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【2026年最新】二人暮らしの水道代の平均はいくら?月別・地域別・節約術まで徹底解説

シンプルなイラスト風で描かれたクロームの蛇口から水が流れている様子
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

二人暮らしを始めたけど、水道代ってどのくらいが普通なんだろう?
最近、水道代の請求を見てびっくりした…うちって高い方なのかな?

そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
電気代やガス代と違い、水道代はあまり注目されがちではありませんが、じつは全国的に値上げラッシュが続いており、家計への影響がじわじわと広がっています。

この記事では、2026年3月時点で公表されている最新の統計(総務省統計局「家計調査」)をもとに、二人暮らしの水道代の全国平均・月別・季節別・地域別の傾向を整理したうえで、なぜ今これほど水道代の値上げが続いているのかその構造的な背景も解説します。
そして「本当に効果がある節水術」を場所別に具体的にご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、家計の見直しにお役立てください。


目次

二人暮らしの水道代、全国平均は月いくら?

蛇口から水が滴り、水道メーターと請求書、紙幣や硬貨が並べられた水道料金の支払いをイメージしたイラスト

総務省統計局の「家計調査」をもとに確認できる水道代(上下水道料)のデータとして、二人以上の世帯(2024年・平均世帯人員2.88人)の月平均は約5,092円2025年(平均2.87人)は約5,067円となっています(一次ソースより)。

ただし、これは「二人以上の世帯」全体の平均であり、3人・4人世帯も含む数字です。
世帯人員が2人に絞った単独データは家計調査の詳細結果表(e-Stat)に収録されていますが、二人以上の世帯全体より低い水準になるのが一般的です。
各種集計サイトの推計では、世帯人員2人の月平均は4,000〜4,500円程度とされています。

世帯人数と水道代の関係

水道代は世帯人数が増えるほど高くなりますが、1人あたりに換算すると人数が増えるほど割安になる傾向があります。
家計調査のデータから読み取れる大まかな目安は以下の通りです。

世帯人数月平均の目安
1人暮らし約2,000〜2,400円
2人暮らし約4,000〜4,500円程度
3人以上の世帯平均約5,000〜5,100円
4人家族約5,500〜6,000円

※二人以上の世帯の数値は総務省統計局「家計調査(2025年)」の一次データより。2人のみの数値は詳細結果表(e-Stat)で確認できます。

二人暮らしの場合、一人暮らしと比べてほぼ倍の水道代がかかる傾向があります。
お風呂や洗濯機の使用頻度は大きく変わらなくても、調理や飲料、シャワーなど人数に比例して水が必要なシーンが増えるためです。


月別・季節別の水道代データ

春夏秋冬の季節を4分割で表現したシンプルなイラスト(桜・海・紅葉・雪景色)

月別の水道代(二人以上世帯)

水道代は電気代やガス代ほど季節による大きな波はありませんが、それでも月によって数百円の差が見られます。

二人以上世帯の平均(目安)
1月約5,085円
2月約5,174円
3月約4,780円
4月約5,377円
5月約4,906円
6月約4,953円
7月約5,224円
8月約5,031円
9月約5,219円
10月約5,291円
11月約4,828円
12月約5,232円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2024年月次)」第1表の1「上下水道料」

※上記は「二人以上の世帯(平均世帯人員約2.9人)」の数値です。世帯人員2人に絞ったデータはこれより低い水準になります。傾向の参考としてご覧ください。

季節別で見ると?

季節別(2024年)の二人以上世帯の平均は以下の通りです。

期間月平均
1〜3月(冬)約5,013円
4〜6月(春)約5,079円
7〜9月(夏)約5,158円
10〜12月(秋)約5,117円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2024年四半期)」

一見すると夏が最も高く、冬が最も安いように見えます。
これは夏にシャワーの使用回数が増えることや、気温上昇による飲料水の消費増が影響していると考えられます。
一方、冬場は湯船に浸かる頻度が高まるため水の使用量そのものは増えますが、二人以上世帯全体の統計では季節差が出にくい傾向があります。

なお、世帯人員2人に絞った季節別データでは冬(12〜2月)が最も高い傾向にあるとされています。
寒い季節にシャワーを長く使ったり、お湯をたっぷりためたりする行動変化が影響しているためでしょう。


地域別の水道代はこんなに違う

日本列島をシンプルな立体風デザインで表現した横長の地図イラスト。北海道から九州まで緑色で描かれている

水道代は自治体ごとに料金体系が異なるため、住んでいる地域によって大きな差が生じます。
これは水源からの距離、地形、人口密度、水道管の整備状況などが料金に直接影響するためです。

エリア別の月平均水道代(二人以上世帯・2024年)

エリア月平均
北海道約4,876円
東北約6,597円
関東約5,168円
北陸約5,929円
東海約4,830円
近畿約4,887円
中国約5,377円
四国約3,957円
九州約4,494円
沖縄約4,139円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2024年年次)」第1表の1「上下水道料」 ※いずれも「二人以上の世帯」の数値です。世帯人員2人に絞ったデータはこれより低い水準になりますが、地域間の大小関係・傾向は変わりません。

最も水道代が高いのは東北地方(約6,597円)、最も低いのは四国地方(約3,957円)で、その差は月に約2,640円、年間に換算すると約31,700円もの開きがあります。

なぜこれほど地域差があるのか?

水道料金の地域差が生じる主な理由は以下の通りです。

  • 水源の立地条件:水源地に近ければ搬送コストが低く、遠い・高低差がある地域ほど高くなります
  • 人口と規模の経済:人口が多い都市部は1人あたりの設備コストが抑えられる傾向にあります
  • 水道管・施設の状況:老朽化が進んだ地域は維持費がかさみます
  • 水質・浄水処理コスト:もとの水質が悪いほど浄水処理に費用がかかります

東北や北陸は豊富な水資源を持つ地域も多いですが、山間部に配管が延び、維持コストが高くなる自治体が多いことが高めの平均値に影響しています。


水道代の支払いサイクルと確認方法

2ヵ月に1度の請求が基本

水道代の支払いは一般的に2ヵ月に1度です。
水道メーターの検針が2ヵ月ごとに行われ、その都度まとめて請求が来る仕組みです。
そのため「先月は水道代が来なかったのに今月は8,000円…」といった驚きを経験したことがある方もいるでしょう。

支払い方法は自治体により異なりますが、一般的に以下の方法が選べます。

  • 口座振替(自動引き落とし)
  • 請求書による支払い(コンビニ払い等)
  • クレジットカード払い
  • スマートフォン決済

ポイント:口座振替に設定しておくと支払い忘れが防げます。また、自治体の水道アプリやマイページに登録すると、過去の使用量・金額の推移が確認でき、節水効果の把握にも役立ちます。

検針票で確認できること

2ヵ月ごとに届く検針票(水道使用量等のお知らせ)には以下の情報が記載されています。

  • 今回の使用量(㎥)
  • 請求金額(上水道料+下水道使用料)
  • 使用期間
  • 前回・前年同期との比較
  • 次回検針予定日

「前回より使用量が増えているな」と気づいたときは、蛇口の水漏れや生活習慣の変化を確認するよいきっかけになります。


水道料金の仕組みを知っておこう

水道料金が「どうやって決まるか」を知ることは、節約を考えるうえでも役立ちます。

基本料金+従量料金の構造

水道代は大きく2つの部分から成り立っています。

スクロールできます
料金の種類内容
基本料金水道を契約している限り毎月かかる固定費。メーターの口径によって決まる
従量料金使用した水の量に応じてかかる変動費。使うほど単価が上がる累進制
下水道使用料排水の処理にかかる費用。上水道の使用量に連動して計算される場合が多い

例えば東京都水道局の料金体系(参考)では、口径13mmの場合の基本料金は860円、20mmは1,170円です。
従量料金は使用量が増えるにつれて1㎥あたりの単価が上がる仕組みになっています。

つまり使えば使うほど料金が高くなりやすい仕組みのため、少量の節水でも一定のコスト削減につながります。
特に従量料金の高い使用帯(月20㎥超など)に入っている場合は、使用量を減らすほど効果が大きくなります。

二人暮らしの平均的な使用量は?

東京都水道局が公表した調査(令和2年度生活用水実態調査)によると、二人暮らし世帯の平均的な月間使用量は約14.9㎥です。

1人が1日に使う水の量は平均約282リットル(国土交通省・令和7年度版「日本の水資源の現況」令和4年度データ)とされています。
二人分で1日あたり約560リットル、1ヵ月(30日)では約16,800リットル≒16.8㎥の計算となり、概ね上記の統計と符合します。


今、なぜ水道代が値上がりしているのか

キッチンのシンクで水を流しながら食器を洗っている手元の様子

電気代やガス代の値上がりは広く報道されていますが、じつは水道代もこの数年、全国的に急速に値上がりしています。
その背景には複合的な構造問題があります。

理由① 水道インフラの老朽化

最大の要因が、高度経済成長期(1950〜1980年代)に整備された水道管が一斉に寿命を迎えていることです。
水道管の法定耐用年数は40年ですが、全国の水道管のうち約22%が耐用年数を超えているとされ(2021年度・国土交通省)、老朽化した管路の更新が追いついていない状況です。

更新されている管路は全国の年間0.64%程度にすぎず、このペースでは老朽化の進行に対応しきれません。
老朽化した水道管は漏水や破裂のリスクを高め、実際に各地で道路の陥没や断水事故が相次いでいます。

その補修・更新費用をまかなうために、水道料金の引き上げが不可避になっているというのが、値上げラッシュの直接的な原因です。

理由② 人口減少による収入の落ち込み

水道事業は自治体による「独立採算制」で運営されており、事業費の大半を水道料金収入でまかなう仕組みです。
ところが、少子化・人口流出によって利用者が減り、収入が減少しています。

「利用者が減る→料金収入が減る→1世帯あたりの負担を上げなければ維持できない」という悪循環が起きているのです。
特に地方の人口減少エリアでは深刻で、島根県津和野町では約20年で人口が3割以上減少し、事業の赤字が続いたことで値上げに踏み切らざるを得ない状況となっています。

理由③ 物価上昇・人件費・電気代の高騰

水道事業の運営コストは、水を送るポンプの電気代、浄水に使う薬品費、配管工事の材料費・人件費などで構成されています。
近年の物価上昇・円安・エネルギー費高騰がこれら諸経費を押し上げており、料金への転嫁を余儀なくされています。

和歌山市の例では1998年から実に26年間据え置かれてきた水道料金が、2025年4月の検針分から改定に踏み切られました。
動力費や薬品費の高騰、耐震化工事の必要性が主な理由として挙げられています。

値上げはこれからも続く見通し

2024年は全国最多となる32道府県の82事業者が値上げを実施し、2025年には少なくとも42事業者が値上げを予定しています。
さらに2026年については千葉県営水道が20%程度、埼玉県水道用水供給事業が23%程度の値上げ方針を表明しています。

財務省系の研究所の調査では、全国の上水道事業の99%が設備更新に必要な資金を確保できていない恐れがあり、更新費用を水道使用料のみでまかなうとすれば平均で8割の値上げが必要との試算も出ています。

さらに、EY Japanなどの推計によると、2046年までに全国の水道事業者の96%が値上げを必要とし、一般家庭の月額料金は全国平均で2021年度の約3,317円から2046年には約4,895円まで上昇するとも言われています。

水道代の値上がりは、残念ながら今後も続く可能性が高い構造的な問題です。
だからこそ、日常的な節水習慣を身につけることが家計防衛の鍵になります。


家庭での水の使われ方を知ろう

洗濯機にタオルを入れて洗濯している様子

節水を効果的に進めるには、「どこで水を一番使っているか」を把握することが第一歩です。

東京都水道局「一般家庭水使用目的別実態調査(平成27年度)」によると、家庭での水使用の内訳は以下の通りです。

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使用場所割合(目安)
お風呂(浴室)約40%
トイレ約21%
炊事(台所)約18%
洗濯約15%
洗面・手洗い約6%

お風呂が全体の約4割を占めており、最も節水効果が高い場所です。
水道代を減らしたいなら、まずお風呂(シャワー・入浴)の見直しが最優先となります。

日常の水使用量を「リットル」で実感しよう

東京都水道局の「用途別使用量の目安」では、日常の動作で消費する水量を以下のように示しています。

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行動使用水量の目安
洗面(1分間流しっぱなし)約12リットル
歯みがき(30秒間流しっぱなし)約6リットル
食器洗い(5分間流しっぱなし)約60リットル
シャワー(3分間流しっぱなし)約36リットル
洗車(流しっぱなし)約90リットル

シャワーを16分間流し続けると、浴槽1杯分(180〜200リットル)とほぼ同じ水量になります。
「ちょっとシャワーを長めに浴びただけ」と感じていても、水量に換算するとかなりの量になることが分かります。


場所別・具体的な節水術

シャワーヘッドから水が勢いよく出ている様子

お風呂でできる節水術

家庭の水使用量の約40%を占めるお風呂は、節水の最前線です。

① 節水シャワーヘッドに交換する

最も手軽でコストパフォーマンスの高い節水方法が、シャワーヘッドの交換です。節水タイプのシャワーヘッドは、水が出る穴を小さく・数を調整することで水圧は保ちつつ水量を削減します。一般的に30〜50%程度の節水効果が期待でき、製品によっては最大60%の節水率を謳うものもあります。

シャワーは水道代だけでなくお湯を沸かすガス代も消費するため、節水シャワーヘッドへの交換は水道代とガス代の両方を抑える効果があります。メーカーによっては年間1万円以上の節約につながるケースも報告されています。

選び方のポイント:

  • 止水ボタン付きのものが特におすすめ。シャンプー中など不要なときにすぐ水を止められます
  • 節水率30〜50%以上を目安に選ぶと効果を実感しやすくなります
  • エコキュートや低水圧の住宅は「低水圧対応」の製品を選ぶこと

② シャワーの流しっぱなしをやめる

シャワー中にシャンプーや体を洗う際、お湯を出したまま放置していませんか?10分間のシャワーで約120リットルの水を使います。こまめに止めるだけで大幅な節水になります。止水ボタン付きのシャワーヘッドがあれば、水栓を全開にしたままでもボタン一つで水を止められるため、行動のハードルが下がります。

③ 残り湯を洗濯に活用する

お風呂の残り湯は、洗濯の「洗い」工程に活用できます。洗濯機によっては「風呂水ポンプ」対応のものもあり、残り湯を自動で吸い上げて洗濯に使えます。ただし、すすぎには清水を使うのが衛生面から見て望ましい方法です。

④ 湯量を意識する

浴槽にお湯を張る場合、張る量を少し減らすだけでも水道代とガス代の両方が節約できます。40度のお湯を20リットル減らすと、1日あたり約12円の節約になるとも言われています(東京ガス「ウルトラ省エネブック」より)。小さな積み重ねですが、年間に換算すると数百円〜1,000円以上の節約につながります。


台所(食器洗い)でできる節水術

① 食洗機を活用する

手洗いよりも食洗機のほうが節水になることは意外と知られていません。手洗いは洗剤の泡をすすぐために大量の水が必要ですが、食洗機は少量の水を効率よく循環させて洗浄するため、水の使用量を大幅に抑えられます。

食洗機を検討している方は、節水・節電効果を考慮した費用対効果で考えるのが得策です。

② 洗剤の使いすぎをなく

食器洗いで最も水を使うのは「洗剤の泡を落とすすすぎ」です。洗剤を使いすぎると、すすぎの水も増えます。油汚れの少ないグラスや箸と、油が付いた皿を分けて洗うだけでも、洗剤の使用量を減らせます。

また、パスタやうどんのゆで汁(でんぷんが含まれており洗浄力がある)を油汚れのついた皿のつけ置きに使うと、洗剤を使う前に汚れを落とせるため、すすぎの水量が節約できます。

③ 水を出しっぱなしにしない

食器を洗う際に水を流しっぱなしにすると、蛇口の開き方にもよりますがおおよそ5分間で約60リットルの水が流れています。水を張ったボウルやシンクを使ってある程度汚れを落とし、流しすすぎは短時間にとどめるようにしましょう。


洗濯でできる節水術

① すすぎを1回に設定する

最近の濃縮液体洗剤の多くは「すすぎ1回OK」に対応しています。洗濯機のおまかせモードは「すすぎ2回」がデフォルト設定になっていることが多いため、すすぎを1回に変更するだけで1回あたりのすすぎ用水量を節約できます。

まずは使用している洗剤のパッケージを確認して「すすぎ1回」の表示があれば、洗濯機の設定を変更してみましょう。

② ドラム式洗濯機は節水効果が高い

縦型洗濯機とドラム式洗濯機を比較すると、ドラム式のほうが節水効果は高い傾向があります。
ドラム式は「たたき洗い」と「もみ洗い」を組み合わせる洗浄方式のため、使用する水量が縦型より少なくなります。
ただし、最新の縦型洗濯機も大幅に節水性能が向上しており、買い替えの際は性能表示(使用水量)を確認して選ぶのがおすすめです。


トイレでできる節水術

① 大小のレバーを正しく使い分ける

大レバーと小レバーで1回あたり約2リットルの差があります(東京都水道局・平成27年度調査)。毎日複数回使うトイレでは、正しい使い分けが積み重なって大きな節水につながります。

ただし、無理な節水は禁物です。
最新のトイレは大で流しても4リットル程度の少量設計になっており、必要な量より少なく流すとトイレットペーパーが詰まる原因になります。
節水し過ぎると修理費のほうが高くつく、という逆効果になるケースもあるため注意が必要です。

② 節水型トイレへの切り替え

古いトイレは1回の洗浄で12〜15リットルの水を使います。
最新のトイレは大で4リットル程度と、3分の1以下の水量で洗浄できます。リフォームや設備交換の際は節水型トイレへの切り替えを検討する価値があります。


洗面・手洗いでできる節水術

シンクで手を洗っている様子と流れる水

① 泡沫アダプターを取り付ける

蛇口に取り付けるだけで水に気泡を混ぜ、水量を減らせる「泡沫アダプター」は、1,000円前後から購入でき、工事不要で誰でも設置できます。
水量は減るものの気泡のおかげで体感的には十分な水圧が維持され、手洗いや食器洗いに向いています。

ただし、泡沫アダプターはハンドル式(昔ながらの蛇口)向けのものと、シングルレバー向けのものがあります。自宅の蛇口のタイプを確認してから購入しましょう。

② 歯みがき中は水を止める

歯みがき中に30秒間水を流しっぱなしにすると約6リットルが無駄になります。
歯ブラシを濡らす・口をゆすぐ以外は水を止めるだけで節水になります。
二人暮らしで毎日続ければ、月100〜150リットル程度の節水が見込めるでしょう。


水道代の家計への影響シミュレーション

電卓で家計の計算をしながらノートに記録している様子

値上げが続く水道代が家計にどれほどの影響を与えるか、簡単な試算で確認してみましょう。

現状の家計負担(年間)

ここでは、二人暮らしの月平均水道代を4,200円と仮定してシミュレーションします(実際の金額は地域・使用量により異なります)。

スクロールできます
期間金額
1ヵ月約4,200円
1年間約50,400円
5年間約252,000円

10%値上げ後の変化

期間変化額
1ヵ月+420円
1年間+5,040円
5年間+25,200円

20%値上げ後の変化

期間変化額
1ヵ月+840円
1年間+10,080円
5年間+50,400円

このように、自治体が20%の値上げを実施した場合、年間で1万円以上の負担増となります。
5年スパンで見れば5万円を超える差が生じることになります。
日常的な節水の積み重ねで使用量を15〜20%削減できれば、値上げ分をある程度相殺できる計算です。


節水によって期待できる年間削減額の目安

水道料金の請求書の明細が記載された用紙

節水グッズや行動変容によって得られる削減効果の目安をまとめました。

スクロールできます
節水方法期待できる節約効果(年間目安)
節水シャワーヘッドへの交換(30%節水)水道代+ガス代で年間5,000〜15,000円程度
シャワーのこまめな止水(1日1〜2分短縮)年間1,500〜3,000円程度
食洗機の活用手洗いと比較して年間1,000〜3,000円程度
すすぎを1回に変更年間500〜1,000円程度
泡沫アダプターの取り付け年間500〜2,000円程度
お風呂の湯量を20リットル削減年間2,000〜4,000円程度(ガス代含む)

※金額は使用量や地域の料金体系によって大きく異なります。あくまでも参考値としてご参考ください。

節水シャワーヘッドは初期投資が必要ですが、水道代・ガス代の双方を削減できるため、費用回収が比較的早い節水グッズです。
特に二人暮らしでお互いにシャワーを浴びる場合は使用頻度が高く、効果が出やすいと言えるでしょう。


水道代が平均より高いと感じたら確認すること

水道料金の明細と電卓が置かれている様子

「なんか水道代が高い気がする…」と思ったとき、まず確認すべきポイントを整理しました。

① 水漏れが起きていないか確認する

メーターのバルブが回り続けていないか確認しましょう。
全ての蛇口を閉め、水道メーターの針(パイロット)が動いていれば水漏れの可能性があります。
見えないところでのトイレの水漏れや、シャワーホースの接続部からの漏れが原因になることがあります。

② 使用量の推移を確認する

検針票や水道局のアプリで、前回・前年同期と比べて使用量が増えていないか確認します。
急な増加があれば、漏水や生活習慣の変化が原因である可能性があります。

③ 生活習慣の変化がないか振り返る

テレワーク開始・在宅時間の増加・新しい趣味(ガーデニング・ペットなど)・同居人の変化なども水道使用量に影響します。
「前より家にいる時間が増えた」だけでも、水道代は上がる傾向があります。

④ 住んでいる地域の料金体系を調べる

引越しをした場合、前の自治体と料金体系が異なることで水道代が大きく変わることがあります。
自治体の水道局ウェブサイトで料金表を確認し、同じ使用量でどのくらいの金額になるか計算してみましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. 二人暮らしで月5,000円以上の水道代は高いですか?

家計調査の「二人以上の世帯」全体(平均約2.9人)の月平均は5,000〜5,100円程度です。世帯人員2人に絞るとこれより低い水準になるため、月5,000円を超えてくると「やや高め」と感じてよいかもしれません。ただし東北・北陸エリアでは料金水準自体が高いため、地域の平均をまず確認するのが大切です。節水習慣の見直しや水漏れチェックも合わせて行いましょう。

Q. 水道代の値上げはいつ・どのくらい上がりますか?

値上げの時期と幅は自治体によって異なります。2024〜2026年にかけて全国的に値上げラッシュが続いており、平均で10〜20%台の値上げを実施・予定している自治体が多い状況です。ご自身の自治体の水道局サイトや検針票で最新情報を確認することをおすすめします。

Q. 節水シャワーヘッドは本当に効果がありますか?

効果があります。一般的に30〜50%程度の節水率が期待でき、水道代だけでなくお湯を沸かすガス代も削減できます。ただし、給湯器の種類によっては水温が不安定になるケースもあるため、低水圧対応またはエコキュート対応の製品を選ぶと安心です。

Q. 二人暮らしの光熱費合計はどのくらいですか?

二人暮らしの水道光熱費(電気代+ガス代+水道代)の合計は年によって異なりますが、近年は月1万9,000〜2万2,000円程度とされています(総務省統計局「家計調査」より)。その内訳は電気代が約半分、ガス代と水道代がそれぞれ2〜3割程度となっています。

Q. 水道代の支払いにクレジットカードは使えますか?

自治体によって異なりますが、多くの自治体でクレジットカード払いが選択できるようになっています。クレジットカード払いにすることでポイントが貯まるメリットがありますが、口座振替より若干遅れてポイント還元が確定するケースもあるため、ご利用の自治体の水道局に確認してみましょう。


まとめ:二人暮らしの水道代を把握して節水に備えよう

昼の明るいリビングでソファに並んで座り、飲み物を片手にくつろぎながらテレビを見ている二人暮らしのカップルの様子

この記事のポイントをまとめます。

水道代の現状

  • 二人以上の世帯の月平均水道代は約5,000〜5,100円(2025年・総務省家計調査)。世帯人員2人に絞るとこれより低い水準になる
  • 地域差が大きく、東北地方(約6,597円)と四国地方(約3,957円)では月2,600円以上の差がある(いずれも二人以上世帯の数値)
  • 水道代は2ヵ月に1度の請求が基本

値上げの背景

  • 水道管の老朽化(全体の約22%が耐用年数超え)による更新費用の増大
  • 人口減少による水道事業の収入減
  • 物価・人件費・エネルギーコストの上昇
  • 2046年までに全国水道事業者の96%が値上げを必要とするとの推計もある

効果的な節水のポイント

  • まずお風呂(水使用量の約40%)から節水を始める
  • 節水シャワーヘッドへの交換は投資対効果が高く、水道代+ガス代を同時に削減できる
  • 食器洗いのすすぎを減らす・洗剤を使いすぎないことも有効
  • 洗濯のすすぎを1回に設定変更する
  • トイレは節水しすぎず、大小のレバーを正しく使い分けるだけでOK

水道代の値上がりは今後も続く見通しです。
しかし、日々の節水習慣の積み重ねで、値上げ幅を家計でカバーすることは十分可能です。
まずは検針票を確認して自分たちの使用量を把握することから始めてみましょう。


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本記事の平均金額・統計データは、総務省統計局「家計調査(2024〜2025年)」の一次データをもとにしています。月別・地域別の数値は「二人以上の世帯(平均約2.9人)」の統計値であり、世帯人員2人のみの数値とは異なります。実際の料金は自治体・世帯の使用量・生活習慣により異なります。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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