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リンナイ 乾燥機のエラーコード一覧|乾太くんが止まったときの原因と正しい判断基準

洗面室の棚上に設置された壁付け型のガス衣類乾燥機の外観
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」は、安全装置が非常に多く搭載されており、異常が起きると必ずエラー表示または自動停止します。
これは故障を知らせるためだけのものではなく、危険な状態で使い続けさせないための仕組みです。

ただし、表示された内容によっては
・掃除や換気で再運転できるケース
・一度止めて様子を見るケース
・修理点検が前提になるケース
がはっきり分かれます。

ここでは、リンナイ公式情報をもとに、エラーコード別に「原因」と「使用可否の判断基準」を整理します。

リンナイ公式HP:修理のお申し込みページはこちら


目次

まず押さえておきたい判断の考え方

ガス衣類乾燥機の扉を開けた状態で、内部に洗濯物が入っている様子

リンナイ乾燥機のエラーは、大きく分けて次の3系統です。

  • 通気・排湿・フィルター系(詰まり・過熱)
  • ガス・燃焼系(点火・立消え)
  • 電気・回転・水関連(モーター・漏水・漏電)

このうちフィルターや排湿が原因のものは再運転できる可能性あり燃焼・電気系は原則として無理に使わない、これが基本線になります。


リンナイ乾燥機(乾太くん)エラーコード一覧と対処判断

表示なし(消灯)/00(再通電 点滅)

内容:停電時安全装置が作動
原因:停電・電源プラグ抜け
判断:故障ではありません

  • 再通電後、自動で約20分の冷却運転が入る
  • 冷却終了後に再運転すればOK
  • 途中で無理に操作しないことが重要

05(点滅)

内容:湿度検知サーミスタ異常(フィルター詰まり)
主な原因

  • 糸くずフィルターの目詰まり
  • 洗濯物の入れすぎ
  • 排湿筒の詰まり

判断
➡ 清掃・量調整で再運転可能
➡ 何度も出る場合は修理点検


11(点滅)

内容:立消え安全装置(点火しない)
主な原因:ガス栓が閉まっている・開き不足

判断
➡ ガス栓確認後、再運転可
➡ 繰り返す場合は使用中止


12(点滅)

内容:使用中に炎が消えた
主な原因

  • ガス供給不足
  • 室内酸素不足

判断
➡ 十分に換気してから再運転
➡ 再発するなら修理相談


14(点滅)

内容:過熱防止装置作動
主な原因

  • フィルター詰まり
  • 洗濯物過多
  • 排湿筒詰まり
  • 機器内部のほこり

判断
➡ 清掃後に再運転
➡ 再発時は修理点検必須


15(点滅)

内容:排気温サーミスタ異常
原因:排湿筒の詰まり

判断
➡ 修理点検が前提


16(点滅)

内容:衣類温サーミスタ異常
主な原因

  • フィルター詰まり
  • 洗濯物の入れすぎ

判断
➡ 清掃・量調整後に再運転可


17(点滅)

内容:漏水安全装置作動
原因:本体底部への浸水

判断
➡ 即使用中止・修理点検


24(点滅)

内容:スタート/一時停止スイッチ回路異常
原因

  • スイッチ長押し
  • 回路ショート

判断
➡ 再運転できなければ修理点検


32(点滅)

内容:吹出温サーミスタ異常
原因

  • フィルター詰まり
  • 排湿不良
  • 洗濯物過多

判断
➡ 清掃後に再運転
➡ 改善しなければ修理


45(点滅)

内容:ドラム回転異常
原因

  • 洗濯物の入れすぎ
  • モーター不良

判断
➡ 量調整で改善しなければ修理点検


61(点滅)

内容:排湿ファン回転異常
原因

  • フィルター・排湿筒詰まり
  • モーター故障

判断
➡ 清掃で改善しなければ修理点検


62(点滅)

内容:連続不着火(5回)
原因:ガス供給不足

判断
➡ ガス栓確認後に再運転
➡ 再発時は使用中止


表示なし(消灯)※電流ヒューズ/漏電安全装置

内容:過電流・漏電検知
原因:電気回路異常

判断
➡ 使用禁止・修理必須


エラーが出たときにやってはいけないこと

洗面台横の上部スペースにガス衣類乾燥機を設置した脱衣所全体のレイアウト

乾太くんにエラーが表示されたとき、多くの場合で本体はすでに“危険を回避する動作”に入っています
この状態で誤った対応をすると、故障が軽症で済んだはずのケースでも、修理範囲が一気に広がることがあります。

何度も強制的に再運転する

エラーが出ても「一時的なものだろう」と考え、冷却運転が終わるたびにスタートを押し直す行為は避けましょう。

  • 過熱・不完全燃焼・回転異常などの状態で再点火を繰り返す
  • 本来守るべき安全装置に過剰な負荷をかける
  • 結果としてサーミスタ・モーター・基板まで影響が及ぶ

乾太くんは、異常を検知するとガス遮断 → 冷却運転 → 停止という流れを取ります。
これは「もう一度動かして様子を見る」ための時間ではなく、原因を取り除くための猶予です。


フィルター掃除をせずに放置する

糸くずフィルターや排湿経路の詰まりは、乾太くんのエラー原因として最も多いにもかかわらず、軽視されがちです。

  • フィルター詰まり=排気できない
  • 排気できない=内部温度が異常上昇
  • 結果として過熱系エラーが連鎖的に発生

「一度止まったけど、そのままでも乾いているからいい」という判断は危険です。
詰まりを放置したまま使い続けると、過熱防止装置や温度ヒューズが作動し、修理が前提の状態になることがあります。


異音・焦げ臭さがあるのに使い続ける

エラー表示と同時、または直前に

  • いつもと違う金属音
  • 回転が重そうな音
  • 焦げたようなにおい

が出ている場合は、再運転してはいけません

これは

  • ドラム回転異常
  • ファン回転異常
  • 電気系トラブル

など、ユーザー側で解決できない領域に入っているサインです。

「一回だけなら大丈夫だろう」という判断が、モーター交換・基板交換につながるケースは珍しくありません。


「止まる=壊れた」ではない

乾太くんは、異常が起きた瞬間に止まる設計ではありません。
危険になる一歩手前で止まるように作られています。

つまり、

  • 止まった=守っている
  • 動かない=壊れた

ではありません。

無理に動かそうとするほど、
・修理費用
・復旧までの時間
・安全リスク
は確実に大きくなりますので注意しましょう。


判断に迷ったら「原因を潰す」ことを優先する

エラーが出たときは、まず「動かすか」ではなく「何が原因か」に目を向けてください。

  • フィルター・排湿の確認
  • 洗濯物の量の見直し
  • 換気状況の確認

それでも改善しない場合は、使い続けること自体がリスクになります。

乾太くんは「我慢して使う家電」ではありません。
止まった理由を正しく理解し、そこで判断を止められるかどうかが、結果的に一番の節約になります。


FAQ

Q1. リンナイの乾燥機でエラーが出た場合、すぐに使うのをやめるべきですか?
A. エラーの種類によります。糸くずフィルターの詰まりや洗濯物の入れすぎなど、通気・排湿が原因のエラーであれば、清掃や調整後に再運転できる場合があります。一方、点火不良、漏電、漏水、回転異常などが関係するエラーでは、使用を続ける判断自体がリスクになるため、停止したまま修理点検を前提に考える必要があります。

Q2. エラーが出ても一度リセットすれば直ることはありますか?
A. 一時的な過熱や通気不良が原因の場合は、冷却運転終了後に再運転できるケースもあります。ただし、同じエラーが繰り返し表示される場合は、根本原因が解消されていない状態です。リセットを繰り返す対応は避けるべきです。

Q3. フィルター掃除をしてもエラーが消えない場合はどう判断すればいいですか?
A. フィルターだけでなく、排湿筒の詰まりや設置環境、機器内部の汚れが関係している可能性があります。清掃後も改善しない場合は、内部部品やセンサー異常の可能性が高く、修理点検が必要な段階と判断できます。

Q4. 異音や焦げ臭さがある場合でもエラーが出ていなければ使えますか?
A. 使うべきではありません。異音や異臭は、回転系や電気系の異常が進行しているサインです。エラー表示が出る前段階であっても、使用を中止し、点検を優先する判断が必要です。

Q5. 修理か買い替えかで迷ったときの判断基準はありますか?
A. エラーの内容が燃焼系・電気系・水系に及び、かつ使用年数が長い場合は、修理費が高額になる傾向があります。再運転できるかどうかではなく、「安全に使い続けられる状態か」という視点で判断することが重要です。

まとめ:リンナイ乾燥機のエラーは「原因別」で判断する

洗濯機の上にガス衣類乾燥機を設置し、収納棚と物干しバーを組み合わせたランドリールーム

リンナイの乾燥機に表示されるエラーコードは、対処方法を一律に示すためのものではありません

見るべきポイントは、「どの系統で止まっているか」です。

  • 詰まり・通気系
     糸くずフィルター、排湿筒、洗濯物の量などが原因であれば、
     清掃や調整を行ったうえで再運転できる余地があります。
  • 燃焼・電気・水系
     点火不良、立消え、漏電、漏水、回転異常などが絡む場合は、
     使用を続ける判断そのものがリスクになります。
     この領域は、原則として修理点検を前提に考えるべき状態です。

この線引きができていれば、「もう一度動かすべきか」「修理手配をするべきか」という迷いは減ります。

エラーが出たときに重要なのは、復旧を急ぐことではなく、被害を広げない判断を取ることです。

止まった理由を読み取り、原因を取り除ける範囲なのか、手を引くべき状態なのか。

その切り分けができるかどうかで、修理費用も、安全性も、大きく変わってきますので、エラーコードを参考に状況を確認してみることをおすすめします。

リンナイ公式HP:修理のお申し込みページはこちら

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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