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冷蔵庫の電気代は月いくら?容量別の目安と今日からできる節約

「冷蔵庫の電気代は月いくら?」という見出しと、キッチンに置かれた冷蔵庫を描いたイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

冷蔵庫は毎日使うものの、電気代がどれくらいかかっているのかはあまり意識しないのではないでしょうか。

一方で、「冷蔵庫は電気代が高い」「古い冷蔵庫は電気を食う」という話を聞いて気になっている方もいるはずです。

結論から言うと、一般的な家庭用冷蔵庫の電気代は、月650〜1,000円前後が目安です。
1時間あたりでは小さな金額ですが、24時間365日止まらずに動き続けるため、年間では家の中でも電気代の大きい家電の一つになります。

この記事では、容量別の電気代の目安を示したうえで、資源エネルギー庁が示す節約の方法と効果、買い替えを考えるときの判断基準までを整理します。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

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まずは現在の電気代と比較して、自分の家庭に合うか確認してみましょう。

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目次

冷蔵庫の電気代の目安

冷蔵庫の電気代は、1時間あたりの消費電力ではなく、1年間に使う電力量(年間消費電力量)で考えるのが基本です。
冷蔵庫は温度を保つために、運転と停止を繰り返しているからです。

年間の電気代 = 年間消費電力量(kWh/年)× 電力量の目安単価(円/kWh)

目安単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使います。

📎 出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」

年間消費電力量ごとの電気代は次のとおりです。

年間消費電力量年間の電気代1か月あたり1日あたり
200kWh約6,200円約517円約17円
250kWh約7,750円約646円約21円
300kWh約9,300円約775円約25円
350kWh約10,850円約904円約30円
400kWh約12,400円約1,033円約34円
500kWh約15,500円約1,292円約42円

※31円/kWhで試算した参考値です。

自分の冷蔵庫の年間消費電力量は、本体の側面や扉の内側に貼られた銘板、取扱説明書、カタログに記載されています。
店頭の冷蔵庫には、年間消費電力量と年間の電気料金の目安を示した統一省エネラベルが表示されています。

容量別の電気代の目安

冷蔵庫の容量と電気代の関係は、意外なものです。

容量の目安主な世帯年間消費電力量の目安1か月の電気代の目安
150L前後一人暮らし約250〜350kWh約650〜900円
300L前後二人暮らし約300〜400kWh約775〜1,030円
450L前後3〜4人家族約250〜350kWh約650〜900円
500〜600L4〜5人家族約250〜400kWh約650〜1,030円

※機種や製造年によって大きく異なります。実際の値は統一省エネラベルや仕様で確認してください。

表を見ると分かるように、容量が大きい冷蔵庫ほど電気代が高いとは限りません。
大型の冷蔵庫は、高性能な断熱材やインバーター制御など省エネの技術が多く使われていることが多く、小型の冷蔵庫と同じくらいか、それより少ない電力で動くことがあります。

一人暮らし用の小型冷蔵庫は本体価格が安い一方、省エネ性能は大型機ほど高くないことがあります。
家族が増えたときに小さな冷蔵庫に詰め込んで使い続けるより、容量に余裕のある省エネ機種に替えたほうが、電気代が下がることもあります。

季節によって電気代は変わる

冷蔵庫の電気代は一年中同じではありません。
冷蔵庫は庫内の熱を外に逃がして冷やしているため、周りの温度が高いほど多くの電力を使います。

季節電気代の傾向理由
夏高くなりやすい室温が高く、熱を逃がしにくい。開閉も増えやすい
春・秋標準的室温が安定している
冬低くなりやすい室温が低く、冷やす負荷が小さい

年間消費電力量は、一定の条件で測った1年間の目安です。
実際には、夏の月は平均より多く、冬の月は少なくなるのが一般的です。
夏は設定を「中」、冬は「弱」と季節で切り替えると、無理なく電気代を抑えられます。

キッチンが西日の当たる場所にある、コンロのすぐ横に冷蔵庫を置いている、といった場合は、周りの温度が上がりやすく、電気代が増える原因になります。

一人暮らしの冷蔵庫選びと電気代

一人暮らしでは、本体価格の安い小型の冷蔵庫を選ぶことが多いものです。
ただし、電気代の面では次の点を知っておくと判断しやすくなります。

  • 小型でも年間消費電力量が大きめの機種がある(統一省エネラベルで確認する)
  • 自炊が多く冷凍食品をよく使うなら、冷凍室の容量に余裕がある機種のほうが詰め込みを防げる
  • 数年後に同居や引っ越しを予定しているなら、少し大きめの省エネ機種を選ぶ選択肢もある

本体価格の差だけでなく、年間の電気代の差を使う年数分で比べると、どちらが得かが見えてきます。
たとえば年間の電気代が2,000円違えば、10年間で2万円の差になります。

家の中での冷蔵庫の電気代の位置づけ

冷蔵庫の電気代が、ほかの家電と比べてどのくらいかを確認しておきます。

家電年間の電気代の目安
エアコン(1台・通年)約20,000〜40,000円
冷蔵庫(400L前後)約8,000〜11,000円
テレビ(1日6時間)約8,700円
照明(家全体)約10,000円
温水洗浄便座(貯湯式)約4,900円

※31円/kWhで試算した参考値です。

冷蔵庫は、エアコンに次いで電気代の大きい家電の一つです。
止めることができない家電だからこそ、使い方と設置の工夫が効くと考えてください。
家電ごとの消費電力の大きさは【2026年最新】家電の消費電力ランキングTOP15|電気代が高い順に解説で順位づけしています。

資源エネルギー庁が示す節約の効果

資源エネルギー庁は、冷蔵庫の使い方ごとの省エネ効果を具体的な数値で示しています。

省エネ行動比較の条件年間の省エネ量年間の節約額
設定温度を適切に「強」から「中」にした場合(周囲温度22℃)61.72kWh約1,910円
壁から適切な間隔で設置上と両側が壁に接している場合と、片側が壁に接している場合45.08kWh約1,400円
ものを詰め込みすぎない詰め込んだ場合と、半分にした場合43.84kWh約1,360円
無駄な開閉はしない旧JIS開閉試験の開閉と、その2倍の回数の比較10.40kWh約320円
開けている時間を短く20秒間と10秒間の比較6.10kWh約190円

📎 出典:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」キッチン

もっとも効果が大きいのは、設定温度を「強」から「中」にすることで、年間約1,910円の節約になります。
次いで、壁から適切な間隔をとって設置することと、ものを詰め込みすぎないことの効果が大きくなっています。

5つをすべて実行すると、合計で年間5,000円を超える節約になる計算です。
冷蔵庫の年間の電気代が1万円前後であることを考えると、使い方で半分近くを削れる可能性があるということです。

今日からできる節約のコツ

1. 設定温度を季節に合わせる

夏は室温が高く、冷蔵庫の負荷が大きくなるため「中」、冬は室温が低いため「弱」で十分なことがあります。
資源エネルギー庁も、設定が「強」になっていたら「中」や「弱」にするよう勧めています。
ただし、設定温度を下げすぎると食品が傷むおそれがあります。庫内の温度が上がりすぎていないか、食品の状態に注意してください。

2. 冷蔵室は詰め込みすぎない、冷凍室はすき間なく

冷蔵室は、冷たい空気が循環して食品を冷やす仕組みのため、詰め込みすぎると冷気が回らず、余分な電力を使います。
7割程度を目安に、奥まで見渡せるくらいの余裕を残してください。

一方、冷凍室は凍った食品同士が保冷剤の役割を果たすため、すき間なく詰めたほうが効率的です。
冷蔵室は余裕をもたせ、冷凍室は詰める、と覚えておくと便利です。

3. 壁から適切な間隔をあける

冷蔵庫は、庫内の熱を本体の外に逃がして冷やしています。
壁にぴったり付けて設置すると、熱がうまく逃げずに効率が落ちます。
取扱説明書に記載された間隔を確保し、直射日光やコンロの熱が当たらない場所に置いてください。

4. 熱いものは冷ましてから入れる

温かいカレーや麦茶をそのまま入れると、庫内の温度が上がり、冷やし直すのに余分な電力を使います。
粗熱を取ってから入れてください。

5. 開閉の回数と時間を減らす

扉を開けるたびに冷気が逃げ、冷やし直すための電力がかかります。
何を取り出すか決めてから開ける、庫内を整理して探す時間を短くする、といった工夫が効きます。

6. 常温で保存できるものは入れない

資源エネルギー庁は、未開封の缶詰やびん詰、調味料など常温で保存できるものは冷蔵庫に入れないよう呼びかけています。
不要なものが減ると、冷気が回りやすくなり、整理もしやすくなります。

古い冷蔵庫は電気代が高いのか

冷蔵庫の省エネ性能は、年々向上しています。
資源エネルギー庁は、今どきの冷蔵庫は10年前の製品と比べて大きく省エネになっていることを示しています。

📎 出典:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「機器の買換で省エネ節約」

とくに次のような冷蔵庫は、買い替えで電気代が下がる可能性があります。

  • 製造から10年以上経っている
  • ドアのパッキンが劣化して、しっかり閉まらない
  • 以前より冷えにくくなった、霜がつきやすくなった
  • 運転音が大きくなった、止まっている時間が短くなった

ただし、電気代の削減だけで本体価格を回収するには、年数がかかります。
年間の電気代が数千円下がっても、本体価格の回収には10年前後かかることがあります。
買い替えの判断は、使用年数と不具合の有無で考え、電気代の低下は副次的な効果として捉えてください。

買い替えるときは、統一省エネラベルの年間消費電力量と多段階評価(星の数)を比べると、電気代の差が分かります。

冷蔵庫の電源は切ってよいか

電気代を節約するために、冷蔵庫の電源を切ることは基本的におすすめしません。

  • 庫内の温度が上がると食品が傷み、損失が電気代を上回る
  • 再び電源を入れたとき、冷やし直すのに多くの電力を使う
  • 霜が溶けて水漏れすることがある

長期間家を空ける場合でも、中身を減らしたうえで電源は入れたままにしておくのが一般的です。
引っ越しや長期不在で本当に使わない場合は、中身をすべて出して霜取りをし、扉を少し開けて乾燥させてから電源を切ってください。

待機電力として抜いてよい家電とそうでない家電の線引きはコンセント差しっぱなしの電気代はどれくらい?実際にかかる金額と無駄を減らす判断基準で整理しています。

安全に使うための注意点

冷蔵庫の電源プラグは、家具の裏などに隠れていて、長年挿しっぱなしになっていることが多い場所です。

コンセントとプラグのすき間にほこりがたまり、湿気を帯びると、トラッキング現象で発火するおそれがあります。年に1回程度は、冷蔵庫を少し動かしてプラグとコンセントのほこりを取り除いてください。

そのほか、次の点に注意してください。

  • 冷蔵庫の電源は延長コードやテーブルタップを使わず、壁のコンセントに直接挿す
  • 電源コードを本体で踏んだり、折り曲げたまま使ったりしない
  • 背面や下部の放熱部にほこりがたまったら掃除する(効率の低下と故障の原因になる)

電気代全体で冷蔵庫を考える

冷蔵庫の電気代は、使い方を工夫しても、年間数千円の範囲での変化です。
一方、電気料金そのものが燃料価格の影響で上がると、同じ使い方でも電気代は増えます。
その仕組みは原油価格が高騰すると電気代はどうなる?知らないと損する家庭への影響で解説しています。

電気代全体を下げたい場合は、冷蔵庫の工夫とあわせて、エアコンの使い方や料金プランの見直しも行うと効果が大きくなります。

よくある質問

Q1. 冷蔵庫の電気代は1か月いくらですか?

一般的な家庭用冷蔵庫で、月650〜1,000円前後が目安です。
冷蔵庫の電気代は、年間消費電力量に電力量の単価を掛けて求めます。
年間消費電力量が300kWhの冷蔵庫なら、31円/kWhで年間約9,300円、1か月約775円です。
自分の冷蔵庫の年間消費電力量は、本体の銘板や取扱説明書に記載されています。
製造から年数が経っている冷蔵庫は、これより多くの電力を使っていることがあります。

Q2. 大きい冷蔵庫ほど電気代は高いですか?

必ずしもそうではありません。
大型の冷蔵庫は、高性能な断熱材やインバーター制御など省エネの技術が多く使われていることが多く、小型の冷蔵庫と同じくらいか、それより少ない電力で動くことがあります。
容量だけで判断せず、統一省エネラベルに表示された年間消費電力量で比べてください。
家族が増えて小さな冷蔵庫に詰め込んでいる場合は、容量に余裕のある省エネ機種に替えたほうが電気代が下がることもあります。

Q3. 冷蔵庫の電気代を節約するにはどうすればよいですか?

資源エネルギー庁の試算では、設定温度を「強」から「中」にすると年間約1,910円、壁から適切な間隔をあけて設置すると約1,400円、ものを詰め込みすぎないと約1,360円の節約になります。
あわせて、無駄な開閉をしない、開けている時間を短くする、熱いものは冷ましてから入れる、常温で保存できるものは入れない、といった工夫も効果があります。
冷蔵室は余裕をもたせ、冷凍室はすき間なく詰めるのが効率的です。
ただし、設定温度を下げすぎて食品を傷めないよう注意してください。

Q4. 古い冷蔵庫は買い替えたほうが電気代は安くなりますか?

製造から10年以上経っている冷蔵庫は、買い替えで電気代が下がる可能性があります。
冷蔵庫の省エネ性能は年々向上しているためです。
ただし、電気代の削減だけで本体価格を回収するには10年前後かかることがあります。
ドアのパッキンが劣化している、冷えにくくなった、運転音が大きくなったといった不具合がある場合は、買い替えを検討するタイミングです。
買い替えるときは、統一省エネラベルの年間消費電力量と星の数を比べてください。

Q5. 冷蔵庫の電源を切ると節約になりますか?

基本的におすすめしません。
庫内の温度が上がると食品が傷み、その損失が電気代の節約分を上回ることがあります。
また、再び電源を入れたときに冷やし直すための電力がかかります。
長期間家を空ける場合でも、中身を減らしたうえで電源は入れたままにしておくのが一般的です。
引っ越しなどで本当に使わない場合は、中身を出して霜取りをし、扉を少し開けて乾燥させてから電源を切ってください。

まとめ

冷蔵庫の電気代は、一般的な機種で月650〜1,000円前後が目安です。

  • 冷蔵庫の電気代は年間消費電力量で考える。本体の銘板や統一省エネラベルで確認できる
  • 大きい冷蔵庫ほど電気代が高いとは限らない
  • 設定温度を「強」から「中」にすると年間約1,910円の節約(資源エネルギー庁の試算)
  • 冷蔵室は詰め込みすぎず、冷凍室はすき間なく。壁から適切な間隔をあける
  • 年に1回はプラグとコンセントのほこりを取り除き、トラッキング火災を防ぐ

冷蔵庫は止められない家電だからこそ、使い方の工夫が確実に効きます。
まずは設定温度を確認し、「強」になっていたら「中」に戻すところから始めてみてください。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

「最近、電気代が高くなった」
「今の電力会社のままでいいのか気になる」

という方は、Looopでんきを選んだ場合の料金を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

今すぐ切り替える必要はありません。
まずは現在の電気代と比較して、自分の家庭に合うか確認してみましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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