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パナソニック エコキュート エラーコード一覧|原因と対処法を簡単解説

パナソニック製エコキュートの貯湯ユニットとヒートポンプユニットが並んだ製品外観画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

パナソニック(ナショナル)製のエコキュートにエラーコードが表示されて、どう対処すればいいか困っていませんか?

突然お湯が使えなくなると焦ってしまいますが、エラーコードは機器が「異常を検知したこと」を知らせるサインです。
まずは落ち着いてコードの意味を確認しましょう。

この記事では、パナソニック製エコキュートに表示される主なエラーコードを「H系・F系・U系」に分けて一覧でまとめ、それぞれの原因と対処法をわかりやすく解説します。

ポイント エコキュートの寿命は一般的に約10年とされています。購入から年数が経っている場合は、修理と交換のどちらが適切かを判断することも大切です。取扱説明書を確認しても改善しない場合は、メーカーサポートまたは専門業者への相談をおすすめします。

→パナソニック公式HP:修理のご相談・お申し込みページ


目次

エラーコードが表示されたら最初にすること

エラーコードが表示されたとき、まず以下の手順を試してみてください。

  1. リモコンの電源をいったんオフにして、数分後に再起動する(一時的なエラーはリセットで解消される場合があります)
  2. 取扱説明書でエラーコードの意味を確認する
  3. 自分で対処できる内容かどうかを判断する
  4. 改善しない・同じエラーが繰り返す場合はメーカーサポートまたは専門業者に連絡する

⚠️ 安全上の注意 水漏れや異臭・異音が伴うエラーは、機器を使用し続けずにすぐに電源を切り、専門業者へご相談ください。


【H系エラー】貯湯ユニット・配管・センサー関連

H系のエラーコードは、主に貯湯ユニット側の配管・センサー・弁類の異常を示します。
多くはセンサーや部品の点検・交換が必要なため、専門業者やメーカーへの依頼が基本です。

H系エラーコード一覧

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エラーコード内容・主な原因対処のポイント
H18暖房水の漏れ検知(暖房配管・床暖房パネルからの水漏れ)配管の水漏れ箇所を確認・補修。専門業者へ依頼
H25ふろフロースイッチの異常ふろ配管の洗浄・フロースイッチの掃除。外装に磁石がないか確認
H29ふろ循環配管の異常(往き管・戻り管の接続不良)配管接続の確認・修正。専門業者へ依頼
H30暖房往きサーミスタの故障リード線・コネクタの接続確認。サーミスタの点検・交換
H32給水サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ抜けの確認。給水サーミスタの点検・交換
H33ふろサーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検。ふろサーミスタの抵抗値確認・交換
H34給湯サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検。給湯サーミスタの点検・交換
H35タンク上部温度の異常(残湯サーミスタの断線)残湯サーミスタの点検・交換
H37ふろ給湯サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検。ふろ給湯サーミスタの点検・交換
H39追い炊きサーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検。追い炊きサーミスタの点検・交換
H45追い炊き熱交サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検。追い炊き熱交サーミスタの点検・交換
H46中間サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検。中間サーミスタの点検・交換
H48暖房往きサーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ接続確認。暖房往きサーミスタの交換
H49追い炊きポンプの異常ポンプ・コネクタの点検。給水フィルターのゴミ除去
H50暖房戻りサーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ接続確認。暖房戻りサーミスタの交換
H52補水弁の異常(満水にならない)給水元栓の「開」確認。補水弁フィルターの掃除・交換
H54切替弁(三方弁)の異常(位置未検出)コネクタ確認。三方弁の点検・交換
H56ふろ混合弁の異常ふろ混合弁・ふろ給湯サーミスタの点検・交換
H57中間混合弁の異常(位置未検出)コネクタ接続確認。中間混合弁の点検・交換
H58バイパス電磁弁の断線またはショートコネクタ外れ確認。バイパス電磁弁の交換
H59給湯混合弁の異常給湯混合弁・給湯サーミスタの点検・交換
H60水位電極の異常(水位センサーの不具合)リード線確認。減水電極の抵抗値確認・交換
H66酸素ファンの異常(ファンが作動していない)コネクタ確認。酸素ファンの点検・交換
H69暖房往きサーミスタの過温検知(70℃以上を30秒間検出)暖房往きサーミスタの交換
H70基板間通信の異常(制御基板の不良)コネクタ確認。暖房基板または制御基板の交換
H76リモコンの通信異常リモコンケーブルの点検・補修。リモコンの点検・交換
H77ミスト混合弁の異常ふろ流量調整弁のコネクタ確認・点検・交換
H78ふろポンプの異常ふろポンプのコネクタ確認・点検・交換
H79ふろ注湯弁の異常(流量センサーの不具合)ふろ注湯弁の交換
H81給湯サーミスタの温度異常(断線またはショート)コネクタ点検補修。給湯サーミスタの交換
H82時計データの異常(停電後に時刻がずれた)リモコンで時刻合わせ・日時設定を行う
H83水位窓設定の異常(3分以内に設定できない)エアーかみ除去。水位センサーの交換
H84ミストセンサーの異常(断線またはショート)コネクタ確認。ミストサーミスタの交換
H85ミスト混合弁の異常コネクタ接続確認。ミスト混合弁の交換
H86ミスト混合温度の異常断水復旧確認。給水元栓・ミスト接続バルブを開く。センサー交換
H87給湯混合弁の温度異常凍結の確認・解除。給水元栓の「開」確認。混合弁・サーミスタの交換
H88ふろ混合弁の温度異常ソーラー接続確認。混合弁・サーミスタの点検・交換
H89給湯サブサーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検補修。給湯サブサーミスタの交換
H90ユニット間通信の異常(各ユニット回路の不具合)連絡配線の接続確認。プリント基板の点検・交換
H91温度過昇(保安器が作動)専門業者による点検・修理が必要
H92ヒートポンプ配管の誤配管(往き管・戻り管の接続不良)ヒートポンプ配管の接続確認・修正
H93循環水系統の異常配管系路の点検(エアー抜き・逆止弁・凍結等)。積層ポンプの点検
H94ユニット間循環の異常(配管詰まり等)給水弁の「開」確認。凍結解凍。配管折れ・詰まりの補修
H95電源・電圧の異常(AC100Vへの誤接続)電源電圧がAC200Vか確認。プリント基板の点検・交換
H97追い炊き熱交換器の異常ふろサーミスタの確認。追い炊き熱交換器の交換

H系エラーの多くはセンサー・弁類の交換が必要です。
リード線・コネクタの抜けを自分で確認することはできますが、部品交換は専門業者への依頼をおすすめします。


【F系エラー】ヒートポンプユニット関連

F系のエラーコードは、主にヒートポンプユニット側(室外機・冷凍サイクル・センサー)の異常を示します。
冷媒ガスや圧縮機に関わるものも多く、ほぼすべて専門業者による対応が必要です。

F系エラーコード一覧

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エラーコード内容・主な原因対処のポイント
F11ピークカットの異常(熱交換器・配管詰まり)配管系路の点検(エアー抜き・バルブ確認・凍結等)。専門業者へ依頼
F12圧力スイッチの作動(配管誤接続・凍結等)配管系路の確認。給水凍結の解凍。沸き上げポンプ・膨張弁の点検
F14圧縮機のロック(モーターの不具合)圧縮機配線確認。プリント基板またはヒートポンプユニットの対応
F15ファンのロック(異物混入等)異物除去。ファンモーターの抵抗値点検・交換
F16入力電流の異常(電流値が異常に高い)据付け寸法の確認・修正。プリント基板の交換
F17機器からの漏水検知水漏れの補修。漏水センサーの点検・交換
F19出湯温度の異常(熱交換器の循環量不足)配管の折れ・詰まり確認。出湯サーミスタの点検・交換
F20吐出管温度の異常(吐出管サーミスタの不具合)吐出管サーミスタ・膨張弁コイルの点検・交換
F21電装品ボックス内温度の異常据付け寸法の確認・修正。ファンモーターの点検・交換
F22トランジスタモジュール温度の異常(放熱フィンの汚れ等)放熱フィンの汚れ除去。フィンサーミスタ・ファンモーターの点検
F23DCピーク異常(ヒートポンプユニット回路の不具合)配管系路の確認。沸き上げポンプ・プリント基板・圧縮機の点検
F24冷凍サイクルの異常(配管誤接続・沸き上げポンプ不具合等)配管接続確認。サーミスタ・ポンプ・膨張弁の点検・交換
F27圧力スイッチ(HPS)の異常HPSリード線・コネクタの確認。プリント基板の点検・交換
F36外気サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検・修正。外気サーミスタの点検・交換
F37入水サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検・修正。入水サーミスタの点検・交換
F38残湯サーミスタの異常コネクタ確認。残湯サーミスタの交換
F40吐出管サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検。吸入管サーミスタの点検・交換
F41吸入管サーミスタの異常(断線またはショート)PFC保護確認。プリント基板・膨張弁コイルの点検・交換
F42空気熱交入口サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検・修正。サーミスタの交換
F43空気熱交出口サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検・修正。サーミスタまたはプリント基板の交換
F44トランジスタサーミスタ(フィンサーミスタ)の異常プリント基板またはフィンサーミスタの点検・交換
F45出湯サーミスタの異常(断線またはショート)コネクタ点検・修正。出湯サーミスタの点検・交換
F46CTケーブルの異常(断線)CT1の抵抗値確認。プリント基板交換または冷媒漏れの点検
F47漏水センサーの異常(断線またはショート)コネクタ確認。漏水センサーの交換
F62PFCサーミスタの異常プリント基板の点検・交換
F67積層(沸き上げ)ポンプの異常コネクタ確認。積層ポンプの点検・交換
F70位置検出センサーの異常(断線またはショート)連絡配線・圧縮機リード線の点検・修正
F94水位センサーの異常コネクタ確認。水位センサーの点検・交換

F系エラーはヒートポンプユニット内部の異常が多く、冷媒ガスや電気系統に関わる場合もあります。
一般の方が自己対処できるものは少ないため、早めに専門業者へご相談ください。


【U系エラー】使用状況・操作に関するお知らせ

U系のエラーコードは、機器の故障ではなく使用状況や操作に起因する「お知らせ」に近いコードです。ご自身で対処できる場合が多くあります。

U系エラーコード一覧

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エラーコード内容・主な原因対処方法
U22お湯はり中に断水・凍結が発生した断水復旧または凍結解消を確認してから「ふろ自動」を再操作
U51浴槽の栓が抜けている可能性浴槽の栓を確認してから「ふろ自動」を再操作
U53浴槽が満水(残湯がある状態でお湯はりした)ふろの設定湯量を下げて再操作
U54初回残水(浴槽の基準水位が未設定)浴槽を空にして栓をしてから「ふろ自動」を操作
U55浴槽に3日間お湯がたまったまま浴槽のお湯を抜いてから自動お湯はりを再操作
U61湯切れの恐れ(タンク内にお湯がない)タンクにお湯が沸くまで待つ。改善しない場合はサーミスタ点検

U系エラーの多くはご自身での対処が可能です。
ただし、U61(湯切れ)でお湯が沸かない状態が続く場合は、センサー故障の可能性もあるため業者への確認をおすすめします。


修理依頼の判断基準:自分で対処できる?業者に頼む?

エラーコードが表示されたとき、「自分で対処できるもの」と「専門業者に依頼すべきもの」を以下を目安に判断してください。

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状況対応
U系のエラーで、栓・断水・湯切れなど操作上の問題自分で対処できる場合が多い
H82(時刻ずれ)など簡易設定で解消するものリモコン操作で対処可能
H・F系でコネクタ抜けが疑われる場合外観確認のみ。配線の修正は業者へ
センサー・弁・ポンプ・基板の交換が必要専門業者へ依頼
水漏れ・異臭・異音を伴う場合すぐに使用停止して業者へ連絡
購入から10年以上経過しているもの修理より交換も視野に入れて相談

メーカーサポート・修理依頼の目安

エラーコードに対する修理費用は内容によって異なりますが、センサー類や弁の交換であれば概ね16,500円(税込)〜 が目安とされています(部品・作業内容により変動します)。

連絡先の選び方

  • 購入後8年以内の場合:まずパナソニックのメーカーサポートへ。保証の適用を確認しましょう。
  • 購入後10年前後・以上の場合:部品の在庫がない場合も多く、修理を断られるケースもあります。エコキュート専門業者への相談も視野に入れてください。

→パナソニック公式HP:修理のご相談・お申し込みページ

よくある質問(Q&A)

Q. エラーコードが表示されたが、すぐに消えた。そのまま使っても大丈夫ですか?

A. 一時的なエラーで自然復旧することもありますが、同じエラーが繰り返す場合は内部で異常が進行している可能性があります。様子を見つつ、再発するようであれば業者への相談をおすすめします。

Q. H系・F系のエラーは自分で修理できますか?

A. 多くの場合、センサーや弁・基板など専門部品の交換が必要なため、一般の方による自己修理はおすすめしません。コネクタの外れ確認など外観チェックは可能ですが、修理作業は専門業者に依頼するのが安全です。

Q. エコキュートが10年を超えていますが、修理と交換どちらがよいですか?

A. 10年を超えると部品の入手が難しくなることがあり、修理しても別の箇所が故障するリスクも高まります。修理費用と新品への交換費用を比較しながら、業者に相談して判断することをおすすめします。

Q. パナソニックのエコキュートのメーカーサポートへの連絡方法は?

A. パナソニックの公式サイト(panasonic.jp)または取扱説明書に記載のサポートセンターへお問い合わせください。修理受付の状況によっては対応まで時間がかかる場合もあります。

Q. 冬場にエラーが多く出る気がします。なぜですか?

A. 冬季は外気温の低下により配管や弁が凍結しやすくなり、それがエラーの原因になることがあります。H87・H93・H94などは凍結が原因のケースも多く見られます。凍結防止ヒーターの動作確認や、機器の保温対策も合わせてご検討ください。


まとめ

パナソニック製エコキュートのエラーコードは、大きくH系・F系・U系の3種類に分類されます。

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分類主な内容対処の方向性
H系貯湯ユニット・配管・センサー系の異常専門業者への依頼が基本
F系ヒートポンプユニット・冷凍サイクル系の異常ほぼ専門業者への依頼が必要
U系操作・使用状況に関するお知らせ自分で対処できるものが多い

エラーコードが表示されたら、まずこの記事の一覧でコードの意味を確認し、U系であればご自身での対処を試みてください。
H系・F系のエラーは無理に操作を続けず、取扱説明書を確認のうえ、改善しない場合はメーカーサポートまたはエコキュート専門業者にご相談されることをおすすめします。

→パナソニック公式HP:修理のご相談・お申し込みページ

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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