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コスパで選ぶ石油ストーブとは|本体価格・燃費・寿命から見る1シーズンのコスト

コスパで選ぶ石油ストーブについて、本体価格・燃費・寿命から1シーズンのコストを比較する記事のサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

石油ストーブを選ぶとき、本体価格だけでなく、灯油代や使える年数も含めた「コスパ」で比べたい人は多いです。
ただ、「燃費はどう比べるのか」「1シーズンでいくらかかるのか」「寿命は何年か」と迷うことも少なくありません。
この記事では、小型の対流式・反射式の燃料消費量やタンク容量の例をもとに、本体価格・燃費・寿命の3つで考える、1シーズンのコストの出し方を整理します。灯油の価格と使用時間は、人によって違うため、この記事の金額は仮定にもとづく当サイト計算です。
実際の灯油価格や使い方に置き換えて、ご自身で計算してみてください。
灯油価格と使用時間を変えたときの金額や、5年間の総額に占める灯油代の割合も表にまとめます。

目次

コストの3つの要素

要素内容確認先
本体価格購入時にかかる費用店舗・通販の価格。価格の相場
燃費(灯油代)使う時間と灯油の価格で決まる取扱説明書の燃料消費量、灯油の価格
寿命・補修何年使えるか。修理費寿命の記事、保証書

多くの場合、長く使うほど、灯油代の割合が大きくなると考えられます。
ただし、使う時間や灯油価格によって変わるため、一概には言えません。

燃料消費量の例

小型の対流式・反射式の数値の例です。

機種方式燃料消費量タンク容量連続燃焼時間
機種A対流式0.243L/h4.9L約20時間
機種B反射式0.219L/h3.6L約16.4時間
機種C反射式0.275L/h4.0L14.5時間

消費量は、最大火力時の値かなど、条件を機種ごとに確認してください。

燃費の基本は、石油ストーブの燃費を解説した記事でも整理しています。

灯油代の計算例(仮定)

灯油1Lを100円と仮定して、1時間あたりの灯油代を計算します(当サイトの計算)。

機種消費量1時間あたり(灯油100円/L)
機種A0.243L/h約24.3円
機種B0.219L/h約21.9円
機種C0.275L/h約27.5円

1日8時間、90日使うと仮定します(720時間)。
取扱説明書の消費量が実際の使い方でも続くと仮定した、最大に近い見積もりです。

機種720時間の灯油使用量(計算)灯油代(100円/L)
機種A約175L約17,500円
機種B約158L約15,800円
機種C約198L約19,800円

この金額は、灯油価格と使用時間の仮定による計算で、実際の金額ではありません。弱火で使えば、消費量はこの数値より少なくなる場合があります。最新の灯油価格は、灯油の値段の見通しを解説した記事も参考にしてください。

灯油価格・使用時間を変えたときの金額

灯油価格と使用時間を変えて、1シーズン(90日)の灯油代を計算します(当サイト計算。
取扱説明書の消費量で燃焼し続けた場合の上限に近い見積もりで、実際の金額ではありません)。

灯油価格を変えたとき(1日8時間・90日)

機種80円/L100円/L120円/L
機種A(約175L)約14,000円約17,500円約21,000円
機種B(約158L)約12,600円約15,800円約18,900円
機種C(約198L)約15,800円約19,800円約23,800円

使用時間を変えたとき(灯油100円/L・90日)

機種1日4時間1日8時間1日12時間
機種A約8,700円約17,500円約26,200円
機種B約7,900円約15,800円約23,700円
機種C約9,900円約19,800円約29,700円

灯油代は、使用時間に比例して増えます。
1日の使用時間が倍になれば、灯油代も倍になります。
灯油価格が20円上がると、機種Aの例では、1日8時間・90日で約3,500円増える計算です。

計算の使い方

順番やること
1取扱説明書の燃料消費量(L/h)を確認する
21シーズンの使用時間を決める(1日の時間×日数)
3消費量×使用時間で、灯油の使用量(L)を出す
4使用量に、灯油の価格(円/L)を掛ける

ご自身の使い方に合わせて数値を入れ替えれば、見積もりが出せます。
実際は、火力を下げたり、使わない日があったりして、この計算より少なくなることが多いと考えられます。
実際の平均消費量は、使い方で変わるため、言い切れません。

本体価格の目安

項目内容
ネット通販の最安価格約11,700〜15,000円弱(10商品の例)
安い機種の目安15,000円以下
約2万円前後の機種機能が増え、選べる機種が多くなる
5,000円前後の新品見つかりにくい

価格の詳細は、安い石油ストーブの記事や価格の相場の記事をご覧ください。

先ほどの計算例では、1シーズンの灯油代(約15,800〜19,800円)が、安い機種の本体価格と同じくらいの金額になりました。本体価格が安くても、灯油代は同じようにかかるため、「本体が安い=トータルが安い」とは限りません。

5年間の総額で見る

本体価格と灯油代を合わせた、5年間の総額を計算します(当サイト計算。
仮定:本体価格はいずれも13,376円〔ネット通販の最安価格の例10商品の平均〕、灯油100円/L、1日8時間・90日を毎年使用。
修理費・消耗品は含まない)。

機種本体価格灯油代(5年間)合計灯油代の割合
機種A13,376円約87,500円約100,900円約87%
機種B13,376円約78,800円約92,200円約86%
機種C13,376円約99,000円約112,400円約88%

この仮定では、5年間の総額の約86〜88%が灯油代になります。
本体価格の差が数千円あっても、1シーズンの灯油代の差のほうが大きくなる場合があります。

消費量の差で見る灯油代の差

比較計算1シーズンの差(100円/L・8時間・90日)
機種C と 機種B約19,800円−約15,800円約4,000円
機種A と 機種B約17,500円−約15,800円約1,700円

消費量が0.056L/h違う(0.275−0.219)だけで、1シーズンの灯油代に約4,000円の差が出ます。
ただし、消費量が少ない機種は、暖房の能力も小さい場合があります。
燃費だけでなく、暖房のめやすも見て選んでください。

寿命と保証の考え方

項目内容
保証期間購入日から1年
補修用性能部品の保有期間生産打ち切り後6年
寿命の年数総使用年数は決まっていない。使い方と手入れで変わる
消耗部品対流式・反射式は、しんと点火ヒーターが使用期間に応じて交換・整備が必要
点検の目安長く使っている場合は、シーズン後に2年に1回程度の点検を勧める

譲渡品の石油ストーブが約12年の使用で、すすの堆積による異常燃焼で火災になった事例があります。古くなった製品は、安全面も考えて買い替えを検討してください。

寿命の目安は、石油ストーブの寿命を解説した記事をご覧ください。

燃費だけで比べられない点

項目内容
暖房のめやす畳数が小さい機種は、広い部屋では暖まらない可能性
灯油の質古い灯油は使わない
手入れしんの手入れ、分解掃除など
換気使用中は窓を開ける必要がある。暖房の熱が逃げる
他の暖房との比較電気ヒーターの電気代、エアコン暖房なども比べる

灯油の劣化、分解掃除、電気ヒーターやエアコンとの比較は、当サイトの各解説記事で整理しています。

タイプ別の違い

タイプコストの考え方
対流式本体価格が安い機種が多い。灯油代は消費量で決まる
反射式同じく価格帯は近い。畳数の目安は機種で異なる
石油ファンヒーター電気代もかかる
FF式本体に加えて設置工事の費用。換気の手間は少ない
煙突式設置工事が必要

FF式・煙突式は設置工事の費用、ファンヒーターは電気代が加わります。
それぞれ、当サイトの解説記事で詳しく整理しています。

どのタイプでも、開放式は使用中に1時間に1〜2回を目安に窓を開けて換気してください。就寝中や、長時間その場を離れるときは必ず消火し、給油は消火して冷めてから行ってください。ガソリンは絶対に入れないでください。

よくある質問

Q1. 1シーズンの灯油代はいくらですか?

使う時間と灯油の価格で変わります。
灯油100円/L、1日8時間・90日、取扱説明書の消費量どおりと仮定した場合は、約15,800〜19,800円でした(当サイト計算)。

Q2. 本体が安ければコスパが良いですか?

灯油代は本体価格と別にかかります。
保証や寿命も含めて比べてください。

Q3. 燃費はどこで確認できますか?

取扱説明書や仕様表の「燃料消費量」「連続燃焼時間」「タンク容量」で確認できます。

Q4. 何年使えますか?

使い方や手入れで変わるため、年数は言い切れません。
長く使った製品は、点検や買い替えを検討してください。

Q5. 保証は何年ですか?

一般的には、購入日から1年です。
機種ごとの保証書で確認してください。

まとめ

石油ストーブのコスパは、本体価格・灯油代・寿命の3つを合わせて考えます。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
燃料消費量0.219〜0.275L/h(小型3機種の例)
灯油代の例約15,800〜19,800円/シーズン(仮定・当サイト計算)
5年間の総額灯油代が約86〜88%を占める(仮定・当サイト計算)
本体価格約11,700〜15,000円弱(ネット通販の最安価格の例)
保証購入日から1年が一般的
注意古い製品は安全面も考えて点検・買い替えを

まずは、気になる機種の取扱説明書で、「燃料消費量」と「連続燃焼時間」を確認してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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