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買ってはいけない掃除機とは?|掃除機選びで後悔しやすい6つの特徴と失敗しない選び方

床に座り込み、購入した掃除機を前に頭を抱えて後悔している様子の人物を描いたイメージイラスト。使いづらそうな掃除機と落ち込んだ表情から、買って失敗した気持ちが伝わる。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

掃除機は家電の中でも使用頻度が高く、合わない一台を選ぶと「毎日のストレス」になりやすい存在です。
週に1回どころか、家庭によってはほぼ毎日使うものだからこそ、ちょっとした使いにくさが積み重なり、「掃除そのものが億劫になる」原因になります。

吸引力が弱くて何度も同じ場所を往復する。
本体が重く、出すだけで疲れてしまう。
運転音が大きく、時間帯を気にしながら使わなければならない。
こうした不満は、使い方の問題ではなく、購入時の選び方が原因になっているケースがほとんどです。

実際、掃除機選びで後悔している人の多くは、「有名だから」「安かったから」「ランキング上位だったから」といった理由で選び、自分の生活スタイルに合っているかどうかを十分に確認できていません。

掃除機は性能が高ければ良い、価格が高ければ安心という家電ではありません。
重要なのは、毎日の掃除をストレスなく続けられるかどうかです。

この記事では、「買ってはいけない掃除機」に共通する特徴を整理したうえで、後悔しやすいポイントを事前に避けるための考え方と、実用性の高いおすすめ機種までをまとめています。

これから掃除機を買い替える方、今の掃除機にモヤっとした不満を感じている方は、判断材料として参考にしてみてください。


目次

買ってはいけない掃除機の6つの特徴

床のカーペットの上で、スティック型掃除機を手に持って掃除をしている様子。軽量タイプの掃除機を使った日常的な掃除シーン。

ここで取り上げるのは、「評判が悪いメーカー」や特定の商品名ではありません。
実際に後悔につながりやすいのは、掃除機そのものの設計や条件です。
見た目やスペック表だけでは分かりにくいものの、使い始めてから不満が噴き出しやすいポイントを整理します。


吸引力がすぐ落ちる掃除機

購入直後は問題なく使えていても、数回使っただけで吸い込みが弱くなる掃除機があります。
このタイプは「最初だけよく吸う」印象になりやすく、徐々にストレスが蓄積します。

主な原因は以下の通りです。

  • フィルターがすぐ詰まる構造になっている
  • モーター出力が弱く、負荷に耐えられない
  • ダストカップ容量が極端に小さい

吸引力が維持できない掃除機は、「ゴミが残る → 何度も同じ場所を掃除する → 掃除が面倒になる」という悪循環に陥りがちです。
結果として、掃除時間が長くなり、掃除自体を避けるようになるケースも少なくありません。


本体が重すぎて扱いにくい掃除機

カタログ上では高性能に見えても、実際に使うと「重さ」が大きな負担になる掃除機があります。
特に毎日使う家電では、数百グラムの差が使い勝手に直結します。

よくある不満は以下です。

  • 階段掃除がつらい
  • 高い場所やカーテンレール周りを掃除できない
  • 出すのが面倒で、使う頻度が減る

とくに一人暮らしや高齢者、女性ユーザーの場合は、「吸引力の強さ」よりも「無理なく扱える重さ」を優先した方が、結果的に満足度が高くなります。
重い掃除機は、性能以前に“使われなくなる”リスクが高い点が問題です。


バッテリーが短命なコードレス掃除機

コードレス掃除機で後悔しやすい原因の多くは、バッテリーにあります。
手軽さを求めて選んだはずなのに、逆にストレスが増えるケースも珍しくありません。

注意したいポイントは以下です。

  • 使用時間が10〜15分程度しか持たない
  • 1〜2年でバッテリーが極端に劣化する
  • 交換用バッテリーが高価、または入手困難

掃除の途中で電源が切れると、「もう一度充電してから再開する」という手間が発生します。
これは、“便利なはずのコードレス掃除機”のメリットを完全に打ち消してしまいます。


集塵方式が合わず、手入れが面倒な掃除機

掃除機選びで見落とされがちなのが、ゴミ処理とメンテナンスの負担です。
吸引力よりも、実はこの部分で不満が溜まるケースが多くあります。

主な集塵方式と注意点は以下の通りです。

  • サイクロン式
    ゴミ捨て時にホコリが舞いやすく、定期的なフィルター清掃が必要
  • 紙パック式
    手入れは簡単だが、紙パックの交換コストがかかる
  • 一体型スティック
    ダスト容量が小さく、頻繁にゴミ捨てが必要

ライフスタイルに合わない方式を選ぶと、「掃除そのものより、後片付けが面倒」という状態になりやすく、結果的に掃除機を使う頻度が下がってしまいます。


音がうるさい掃除機

運転音が大きい掃除機は、使える時間帯や環境を制限してしまいます。
この制限は、日常生活の中で意外と大きなストレスになります。

よくある影響は以下です。

  • 集合住宅で使いづらい
  • 子どもが寝ている時間帯に使えない
  • 音そのものが不快で、掃除が疲れる

一つの目安は60dB以下
加えて、静音モードの有無も確認しておくと安心です。
音の問題は、性能以上に「使いたいときに使えない」という不満につながります。


保証・サポートが弱いメーカーの掃除機

価格の安さだけで選んだ掃除機ほど、故障時にトラブルになりやすい傾向があります。

注意したいポイントは以下です。

  • 修理費が高額になる
  • サポート窓口が分かりにくい、対応が遅い
  • 販売終了後すぐに部品供給が止まる

結果として、「修理するより買い替えた方が早い」という状況に追い込まれ、長期的にはコストが高くつくケースも少なくありません。


後悔しない掃除機の選び方

キャニスター型掃除機のヘッドで、毛足の長いラグを掃除している様子。ホースと本体が床に置かれた家庭用掃除機の使用風景。

掃除機選びで失敗しないためには、「何となく良さそう」で決めないことが大切です。
性能や価格だけを見ても、実際の使い勝手は想像しにくく、購入後に不満が出やすくなります。
ここでは、後悔につながりにくい判断基準を整理します。


吸引仕事率と実使用レビューを確認する

掃除機の吸引力を見る際は、カタログ上の数値だけでなく、実際の使用感も確認することが重要です。
吸引仕事率(W)は一つの目安になりますが、コードレスモデルでは非公開の場合もあります。

そのため、

  • フローリングでの吸い残しがないか
  • カーペットやラグで力不足を感じないか
  • ゴミが溜まっても吸引力が落ちにくいか

といった実使用レビューをあわせてチェックすると、失敗しにくくなります。


集塵方式が生活スタイルに合っているか

集塵方式は、掃除機の使い勝手を大きく左右します。
性能よりも、「ゴミ捨てが苦にならないか」という視点で考えることが重要です。

  • ゴミ捨ての頻度を減らしたい → 紙パック式
  • ランニングコストを抑えたい → サイクロン式
  • 手軽さを最優先したい → スティック型

どの方式にもメリット・デメリットがあるため、生活リズムに合わないものを選ばないことがポイントです。


本体重量は実際の使用シーンを想定して考える

掃除機の重量は、日常的な使いやすさに直結します。
とくにスティック型の場合、目安として2kg以下を基準にすると扱いやすいモデルが多くなります。

  • 階段掃除が多い
  • 高い場所や隙間を掃除することが多い
  • 出し入れの手間を減らしたい

こうした条件に当てはまる場合は、軽さを最優先で考えると失敗しにくくなります。


運転音(dB表記)を確認する

掃除機の音は、使える時間帯を左右する重要な要素です。
購入前には、運転音の目安となるdB表記を確認しておくと安心です。

  • 60dB以下:日常使用で比較的ストレスが少ない
  • 50dB前後:早朝や夜でも使いやすい

静音モードの有無や、弱運転時の音の大きさもチェックしておくと、使用シーンが広がります。


ゴミ捨て・フィルター清掃のしやすさを確認する

掃除機は、掃除そのものよりも後片付けの手間で評価が分かれます。
以下の点を確認しておくと、使い続けやすくなります。

  • ダストカップがワンタッチで開くか
  • 手が汚れにくい構造か
  • フィルターが水洗いできるか

手入れが面倒な掃除機は、次第に使われなくなる傾向があります。


連続使用時間と充電時間のバランスを見る

コードレス掃除機の場合、連続使用時間は非常に重要です。
目安としては、30分以上連続使用できるモデルであれば、一般的な家庭では困りにくくなります。

あわせて、

  • 充電にかかる時間
  • バッテリー交換が可能かどうか

も確認しておくと、長く使いやすくなります。


部屋の広さ・床材に合ったタイプを選ぶ

掃除機は、住環境によって向き・不向きがはっきり分かれます。

  • フローリング中心・狭めの部屋 → スティック型
  • カーペットやラグが多い・広い部屋 → キャニスター型
  • 掃除の手間を減らしたい → ロボット掃除機

すべての条件を満たす一台を探すよりも、自分の家で一番よく使う場面に合ったタイプを選ぶ方が、結果的に満足度は高くなります。


“全部入り”の掃除機を探すより、自分の使い方に合う条件を優先することが、後悔しない最大のポイントです。


買ってよかったコードレス掃除機

コードレス掃除機は種類が多く、性能差も分かりにくいため、「結局どれが失敗しにくいのか」で迷いやすいジャンルです。
ここでは、軽さ・実用性・継続して使いやすいかという観点から、評価の安定しているモデルを紹介します。


Dyson Micro Plus SV33 FF PL

軽量(約1.5kg)で操作性が高く、フローリング中心の家庭に向いたコードレス掃除機です。

Dysonらしい吸引力を維持しつつ、本体が軽いため、

  • 出し入れが面倒になりにくい
  • 片手操作でも疲れにくい
  • サッと掃除する習慣が続きやすい

といったメリットがあります。
ゴミ捨てもワンタッチ式で、手が汚れにくい点も評価が高く、パワーよりも「扱いやすさ」を重視する人に向いたモデルです。


日立 かるパックスティック

紙パック式を採用した、手入れのしやすさが特徴のコードレス掃除機です。

  • ゴミ捨て時にホコリが舞いにくい
  • フィルター清掃の頻度が少ない
  • 衛生的に使いやすい

といった点から、掃除後の後片付けが負担になりやすい人に向いています。

軽量設計のため取り回しもしやすく、「性能よりも、ラクに使い続けられること」を重視する家庭で満足度が高いモデルです。


マキタ 充電式クリーナー CL107FD

業務用工具メーカーならではの、シンプルで無駄のない設計が特徴です。

派手な機能はありませんが、

  • 安定した吸引力
  • 壊れにくい構造
  • バッテリーの扱いやすさ

といった実用性重視のポイントが評価されています。

フローリング掃除はもちろん、車内や玄関、倉庫などの掃除にも使いやすく、「長く使える一台」を求める人に向いたモデルです。
また他のマキタ製品にも共通してバッテリーが使用できるのも嬉しいポイントですね。


買ってよかったキャニスター掃除機

キャニスター掃除機は、「重い・古い」というイメージを持たれがちですが、実際には吸引力の安定性と掃除の確実性という点で、今でも評価が高いジャンルです。
ここでは、扱いやすさと実用性のバランスが取れたモデルを紹介します。


パナソニック MC-JP880K

軽量キャニスターの代表的なモデルで、「キャニスター=重い」という印象を大きく変えた一台です。

自走式ヘッドを搭載しているため、

  • カーペットでも前に進みやすい
  • 力を入れずに掃除できる
  • 長時間使っても疲れにくい

といったメリットがあります。
紙パック式でゴミ捨ても簡単なため、吸引力は欲しいが、重さや手入れの手間は抑えたい人に向いています。


日立 パワかるサイクロン CV-SV90K

サイクロン式ながら、本体重量を抑えたバランス型のキャニスター掃除機です。

  • 吸引力が安定している
  • ゴミの量が見えて管理しやすい
  • ダストケース・フィルターを水洗いできる

といった特徴があり、サイクロン式の手入れを負担に感じにくい人に向いています。

「紙パックは避けたいが、吸引力は妥協したくない」という場合に、選びやすいモデルです。


東芝 VC-PM7A

価格と性能のバランスが良く、キャニスター掃除機を初めて選ぶ人でも失敗しにくいモデルです。

  • 本体が比較的軽量
  • 基本性能が安定している
  • 余計な機能がなく扱いやすい

といった点から、「とにかく無難に使える一台が欲しい」というニーズに合います。

高級機ほどの機能はありませんが、日常掃除には十分な性能を備えており、コスト面を重視する人にも向いています。


キャニスター掃除機は、広い部屋・カーペット掃除・長時間使用といった場面で、今でも強みがあります。

コードレスと比べてどちらが正解という話ではなく、「自分の掃除量と床環境に合っているか」で選ぶことが、後悔しないポイントです。


FAQ(よくある質問)

Q1. 「買ってはいけない掃除機」は本当に存在するのですか?

特定のメーカーや機種が一概に「買ってはいけない」と決まっているわけではありません。
実際には、重すぎる・音が大きい・手入れが面倒など、生活スタイルに合っていない掃除機が「買って失敗した」と感じられやすい傾向があります。


Q2. 安い掃除機はやはり避けたほうがいいのでしょうか?

価格が安いこと自体が問題ではありません。
ただし、保証や部品供給、耐久性が十分でない場合もあるため、サポート体制や実使用レビューは必ず確認したほうが安心です。


Q3. コードレス掃除機は吸引力が弱いイメージがありますが大丈夫ですか?

近年のコードレス掃除機は、日常掃除には十分な吸引力を持つモデルも多くあります。
ただし、使用時間やバッテリー寿命には差があるため、連続使用時間やバッテリー交換の可否を事前に確認することが重要です。


Q4. キャニスター掃除機はもう時代遅れですか?

キャニスター掃除機は今でも、広い部屋やカーペット掃除、長時間使用では高い評価があります。
重さや収納性のデメリットはありますが、吸引力の安定性を重視する人には有力な選択肢です。


Q5. 掃除機選びで一番重視すべきポイントは何ですか?

一番重要なのは、「無理なく使い続けられるかどうか」です。

吸引力・重さ・音・手入れのしやすさなど、
自分がストレスを感じやすいポイントを基準に選ぶことで、後悔しにくくなります。

まとめ

フローリングの床をロボット掃除機が走行し、奥のソファでは人物がくつろいでスマートフォンを操作しているリビングの様子。

「買ってはいけない掃除機」とは、性能が低い掃除機や有名でないメーカーの製品を指すわけではありません。
あなたの生活や使い方に合っていない掃除機こそが、結果的に後悔につながります。

  • 本体が重く、出すのが億劫になる
  • 音が大きく、使える時間帯が限られる
  • ゴミ捨てや手入れが面倒で、掃除が負担になる
  • 使い続けるうちに吸引力が落ち、満足感がなくなる

こうしたポイントを避けるだけでも、日々の掃除に感じるストレスは大きく減らせます。

掃除機選びでは、スペックやランキングの比較以上に、「自分が無理なく使い続けられるか」という視点が重要です。

毎日の掃除を面倒な作業にするか、自然に続けられる習慣にするかは、最初の一台選びでほぼ決まります。
今の生活に本当に合った掃除機を選ぶことが、後悔しない最大のポイントです。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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