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サンポット製ストーブのエラーE19とは?排気抜け検知の仕組みと正しい対処・注意点

FF式ストーブ内部の給排気接続部。給気口・排気口の表示ラベルと検知リード線の固定部分の接写
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

サンポット製FF式ストーブで表示される「E-19」は、排気抜け検知エラーです。
単なる一時的な停止ではなく、「排気経路の接続状態が正常に確認できない」と判断されたときに作動する安全停止信号です。

燃焼機器において排気は最も重要な安全要素です。
排気管が外れていたり、接触不良があれば、室内に排気ガスが漏れる危険があります。
そのため、E-19は“とりあえずリセット”で済ませてよいエラーではありません。

この記事では、

  • E-19が出る仕組み
  • 実際に多い原因
  • 自分で確認できる範囲
  • 業者対応が必要なケース
  • 再発を防ぐ注意点

を実務目線で整理しますので、ぜひご参考ください。


寒いのに暖房が使えない……そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。


・石油ファンヒーター:安全で持ち運びも簡単!


・対流式ストーブ:開放式で火力が強く電源不要で点火可能!災害時にもおすすめ

目次

E-19は「排気抜け検知」エラー

FF式ストーブ背面構造の図解イラスト。給排気筒・対流ファン・不完全燃焼防止装置など各部名称が示されている図

サンポットのFF式ストーブは、排気管抜け検知リード線から排気トップまで微弱な電流を流す仕組みを持っています。

画像で言うと左側の排気管抜け検知リード線自体に不具合があるか、右側の給排気筒とストーブの接続が甘いかでもE-19はでます。

仕組みの概要

  • 本体からリード線を通して排気トップまで微弱電流を流す
  • 排気管が正常接続されていれば電通が成立
  • 排気管が抜ける・接触不良があると電通が遮断
  • 電通が確認できないとE-19で停止

つまりこれは、「排気管がきちんと接続されているか」を電気的に監視している安全機構です。

当然、排気管が物理的に外れていれば、トップと本体間で電流が流れません。
その瞬間に安全停止します。


実際に多いE-19の原因

シルバーグレーの猫がサンポット製FF式石油ストーブの上に乗り、室内でくつろいでいる様子

現場でよくある事例を整理します。

1. ビスの錆び・腐食

排気管接続部のビスが錆びていると、

  • 電気的な接地が不安定になる
  • 接触抵抗が増える
  • 微弱電流が安定して流れない

という状態になります。

特に湿気が多い環境やストーブが古いと腐食が進んでいる傾向があります。


2. 接地面の汚れ・埃付着

排気管の接触面に

  • 汚れ

が付着していると、電通が不安定になります。

微弱電流はわずかな抵抗でも影響を受けます。
目視では問題なさそうでも、実際には電気的に不安定な状態になっているケースがあります。


3. 排気管のズレ・抜け

振動・経年劣化などで、

  • 排気管がわずかに抜けかけている
  • 接続が甘くなっている

というケースもあります。

完全に外れていなくても、電通が取れない状態=E-19発生となります。

これは安全上、最も注意すべき原因です。


4. リード線の断線

見落とされがちですが、意外と多いのがこれです。

  • 経年劣化による断線
  • 負荷がかかった状態による断線
  • ペットに噛まれる

特に室内配線が露出している場合、ペットによる噛みちぎり事例は実際によくあります。

リード線が断線すると、当然電流が流れません。
排気管が正常でもE-19が出ます。


自分で確認できるポイント

室内の壁際に設置されたサンポット製FF式石油ストーブ本体の全体外観

無理な分解は不可ですが、以下は確認可能です。

確認項目

  • 排気管が物理的に抜けていないか
  • 接続ビスが外れていないか
  • 目視でリード線が切れていないか
  • 排気トップがぐらついていないか

⚠ 注意
排気管を外して内部確認するのは危険です。
接続部の分解は必ず専門業者に依頼してください。

またリード線の手直し程度であれば、資格はなくても自分で手直しは可能です。
ただかなり細いので被覆だけ剥くのは少しコツがいるので注意が必要でしょう。


やってはいけない対応

壁面に設置されたFF式ストーブの給排気トップ。外壁貫通部と排気エルボ接続部の様子

E-19が出たときにありがちな誤対応があります。

  • リセットを繰り返す
  • エラーを無視して使用継続
  • 接触不良をごまかすために強く押し込む

排気系のエラーは安全装置の作動です。
原因が解消されていない状態での再運転は危険ですので注意しましょう。


業者対応が必要なケース

次の状態なら専門点検が必要です。

  • ビス腐食が進んでいる
  • 排気管の接続部が変形している
  • リード線の被覆が傷んでいる
  • 再発を繰り返す

排気系は燃焼安全に直結します。
判断に迷う場合は必ず業者かメーカー点検を依頼してください。

長府公式HPより(旧サンポット):修理依頼受付フォーム


再発を防ぐための注意点

定期点検の重要性

  • 排気管接続部の確認
  • ビスの締め直し
  • リード線の保護確認
  • 排気トップ固定状況確認

年1回の点検で予防可能なケースが多いです。


ペット飼育家庭の注意

  • リード線を露出させない
  • カバーで保護する
  • 噛み跡がないか定期確認

断線は「突然止まる」原因になります。


FAQ

Q1. サンポットのE-19は故障ですか?
必ずしも本体故障とは限りません。排気接続の電気的確認が取れないときに表示される安全停止です。接触不良やリード線断線でも発生します。

Q2. リセットすれば使い続けても大丈夫ですか?
原因が解消されていなければ再停止します。排気系は安全に直結するため、安易な再運転は避けるべきです。

Q3. 排気管は外れていないのにE-19が出ます。なぜですか?
微弱電流による電通確認方式のため、ビスの腐食や接地面の汚れ、接触抵抗の増加でもエラー条件に入ります。

Q4. ペットが原因になることはありますか?
あります。リード線を噛んで断線する事例は実際にあります。配線の露出や噛み跡を確認してください。

Q5. 業者点検が必要な目安は?
再発を繰り返す、腐食が進んでいる、リード線被覆が傷んでいる場合は専門点検を推奨します。排気系の不具合は安全性に直結します。

まとめ:サンポットのE-19は“排気接続確認が取れない”停止信号

FF式ストーブの給排気トップ接続部の上部からの視点。給気口・排気口の向きと固定金具が確認できる状態

サンポットのE-19は、単なる不具合表示ではなく、排気接続の安全確認が取れないことを示す停止信号です。
ストーブ本体が「燃焼はできる状態でも、排気経路の安全が確認できない」と判断したときに作動する、安全優先のエラーです。

仕組みとしては、

・本体から排気トップまで微弱電流を流す
・電通が成立しているかを常時監視する
・途中で電通が確認できなければ即停止

という構造になっています。

排気管が完全に外れていなくても、電気的に接続が成立しなければE-19は表示されます。
つまり“見た目が正常かどうか”と“安全確認が取れているかどうか”は別問題です。

原因として多いのは、

・接続ビスの錆びや腐食
・接地面の汚れや埃の付着
・排気管のわずかな抜けやズレ
・リード線の断線(特にペットによる噛み切り事例)

といった、経年劣化や接触不良に関係するものです。
どれも大きな破損ではないため見逃しやすく、「なぜ止まるのか分からない」という状態になりがちです。

しかし排気系エラーは軽視できません。
排気は燃焼機器における最後の安全ラインです。
ここに異常がある可能性をストーブ自身が検知している以上、リセットを繰り返して使用を続ける判断は適切ではありません。

まずは目視で確認できる範囲を点検し、異常が見つからない場合や再発する場合は専門点検を依頼する。
これが最も確実で安全な対応です。

E-19は「壊れた」というよりも、「安全確認ができないから止めている」という状態です。
表示の意味を正しく理解し、原因を切り分けることが、安全に使い続けるための第一歩になるでしょう。

寒いのに暖房が使えない……そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。


・石油ファンヒーター:安全で持ち運びも簡単!


・対流式ストーブ:開放式で火力が強く電源不要で点火可能!災害時にもおすすめ

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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