要な作業であり、一般ユーザーが自分で補充することはできません。必ず専門業者に依頼してください。

修理費用の目安:

修理内容費用の目安
ガス補充のみ10,000〜20,000円
漏れ箇所の特定・修理+補充30,000〜80,000円

制御基板(インバーター基板)の故障

室外機の内部には、ファンモーターやコンプレッサーへの電力と信号を制御する電子制御基板が搭載されています。
この基板が故障すると、部品に正しい指令が届かなくなり、室外機が一切動かなくなります。

症状:

  • 電源は入っているが、室外機が全く反応しない
  • エラーコードが点灯または点滅している
  • 雷のあとから急に動かなくなった

原因:

  • 経年劣化による基板の変形・腐食
  • 落雷による雷サージ(過電圧)
  • 熱による部品の焼損

修理費用の目安:

修理内容費用の目安
制御基板交換30,000〜80,000円

基板は型番ごとに専用品であるため、古い機種では部品の在庫がなく修理できないことがあります。
製造から10年以上経過したエアコンの場合、部品供給が終了している可能性もあるため、メーカーへの問い合わせが必要です。

配線の断線・接触不良

室内機と室外機をつなぐ連絡線や、室外機内部の配線が断線・接触不良を起こすと、信号が届かず室外機が動かなくなることがあります。

症状:

  • 室内機は正常に見えるが、室外機が全く無反応
  • エラーコード(通信エラー系)が表示される
  • 新しいエアコンを設置した直後から動かない

原因:

  • ネズミなどの小動物による噛み切り
  • 設置工事時の施工ミス
  • 長年の使用による腐食

施工直後のトラブルは設置業者への連絡・クレーム対応となるため、まず施工業者に確認してください。


修理費用の相場まとめ

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故障箇所修理費の目安判断の目安
ファンモーター15,000〜35,000円使用10年未満なら修理が有効
コンプレッサー50,000〜150,000円8〜10年以上なら買い替えを検討
冷媒ガス補充10,000〜20,000円漏れ箇所修理込みは30,000〜80,000円
制御基板30,000〜80,000円10年超は部品供給を先に確認
配線修理10,000〜30,000円施工直後は設置業者へ連絡

修理 vs. 買い替えの目安: 修理費用がエアコン本体価格の50%を超える場合、または使用年数が10年を超えている場合は、買い替えを検討する方が長期的にはコストを抑えられることが多いです。


エラーコードが出ているときの対処

室外機が動かない場合、リモコンや室内機の液晶にエラーコードが表示されていることがあります。
エラーコードはメーカーごとに異なりますが、確認することで故障箇所をある程度絞ることができます。

主要メーカーのエラーコード確認方法

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メーカーエラーコード確認先
ダイキン取扱説明書、または公式サポートページ(daikin.co.jp)のエラーコード一覧
三菱電機取扱説明書、または「霧ヶ峰」サポートページ
パナソニック取扱説明書、または「エオリア」公式サポート
日立取扱説明書、または「白くまくん」公式サポート
富士通ゼネラル取扱説明書、または「ノクリア」公式サポート
コロナ取扱説明書、またはコロナ公式サポートページ

エラーコードを確認したら、そのコードを取扱説明書で照合し、記載の対処法を試してみてください。
自己対処で改善しないコード(圧縮機系・基板系など)は、そのまま業者に伝えると診断がスムーズに進みます。


賃貸住宅の場合の対応フロー

賃貸住宅に設置されているエアコンが故障した場合、修理費用の負担先は管理会社または大家さんになることが一般的です。
自分で勝手に業者を手配してしまうと、費用を自己負担しなければならなくなるケースがあります。

正しい対応フロー:

  1. 管理会社または大家さんにエアコンの不具合を連絡する
  2. 状況を説明し、修理または交換の判断をあおぐ
  3. 管理会社側が手配した業者に対応を任せる

緊急を要する場合(真夏に熱中症リスクがある場合など)は、その旨を伝えた上で対応の優先度を上げてもらえるよう相談してください。


買い替えを検討すべき状況の目安

以下のいずれかに当てはまる場合、修理よりも買い替えを検討することをおすすめします。

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判断基準理由
使用年数が10年以上メーカーの部品保有期間(目安:製造終了から10年)を超えると修理不能になることがある
コンプレッサーの故障修理費が高額で、買い替えコストと大差ない場合が多い
複数箇所の故障一箇所直しても他がすぐ壊れるリスクが高い
修理費が本体価格の50%超コスト的に買い替えが有利
近年モデルへの省エネ移行旧モデルと比べて電気代が年間数千〜数万円変わることがある

最新のエアコンは省エネ性能が大幅に向上しており、古い機種から買い替えることで電気代が下がるケースも多くあります。
修理費を払ってまで旧機種を使い続けるより、長期的な電気代削減効果も含めて判断することをおすすめします。


室外機の寿命と日常的なメンテナンス

雪が積もったエアコン室外機2台をイラスト風に表現した冬の屋外設置状況

室外機の一般的な寿命

エアコンの一般的な寿命は10〜15年とされています。
室外機は屋外に設置されているため、紫外線・雨・砂ぼこり・排気ガスにさらされ続け、室内機よりも劣化が進みやすい傾向があります。

ただし、適切なメンテナンスと設置環境の管理によって寿命を延ばすことは可能です。

室外機の寿命を延ばすためのポイント

① 周囲のスペースを確保する
室外機の吸排気が妨げられると、コンプレッサーや熱交換器に過大な負荷がかかり、部品の劣化が早まります。前面50cm以上、背面10cm以上のスペースを常に確保してください。

② 直射日光・西日を遮る
室外機が直射日光にさらされると、放熱効率が下がり、冷房時の電力消費が増えるとともに、内部の電子部品が熱劣化しやすくなります。日差しが強い設置場所には、市販の日除けパネルや遮熱シートを活用するのが効果的です。ただし、吹き出し口を直接ふさぐような設置はNGです。

③ 異物の侵入を防ぐ
枯れ葉・砂・小石などが室外機内部に入り込むと、ファンや熱交換器にダメージを与えます。秋口や台風後など、ゴミが飛散しやすい時期は、室外機の周囲を定期的に掃除してください。

④ 外装・フィンの清掃
室外機の外側(熱交換フィン・グリル)は、市販の室外機用洗浄スプレーやホースで流せる汚れなら自分で掃除できます。ただし、内部の部品を自分で分解・清掃することは故障の原因になるため禁止です。内部の徹底洗浄は専門業者に依頼してください。

⑤ シーズン前に試運転する
毎年、冷房シーズンと暖房シーズンが始まる前に試運転を行い、正常に動作するかを確認しておくと、「急に壊れた」というトラブルを防げます。


業者に依頼するときの注意点

室外機の修理を業者に依頼するときは、以下の点に注意してください。

見積もりは複数社から取る

修理費用はエアコンメーカーの公式サービスと、一般の家電修理業者とで大きく異なることがあります。内容と費用を複数社で比較し、作業内容が明確に説明されている業者を選んでください。

「訪問診断無料」の確認を

業者によっては、現地診断の時点で費用が発生する場合があります。依頼前に「訪問診断・見積もりは無料か」を確認しておきましょう。

保証書・購入証明書を用意しておく

購入から5年以内、もしくはメーカー延長保証に加入している場合は、修理費用が保証対象になることがあります。保証書・購入証明書はすぐに取り出せる場所に保管しておいてください。

賃貸の場合は必ず管理会社へ先に連絡する

前述のとおり、賃貸物件の設備故障は自己手配すると費用を自己負担するリスクがあります。まず管理会社への連絡を行いましょう。


よくある質問(Q&A)

Q1. 室内機は動いているのに室外機が動かない。なぜですか?

A. 室内機と室外機は別系統のブレーカーで動いている場合があるため、室内機は動いていても室外機専用のブレーカーが落ちていると室外機だけが止まります。また、送風モードで運転している場合やサーモオフ状態でも、室内機は動作しながら室外機が止まっている状態になります。エラーコードが出ていない場合は、ブレーカーの確認とリモコンの設定確認を先に行ってください。

Q2. 電源を入れたばかりなのに室外機が動かない。故障ですか?

A. 起動直後は数分間のタイムラグがある場合があります。また、暖房時であれば霜取り運転や暖機動作中のために室外機が動き出さないケースもあります。5分程度待っても動かない場合は、サーモオフや送風モードでないかを確認してから、ブレーカーや電源リセットの手順へ進んでください。

Q3. 室外機のファンが回っていないが、音はしている。どんな故障が考えられますか?

A. 「ブーン」という低い唸り音はしているが、ファンが回らない状態はファンモーターの故障が疑われます。ただし、サーモオフ中はファンが止まりながらコンプレッサーが動き続けることもあるため、設定温度を変えて反応を確かめてください。変化がなければ、ファンモーターの故障として業者に診断を依頼してください。

Q4. コンプレッサーが故障したら修理と買い替え、どちらがいいですか?

A. コンプレッサー交換の費用は50,000〜150,000円と高額になるケースが多く、使用年数が8〜10年以上であれば、修理費と同程度の費用で新品に買い替えられることもあります。また、新しいエアコンの方が省エネ性能が高く、電気代の削減効果も期待できるため、総合的なコストで判断することをおすすめします。業者に修理見積もりを取ったうえで、買い替えとの費用差を比較してください。

Q5. 室外機の故障は自分で修理できますか?

A. 周囲の障害物を取り除く、電源リセットをする、ブレーカーを入れ直す、フィルターを掃除するといった作業は自分で対処できます。ただし、コンプレッサーの交換・制御基板の交換・冷媒ガスの補充は、専門知識と資格(冷媒フロン類取扱技術者など)が必要な作業であり、無資格者が行うことは法律上禁止されています。内部部品の故障が疑われる場合は、必ず資格を持った業者に依頼してください。


まとめ

エアコンをリモコンで操作している男性と壁掛けエアコンのイラスト

室外機が動かないときは、まず「故障ではない正常停止」を確認することが重要です。
サーモオフ・霜取り運転・送風モードの3点を確認し、それでも原因が不明な場合はブレーカー・リモコン・電源リセット・室外機周囲の確認を順番に行いましょう。

スクロールできます
状況対応
焦げ臭・煙・ブレーカーが繰り返し落ちるすぐに電源を切って業者へ
設定やブレーカーで改善した正常運転を確認して様子を見る
電源リセット後も改善しない業者に点検を依頼する
使用年数10年超+高額修理が必要買い替えを含めて業者と相談

室外機のトラブルは、早期に原因を切り分けることで、無駄な費用と時間を避けることができます。
本記事の手順を参考に、落ち着いて対処していただければ幸いです。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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