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リンナイ食洗機のエラー60は排水不良|残菜フィルター掃除の手順

リンナイ食洗機のエラー60が示す排水不良と残菜フィルター掃除の手順を解説するサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

運転が終わったはずなのに庫内に水が残っていて、パネルには「60」。
たまった水を見ると大がかりな故障を心配してしまいますが、リンナイの食器洗い乾燥機に表示される60は、掃除で解決するケースが少なくないエラーです。
示しているのは排水不良で、原因として残菜フィルターの目詰まりとポンプの故障が挙げられています。
この記事では、まず試すべきフィルター掃除の手順、掃除しても直らないときの見極め、そして修理費用の目安までを整理します。

目次

エラー60は「排水できていない」というサイン

リンナイの公式FAQでは、エラー60は排水不良を表すとされ、残菜フィルターの目詰まり、または排水ポンプの故障が考えられると説明されています。
対処としては、残菜フィルターを掃除してから再運転すること、掃除をしても改善しない場合は故障の可能性があることが案内されています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード60 が表示

食洗機は、洗浄・すすぎのたびに使った水を排出しながら次の工程に進みます。
この排出が時間内に終わらないと、機器は「排水できていない」と判断して運転を止めます。
ですから60は、水の通り道のどこかが塞がっている状態を知らせる表示だと考えると理解しやすいでしょう。

原因の切り分けは、次の順です。

順番確認対象対応
1残菜フィルターの目詰まり自分で掃除できる
2フィルター下部・排水口まわりの残さい自分で取り除ける
3排水ホースの折れ・詰まり状況により業者
4排水ポンプの故障修理が必要

掃除の前に:やけどを避けるための待ち時間

運転直後の庫内と残菜フィルターは高温です。
リンナイは、残菜フィルターのお手入れについてやけどのおそれがあるため運転終了後30分間は行わないよう案内しています。

エラーが出て気が急く場面ですが、庫内に手を入れるのは30分待ってからにしてください。
待つ間に、電源を「切」にして食器を取り出しておくと作業がスムーズです。
食器も熱いため、ふきんやミトンを使って取り出してください。

残菜フィルターの掃除手順

  1. 電源を「切」にする
  2. 運転終了から30分以上経過していることを確認する
  3. 下の食器かごを引き出す
  4. 底部にあるメッシュ状の残菜フィルターを取り外す
  5. たまったゴミを捨て、流水とブラシで両面の汚れを落とす
  6. 持ち手の裏側など、細かい部分は綿棒で汚れを取る
  7. フィルターを外した底部に残さいが残っていれば取り除く
  8. 正しい位置に確実に戻す
  9. 電源を入れ、再運転して排水されるか確認する

ここで注意したいのが、フィルターを戻す向きと位置です。
斜めに乗っているだけの状態だと、隙間から残さいが流れ込んでポンプ側の詰まりにつながります。
カチッと収まる位置まで、確実に押し込んでください。

また、庫内に水やお湯を直接注いで流そうとするのは避けてください。
水漏れや破損、異常報知の原因になり、メーカー保証期間内でも保証の対象外になる場合があります。

掃除に使う道具

フィルターの目は細かく、油分を含んだ残さいはスポンジだけでは落ちきりません。
毛先のコシがある小型ブラシがあると、メッシュの裏側まで一度で落とせます。

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詰まりにくい状態を保つ庫内クリーナー

フィルターの掃除だけでは、排水経路の内側に付着した油汚れやぬめりまでは落とせません。
月に1回程度、食器を入れずに庫内クリーナーで空運転しておくと、排水の流れが落ちにくくなります。

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掃除しても改善しないときの見方

フィルターをきれいにしても60が消えない場合、詰まりはさらに奥にあるか、ポンプ側の不具合が疑われます。

判断の手がかりになるのが、運転時の音です。

  • 排水のタイミングで「ブーン」という音が一切しない → ポンプが動いていない可能性
  • 音はするが水位が下がらない → 経路のどこかが塞がっている可能性
  • 途中まで排水されて止まる → 部分的な詰まり、またはポンプの能力低下

また、シンク側の排水も同時に流れが悪くなっている場合は、食洗機ではなくキッチンの排水管側に原因があることもあります。
シンクの水はけも落ちていると感じるときは、キッチン排水口の掃除方法を完全解説|ぬめり・臭い・詰まりを根本から解消もあわせて確認してみてください。

なお、本体を引き出す、傾ける、底板を外すといった作業は行わないでください。
給排水ホースを傷めて漏水につながるおそれがあります。

修理費用の目安と交換の判断

リンナイは、エラー60に対する修理料金の目安として18,900円〜31,600円(税込)を公表しています。
ただしこれは目安であり、実際の金額は訪問した修理員から案内されます。
訪問した場合は修理を行わなくても出張費や故障診断料が発生し、設置状況(高所・狭所など)や作業内容によっては追加費用が生じます。

判断の目安を整理すると、次のようになります。

状況判断
掃除して直った対処完了。掃除の頻度を上げる
数か月に1回、掃除で直る使い方の見直しで改善する
掃除しても直らないポンプ系の点検が必要
排水音がまったくしない修理を依頼
使用開始から10年前後修理費と買い替えを比較

60を繰り返さないための使い方

排水不良は、日々の入れ方でかなり防げます。

  • ご飯粒・ゴマ・七味・ふりかけなど細かい残さいは、洗浄前に軽く水で流す
  • 爪楊枝や魚の骨は必ず取り除いてから入れる(ヒーターなどの故障につながります)
  • カレー・あんかけ・油炒めのこびりつきは、あらかじめ落としてから入れる
  • 残菜フィルターは使用のたびに取り外して洗う
  • 2日以上使わないときは、食器をすべて取り出してフィルターを掃除しておく

長期間使わなかったり排水ホース内の水が蒸発したりすると、下水のようなにおいが出ることもあります。
リンナイは、この場合に乾燥以外のコースで運転するよう案内しています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|本体から下水や排水溝のようなにおいがする

月に1回程度は、クエン酸や食酢、レモン水、または専用のクリーナーで庫内全体を洗浄しておくと、においと詰まりの両方を抑えられます。
リンナイは、クエン酸なら20g、食酢・レモン水なら50ccを水槽内に入れ、標準コースで運転する方法を案内しています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|庫内のお手入れの方法を教えてください。

よくある質問

Q1. 庫内に水が残っているのは、いつも異常ということですか。

いいえ。残菜フィルターを外した底部にわずかに水が残っているのは正常な状態で、故障ではありません。判断の目安は、フィルターの上まで水があふれているかどうかです。フィルターが水没するほどたまっている、あるいは運転終了後も水位が下がらない場合は、排水されていないサインと考えてください。

Q2. 残菜フィルターはどのくらいの頻度で掃除すればよいですか。

使用のたびが理想です。食器に残っていた細かい食材のカスがフィルターにたまり、放置するとにおいや汚れの原因になります。毎回が難しい場合でも、2〜3回に1回は取り外して洗ってください。なお、やけどを避けるため運転終了後30分間は触れないようにしてください。

Q3. 重曹で掃除してもよいですか。

食洗機の庫内洗浄に重曹を使うのは避けてください。水に溶け切る量に限界があり、溶け残りが内部にたまって故障の原因になります。リンナイが庫内のお手入れとして案内しているのは、クエン酸・食酢・レモン水、または専用の庫内クリーナーです。台所用洗剤も泡があふれて別のエラーを招くため使用しないでください。

Q4. 掃除しても直らない場合、どのくらいの費用がかかりますか。

リンナイはエラー60の修理料金の目安として18,900円〜31,600円(税込)を示しています。ただし実際の金額は訪問した修理員から案内され、修理をしなくても出張費や故障診断料が発生します。設置状況によっては追加費用がかかることもあるため、依頼時に型式と症状を伝えて概算を確認しておくと安心です。

Q5. 使用開始から10年を超えています。修理と買い替えのどちらがよいですか。

食器洗い乾燥機は設計上の標準使用期間が10年とされています。10年を超えて排水系の不具合が出ている場合、ポンプ以外の部品も同時期に寿命を迎える可能性があります。1回の修理費が本体交換費用の3分の1を超えるようなら、買い替えを含めて比較するのが現実的です。まずは点検で見積もりを取り、その金額をもとに判断してください。

まとめ

リンナイの食洗機に表示される60は、排水不良を知らせるエラーです。
原因として残菜フィルターの目詰まりと排水ポンプの故障が挙げられており、まずはフィルターの掃除から試すのが基本の流れになります。
このとき、やけどを避けるため運転終了から30分は庫内に手を入れないでください。
掃除しても改善しない場合はポンプ側の不具合が疑われるため、無理に分解せずメーカーの点検を受けましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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