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ダイキン製エアコンのエラーコードU5とは?有線リモコンとの通信不具合

ダイキン製エアコンのエラーコードU5について、有線リモコンとの通信不具合を示した文字のみのサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

ダイキンのエアコンに「U5」と表示され、リモコンが効かなくなって困っていませんか。
表示が消えた、ボタンを押しても反応しない、といった状態と一緒に気づくことが多いコードです。
結論からお伝えすると、U5は室内機とワイヤードリモコンの間で、情報のやり取りができなくなったことを示すコードです。
ここで重要なのは、対象が「ワイヤードリモコン」、つまり配線でつながった有線タイプのリモコンだという点です。
そのため、電池を交換しても解決しませんし、そもそも赤外線のワイヤレスリモコンを使う一般的な壁掛けエアコンでは、まず表示されません。
この記事では、U5が示している状態と有線リモコンの見分け方、通信が途切れる原因、設置やリフォームとの関係、そして相談先までを整理します。

目次

U5は室内機と有線リモコンの通信不具合を示す

ダイキンのルームエアコンにおけるU5は、室内機と室外機の全般に関わるU系のエラーコードです。
公式の案内では、室内機とワイヤードリモコン間の通信不具合により停止した状態として説明されています。

📎 出典:エラーコードの内容と対処方法(ルームエアコン)|ダイキン工業

対処として案内されているのは、運転を停止して電源プラグを抜き、1分ほど待ってから再度電源を入れるという操作です。
それでも改善しない場合は、室内機基板や電気系統の部品交換が想定される作業になります。

ワイヤードリモコンとワイヤレスリモコンの違い

まず押さえておきたいのが、リモコンには2つの方式があるという点です。

項目ワイヤレスリモコンワイヤードリモコン
通信方法赤外線を飛ばす配線を通して信号を送る
電源乾電池配線から供給される
設置手に持って使う、置き場所は自由壁に固定されている
受信部室内機の受光部で受け取る配線で直接つながっている
主な採用一般的な壁掛けタイプ天井埋込や床置き、業務用に近い機種

一般家庭の壁掛けエアコンで使われているのは、ほとんどがワイヤレスリモコンです。
一方、ワイヤードリモコンは天井埋込タイプや床置きタイプ、店舗やオフィス向けの機種で採用されています。

自宅のリモコンがどちらか見分ける方法

判断は難しくありません。
次のような特徴があれば、ワイヤードリモコンです。

  • 壁にネジなどで固定されていて、取り外して持ち歩けない
  • 電池を入れるフタや電池室が見当たらない
  • 本体の裏側から壁の中へ配線が伸びている
  • 室内機に向けなくても操作できる

逆に、電池を入れて使うタイプであれば、U5の対象にはあたりません。
その場合は表示を読み間違えている可能性があるため、もう一度コードを確認してみてください。
読み取り手順についてはダイキンエアコンの電源ランプ点滅とは?意味とエラーコード確認・対処法で解説しています。

また、診断操作の途中で表示される数字を故障と勘違いしやすい点については、ダイキンエアコンのエラーコード00とは|故障か正常かの見分け方と対処法で整理しています。

通信が途切れる原因

ワイヤードリモコンは配線でつながっているため、通信が途切れる要因も配線まわりに集まります。

原因内容起こりやすい状況
配線の断線壁内やコネクタ部分で線が切れている経年、施工時の負荷、内装工事
端子の接触不良差し込みの緩みや腐食で信号が届かない経年、湿度の高い場所
結線の誤り工事の際に正しく接続されていない設置・移設の直後
リモコン本体の不具合リモコン側の回路が働いていない経年、水濡れ
室内機基板の不具合受け取る側の制御が働いていない経年、電圧の変動
設定の不整合複数の室内機を制御する構成での設定違い増設や入れ替えの直後

このうち、利用者側で確認できるものはほとんどありません。
リモコンの配線は壁の中を通っていることが多く、外から状態を見ることができないためです。

そのためU5は、電池交換のような身近な対処では解決しないコードだといえます。
リモコンが効かないという症状からつい電池を疑いたくなりますが、ワイヤードリモコンには交換する電池がありません。

なお、ワイヤレスリモコンで操作できない場合の確認手順は、ダイキンのFAQでも別途案内されています。

📎 出典:リモコンで操作できない(ルームエアコン)|ダイキン工業

工事やリフォームのあとに出たとき

U5が出るタイミングとして見落とされやすいのが、設置工事や内装工事の直後です。

次のような作業のあとに症状が出ている場合は、配線に何らかの影響があった可能性を考えてください。

  • エアコンの新規設置、入れ替え、移設をした
  • 壁紙の張り替えや内装のリフォームを行った
  • 壁の中に別の配線を通す工事をした
  • 室内機を増設した、または撤去した
  • 建物の改修や耐震工事を行った

リモコンの配線は壁の中や天井裏を通っています。
別の工事の際に引っ張られたり、挟まれたり、切断されたりすることがあり得ます。

この場合の相談先は、症状が出たきっかけによって変わります。

きっかけまず連絡する先
エアコンの設置・移設の直後工事を担当した業者
内装や建物の工事の直後その工事を担当した業者
特に心当たりがなく突然出た販売店またはメーカー
引っ越し先で使い始めたとき販売店またはメーカー

工事の直後であれば、機器の故障ではなく作業の影響という可能性があります。
その場合、メーカーの修理窓口へ連絡するより、作業を行った業者へ状況を伝えたほうが早く解決します。

自分で試せることと避けたい操作

U5が表示されたとき、利用者側でできることは限られています。

  1. 表示されているエラーコードを控える
  2. リモコンの表示が消えているか、点灯しているかを確認する
  3. 電源プラグを抜く、またはエアコン専用のブレーカーを切る
  4. 1分ほど待ってから電源を入れ、リモコンの表示が戻るか確認する
  5. 直近で工事やリフォームがなかったか思い出す

リモコンの表示が完全に消えているのか、表示は出るが操作を受け付けないのかは、点検時の手がかりになります。
可能な範囲で状態を控えておいてください。

一方で、次の作業は避けてください。

  • リモコンを壁から外して配線を確認する
  • 端子のねじをゆるめる、配線をつなぎ直す
  • 室内機のカバーを外して基板や端子台を確認する
  • 別のリモコンを持ってきて接続してみる
  • エラーが消えるまで電源の抜き差しを繰り返す

リモコンの配線に関わる作業は、資格が必要な範囲に含まれます。
壁内の配線を引き出そうとすると、他の配線を傷つけるおそれもあります。

⚠️ リモコンや室内機の周辺から焦げたようなにおい、変色、発熱が見られる場合は、ただちに運転を停止し、可能であればエアコン専用のブレーカーを切ってください。
状況が確認できるまで、運転を再開しないでください。

点検を依頼すべき判断の線引き

次のいずれかに当てはまる場合は、点検を依頼する段階です。

  • 電源を入れ直してもU5の表示が消えない
  • リモコンの表示がまったく出ない
  • 復旧しても、日をおかずに再発する
  • 工事やリフォームの直後から症状が出ている
  • 複数台ある室内機のうち、特定の1台だけで発生する

依頼する際は、次の情報を控えておくと診断が早く進みます。

  • 室内機の型番(品番)と設置年
  • リモコンの表示が消えているか、出ているか
  • 症状が出始めた時期と、その前後に行った工事
  • 電源リセット後の変化
  • 室内機が複数ある場合、どの部屋で発生しているか

なお、電源を切るとエラーの表示は消えてしまうため、リセットする前にコードを控えておくことをおすすめします。
エラーコードの確認手順はリモコンのタイプによって異なります。

📎 出典:エラーコードの確認方法(ルームエアコン)|ダイキン工業

賃貸住宅や、店舗・オフィスとして借りている物件では、自分で業者を手配する前に管理会社や貸主へ連絡してください。
借主に過失のない不具合の修繕は、貸主の負担とされるのが一般的です。

修理の規模は、原因が配線側にあるのか、リモコン本体か、室内機の基板かで変わります。
配線の接続不良であれば比較的小さな作業で済むこともありますが、壁内の配線をやり直す必要がある場合は、内装に関わる工事をともなうこともあります。
実際の費用は機種・症状・地域・施工条件によって変動するため、点検の結果と見積もりを受け取ったうえで判断してください。

U5と間違えやすいエラーコードの違い

通信に関わるコードは複数あり、どこの区間で問題が起きているかが異なります。

コード通信できていない区間U5との違い
U5室内機とワイヤードリモコンの間リモコンとの区間が対象
U4室内機と室外機の間機器同士の区間が対象
U7室外基板と加湿ユニットやインバータユニットの間室外機内部の区間が対象
A1室内機のプリント基板の不具合通信ではなく制御そのもの
U3組み合わせの不一致、誤配線チェック未実施構成と工事手順の問題

U4と混同されやすいのですが、U5がリモコンとの区間、U4が室内機と室外機の区間という違いがあります。
どちらも「通信」という言葉が使われるため紛らわしいものの、確認すべき配線がまったく別です。

U4についてはダイキン エアコン エラーコードU4の原因と対処法|室内機と室外機が通信できないときの判断基準で詳しく解説しています。

表示されたコードがU5で合っているか確信が持てない場合は、系統ごとの意味を一覧で確認しておくと整理しやすくなります。
ダイキン エアコンのエラーコード一覧|番号と意味を系統別に解説に、頭文字ごとの傾向をまとめています。

有線リモコンを長く使うために

ワイヤードリモコンは配線でつながっているぶん、電池切れの心配がないという利点があります。
一方で、配線が関わるからこその注意点もあります。

  • リモコン本体に水や洗剤をかけない
  • 掃除の際は、乾いた布で軽く拭く程度にとどめる
  • リモコンの周囲に物をぶつけない、家具を密着させない
  • 内装工事を行う際は、施工業者にリモコン配線の位置を伝えておく
  • 表示のかすれや反応の鈍さに気づいたら、様子を記録しておく

特に意味があるのが、内装工事の前に配線の存在を伝えておくことです。
壁の中を通っている配線は、作業する側からは見えません。
事前に共有しておくだけで、断線というトラブルを避けやすくなります。

よくある質問

Q1. U5が出たので電池を交換しましたが直りません。なぜですか?

U5はワイヤードリモコン、つまり配線でつながった有線タイプのリモコンとの通信不具合を示すコードです。
このタイプのリモコンは配線から電源を得ているため、そもそも交換する電池がありません。
電池を入れて使うリモコンをお使いであれば、表示を読み違えている可能性があります。
もう一度エラーコードを確認し、それでもU5であれば点検を依頼してください。

Q2. 自宅のリモコンが有線かどうか分かりません。どう見分けますか?

壁に固定されていて取り外して持ち歩けない、電池を入れるフタが見当たらない、本体の裏から壁の中へ配線が伸びている、という特徴があれば有線タイプです。
室内機に向けなくても操作できる点も手がかりになります。
一般的な家庭の壁掛けエアコンでは、電池式のワイヤレスリモコンが使われていることがほとんどです。
天井に埋め込まれたタイプや床置きタイプでは、有線リモコンが使われていることがあります。

Q3. リフォームのあとにU5が出るようになりました。エアコンの故障でしょうか?

機器の故障とは限りません。
リモコンの配線は壁の中や天井裏を通っているため、内装工事の際に引っ張られたり挟まれたりすることがあります。
工事のあとから症状が出ているのであれば、まずその工事を担当した業者へ連絡し、配線の状況を確認してもらってください。
機器側の不具合か工事の影響かで、対応する窓口が変わります。

Q4. リモコンの表示が完全に消えています。どういう状態ですか?

配線から電源が届いていない可能性があります。
断線や接続の外れ、リモコン本体の不具合などが考えられますが、外から判断することはできません。
まずはエアコンの電源を切り、1分ほど待ってから入れ直して表示が戻るか確認してください。
戻らない場合は、表示が消えたままであることを伝えたうえで点検を依頼してください。

Q5. 自分で配線をつなぎ直してもよいですか?

行わないでください。
リモコンの配線に関わる作業は、資格が必要な範囲に含まれます。
また、壁内には他の配線が通っていることもあり、引き出そうとして別の設備を傷つけるおそれがあります。
リモコンを壁から外す作業も含めて、点検を依頼したうえで対応してもらうのが確実です。

まとめ

ダイキンのエアコンに表示されるU5は、室内機とワイヤードリモコンの間で通信ができなくなったことを示すコードです。
対象は配線でつながった有線タイプのリモコンなので、電池を交換しても解決しません。
電池式のリモコンを使っているのにU5が出ている場合は、表示の読み取りを見直してみてください。

原因は、配線の断線や接触不良、結線の誤り、リモコン本体や室内機基板の不具合などです。
いずれも壁の中や機器の内部にあるため、利用者側で確認できる範囲はほとんどありません。
まずは電源を切って1分ほど待ち、入れ直して表示が戻るか確認するところまでにとどめてください。

相談先は、症状が出たきっかけで変わります。
エアコンの設置や移設の直後であれば工事を担当した業者へ、内装や建物の工事の直後であればその工事の業者へ、心当たりがなく突然出たのであれば販売店またはメーカーへ連絡してください。
リモコンの表示が消えているか出ているかを控えておくと、原因の絞り込みが早くなります。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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