トヨトミのFF式ストーブを消したあと、すぐにもう一度スイッチを入れたら「E-23」と表示されて点かなかった——そんな経験で、壊れてしまったのではと心配になっていませんか。
E-23は、消火した直後に再点火操作をしたときに表示されるもので、故障を示すものではありません。
消火したばかりのストーブは、燃焼部や本体に熱が残っていて、すぐに点火できる状態に戻っていないためです。
多くの場合は、しばらく待ってから再点火すれば問題なく使えます。
この記事では、E-23が出る理由と、再点火まで待つ目安、E-23が出やすい操作の場面、誤操作を防ぐ工夫、待っても繰り返すときの判断基準までを解説します。
- E-23の意味と、消火後に本体の中で起きていること
- 再点火まで待つ目安と、E-23が出やすい場面
- 誤操作を防ぐ工夫と、繰り返すときに販売店へ相談する目安
E-23は消火直後に再点火操作をしたときの表示
結論から言うと、E-23は消火してからの時間が短すぎるため、ストーブが点火を受け付けなかったことを知らせる表示です。
トヨトミの取扱説明書では、E-23の原因を「消火後すぐに再点火操作した」とし、処置として「しばらく待ってから再点火操作をする」よう案内しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表示 | E-23 |
| 意味 | 消火後すぐに再点火操作をした |
| 故障かどうか | 故障ではない(操作のタイミングによる表示) |
| 自分で対処できるか | 可能(しばらく待ってから再点火) |
| 修理を考える目安 | 十分に待ってから操作しても繰り返し表示される場合 |
本記事では、この取扱説明書を一例として説明しています。
機種によって表示の出方や操作が異なる場合があるため、お手元の取扱説明書もあわせて確認してください。
E-23は、トヨトミのFF式・煙突式ストーブのエラー表示のなかでも、もっとも気軽に対処できる表示の1つです。
ただし、「待てば直る」表示だからこそ、待たずに何度も操作を繰り返してしまうと、別のトラブルにつながることがあります。
消火した直後、ストーブの中で起きていること
E-23が出る理由を理解するために、消火したあとのFF式ストーブの動きを整理しておきます。
消火しても、すぐに止まるわけではない
トヨトミの取扱説明書の例では、運転スイッチを押して「切」にすると、運転スイッチがしばらく点滅してから消灯します。
また、消火後しばらくは対流用ファンが回り続け、その後自動的に停止するとされています。
運転スイッチの点滅や対流用ファンの回転は、ストーブが消火の動作と本体の冷却を続けているサインです。
この間、ストーブの内部では燃焼部の熱を逃がし、次の点火に備える準備が進んでいます。
取扱説明書では、対流用ファンが止まるまで電源プラグを抜かないよう案内されており、消火後の冷却がストーブにとって大切な動作であることが分かります。
熱が残ったまま点火すると起こること
取扱説明書では、消火後すぐに再点火すると、過熱防止装置が作動したり異常音が出たりすることがあるとして、しばらく冷えるまで待ってから再点火するよう注意しています。
燃焼部や本体に熱が残った状態で燃焼を始めると、本体の温度が上がりすぎたり、燃焼が安定しなかったりするおそれがあると考えられます。
E-23は、こうした状態で点火しないよう、ストーブが操作を受け付けずに知らせてくれる表示といえます。
再点火まで待つ目安
取扱説明書の処置は「しばらく待ってから再点火操作をする」というもので、具体的な分数は示されていません。
待ち時間は、それまでの燃焼の強さや運転時間、室温によっても変わると考えられるため、時間で判断するよりも、ストーブの様子で判断するのが確実です。
| 確認するところ | 再点火してよい目安 |
|---|---|
| 運転スイッチ | 点滅が終わり、消灯している |
| 対流用ファン | 回転が止まり、ファンの音がしない |
| 表示部 | 現在時刻の表示に戻っている |
| 本体の温度 | 手をかざしても強い熱気を感じない |
少なくとも運転スイッチの点滅が終わり、対流用ファンが止まってから再点火するのが目安です。
強燃焼で長時間使っていた直後などは、さらに余裕をもって待つと安心です。
E-23が出たあとも、同じようにファンが止まるのを待ってから、運転スイッチを押して再点火してください。
なお、取扱説明書の例では、運転スイッチを入れてから実際に点火するまでに約2分(室温0℃以下では約4分)かかります。
点火を待っている間に「点かない」と思ってスイッチを切り、すぐ入れ直すと、それ自体がE-23の原因になることがあるため注意してください。
E-23が出やすい操作の場面
E-23は、日常のちょっとした操作で出ることがあります。
よくある場面を知っておくと、無駄な表示を減らせます。
| 場面 | 起こりやすい理由 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 間違えて運転スイッチを押してしまった | すぐに押し直すと消火直後の再点火になる | 消火の動作が終わるのを待ってから押し直す |
| 部屋が暖まったので消し、寒くなってすぐ点け直した | 消火から時間がたっていない | 設定温度を下げる、エコ運転を使うなど、消さずに調整する |
| 点火を待ちきれずにスイッチを入れ直した | 予熱中に切ると消火扱いになる | 表示が出るまで点火を待つ |
| 家族が別々にスイッチを操作した | 誰かが消した直後に別の人が点けた | 操作する人を決める、声をかけ合う |
| 子どもがボタンを触った | 意図しない入・切が重なる | チャイルドロックを使う |
「消してすぐ点ける」なら、消さずに温度を調整する
部屋が暑くなって消し、少し冷えたらまた点ける、という使い方をしていると、E-23が出やすくなります。
トヨトミのFF式ストーブは、設定温度に合わせて火力を自動で調節する仕組みです。
取扱説明書の例では、エコ運転を設定すると、室温が設定温度より約2℃上がった時点で自動的に消火し、室温が下がると自動で再点火するとされています。
こまめに入・切を繰り返すより、設定温度を見直したり、エコ運転を使ったりするほうが、操作の手間も減り、E-23も出にくくなります。
チャイルドロックで誤操作を防ぐ
小さな子どもがいる家庭では、ボタンのいたずらで入・切が重なり、E-23が出ることもあります。
取扱説明書の例では、チャイルドロックボタンを3秒以上長押しするとチャイルドロックが設定され、運転中は運転スイッチでの消火のみ、運転停止中はすべての操作ができなくなるとされています。
チャイルドロックは、誤って点火されるのを防ぐ安全面でも役立つ機能です。
E-23が出たときにやってはいけないこと
E-23は待てば解消する表示ですが、次の操作は避けてください。
スイッチを連打しない
E-23が出たあと、点くまで何度も運転スイッチを押し続けるのは避けてください。
表示が出るたびに入・切を繰り返すと、そのつど消火直後の状態が続くことになり、かえって再点火できるまでの時間が延びてしまいます。
また、点火操作を何度も繰り返すと、燃えなかった灯油がバーナー内にたまり、異常燃焼の原因になるおそれがあります。
トヨトミの取扱説明書でも、1〜2回点火操作をして点火しなかった場合は何回も点火せず、販売店に連絡するよう案内されています。
電源プラグを抜いて冷まそうとしない
早く冷ましたいからといって、電源プラグを抜くのは逆効果です。
電源プラグを抜くと、消火後に回り続けるはずの対流用ファンが止まり、本体の熱がこもりやすくなります。
さらに、電源が切れたことでE-0が表示されたり、現在時刻やタイマーの設定がリセットされたりすることもあります。
取扱説明書でも、ストーブの消火は電源プラグを抜いて行わないこと、対流用ファンが止まるまで電源プラグを抜かないことが案内されています。
待っても繰り返すときの判断基準
十分に待ってから再点火しているのにE-23が出る場合は、操作のタイミング以外に原因がある可能性があります。
| 状況 | 考えられること | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 対流用ファンが止まってからでもE-23が出る | 温度の検知や制御に関わる部品の不具合 | 販売店に点検を依頼 |
| 消火後、対流用ファンが止まらない・回らない | 対流用ファンや制御の不具合 | 使用を控えて販売店に相談 |
| 再点火したら別の表示が出た | E-23とは別の原因で止まっている | 表示されたコードの意味を確認 |
| 点火しても、しばらくして止まる | 燃焼や温度管理に関わる異常 | 販売店に点検を依頼 |
E-23が繰り返し出るときは、表示が出るまでの操作(いつ消火し、どのくらい待ってから点火したか)をメモしておくと、販売店が原因を絞り込みやすくなります。
再点火のあとにE-23以外のコードが表示された場合は、トヨトミ製 FF式・煙突式ストーブのエラーコード一覧|原因と正しい対処法を徹底解説で表示の意味を確認できます。
なお、同じトヨトミ製でも石油ファンヒーターは表示の意味が異なるため、ファンヒーターをお使いの場合はトヨトミ石油ファンヒーターのエラーコード一覧|原因と対処法を徹底解説を参照してください。
消火と再点火を上手に行うためのポイント
E-23を出さずに快適に使うためには、消火と再点火の手順を習慣にしておくことが大切です。
- 消火は必ず運転スイッチで行い、電源プラグを抜いたり本体を揺すったりしない
- 消火後は、運転スイッチの点滅が終わり、対流用ファンが止まるのを待つ
- 点火を待っている間は、表示が出るまでスイッチを切らない
- 部屋が暑いときは消さずに設定温度を下げる、またはエコ運転を使う
- 小さな子どもがいる家庭では、チャイルドロックを活用する
- 外出や就寝のときは必ず消火し、長期間使わないときは電源プラグを抜く
FF式ストーブは、燃焼用の空気を屋外から取り込み、排ガスを屋外へ出しながら、本体の熱を対流用ファンで室内に送る仕組みです。
消火後の冷却もこの仕組みの一部だと考えると、消火直後に待つ理由が分かりやすくなります。
FF式の仕組みはFF式石油ストーブとは?仕組み・メリット・設置時の注意点まで徹底解説、煙突式の仕組みは煙突式石油ストーブとは?仕組みと特徴をわかりやすく解説で詳しく解説しています。
よくある質問
Q1. E-23が出ました。故障ですか?
故障ではありません。
E-23は、消火した直後に再点火操作をしたときに表示されるもので、トヨトミの取扱説明書でも「しばらく待ってから再点火操作をする」よう案内されています。
消火したばかりのストーブは、燃焼部や本体に熱が残っており、すぐに点火できる状態に戻っていません。
運転スイッチの点滅が終わり、対流用ファンが止まってから、もう一度運転スイッチを押して再点火してください。
十分に待ってから操作しても繰り返し表示される場合は、販売店に相談すると安心です。
Q2. どのくらい待てば再点火できますか?
取扱説明書では「しばらく待ってから」とされており、具体的な分数は示されていません。
待ち時間は、それまでの燃焼の強さや運転時間、室温によって変わると考えられるため、時間よりもストーブの様子で判断するのが確実です。
目安は、運転スイッチの点滅が終わって消灯し、対流用ファンの回転が止まり、表示部が現在時刻の表示に戻っていることです。
強燃焼で長く使っていた直後などは、さらに余裕をもって待ち、本体に手をかざして強い熱気を感じないことを確認してから再点火すると安心です。
Q3. 早く冷ますために電源プラグを抜いてもいいですか?
おすすめできません。
FF式ストーブは、消火後も対流用ファンを回し続けて本体の熱を逃がし、その後自動で止まる仕組みです。
電源プラグを抜くとファンが止まり、かえって本体に熱がこもりやすくなります。
トヨトミの取扱説明書でも、ストーブの消火を電源プラグを抜いて行わないこと、対流用ファンが止まるまで電源プラグを抜かないことが案内されています。
プラグを抜いたことでE-0が表示されたり、時刻やタイマーの設定がリセットされたりすることもあるため、そのまま待つのが近道です。
Q4. 点火を待っている間にスイッチを押し直したらE-23が出ました。
点火を待っている間にスイッチを切ると、ストーブは消火の動作に入ります。
その直後に入れ直すと、消火直後の再点火操作とみなされてE-23が表示されることがあります。
トヨトミの取扱説明書の例では、運転スイッチを入れてから点火するまで約2分、室温が0℃以下のときは約4分かかるとされています。
運転スイッチが点滅している間は予熱中なので、表示が出るまでは待つようにしてください。
E-23が出た場合は、消火の動作が終わるのを待ってから、もう一度運転スイッチを押せば再点火できます。
Q5. 部屋が暑くなったらこまめに消しています。E-23を出さない方法はありますか?
消さずに温度を調整する使い方がおすすめです。
トヨトミのFF式ストーブは、設定温度に合わせて火力を自動で調節します。
また、エコ運転を設定すると、室温が設定温度より約2℃上がった時点で自動的に消火し、室温が下がると自動で再点火する機種もあります。
暑く感じたら設定温度を下げたり、エコ運転を使ったりすれば、入・切を繰り返す必要がなくなり、E-23も出にくくなります。
こまめな入・切は点火のたびに部品へ負担もかかるため、自動の温度調節を上手に使ってください。
まとめ
トヨトミのFF式・煙突式ストーブに表示されるE-23は、消火した直後に再点火操作をしたときに出る表示で、故障ではありません。
次のポイントを押さえれば、自分で対処できます。
- E-23は、消火後の本体に熱が残っているうちに再点火操作をしたときに表示される
- 運転スイッチの点滅が終わり、対流用ファンが止まってから再点火する
- スイッチの連打や、電源プラグを抜いて冷ますことは避ける
- 点火を待つ間はスイッチを切らず、部屋が暑いときは消さずに温度を調整する
- 子どもの誤操作にはチャイルドロックが役立つ
- 十分に待っても繰り返す、ファンが止まらないといった場合は販売店に相談する
E-23は、ストーブが自分の状態を守るために出している合図です。
消火後に少し待つ習慣をつけて、安全に使い続けてください。

