ウルトラファインバブルの商品ページを見ていると、「ファインバブル産業会」「ISO規格」「FBIA認証」といった言葉が出てきて、「これは何の団体で、どれくらい信頼できる表示なの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
似た言葉が多く、「認証」と「登録」の違いも分かりにくいため、マークがあるだけで安心してよいのか迷うところです。
この記事では、ウルトラファインバブルの協会(ファインバブル産業会)の役割、ISOやJISの規格、認証と登録の違いを順に整理します。
読み終えるころには、商品ページの表示を自分で読み解けるようになります。

国内で高い知名度を持つUFBシャワーヘッドの定番として、ミラブルZeroがあります。
独自のトルネードミスト機能でウルトラファインバブルを含んだ絹のようなミスト水流を実現し、洗浄力・肌への優しさの両面で評価されている製品です。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| UFB濃度 | 1ccあたり約2,000万個以上のUFBを含む水流を実現 |
| 水流モード | トルネード・スプラッシュ・リングの3モード切替対応 |
| 節水効果 | 従来シャワーと比較して最大約50%の節水が可能 |
| 塩素除去 | 「トルネードスティック」により残留塩素を低減 |
| 取り付け | 工事不要・ほとんどのシャワーホースに対応 |
ミスト水流はきめ細かく肌に触れるため、ゴシゴシこすらなくても汚れが落ちやすく、敏感肌・乾燥肌の方にも向いています。
節水効果があるため、光熱費が気になる方も検討する価値があるでしょう。
ウルトラファインバブルの協会|ファインバブル産業会(FBIA)とは
ウルトラファインバブルの協会として知られているのが、一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)です。
設立は2012年(平成24年)7月23日です。
ファインバブル技術の国際標準化、製品の認証、利用技術の開発、共通基盤の情報収集などを総合的に行う団体として、産業界・学会・政府が協力して活動しています。
主な活動は、次のとおりです。
| 活動 | 内容 |
|---|---|
| 国際標準化 | ISO/TC 281(ファインバブル技術)の国内審議委員会を設置し、JIS原案の作成も行う |
| 独自規格 | FBIA規格の策定 |
| 製品認証・登録 | ファインバブルを利用した製品・サービスの認証と登録 |
| 表示ルール | 広告・表示ガイドラインの策定 |
| 商標の管理 | 「ファインバブル」「ウルトラファインバブル」などの登録商標の管理 |
つまりFBIAは、規格づくり・認証・表示ルールの3つで、市場の信頼性を支える団体だと言えます。
商品ページにFBIAの名前が出てくるときは、このどれかに関わる表示である可能性が高いです。
ISO/TC 281とは|ウルトラファインバブルの国際規格をつくる組織
ISO(国際標準化機構)には、分野ごとに専門委員会があります。
ファインバブルを担当するのが、ISO/TC 281(ファインバブル技術)です。
2013年6月のISOの会議で設置が認められ、日本が幹事国を務めています。
ISOのファインバブル規格は、大きく3つの層で整理されています。
- 基本規格(用語や分類など、土台になるルール)
- 計測方法規格(泡の大きさや数の測り方)
- 個別応用規格(洗浄、水処理、農業、家庭用品など用途ごとの評価方法)
ウルトラファインバブルが「1μm未満の泡」と決まっているのも、この基本規格(ISO 20480-1)で用語が定義されているためです。
📎 出典:ファインバブルに関するレポート(旭化成 アナリシスセンター)
家庭向けの製品に関わる主なISO・JIS規格
ファインバブル産業会のページには、発行済みの規格として、ISO規格40件、JIS規格7件が掲載されています(ページ掲載時点)。
そのうち、商品選びに関わりやすいものを抜き出すと、次のとおりです。
| 規格 | 内容 |
|---|---|
| ISO 20480-1 | 用語(ウルトラファインバブルなどの定義) |
| ISO 20480-2 | 属性分類(ファインバブルのカテゴリ分類) |
| ISO 20480-3 | 発生方法 |
| ISO 20298-1 | 測定のためのサンプリング・試料調製(ウルトラファインバブル分散水) |
| ISO 21255 | ウルトラファインバブル分散水の保存及び輸送 |
| ISO 7428-1:2024 | 家庭生活への応用 第1部:シャワーヘッドの評価 |
| ISO/TS 24217-1 | 効果の表示ガイドライン 第1部:有効機能の体系的分類要件 |
| JIS B 8741-1 | 用語(ISO 20480-1に対応するJIS) |
家庭で使うシャワーヘッドの評価方法についても、2024年にISO規格が発行されています。
ただし、これらは「評価の方法」を決めた規格です。
「規格が存在すること」と「その製品が規格に沿った試験を受けていること」は別なので、混同しないようにしましょう。
📎 出典:ISO/JIS発行規格リスト|ファインバブル産業会
「ファインバブル」「ウルトラファインバブル」は登録商標
意外と知られていませんが、「ファインバブル」「ウルトラファインバブル」「FINE BUBBLE」「FBIA」ロゴは、ファインバブル産業会の登録商標です。
そのため、商品名や広告でこれらの言葉を使うには、FBIAの「広告・表示ガイドライン」に適合しているかの審査を経て、使用許諾を受ける仕組みになっています。
会員・非会員を問わず、使用許諾の申込みは受け付けられています。
このため、メーカーによっては「ナノバブル」や「微細気泡」など別の表現を使っている場合があります。
言葉の違いは、泡の大きさの違いとは限りません。
詳しくは、ナノバブルとの呼び名の違いを扱った記事で整理しています。
📎 出典:登録商標|ファインバブル産業会
「認証」と「登録」の違い|マークの見方
商品ページで見かける「FBIA認証」「FBIA登録」は、似ていますが意味が違います。
| 項目 | 認証 | 登録 |
|---|---|---|
| 対象 | 発生性能(気泡径・個数濃度)、効果、品質管理 | ファインバブルの存在確認 |
| 性能の保証 | 測定方法がISO規格に適合しているかを判定 | 性能は認証しない |
| 見るべき点 | 平均気泡径や個数濃度が、規格に沿って測定されているか | ファインバブルが入っていることの確認にとどまる |
認証では、次の3点が確認されます。
- 発生性能:ファインバブルの平均気泡径と個数濃度が、ISO規格に沿って測定された結果か
- 効果:効果の判定方法と、判定結果が妥当か
- 品質管理:発生性能と効果の均一性が保たれているか
なお、2024年7月1日付で、適合判定の基準がFBIA規格からISO規格に移り、制度の名前も「ISO適合認証制度」に変わりました。
制度は会員・非会員を問わず、国内外の誰でも利用できます。
つまり「登録」より「認証」のほうが、性能面での確認範囲が広いということです。
ただし、認証されている内容は製品ごとに異なります。
商品ページで、どの項目(発生性能、効果など)が認証されているかを確認することが大切です。
商品選びで協会・規格の情報をどう使うか
ここまでの内容を、商品を選ぶときの確認ポイントにまとめます。
- 「認証」か「登録」か、マークの種類を確認する
- 認証されている項目(発生性能・効果など)を確認する
- 平均気泡径や個数濃度が数値で示されているか確認する
- 「協会に加盟している」ことと、「製品が認証を受けている」ことを区別する(制度上、認証は製品ごとに行われます)
マークや規格の名前が書かれていても、その製品の性能が優れていると決まるわけではありません。
ただ、第三者のルールに沿って測定されたデータが示されているかどうかは、比べるときの大きな手がかりになります。
効果の考え方や選び方は、科学的根拠と正しい効果・選び方の記事にまとめています。
購入前に確認したい注意点は、デメリット7つと後悔しない選び方をご覧ください。
まとめ
ウルトラファインバブルの協会は、2012年に設立されたファインバブル産業会(FBIA)です。
ISO/TC 281での国際標準化、製品の認証と登録、広告・表示ガイドラインの策定などを担っています。
ウルトラファインバブルが「1μm未満の泡」と決まっているのは、ISO 20480-1の用語規格によるものです。
「ファインバブル」「ウルトラファインバブル」は登録商標で、使用には審査があります。
認証と登録は別の制度で、認証のほうが発生性能や効果まで確認する点が異なります。
商品を選ぶときは、マークの有無だけでなく、何が認証されているかを見ていくことが大切です。

国内で高い知名度を持つUFBシャワーヘッドの定番として、ミラブルZeroがあります。
独自のトルネードミスト機能でウルトラファインバブルを含んだ絹のようなミスト水流を実現し、洗浄力・肌への優しさの両面で評価されている製品です。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| UFB濃度 | 1ccあたり約2,000万個以上のUFBを含む水流を実現 |
| 水流モード | トルネード・スプラッシュ・リングの3モード切替対応 |
| 節水効果 | 従来シャワーと比較して最大約50%の節水が可能 |
| 塩素除去 | 「トルネードスティック」により残留塩素を低減 |
| 取り付け | 工事不要・ほとんどのシャワーホースに対応 |
ミスト水流はきめ細かく肌に触れるため、ゴシゴシこすらなくても汚れが落ちやすく、敏感肌・乾燥肌の方にも向いています。
節水効果があるため、光熱費が気になる方も検討する価値があるでしょう。
よくある質問
Q1. ファインバブル産業会(FBIA)とは、どのような団体ですか?
2012年7月に設立された一般社団法人で、ファインバブル技術の国際標準化、製品の認証と登録、広告・表示ガイドラインの策定などを行っています。
ISO/TC 281の国内審議委員会を運営し、JIS原案の作成にも関わっています。
産業界・学会・政府が協力して、ファインバブル市場の健全な発展を目指す団体です。
商品ページにFBIAの名前が出てくる場合は、認証や登録、表示ルールのいずれかに関わっていることが多いです。
Q2. 「FBIA認証」と「FBIA登録」は、何が違いますか?
認証は、発生性能(平均気泡径・個数濃度)、効果、品質管理などを確認する制度です。
測定方法がISO規格に適合しているかも判定されます。
一方、登録は「ファインバブルの存在確認」にとどまり、性能そのものは認証されません。
同じようにマークが付いていても、中身が違うため、商品ページでどちらなのか、何が認証されているのかを確認することが大切です。
登録マークだけで性能まで確認されたと受け取らないよう注意してください。
Q3. ISO規格に対応している製品なら、安心して選べますか?
規格は評価の方法を決めたもので、規格があることと、その製品が規格に沿った試験を受けていることは別です。
商品ページで「ISO規格に基づく測定」と書かれているときは、どの規格に沿って、どんな項目を、誰が測定したのかが示されているかを確認してください。
認証を受けている場合も、認証された項目は製品ごとに異なります。
表示の中身まで確認すると、安心して比べられます。
不明な点は、メーカーの問い合わせ窓口に確認するのも一つの方法です。
Q4. メーカーが「ウルトラファインバブル」という言葉を使わないのはなぜですか?
「ファインバブル」「ウルトラファインバブル」は、ファインバブル産業会の登録商標だからです。
使用には、広告・表示ガイドラインに適合しているかの審査を経た使用許諾が必要です。
そのため、メーカーによっては「ナノバブル」「微細気泡」など別の表現を使うことがあります。
言葉が違っても、泡の大きさが違うとは限りません。
大きさの測定結果が示されているかを確認するのがおすすめです。
商標の有無は、品質の優劣とは別の話と考えてください。
Q5. 協会に加盟しているメーカーなら、製品の性能も保証されていますか?
協会の会員であることと、製品が認証を受けていることは別です。
制度上、認証や登録は製品ごとに行われるため、メーカーが会員でも、すべての製品が認証されているとは限りません。
製品を選ぶときは、会員かどうかではなく、その製品に認証や登録のマークがあるか、何が認証されているかを確認してください。
認証内容が気になるときは、メーカーや協会の公開情報を参照するのが確実です。
製品名や型式で照らし合わせると、確認しやすくなります。

