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ダイキン製エアコンのエラーコードCHとは?センサーが担う2つの役割

ダイキン製エアコンのエラーコードCHについて、センサーが担う2つの役割を示した文字のみのサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

ダイキンのエアコンに「CH」と表示され、どう対応すればよいか分からず困っていませんか。
冷媒という言葉が出てくることもあり、漏れているのではないかと不安になる方もいるコードです。
結論からお伝えすると、CHはガス(ニオイ)センサー、または冷媒漏洩センサーに不具合が生じたことを検知した状態を示しています。
つまり、冷媒が実際に漏れていることを知らせているのではなく、センサーそのものに問題があるという意味です。
ただし、対象となるセンサーには快適さに関わるものと安全に関わるものの両方が含まれます。
この記事では、CHが示している状態と2つのセンサーの役割、A0との違い、異常なにおいを感じたときの対応、そして点検を依頼すべき判断の線引きまでを整理します。

目次

CHは2種類のセンサーのいずれかの不具合を示す

ダイキンのルームエアコンにおけるCHは、室内機やセンサーに関わるC系のエラーコードです。
公式の案内では、ガス(ニオイ)センサーまたは冷媒漏洩センサーに不具合が発生している状態として説明されています。

📎 出典:エラーコードの内容と対処方法(ルームエアコン)|ダイキン工業

対処として案内されているのは、運転を停止して電源プラグを抜き、1分ほど待ってから再度電源を入れるという操作です。
それでも改善しない場合は、点検・修理を依頼する流れになります。

対象となるセンサー担っている役割性格
ガス(ニオイ)センサー室内の空気の汚れやにおいを検知する快適さに関わる
冷媒漏洩センサー冷媒が室内に漏れていないかを検知する安全に関わる

どちらのセンサーが搭載されているかは機種によって異なります。
そのため、CHが表示されたときにどちらを指しているかは、機種を確認しないと分かりません。

ガス(ニオイ)センサーが担う役割

ガス(ニオイ)センサーは、室内の空気の状態を把握するための部品です。
たばこの煙や調理のにおい、生活臭といった空気の汚れを検知します。

得られた情報は、次のような制御に使われます。

  • 空気清浄機能の強さを自動で調整する
  • 自動運転で風量を切り替える
  • 空気の汚れ具合をランプなどで知らせる

つまり、快適さの調整に関わる情報です。
このセンサーに不具合があると、空気の汚れに応じた自動的な制御が働かなくなります。

空気清浄に関わる機能については、ダイキン エアコンのストリーマとは?効果・電気代・掃除まで解説でも仕組みを整理しています。

冷媒漏洩センサーが担う役割

もうひとつの対象が、冷媒漏洩センサーです。
こちらは、冷媒が室内に漏れていないかを見張るための部品です。

エアコンの冷媒は、通常であれば配管の中を循環し続けるもので、減ることはありません。
しかし、配管の接続部や熱交換器に問題が生じれば、漏れる可能性はあります。

なお、ダイキンの家庭用エアコンで使われている冷媒については、2015年以降の製品にR32が採用されていることが案内されています。

📎 出典:フロンについて(ルームエアコン)|ダイキン工業

冷媒漏洩センサーは、こうした冷媒が室内に漏れ出た場合に検知する役割を担っています。
つまり安全のために備えられた部品であり、快適さの調整とは目的が異なります。

A0との違いを整理しておく

冷媒漏れに関わるコードには、A0もあります。
CHとA0は、立場がまったく違います。

コード示している内容状態
CH冷媒漏洩センサー(またはニオイセンサー)の不具合見張る側に問題がある
A0冷媒漏えいセンサーが冷媒洩れを検知した実際に検知された

A0は、センサーが冷媒の漏れを実際に検知した状態を示すコードです。
公式でも、A0の対処として部屋の換気を行うことが案内されています。

一方CHは、そのセンサー自体が働いていない状態です。
そのため、CHが出ている=冷媒が漏れている、ではありません
ただし、漏れが起きたときに検知できない状態ではあります。

保護のために備えられた仕組みが働かないまま使い続けることは望ましくありません。
この点は、CHを軽く扱わないほうがよい理由になります。

異常なにおいを感じたときの対応

CH自体は冷媒漏れを知らせるコードではありませんが、実際に異変を感じた場合の対応は押さえておいてください。

⚠️ 室内で普段と違うにおい、目や喉の刺激、体調の変化を感じた場合は、運転を停止して部屋の換気を行ってください。
A0が表示されている場合も、公式に換気が案内されています。
症状が続く場合は、運転を再開せず点検を依頼してください。

なお、エアコンから出るにおいには、内部のカビやホコリに由来するものもあります。
運転開始時にほこりっぽいにおいがするという程度であれば、フィルターや内部の汚れが背景にあることが多くなります。

判断に迷う場合は、においの種類と発生する場面を控えておくと、点検時の説明がしやすくなります。

自分で試せることと避けたい操作

CHが表示されたとき、利用者側でできることは次のとおりです。

  1. リモコンで運転を停止し、表示されているエラーコードを控える
  2. 電源プラグを抜く、またはエアコン専用のブレーカーを切る
  3. 1分ほど待ってから電源を入れ、運転を再開する
  4. エアフィルターの汚れを確認し、清掃する
  5. 室内でにおいや体調の変化を感じていないか確認する
  6. 自宅の機種が空気清浄機能を備えているか、取扱説明書で確認する

最後の項目は、どちらのセンサーが対象かを推し量る手がかりになります。
空気清浄やにおいに関する機能が搭載されているのであれば、ガス(ニオイ)センサーが備わっている可能性があります。

一方で、次の作業は避けてください。

  • 室内機のカバーを外してセンサーを確認する
  • 検知部を布や綿棒でこする、水拭きする
  • 市販の洗浄スプレーを吹き出し口の奥へ噴射する
  • 配線を引っ張る、コネクタを差し直す
  • エラーが消えるまで電源の抜き差しを繰り返す

センサーの検知部は繊細な部分です。
布でこすったり水分を与えたりすると、かえって正しく検知できなくなることがあります。

エラーコードの読み取り方や、運転ランプが点滅しているときの確認手順については、ダイキンエアコンの電源ランプ点滅とは?意味とエラーコード確認・対処法で詳しく解説しています。

点検を依頼すべき判断の線引き

CHは、電源リセットで復旧しなければ点検が前提になるコードです。
次のいずれかに当てはまる場合は、販売店またはメーカーへ連絡してください。

  • 電源を入れ直してもCHの表示が消えない
  • 復旧しても、日をおかずに再発する
  • 室内でにおいや体調の変化を感じている
  • 過去にA0が表示されたことがある
  • 空気清浄機能の動作が以前と違う

3つ目と4つ目は、対応を急ぐ判断につながります。
特に過去にA0が出ていたのであれば、冷媒の漏れが疑われる経過があったということです。
その情報は必ず点検時に伝えてください。

依頼する際は、次の情報を控えておくと診断が早く進みます。

  • 室内機の型番(品番)と設置年
  • CHが出始めた時期
  • においや体調の変化の有無
  • 過去に出たことのあるエラーコード
  • 空気清浄機能の有無と、その動作の様子

なお、電源を切るとエラーの表示は消えてしまうため、リセットする前にコードを控えておくことをおすすめします。
エラーコードの確認手順はリモコンのタイプによって異なります。

📎 出典:エラーコードの確認方法(ルームエアコン)|ダイキン工業

また、診断操作の途中で表示される数字を故障と勘違いしやすい点については、ダイキンエアコンのエラーコード00とは|故障か正常かの見分け方と対処法で整理しています。

賃貸住宅で、エアコンが備え付けの設備として設置されている場合は、自分で業者を手配する前に管理会社や大家さんへ連絡してください。
借主に過失のない不具合の修繕は、貸主の負担とされるのが一般的です。

修理と買い替えの判断材料

センサーは小さな部品で、交換に冷媒を扱う工程をともなわないことが多くなります。

確認する項目見るポイント
原因の切り分けセンサー本体か、配線か、室内機基板か
どちらのセンサーか快適さに関わるものか、安全に関わるものか
使用年数おおむね8〜10年を超えていると、修理費と買い替え費用を比較したいラインです
部品の供給状況製造終了から年数が経つと、部品が入手できないことがあります

2つ目の項目は、優先度の判断に関わります。
ガス(ニオイ)センサーであれば快適さの調整に関わる話ですが、冷媒漏洩センサーであれば安全のための仕組みです。
どちらが対象かは点検で判明するため、その結果を踏まえて判断してください。

実際の費用は機種・症状・地域・施工条件によって変動するため、見積もりを受け取ってから比較することをおすすめします。

CHと間違えやすいエラーコードの違い

C系やA系には、センサーに関わるコードが複数あります。

コード対象CHとの違い
CHガス(ニオイ)センサー、冷媒漏洩センサーにおいと冷媒の検知
A0冷媒漏えいセンサーが漏れを検知実際に検知された状態
CA吹出口のセンサー吹き出す空気の状態
CC湿度センサー湿度の検知
C9吸込空気の温度温度の検知

C系のコードは、温度・湿度・においと、検知の対象が分かれているという構造になっています。
CHはそのうち、においと冷媒という2つの対象を担当しているコードです。

系統ごとの意味はダイキン エアコンのエラーコード一覧|番号と意味を系統別に解説にまとめています。

センサーの状態を保つためにできること

センサー本体を手入れすることはできませんが、周囲の条件を整えることはできます。

  • エアフィルターを定期的に清掃し、内部にホコリをためない
  • 冷房や除湿を使ったあとは、内部クリーン機能で乾燥させる
  • 市販の洗浄スプレーを内部の奥へ噴射しない
  • キッチンに近い設置では、換気扇を併用して油煙の広がりを抑える
  • においや空気清浄機能の動作に変化を感じたら、時期を記録しておく

においに関わるセンサーは、空気中の成分を検知する性質上、汚れの影響を受けやすい部分です。
フィルターの清掃を続けることは、内部に汚れが蓄積するのを防ぐという意味で効果があります。

よくある質問

Q1. CHが出ました。冷媒が漏れているのでしょうか?

CH自体は、冷媒が漏れていることを知らせるコードではありません。
ガス(ニオイ)センサーまたは冷媒漏洩センサーに不具合が生じている状態を示しています。
つまり、見張る側に問題があるという意味です。
実際に冷媒の漏れが検知された場合は、A0という別のコードが表示されます。
ただし、CHが出ている状態では漏れが起きても検知できないため、放置は避けてください。

Q2. どちらのセンサーが対象か、自分で分かりますか?

正確には点検で判明しますが、手がかりはあります。
自宅の機種が空気清浄やにおいに関する機能を備えているかを取扱説明書で確認してみてください。
そうした機能が搭載されているのであれば、ガス(ニオイ)センサーが備わっている可能性があります。
いずれにしても対処と相談先は同じなので、表示されたコードをそのまま伝えてください。

Q3. においが気になります。CHと関係がありますか?

エアコンから出るにおいには、内部のカビやホコリに由来するものもあります。
運転開始時にほこりっぽいにおいがする程度であれば、フィルターや内部の汚れが背景にあることが多くなります。
一方で、普段と違うにおいや目や喉への刺激、体調の変化を感じる場合は、運転を停止して部屋を換気してください。
症状が続く場合は運転を再開せず、点検を依頼してください。

Q4. 空気清浄の動作がおかしいのですが、CHが原因ですか?

ガス(ニオイ)センサーが対象であれば、関係している可能性があります。
このセンサーは空気の汚れを検知して、空気清浄機能の強さや風量の自動調整に反映される情報を提供しています。
不具合があると、汚れに応じた制御が働かなくなります。
動作の様子がどう変わったかを控えて、点検時に伝えてください。

Q5. CHが出たまま使い続けても大丈夫ですか?

望ましくありません。
対象が冷媒漏洩センサーであれば、安全のために備えられた仕組みが働いていない状態です。
実際に漏れが起きたときに検知できないことになります。
また、ガス(ニオイ)センサーであっても、エラーが表示された状態が続くと他の異常に気づきにくくなります。
早めに点検を受けることをおすすめします。

まとめ

ダイキンのエアコンに表示されるCHは、ガス(ニオイ)センサーまたは冷媒漏洩センサーに不具合が生じたことを示すコードです。
快適さに関わるセンサーと安全に関わるセンサーの両方が対象になる点が特徴で、どちらが該当するかは機種によって異なります。

押さえておきたいのは、CHが冷媒漏れそのものを知らせるコードではないという点です。
実際に漏れが検知された場合は、A0という別のコードが表示され、換気を行う対処が案内されます。
CHは、その見張る側に問題があるという状態です。

とはいえ、保護のために備えられた仕組みが働かないまま使い続けることは望ましくありません。
電源を入れ直しても消えない、あるいは繰り返すのであれば、点検を依頼してください。
室内でにおいや体調の変化を感じている場合、また過去にA0が出たことがある場合は、その情報もあわせて伝えてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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