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レンジフード交換費用の相場はいくら?工事内容・選び方・業者選びまで徹底解説

手袋を着けた男性がスリム型レンジフードを持ち上げて取り付け確認している様子。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

「見積もりを1社だけに頼んだら、後から相場より3万円も高かったと気づいた」――
レンジフードの交換で、こうした後悔の声は少なくありません。

レンジフードは「本体を買えば終わり」ではなく、工事費・既存機器の処分費・ダクトの状態によっては追加工事費まで発生します。
何も知らずに依頼すると、費用の内訳すら分からないまま支払いを終えてしまうことも。

この記事では、レンジフード交換にかかる費用の全体像と内訳・タイプ別の相場・費用を賢く抑えるコツを、プロ監修のもとで徹底解説します。
見積もり前に読んでおくだけで、数万円の差が生まれるかもしれません。


目次

レンジフード交換費用の相場まとめ

レンジフード本体を取り外し、電動ドライバーで固定部を外している施工中の様子。

まず結論からお伝えします。レンジフードの交換費用は、本体代金+工事費で合計6万〜25万円前後が一般的な相場です。

ただし、設置環境・レンジフードの種類・業者によって大きく変動します。
以下の表で、タイプ別の目安をご確認ください。

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レンジフードのタイプ本体代金の目安工事費の目安合計目安
プロペラファン(シンプル型)1万〜3万円1万〜2万円2万〜5万円
シロッコファン・スタンダード3万〜8万円2万〜4万円5万〜12万円
シロッコファン・ハイグレード8万〜18万円3万〜6万円11万〜24万円
フラット型・スリム型5万〜15万円3万〜5万円8万〜20万円

ポイント:工事費は業者によって2倍以上の差が出ることもあります。複数社から見積もりを取ることが、費用を抑える最大のコツです。


レンジフード交換費用の内訳を詳しく解説

キャビネット下に設置された薄型レンジフードの外観イメージ。

「合計○万円」と言われても、何に費用がかかっているのか分からないと不安ですよね。
ここでは費用の内訳を一つひとつ確認していきましょう。

① 本体(レンジフード)代金

レンジフード本体の価格は、メーカー・グレード・機能によって大きく異なります。

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グレード価格帯主な特徴
エントリークラス1万〜4万円シンプルな機能・プロペラファン中心
スタンダードクラス4万〜10万円シロッコファン・自動洗浄なし
ハイグレード10万〜20万円以上自動洗浄・センサー連動・静音性高い

主なメーカーとしては、リンナイ・ノーリツ・パナソニック・三菱電機・東芝などがあります。
同じグレードでも、メーカーによって数千円〜1万円程度の差があることは珍しくありません。

② 工事費(取り付け・取り外し)

工事費はレンジフード本体の取り外し・新しい本体の取り付けにかかる費用です。
一般的には1.5万〜4万円前後が相場です。

工事費が上がる要因としては以下のようなものがあります。

  • 既存のダクトが劣化しており、ダクト工事も必要になる場合
  • 設置場所が特殊で作業難易度が高い場合(天井が高い・壁面の形状が複雑など)
  • 電気工事や配線変更が必要になる場合
  • 深夜・休日の作業依頼

③ 既存レンジフードの撤去・処分費

古いレンジフードの撤去と廃棄処分にかかる費用です。3,000円〜1万円程度が目安です。

業者によっては工事費に含まれている場合もありますが、別途請求されるケースも多いため、事前に確認しておくことが大切です。

④ ダクト工事費(必要な場合)

既存のダクト(排気管)が劣化していたり、ダクト径が異なる機種に変更する場合は、ダクト工事が必要になります。費用の目安は1万〜5万円程度で、状況によってはそれ以上になることもあります。

⑤ その他の費用

状況によって発生する可能性がある費用としては、以下のようなものがあります。

  • 出張費・見積もり費:無料の業者が多いですが、有料の場合は3,000円〜5,000円程度
  • 電気配線工事費:電圧変更や配線ルート変更が必要な場合(1万〜3万円程度)
  • 養生・清掃費:施工後の清掃費用(無料〜5,000円程度)

「DIYで交換できない?」費用を節約したい方へ

「費用を少しでも抑えたい」という気持ちはよく分かります。
レンジフードの交換は、一部の工程についてはDIYで対応できるものもありますが、注意が必要な点があります。

DIYで対応できる部分

  • プロペラファン(壁付け換気扇)のシンプルな交換
  • フィルターや部品の交換・清掃

プロへの依頼が必要な部分

  • シロッコファン式レンジフードの取り付け(ダクト接続が必要)
  • 電気配線の変更・修正(電気工事士の資格が必要)
  • ダクト工事全般

重要な注意 電気工事を伴うレンジフードの交換は、電気工事士の資格がなければ法律上実施できません。無資格での作業は電気事故や火災につながる危険性があるため、必ず有資格の業者に依頼してください。


レンジフードの種類別・特徴と費用感

ブーツ型・スリム型・センターフード・ファルコン型の4種類のレンジフード形状を比較したイラスト図。

費用は「どんなレンジフードを選ぶか」によって大きく変わります。
ここでは主な種類の特徴と費用感を整理します。

プロペラファン(換気扇)

最もシンプルな構造で、壁に直接ファンを取り付けるタイプです。

  • 費用感:本体+工事で2万〜5万円程度とリーズナブル
  • メリット:安価・シンプルで故障しにくい
  • デメリット:排気能力が低め・外気の影響を受けやすい・デザイン面での制約
  • 向いている家庭:賃貸・費用を極力抑えたい方・一人暮らし

シロッコファン(一般的なレンジフード)

現在の住宅で最も多く使われているタイプです。内部のシロッコファンで空気を吸い込み、ダクトを通して排気します。

  • 費用感:本体+工事で5万〜15万円程度
  • メリット:排気性能が高い・デザインが豊富・静音性が高いモデルも多い
  • デメリット:プロペラファンより高価・ダクト工事が必要
  • 向いている家庭:一般的な住宅全般

フラット型・スリム型

天井に近い位置に設置するスリムなデザインが特徴です。キッチンの開放感を重視する方に人気があります。

  • 費用感:本体+工事で8万〜20万円程度
  • メリット:スタイリッシュなデザイン・開放的な空間演出
  • デメリット:価格が高め・吸引力がシロッコファンに比べてやや劣る場合がある
  • 向いている家庭:リフォームでキッチンをおしゃれにしたい方・対面キッチン

自動洗浄機能付きレンジフード

内部のファンやフィルターを自動で洗浄する機能を搭載したハイグレードモデルです。

  • 費用感:本体+工事で15万〜25万円程度
  • メリット:油汚れのメンテナンスが楽・清潔さを保ちやすい
  • デメリット:価格が高い・洗浄排水の処理が必要
  • 向いている家庭:掃除の手間を減らしたい方・共働きで時間が取りにくい方

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費用を左右する「設置条件」を確認しよう

キッチン上部に設置されたスリム型レンジフードと観葉植物のある空間イメージ。

同じレンジフードでも、設置する場所の条件によって工事費が大きく変わることがあります。
見積もりを依頼する前に、以下の点を確認しておきましょう。

確認ポイント①:既存のダクト状態

ダクト(排気管)が劣化していたり、結露・カビが発生している場合は、ダクト工事が追加で必要になります。

確認ポイント②:設置高さ・天井の高さ

天井が高い場所への設置や、脚立での作業が困難な環境では、足場設置が必要になることがあり、費用が上がる場合があります。

確認ポイント③:電気の仕様

古い住宅では電気の容量や配線が現在の機種と合わない場合があり、電気工事が追加で必要になるケースがあります。

確認ポイント④:サイズ・形状の変更

現在のレンジフードと異なるサイズ・形状の機種を選ぶと、設置開口部の加工や補強が必要になり、工事費が増加します。できるだけ現在と同じサイズの機種を選ぶと費用を抑えやすくなります。

確認項目追加費用の目安
ダクトの交換・補修1万〜5万円
足場設置2万〜10万円
電気配線工事1万〜3万円
開口部の加工・補強1万〜4万円

費用を抑える5つのコツ

作業服を着た男性がレンジフード内部の部品を点検している様子。

少しでも費用を節約するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

コツ①:複数業者に見積もりを依頼する

工事費は業者によって2倍以上差が出ることも珍しくありません。最低でも2〜3社から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

コツ②:標準サイズのモデルを選ぶ

現在設置されているレンジフードと同じ幅・形状のモデルを選ぶと、開口部の加工が不要になり工事費を抑えられます。レンジフードの幅は60cm・75cm・90cmが主流です。

コツ③:実績豊富な地域の工務店・設備業者に依頼する

大手リフォーム会社は安心感がある一方、中間マージンが上乗せされていることがあります。地域密着型の設備業者や工務店は、比較的リーズナブルなケースも多いです。

コツ④:補助金・助成金を活用する

お住まいの自治体によっては、省エネ機器への交換に補助金や助成金を設けている場合があります。交換前に自治体の窓口やウェブサイトで確認してみましょう。

コツ⑤:まとめてリフォームする

キッチンの他の設備(コンロ・食洗機など)の交換や修理と合わせて依頼すると、出張費や工事の効率化で割安になるケースがあります。


業者選びで失敗しないためのチェックリスト

壁付けブーツ型レンジフードの正面外観イメージ。

費用だけでなく、業者の信頼性も重要です。以下のポイントでチェックしてみてください。

チェック項目確認のポイント
資格・許可の有無電気工事士・建設業許可など適切な資格を保有しているか
見積もりの明細内訳が明確に記載されているか(本体・工事・処分費など)
保証・アフターサービス施工後の保証期間・不具合時の対応方針はどうか
口コミ・実績地域での施工実績・口コミ評価はどうか
追加費用の説明追加費用が発生する条件を事前に説明してくれるか

ポイント 「見積もり無料」「即日対応」を謳う業者は一見便利ですが、作業後に高額な追加費用を請求してくる悪質な事例も報告されています。見積もり書を必ず書面でもらい、内容を確認してから工事を依頼しましょう。


レンジフードの寿命と交換のタイミング

レンジフードの整流板を手前に開いて取り外している様子。

「まだ使えているけれど、そろそろ交換時期?」と迷っている方のために、交換の目安をお伝えします。

レンジフードの一般的な寿命は10〜15年とされています。ただし使用頻度・清掃状態によっても異なります。

交換を検討すべきサイン

  • 異音・振動が増えた:ファンやモーターの劣化が考えられます
  • 吸引力が明らかに落ちた:フィルター清掃後も改善しない場合は内部劣化の可能性があります
  • 油のニオイが部屋に漏れるようになった:排気性能の低下サインです
  • ランプが点灯しない・操作パネルが反応しない:電気系統の故障の可能性があります
  • サビや腐食が見られる:衛生面・安全面のリスクがあります
  • 部品が製造終了になった:修理ができなくなっているモデルは交換を検討しましょう
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症状考えられる原因対処
異音・振動ファン・モーターの劣化修理または交換
吸引力低下フィルター詰まり・内部劣化清掃→改善しなければ交換
ニオイ漏れダクト不具合・排気力低下業者に点検依頼
電気系トラブル基板・スイッチの故障修理費次第で交換検討

修理 vs 交換:どちらがお得?

「故障したら修理?それとも交換?」という判断に迷う方も多いです。
以下を参考に検討してみてください。

修理がおすすめのケース

  • 設置から5年以内で比較的新しい機種
  • 故障箇所が限定的で修理費が安い場合(修理費が3万円以下程度)
  • メーカーの保証期間内

交換がおすすめのケース

  • 設置から10年以上が経過している
  • 修理費が本体価格の50〜70%以上になる場合
  • 部品の供給が終了している
  • 複数箇所が同時に劣化・故障している

ポイント メーカーに修理を依頼した場合の「修理費の目安」と「新品への交換費用」を両方見積もってもらい、比較した上で判断するのが賢明です。10年以上経過した機種は、修理より交換の方が長い目で見てコスパが良いことが多いです。


よくある質問(Q&A)

Q1:賃貸住宅でも自分でレンジフードを交換できますか?

賃貸住宅の場合、設備の変更は原則として大家さん・管理会社の許可が必要です。無断で交換すると原状回復費用を求められる場合がありますので、必ず事前に確認してください。なお、電気工事を伴う場合は有資格者による工事が必要で、個人での無資格施工は法律違反となります。

Q2:標準的な工事はどのくらいの時間がかかりますか?

一般的なレンジフードの交換工事は、1〜3時間程度で完了することが多いです。ただし、ダクト工事や電気工事が追加で必要な場合は、半日〜1日かかることもあります。

Q3:IHクッキングヒーターへ変更する場合、レンジフードも変える必要がありますか?

ガスコンロからIHクッキングヒーターへ変更する場合、基本的にはレンジフードもIH対応の機種への変更が推奨されます。IH専用レンジフードはガス用と比較してフィルターの仕様が異なる場合があります。ただし、既存のレンジフードがIH対応であれば、そのまま使用できる場合もあります。業者に確認することをおすすめします。

Q4:レンジフードの交換は何月頃に依頼するのがベストですか?

住宅設備の工事は、リフォームの繁忙期(3〜4月・9〜10月)を避けると、業者のスケジュールが取りやすく、比較的早めに対応してもらいやすい傾向があります。また、繁忙期を外すと見積もりにも時間をかけてもらいやすくなります。

Q5:見積もりは必ず書面でもらわないとダメですか?

書面での見積もりは必ずもらうことを強くおすすめします。口頭だけの合意では後のトラブルになりやすく、追加費用の確認もできません。正式な見積書には、本体代・工事費・処分費などが項目ごとに明記されているべきです。


まとめ:レンジフード交換費用のポイント整理

キッチンのスリム型レンジフードの操作ボタンを押している女性の様子。

最後に、この記事のポイントをまとめます。

スクロールできます
項目まとめ
費用の目安本体+工事で合計6万〜25万円前後が一般的
費用を左右する要因レンジフードの種類・グレード・設置条件・業者
節約のコツ複数社に見積もり依頼・標準サイズを選ぶ・補助金活用
業者選びのポイント資格確認・書面見積もり・保証内容の確認
交換のタイミング設置から10年以上・修理費が高額・部品終了など

レンジフードの交換は決して安い買い物ではありませんが、正しい情報を持って臨めば、後悔のない選択ができます。まずは信頼できる業者に相談し、見積もりを取ることから始めてみましょう。

キッチンの換気環境が整うと、調理の快適さが大きく変わります。
ぜひ、この記事を参考にして後悔のない交換計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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