リモコンに「P60」と表示されているものの、お湯は普通に沸いているし、お風呂も入れる。
何が壊れたのかわからないまま、表示だけが消えない。
そんな状態で戸惑っていませんか。
P60は、キラリユキープという清潔機能に使われているUV-LEDユニットが点灯していないことを知らせるコードです。
給湯やわき上げ、湯はりといった基本機能には影響しません。
そして公式には、点検・修理までの間にエラー表示を消す方法まで案内されています。
この記事では、対象になる機種の見分け方から、急ぐべきかどうかの判断材料までを整理します。
P60が示していること
三菱電機の公式FAQでは、次のように案内されています。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| P60 | UV-LEDユニット異常 |
エラー内容はキラリユキープ中にUV-LEDユニットが点灯していない状態とされています。
ほかの多くのエラーコードが「わき上げが正常にできない」「湯はりに異常がある」といった機器の根幹に関わるのに対し、P60は付加機能ひとつが動いていないことを知らせているだけです。
この違いが、対応の急ぎ方に直結します。
キラリユキープとは何か
三菱エコキュートに搭載されている清潔機能です。
浴槽のお湯をふろ配管に循環させ、その途中で深紫外線(UV)を照射して菌の増殖を抑えるという仕組みになっています。
家族の入浴時間がばらばらで残り湯を長く置く家庭や、残り湯を洗濯に使う家庭で効果を感じやすい機能です。
のちに「キラリユキープPLUS」として、入浴前や洗濯利用前に連続照射を行うモードが追加されています。
P60は、この機能の中核にあたるUV-LEDユニットが点灯していないことを制御側が検知したときに表示されます。
搭載されていない機種では出ない
キラリユキープは全機種に搭載されている機能ではありません。
したがって、この機能を持たない機種でP60が表示されることはありません。
お使いの機種に搭載されているかどうかは、リモコンに「キラリユキープ」に関する表示や設定項目があるかで見当がつきます。
確実に知りたい場合は、取扱説明書の機能一覧を確認してください。
ほかの機能は使える
P60が表示されていても、次の機能は通常どおり使えます。
| 機能 | 影響 |
|---|---|
| わき上げ | 影響なし |
| 蛇口・シャワーの給湯 | 影響なし |
| 湯はり | 影響なし |
| 追いだき・保温 | 影響なし |
| キラリユキープ | 使えない |
つまり、お湯が使えなくなる種類のエラーではありません。
今夜の入浴を心配する必要はなく、都合のよいタイミングで点検を依頼すれば足ります。
ただし、残り湯を翌日まで置いて洗濯に使っている場合は、菌の増殖を抑える働きが止まっている点に留意してください。
修理までの間は、残り湯の再利用を控えるか、早めに使い切る運用に切り替えるのが無難です。
点検までの間、表示を消す方法がある
公式FAQには、対処方法の3番目として次の内容が記載されています。
点検・修理までの間で本エラーを非表示にする方法として、取扱説明書にしたがって「キラリユキープモード」を切にすれば、キラリユキープは動作しない、と案内されています。
機能そのものを止めてしまえば、動いていないことを検知するエラーも出なくなるという理屈です。
エラー表示を消す方法が公式に案内されているコードは、ほとんどありません。
それだけ、機器の安全や基本性能に関わらないコードだということでもあります。
モードの切り替え操作は機種によって異なるため、取扱説明書の該当項目を確認してください。
注意点
モードを切れば表示は消えますが、UV-LEDユニットの状態が直ったわけではありません。
機能を使いたくなったときには修理が必要です。
また、表示を消したまま忘れてしまうと、保証期間内に修理する機会を逃すこともあります。
修理を依頼するかどうかの判断
急ぎではないぶん、判断が必要になります。
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 保証期間内 | 早めに依頼する。費用負担なく直せる可能性がある |
| キラリユキープを日常的に使っている | 修理を依頼する |
| 機能をほとんど使っていない | モードを切って様子を見る選択もある |
| 設置から10年前後 | 機器全体の交換時期と併せて検討する |
保証期間内かどうかが最大の分かれ目です。
急がないコードだからと後回しにしているうちに保証が切れると、有償修理になります。
購入時の書類を確認し、期間内であれば早めに連絡してください。
設置から年数が経っている場合は、この1点だけのために修理費用をかけるかどうかの判断になります。
考え方はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングで整理していますので、参考にしてください。
点検を依頼するときに伝えること
- 表示されているコード(P60)
- 最初に表示された日
- キラリユキープを普段使っているかどうか
- 貯湯ユニット正面の形名表示と製造年
- 購入時期と保証の有無
連絡先は、据付直後であれば据付工事を行った販売店です。
公式でも、まず販売店(据付工事店)に依頼し、解決しない場合にメーカーの修理受付窓口へ、という順序が案内されています。
UV-LEDユニットは機器内部の部品です。
カバーを開けての確認は、感電や漏水の危険があるため行わないでください。
なお、同じエラー表示でもCから始まるコードは屋外のヒートポンプユニット側の異常を示すもので、性格がまったく違います。
たとえば三菱エコキュート エラーC21の詳しい解説で扱っているC21は、お湯を沸かす工程そのものが止まるコードです。
P60と違って、放置できるものではありません。
よくある質問
Q1.P60が出ていますが、お風呂に入っても大丈夫ですか。
入浴そのものに問題はありません。
P60はキラリユキープが動いていないことを知らせるコードで、湯はりや追いだき、給湯には影響しないためです。
ただし、菌の増殖を抑える働きは止まっています。
残り湯を翌日まで置く使い方をしている場合は、早めに入れ替えるほうが安心です。
Q2.エラー表示を消したら、修理しなくてもいいですか。
キラリユキープを使わないと決めているなら、その選択もあり得ます。
ただし、モードを切っても部品の状態は変わりません。
あとで機能を使いたくなったときには修理が必要になります。
保証期間内であれば費用負担なく直せる可能性があるため、消す前に保証の有無を確認してください。
Q3.キラリユキープモードの切り方がわかりません。
操作は機種やリモコンの世代によって異なります。
取扱説明書のキラリユキープに関する項目を確認してください。
説明書が手元にない場合は、三菱電機のサイトからダウンロードできます。
それでもわからなければ、販売店に電話で確認するのが確実です。
Q4.そもそも自分の機種にキラリユキープはついていますか。
リモコンにキラリユキープの表示や設定項目があるかどうかで見当がつきます。
搭載されていない機種でP60が表示されることはありません。
確実に確認したい場合は、取扱説明書の機能一覧か、貯湯ユニット正面の形名を控えて販売店に問い合わせてください。
Q5.修理費用はどれくらいかかりますか。
部品と作業の内容によって変わるため、一律の金額は示せません。
点検後に見積もりが出てから判断することになります。
保証期間内であれば費用負担なく対応できる可能性があるため、まず保証の有無を確認してください。
設置から年数が経っている場合は、この機能のためだけに修理するかどうかを含めて検討することになります。
まとめ
P60は、キラリユキープのUV-LEDユニットが点灯していないことを知らせるコードです。
エラーコードの中では、もっとも急がなくてよい部類に入ります。
- わき上げ・給湯・湯はり・追いだきには影響しない
- キラリユキープを搭載していない機種では表示されない
- 公式に「キラリユキープモードを切れば表示は消える」と案内されている
- ただしモードを切っても部品は直っていない
- 保証期間内かどうかが、修理を急ぐかどうかの分かれ目
- 残り湯を翌日に使う習慣があるなら、修理までは入れ替えを早める
慌てて業者を呼ぶ必要はありません。
保証の有無だけ先に確認して、落ち着いて判断してください。

