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セルフのガソリンの入れ方|初めてでも迷わない給油から精算までの手順

セルフスタンドで赤い給油ノズルを握り、車に給油する人物のイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

セルフのガソリンスタンドに初めて入ると、「車はどこに止める?」「支払いは先?」「ノズルはどれを選ぶ?」と、給油前から迷うことがいくつもあります。
後ろに車が並んでいると、落ち着いて画面を読むのも難しいかもしれません。

給油は、車を止める→支払い方法と油種を選ぶ→給油する→ノズルを戻して精算を確認する、という流れです。順番を先に知っておけば、初めてでも慌てずに進められます。

この記事では、スタンドに入ってから出るまでの手順を、画面操作や給油中に気をつけたい点も含めて説明します。

目次

セルフ給油の手順を一覧で確認

まずは全体の流れを見ておきましょう。実際の画面操作や精算方法は店舗によって異なりますが、給油時に確認することは共通しています。

順番すること特に確認すること
1給油口を給油機側に向けて停車する車の左右どちらに給油口があるか
2エンジンを止め、窓とドアを閉めるエンジンが停止しているか
3画面で支払い方法・油種・給油量を選ぶ車の指定燃料と選んだ油種が一致するか
4静電気除去シートに触れる給油キャップを外す前に触れたか
5キャップを外し、ノズルを奥まで差し込む画面で選んだ油種のノズルか
6レバーを引いて給油するノズルを手で保持し、給油口から離れない
7停止したらノズルを戻す自動停止後に継ぎ足していないか
8キャップとふたを閉め、精算する釣り銭・レシートの受け取り忘れがないか

店舗によっては、画面操作と給油口を開ける順番が多少異なります。現地では給油機の表示と音声案内を優先してください。

最初から手順をすべて覚える必要はありません。「停める・選ぶ・静電気を除く・入れる・閉める」の順番だけ頭に置き、各操作の前に画面を読むと落ち着いて進められます。

スタンドに入る前に確認したい3つのこと

セルフスタンドの給油機に、軽油・ハイオク・レギュラーのノズルが並ぶイラスト

車に入れる燃料は何か

セルフ給油で最も避けたいのは、燃料の入れ間違いです。給油機には通常、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油が並んでいます。普段乗っている車以外に給油する場合は、取扱説明書や給油口周辺の表示で指定燃料を確かめてください。

画面の表示一般的なノズルの色確認すること
レギュラー赤車がレギュラーガソリン指定か
ハイオク黄車がハイオクガソリン指定か
軽油緑車がディーゼル車か

ノズルの色分けは見分ける助けになりますが、色だけで決めず、油種名の文字まで確認します。特に軽自動車の「軽」は軽油の意味ではありません。軽油を使うかどうかはエンジンの種類で決まります。借りた車やレンタカーでは、普段の車と同じ燃料だと思い込まないようにしましょう。

車の燃料が分からないままスタンドに着いた場合は、画面で適当な油種を選ばず、スタッフに確認してください。燃料の入れ間違いは、給油後に正しい燃料を足せば簡単に解決するものではありません。

給油口は車のどちら側にあるか

給油口の位置を知らないままレーンに入ると、給油機と反対側に停めてしまうことがあります。初めて運転する車なら、スタンドに入る前の安全な場所で左右どちらにあるか確認しておきましょう。

給油口の開け方も車によって違います。運転席付近のレバーを引く車もあれば、車体側のふたを押して開ける車もあります。車内から開けるタイプなら、停車してエンジンを切った後、降りる前に操作しておくとスムーズです。

なお、外から見える「給油口のふた」と、その内側にある「給油キャップ」は別のものです。ふたを開けても、キャップを外さないとノズルは差し込めません。反対に、給油後はキャップとふたの両方を閉める必要があります。

使いたい支払い方法に対応しているか

現金、クレジットカード、アプリ、電子マネーなど、使える方法は店舗ごとに異なります。入口や給油機に表示された支払い方法を見ておきましょう。特定のカードやアプリの割引を使う場合も、最初の画面操作で選択・読み取りが必要なことがあります。

現金払いでは、給油機へ先に現金を入れる店舗があります。給油後に釣り銭がその場で出るとは限らず、別の精算機で受け取る方式もあるため、給油後の画面を必ず確認してください。

「支払い方法が多くて分からない」というときは、使う予定のカードや現金を手元に用意してから画面を進めると迷いにくくなります。後続車がいても、油種や支払い方法を確認せず急ぐ必要はありません。

セルフのガソリンの入れ方|停車から給油終了まで

1.給油口を給油機側に向けて停車する

空いている給油レーンへ進み、給油口が給油機に近い側になるよう車を停めます。車体を給油機へ寄せすぎず、ドアを開けて安全に作業できる位置で停止してください。シフトを駐車位置に入れ、エンジンを切ります。

給油中はエンジンを停止し、窓とドアを閉めます。「数分で終わるから」とアイドリングしたまま給油を始めてはいけません。スタンド内は禁煙・火気厳禁です。車内から給油口のふたを開ける場合は、エンジン停止後、車を降りる前に操作します。

駐車位置を直したい場合は、ノズルを取る前に済ませます。給油を始めてから車を動かすことはできません。給油口が反対側だったなら、無理にホースを引っ張って届かせようとせず、停め直すかスタッフに相談しましょう。

2.画面で支払い方法を選ぶ

給油機の画面に「開始」などの表示があれば押し、案内に従って支払い方法を選びます。現金なら指定された投入口へ入れ、カードやアプリなら表示されたタイミングで読み取ります。店舗によって操作の順番が違うため、カードを先に差し込むなど、自分の判断で進めないようにします。

画面には会員向けの選択肢や割引、ポイント利用が表示されることもあります。使わないサービスなら該当しない選択肢を選び、次へ進んでください。分からない項目を何となく押すより、表示を読み直すかスタッフに聞くほうが確実です。

支払い方法を選んだ段階では、まだ給油は始まりません。次の油種選択が、車への影響を考えると最も大切な確認箇所です。

3.油種と給油量を選ぶ

車の指定燃料を確認し、画面でレギュラー・ハイオク・軽油のいずれかを選択します。選んだ後も、すぐにノズルを取らず、画面に表示された油種名をもう一度見てください。

続いて給油量を選びます。多くの給油機では、満タン、金額、リットル数といった指定方法があります。それぞれ意味が異なります。

選び方給油の止まり方向いている場面
満タンタンクが満たされ、自動停止するまで普段どおり給油したいとき
金額指定指定した金額に達するまで今回の支出額を決めたいとき
数量指定指定したリットル数に達するまで入れる量を決めているとき

どの指定方法でも、燃料があふれるまで入れてよいわけではありません。指定した金額や数量に届く前にタンクが満たされれば、そこで給油を終えます。満タン指定でも、自動停止した後にさらに入れる必要はありません。

初めてで迷ったら、給油したい目的から選びましょう。通常の補給なら満タン、手持ちの予算を決めたいなら金額指定、必要な量が分かっているなら数量指定です。給油機によって選べる金額や数量の単位は異なるため、実際の画面表示を確認してください。

4.静電気を除去してからキャップを外す

画面の操作が終わったら、給油機にある「静電気除去シート」に手で触れます。体にたまった静電気を逃がし、給油口付近で火花が発生する危険を減らすための手順です。冬だけでなく、給油のたびに行います。

静電気除去シートに触れた後、車の給油口のふたを開け、内側のキャップを外します。すでに外側のふたを車内から開けている場合も、キャップを外す前に静電気を除去してください。キャップは車に備わったホルダーなど、落とさずに置ける場所へ収めます。

給油の途中で車内に戻ることは避けましょう。シートとの摩擦などで再び静電気を帯びるおそれがあります。給油口へ子どもを近づけず、給油作業は一人で行います。

5.選んだ油種のノズルを差し込む

ノズルを取る前に、画面で選んだ油種とノズルの表示を照らし合わせます。色だけでなく、レギュラー・ハイオク・軽油の文字を確認してください。合っていればノズルを取り、給油口の奥まで差し込みます。

給油機の数量表示が「0.00」になっていること、ノズルが安定して差し込まれていることを見てからレバーを引きます。レバーはしっかり握り、給油中もノズルを手で保持します。

給油中はスマートフォンを見たり、車の反対側へ回って別の作業をしたりせず、給油口と表示を見ておきます。給油中の携帯電話の使用を禁止している店舗もあります。操作方法を調べる必要があるなら、給油を始める前に確認するか、スタッフに聞いてください。

6.止まったらノズルを戻し、キャップを閉める

指定した金額・数量に達するか、タンクが満たされると給油は止まります。レバーから指を離し、燃料が出ていないことを確認してから、ノズルを給油機の元の位置へ確実に戻します。

満タン指定で自動停止した後、「あと少し入れよう」とレバーを引き直す継ぎ足し給油は避けてください。ガソリンが吹きこぼれるおそれがあります。給油口をのぞき込んで液面を確認する必要もありません。自動停止と給油機の表示を確認して、給油を終えます。

最後に給油キャップを車の指定どおりに閉め、外側のふたも閉じます。キャップの締め方は車種によって異なるため、無理に回し続けず、車の表示や取扱説明書に従ってください。ノズルを戻した直後にキャップを閉めると、置き忘れを防ぎやすくなります。

給油後の精算で見落としやすいこと

給油を終えたら、すぐに車へ乗らず、画面とレシートの案内を確認してください。カード決済ではレシートを受け取って終了する店舗があります。一方、現金払いでは、別の精算機で釣り銭を受け取る方式もあります。店舗ごとに異なるため、「前の店ではこうだった」という経験だけで判断できません。

特に注意したいのは、給油機から出た紙が単なるレシートなのか、釣り銭の精算に必要な紙なのかという点です。画面に別の精算機へ行くよう表示されたら、その紙を持って案内に従います。印字された番号が必要な場合もあるため、釣り銭を受け取るまで捨てないでください。

レシートを受け取ったら、油種、給油量、単価、支払額を確認します。初めての店舗では、割引が適用されたかもここで見ておくとよいでしょう。画面が消えて手順が分からなくなった場合は、給油機の番号を控えてスタッフに尋ねてください。

精算まで終わったら、出発前にもう一度、給油口のふたが閉まっているか確認します。ノズルを戻す、キャップを閉める、精算するという三つの作業は、それぞれ完了を確認してから次へ進めると忘れにくくなります。

給油中によくある困りごとと対応

操作が止まったときは、無理に給油を続けず、まず画面を見ます。状況ごとの確認先を整理すると次のとおりです。

困ったことまず確認すること判断に迷う場合
ノズルを握っても燃料が出ない画面の操作が終わっているか、指定した油種のノズルかレバーから手を離してスタッフに聞く
満タン前に何度も止まるノズルが奥まで安定して差し込まれているか少しずつ入れ続けずスタッフに相談する
油種を間違えて選んだまだ給油していないか給油を始めず、選択のやり直しを確認する
別の油種を実際に入れてしまったエンジンを始動していないか始動せずスタッフと整備・救援先へ相談する
ガソリンがこぼれた給油を止め、火気を近づけていないか自分で作業を続けずスタッフへ知らせる
釣り銭が出てこない画面に別の精算機への案内がないかレシートを持ってスタッフに確認する

ノズルを握っても燃料が出ない

画面に支払い方法や油種の選択が残っていないか確認します。選択が完了していても、給油機側が開始できる状態になるまで少し待つ場合があります。何度もレバーを強く握り直したり、別のノズルを試したりせず、画面の表示を読んでください。

表示に従っても出ないなら、原因を自分で特定しようとせずスタッフを呼びます。特に、画面で選んだ油種と手元のノズルが一致しないときは、そのまま給油を始めてはいけません。

途中で何度も自動停止する

給油ノズルの差し込み方などによって、予想より早く止まる場合があります。ただし、車両の給油口の形状なども関係するため、画面の表示だけで原因を断定することはできません。

ノズルを浅く差して少しずつ入れ続けると、燃料があふれる危険があります。正しく差し込んでも繰り返し止まるなら、スタッフへ相談してください。

間違った燃料を入れてしまった

ガソリン車に軽油、ディーゼル車にガソリンを入れたと気付いたら、給油を止め、エンジンを始動せず、車の電源も入れないでください。スタッフへ状況を伝え、整備工場やロードサービスに相談します。自分の判断で正しい燃料を足して走り出してはいけません。

すでにエンジンをかけた場合も、入れた油種と量、走行したかどうかを伝えて対応を確認してください。燃料の抜き替えだけでなく、点検が必要になる場合もあります。

ガソリンがこぼれた

すぐにレバーから手を離して給油を止め、スタッフへ知らせます。こぼれた量や場所、車体や衣服にかかったかも伝えてください。火気を近づけず、「少量だから」と給油を再開しないことが大切です。

ガソリンはこぼれた後も蒸発します。大量にあふれた場合は特に危険なため、自分の判断でエンジンをかけて車を移動せず、現場の指示を受けてください。

携行缶への給油は車への給油と扱いが違う

セルフの給油機を使って、利用者自身がガソリンを携行缶へ入れることはできません。ガソリン用の専用容器を持参していても、車の燃料タンクへ給油する場合と同じ操作で詰め替えてよいわけではありません。

草刈機や発電機用など、容器に入ったガソリンを購入したい場合は、その店舗で取り扱っているかを先に確認し、スタッフへ相談してください。ガソリンを容器に詰め替えて販売する際には、本人確認、使用目的の確認、販売記録の作成が定められています。灯油用のポリタンクやペットボトルを持ち込んで給油することもしないでください。

初めてのセルフ給油なら、まずは「車の燃料タンクに入れる」手順だけを覚えれば十分です。容器での購入は別の手続きとして、必要になったときに店舗へ確認しましょう。

まとめ

セルフ給油では、車の指定燃料を確認してから画面で油種を選ぶことが最優先です。停車してエンジンを止め、支払い方法と給油量を選んだら、静電気除去シートに触れてから給油キャップを外します。

ノズルは奥まで差し込み、自動停止したら継ぎ足さず元の位置へ戻してください。キャップと外側のふたを閉め、画面に従って釣り銭とレシートを確認すれば終了です。途中で迷った場合は作業を止めてスタッフに聞く。それが、初めてのセルフ給油で最も確実な進め方です。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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