日立のエアコンで、みはりランプがチカチカと点滅している。
あるいは、みはりランプがない機種で除湿ランプや運転ランプが同じように点滅していて、どう受け止めればいいのか分からない。
そんな状況ではないでしょうか。
白くまくんでは、みはりランプの点滅は室外機側を中心とした異常のサインとして使われています。
そして重要なのは、みはり・運転・除湿・定期クリーンの4つのランプが、まったく同じ回数表で読み取れるという点です。
機種によって表示に使われるランプが違うだけで、意味は共通しています。
この記事では、2回から15回までの点滅がそれぞれ何を示しているのかを整理したうえで、交換になりやすい部品と料金の目安、そして故障ではない点滅の見分け方までを解説します。
みはりランプの点滅が知らせていること
みはりランプという名前は、室内の温度や湿度を「みはる」機能に由来しています。
点灯している場合は、その機能が働いている状態を示しているだけで、異常ではありません。
一方、点滅している場合は意味が変わります。
日立の案内では、みはりランプが点滅している場合は本体に異常が発生している可能性があるため、使用を中止して点検や修理を依頼するよう案内されています。
みはり・運転・除湿・定期クリーンは同じ回数表で読める
ここが日立のランプ表示でもっとも分かりにくい部分であり、同時にもっとも役に立つ知識でもあります。
日立の公式サイトでは、点滅回数ごとの案内ページが「みはりランプ」「除湿ランプ」それぞれに用意されており、内容は同じ構成になっています。
また修理料金の目安一覧では、みはりランプ・運転ランプ・定期クリーンランプの3つについて、同じ点滅回数に同じ症状名が割り当てられています。
| ランプ名 | 読み方 |
|---|---|
| みはりランプ | この記事の回数表をそのまま使う |
| 除湿ランプ | 同じ回数表で読む |
| 定期クリーンランプ | 同じ回数表で読む(16回までの区分あり) |
| 運転ランプ | 同じ回数表で読む。ただし暖房中は別の意味になる |
つまり「うちの機種にはみはりランプがない」という場合でも、除湿ランプや定期クリーンランプが点滅していれば、この記事の内容がそのまま当てはまります。
なお室内機側を中心とした異常は、タイマーランプが担当します。
タイマーランプが点滅している場合は日立エアコンのタイマーランプ点滅|回数別の意味と修理の判断を、ランプ全体の体系を把握したい場合は日立エアコンのランプ点滅一覧|白くまくんの点滅回数でわかる不具合をご覧ください。
点滅と点灯を先に見分ける
光り方によって、意味は正反対になります。
| 状態 | 見え方 | 意味 |
|---|---|---|
| 点灯 | 光ったまま変化しない | みはり機能などが働いている。異常ではない |
| 点滅 | 一定のリズムで消えたり点いたりを繰り返す | 室外機側を中心とした異常を検知して停止している |
運転を停止したあともみはりランプが点灯したまま消えない、という状態も故障ではありません。
停止中でも室内の状態をみはり、必要に応じて自動で運転する機能が設定されている場合があるためです。
また、クリーンランプとみはりランプが同時に点灯している場合は、室内機内部のカビ抑制運転が動作している状態です。
運転時間は約1時間から2時間30分ほどで、終われば自然に消えます。
これも点灯であって点滅ではないため、異常ではありません。
運転ランプの点滅は、暖房中かどうかを先に確認する
運転ランプが点滅している場合は、回数を数える前に確認すべきことがあります。
暖房運転中や停止直後の点滅は、故障ではない可能性が高いためです。
暖房を入れた直後の点滅は予熱運転
暖房のスイッチを入れた直後に運転ランプが点滅し、風がまったく出てこないことがあります。
これは予熱運転にあたり、冷たい風を出さないよう室内機の熱交換器を先に暖めている状態です。
このとき上下風向板は開いて水平になりますが、風は出ません。
完了までの時間は2分から3分程度で、その後は自動的に通常の暖房運転に移ります。
暖房運転中や停止後の点滅は霜取り運転
外気温が低いと、室外機に霜が付いて暖房の効率が落ちます。
これを防ぐため、エアコンは一時的に暖房を止めて霜を溶かす運転を行います。
完了までの時間は霜の付き具合によりますが、5分から22分程度とされています。
挙動には次の違いがあります。
- 暖房運転中に霜取りが動作する場合:上下風向板が開いて水平になるが風は出ない。霜取りが完了すると自動的に暖房運転を再開する
- 暖房を停止した後に霜取りが動作する場合:上下風向板は閉じたまま霜取り運転を行う
「暖房を止めたのに室外機が動いている」という状況は、この後者にあたることがあります。
故障ではないため、そのまま完了を待って問題ありません。
霜取り運転そのものは正常な動作ですが、室外機の設置環境が悪いと必要以上に回数が増えることがあります。
気になる場合はエアコンの室外機は冬に何を対策すべき?故障・効きの悪さ・異音を防ぐ正しい冬対策を徹底解説もあわせて確認してみてください。
音声おしえて機能による点滅
音声おしえて機能の音声レベルを「3」に設定していると、部屋が高温・高湿度になったときに音声でお知らせし、そのタイミングで運転ランプが点滅します。
これも異常ではありません。
心当たりがある場合は、リモコンの設定を確認してみてください。
点滅回数を確実に読み取る
暖房中でもなく、音声のお知らせでもない点滅であれば、次は回数を数える段階に入ります。
「音声おしえて」ボタンで確認できる
日立の公式案内では、リモコンに「音声おしえて」ボタンがある場合、そのボタンを押すとみはりランプの点滅回数を確認できると説明されています。
目視で数える必要がなくなるため、まずリモコンを確認してください。
目視で数える手順
点滅には「決まった回数光る → 少し長く消える → また同じ回数光る」という周期があります。
長い消灯を区切りにして、その間に何回光ったかを数えます。
- 点滅しているランプが1つだけかを先に確認する
- 長めの消灯を起点にする
- 次の長い消灯までに何回光ったかを数える
- 同じ周期を最低2回数え、同じ回数になるかを確かめる
みはりランプは15回まで区分があるため、タイマーランプ以上に数え違いが起きやすくなります。
12回・13回・14回・15回は特に混同しやすい範囲です。
スマートフォンで10秒ほど動画を撮り、再生しながら数えるのが確実です。
リモコンに「1-02」などと表示されている場合
機種によっては、点滅ではなくリモコンの表示部にコードが出ます。
みはり・運転ランプ系のコードは「1-」から始まり、ハイフンの後ろの数字が点滅回数にあたります。
「1-09」ならみはりランプ9回点滅、「1-12」なら12回点滅と読み替えて、この記事の該当箇所を確認してください。
点滅回数別に見る内容と費用の目安
料金は技術料・部品代・出張料を合計した目安で、室内機が通常設置・室外機が平地置きの場合の金額です(税込)。
高所設置や天吊り・屋根置きの場合は、いずれも金額が上がります。
まず全体を早見表で示します。
| 点滅回数 | 日立の区分 | 主な交換部品 | 料金の目安 |
|---|---|---|---|
| 2回 | 室外機過電流異常 | 室外基板/コンプレッサー | 40,000円〜137,000円前後 |
| 3回 | コンプレッサーの低速回転異常 | 室外基板/コンプレッサー | 40,000円〜137,000円前後 |
| 4回 | コンプレッサーの切替失敗異常 | 室外基板/コンプレッサー | 40,000円〜137,000円前後 |
| 5回 | 室外機の過負荷異常 | 室外ファンモーター/室外基板/コンプレッサー | 39,000円〜137,000円前後 |
| 6回 | コンプレッサー部の高温検知 | 室外基板/コンプレッサー | 40,000円〜137,000円前後 |
| 7回 | 温度センサー異常 | 室外温度センサー/室外基板 | 27,000円〜55,000円前後 |
| 9回 | 室内機と室外機の通信異常 | 室内メイン基板/室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
| 10回 | 電源電圧異常 | 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
| 11回 | 強風によるファン停止 | 室外ファンモーター/室外基板 | 39,000円〜55,000円前後 |
| 12回 | 室外機のファンの回転異常 | 室外ファンモーター/室外基板 | 39,000円〜55,000円前後 |
| 13回 | 室外機の基板異常 | 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
| 14回 | 室外機の直流電圧異常 | 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
| 15回 | 室外機の過電流異常 | 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
8回にあたる案内はありません。
8回と数えた場合は、7回か9回の読み違いを疑って数え直してください。
2回・3回・4回・6回点滅|コンプレッサーに関わる異常
この4つは、いずれも室外基板とコンプレッサーの不具合の可能性を示しています。
区分は次のように分かれています。
| 点滅回数 | 検知している内容 |
|---|---|
| 2回 | 室外機の過電流を検知 |
| 3回 | コンプレッサーが低速回転のまま正常に立ち上がらない |
| 4回 | コンプレッサーの切替が正常に行えない |
| 6回 | コンプレッサー部の高温を検知 |
コンプレッサーはエアコンの心臓部にあたり、冷媒を圧縮して循環させる部品です。
交換になると117,000円〜137,000円前後と、他の部品とは桁が変わります。
一方、室外基板の交換で済めば40,000円〜55,000円前後です。
つまりこの回数の点滅では、どちらの部品が原因かで費用が3倍近く変わることになります。
見積もりの段階で内訳を必ず確認してください。
なお、コンプレッサーの不調は点滅より先に音の変化として現れることがあります。
ブーンという低い唸りが以前より大きくなった、カタカタという音が増えたといった心当たりがある場合は、その時期も業者に伝えると診断が早くなります。
音の性質の見分け方は室外機のブーンやカタカタの異音は故障?使い続けていい状態と止めるべき状態の判断基準で整理しています。
5回点滅|室外機の過負荷異常
室外ファンモーター、室外基板、コンプレッサーの不具合の可能性があります。
過負荷とは、室外機が本来の力以上に無理をしている状態を指します。
背景として、放熱がうまくいっていない環境要因が絡んでいる場合もあります。
室外機の前後左右が物で塞がれていないか、直射日光や排気の当たる位置になっていないかを、安全に見える範囲で確認しておく価値があります。
| 交換部品 | 料金の目安 |
|---|---|
| 室外ファンモーター | 39,000円〜54,000円前後 |
| 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
| コンプレッサー | 117,000円〜137,000円前後 |
7回点滅|室外温度センサーの異常
室外温度センサー、室外基板の不具合の可能性があります。
外気温を測って運転を制御する部品で、ここが正しく働かないと運転の判断そのものが狂います。
| 交換部品 | 料金の目安 |
|---|---|
| 室外温度センサー | 27,000円〜32,000円前後 |
| 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
この回数は、みはりランプ系の中では比較的費用が抑えられる可能性がある区分です。
9回点滅|室内機と室外機の通信異常
室内メイン基板、室外基板の不具合の可能性があります。
室内機と室外機は常に情報をやり取りしながら動いており、この通信が成立しないと安全のために運転が止まります。
| 交換部品 | 料金の目安 |
|---|---|
| 室内メイン基板 | 40,000円〜45,000円前後 |
| 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
電源リセットで一時的に復帰することがありますが、再発しやすいのがこの症状の特徴です。
通信トラブルがどのような仕組みで起きるのかは、ダイキン エアコン エラーコードU4の原因と対処法|室内機と室外機が通信できないときの判断基準で解説している内容がメーカーを問わず参考になります。
10回点滅|電源電圧の異常
室外基板の不具合の可能性があり、交換の料金目安は40,000円〜55,000円前後です。
供給されている電圧が正常範囲から外れていることを検知した状態です。
同じ回路で他の家電を多数使っている、延長コードを介して接続しているといった状況があれば、それも業者に伝えてください。
なおブレーカーが繰り返し落ちる場合は、リセットを試さず使用を中止してください。
11回点滅|強風によるファン停止
室外ファンモーター、室外基板の不具合の可能性があります。
みはりランプ系の中で、読者側に確認の余地がある数少ない回数です。
強風で室外機のファンが押し戻されて停止したことを検知した表示で、台風や強い季節風のあとに出やすくなります。
室外機の周囲に飛来物が引っかかっていないか、吹き出し口が塞がれていないかを確認してみてください。
ただし、室外機のファンや内部に手を入れることは絶対に避けてください。
電源を切っていても、金属のフィンで手を切る危険があります。
安全に取り除ける範囲を超える場合は、無理をせず業者に相談してください。
| 交換部品 | 料金の目安 |
|---|---|
| 室外ファンモーター | 39,000円〜54,000円前後 |
| 室外基板 | 40,000円〜55,000円前後 |
12回点滅|室外機のファンの回転異常
室外ファンモーター、室外基板の不具合の可能性があります。
11回が「強風という外的要因で止まった」ことを示すのに対し、12回はファンそのものが正常に回っていない状態を指します。
料金の目安は11回点滅と同じ構成ですが、外的要因を取り除いても改善しないという点が異なります。
室外機の音や振動に変化があった場合は、あわせて伝えてください。
室外機が動かないときの切り分け手順は室外機が動かない原因と対処法|故障かどうかを自分で判断する完全ガイドで詳しく解説しています。
13回・14回・15回点滅|室外機の基板・電圧に関わる異常
修理料金の目安一覧では、13回が室外機の基板異常、14回が直流電圧異常、15回が過電流異常として区分され、いずれも室外基板が交換対象になっています。
料金の目安は40,000円〜55,000円前後です。
ここで一点、注意しておきたいことがあります。
日立のよくあるご質問ページでは、この13回・14回・15回について「室内基板の不具合の可能性があります」と記載されており、修理料金一覧の区分と食い違っています。
実際にどちらの基板が原因かは点検してみないと確定しません。
そのため、室内側・室外側の両方の可能性を前提に見積もりを確認するのが安全です。
どちらの基板であっても料金の水準は40,000円台からとなるため、費用感そのものは大きくは変わりません。
定期クリーンランプは16回まで区分がある
定期クリーンランプもみはりランプと同じ回数表で読めますが、修理料金の目安一覧では15回・16回まで区分が用意されています。
| 点滅回数 | 日立の区分 |
|---|---|
| 15回 | 室外機の基板異常 |
| 16回 | 室外機の直流電圧異常 |
いずれも室外基板が交換対象で、料金の目安は40,000円〜55,000円前後です。
定期クリーンランプで16回と数えた場合でも、数え間違いとは限りません。
なお、定期クリーンランプが「点灯」している場合は運転状態のお知らせであり、異常ではありません。
点滅かどうかをあらためて確認してください。
点滅の前に現れやすい前兆と、季節ごとの傾向
みはりランプの点滅は、ある日突然出るように見えて、実際にはその前に別の形でサインが出ていることが少なくありません。
点検を依頼するときにこうした経過を伝えられると、診断が早くなります。
点滅より先に現れやすい変化
- 冷え・暖まりが以前より弱くなった:室外機が本来の力を出せていない状態が続いていた可能性がある
- 室外機が動いていない時間が増えた:保護動作で停止と再開を繰り返していることがある
- 室外機の音や振動が変わった:コンプレッサーやファンモーターの劣化が進むと音に出やすい
- 電気代が同じ使い方なのに上がった:効率が落ちた状態で無理に運転していた可能性がある
- 運転が途中で止まるようになった:異常を検知して停止する回数が増えている段階
「そういえば先月から効きが悪かった」という記憶は、原因の切り分けに役立つ情報です。
いつ頃から変化を感じたかを、思い出せる範囲で整理しておいてください。
季節によって出やすい点滅が変わる
みはりランプ系の点滅は、室外機の置かれた環境の影響を強く受けます。
そのため、時期によって出やすい回数に傾向があります。
| 時期 | 出やすい点滅 | 背景 |
|---|---|---|
| 真夏の連続運転時 | 5回・6回 | 過負荷や高温検知。放熱がうまくいかないと起きやすい |
| 台風・強風のあと | 11回 | 強風でファンが押し戻されて停止する |
| 真冬・積雪時 | 11回・12回 | 雪や飛来物でファンの回転が妨げられる |
| 通年 | 9回 | 通信異常。季節を問わず発生しうる |
真夏に5回・6回点滅が出た場合は、室外機が置かれている環境を見直す価値があります。
吹き出し口の前に物が置かれていないか、隣家の室外機の排気が直接当たっていないか、直射日光を長時間受け続けていないかといった点です。
ただし環境を整えても点滅が消えない場合は、部品側の不調が進んでいます。
環境改善はあくまで負荷を減らす対策であって、故障の修理ではありません。
自分で確認できることと、すぐ止めるべきサイン
みはりランプ系の点滅は、室外基板・コンプレッサー・室外ファンモーターといった内部部品に関わるものが大半です。
分解を伴うため、ご自身での修理はできません。
そのうえで、依頼前に確認しておくと無駄がない項目を整理します。
依頼前に確認できること
- 室外機まわりの確認:吹き出し口や吸い込み口を塞ぐ物、飛来物がないかを安全な範囲で見る
- 設置環境の確認:直射日光、他の機器の排気、積雪などの影響を受けていないか
- 電源環境の確認:延長コードの使用、同一回路での他機器の多用がないか
- 暖房中でないかの再確認:運転ランプの点滅は予熱・霜取りの可能性がある
電源リセットの手順
依頼する前に一度だけ試す価値があるのが電源リセットです。
手順は次のとおりです。
- エアコンの運転を停止する
- 電源プラグを抜く(コンセントに手が届かない場合はエアコン専用ブレーカーを切る)
- 1分ほど待つ
- 電源を戻し、冷房または暖房で動作を確認する
すぐに入れ直すと制御がリセットされきらないことがあるため、待ち時間は省略しないでください。
また、電源プラグや周辺が熱い、焦げ臭い、変色しているといった状態のときはリセットを試さないでください。
リセット後の判断は、次のように整理できます。
| リセット後の状態 | 判断 |
|---|---|
| 点滅が消え、その後も再発しない | しばらく様子を見てよい |
| 数日以内に同じ点滅が再発する | 部品の劣化が疑われる。点検を依頼する |
| 再発までの間隔が短くなっている | 進行している。早めの対応が必要 |
| 点滅が消えない | 自力での対処はできない |
電源リセットで点滅が消えても、直ったとは限りません。
リセットを繰り返して使い続けると、より高額な部品まで傷めることがあります。
異常を検知して止まっている機器を、無理に動かし続けることになるためです。
ただちに使用を中止すべき状態
- 焦げくさいにおいがする、煙が出ている
- 電源プラグやコンセントが熱い、変色している
- ブレーカーが繰り返し落ちる
これらは点滅回数の内容にかかわらず、発火や感電につながるおそれのある状態です。
電源プラグを抜くか専用ブレーカーを切ったうえで、販売店や修理相談窓口に連絡してください。
すべてのランプが同時に点滅している場合
みはりランプだけでなく、すべてのランプが同時に点滅している場合は別の話になります。
これは据え付けに問題が生じている可能性を示す表示です。
この場合の相談先は修理相談窓口ではなく、購入した販売店または取り付け工事を行った業者になります。
ご自身で操作を試みず、まず工事側に連絡してください。
修理を依頼するときに押さえておきたいこと
費用の前提
日立が公開している修理料金の目安は、日立グローバルライフソリューションズへ直接依頼した場合が対象です。
販売店経由で依頼した場合は、販売店への確認が必要になります。
- 出張料は3,850円(税込)
- 訪問して見積もりを出した結果、修理をキャンセルした場合は診断料と出張料の合計5,830円(税込)が必要
- 室内機が高所設置、室外機が天吊り・壁掛け・屋根置きの場合は金額が上がる
みはりランプ系の点滅は室外機に関わるため、室外機の設置場所によって金額が大きく変わる点に注意が必要です。
屋根置きやベランダの壁掛けなど、作業しにくい場所に設置されている場合は、目安より高くなることを見込んでおいてください。
コンプレッサーには5年保証が設定されている
見落とされやすい点ですが、日立の修理料金の目安一覧では、コンプレッサーに「5年保証」の表記が付いています。
みはりランプの2回・3回・4回・5回・6回点滅は、いずれもコンプレッサーが交換対象になりうる回数です。
購入からの年数によっては保証の対象になる可能性があるため、「保証は1年で切れているから全額自己負担」と決めつけないでください。
保証の適用条件や起算日は保証書に記載されています。
依頼前に、保証書と購入年月日が分かるものを用意しておいてください。
依頼時に伝えると診断が早くなる情報
- みはりランプ(または除湿・運転・定期クリーンランプ)の点滅回数
- リモコンに「1-〇〇」の表示が出ている場合はその番号
- 型番(室内機の側面や前面パネル内の銘板に記載)
- いつから点滅が始まったか、直前に強風や積雪などがあったか
- 室外機の音や振動に変化があったか
- 室外機の設置場所(平地置き・壁掛け・屋根置きなど)
修理か買い替えかの判断ライン
日立のルームエアコンの補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後10年とされています。
この期間を過ぎると部品の供給が難しくなり、修理そのものができない場合があります。
- 使用10年以上:部品供給の面から買い替えが現実的になりやすい
- 使用5〜7年程度まで:部品もあり、修理して使い続ける価値が高い
- コンプレッサー交換になる場合:10万円を大きく超えるため、新品価格との比較が必要
- 室外基板やセンサーの交換で3万〜5万円台:使用年数が浅ければ修理が妥当
修理費用が新品購入価格の半分を超えるかどうかが、分かりやすい線引きになります。
よくある質問
Q. 除湿ランプが点滅しているのですが、みはりランプの一覧を見ればいいですか?
はい、同じ回数表で読み取れます。
日立のエアコンでは、みはりランプ・除湿ランプ・運転ランプ・定期クリーンランプの4つが、同じ点滅回数に同じ異常内容を割り当てています。
機種によって搭載されているランプが異なるため、表示に使われるランプが変わるだけです。
たとえば除湿ランプが9回点滅していれば、みはりランプ9回点滅と同じ「室内機と室外機の通信異常」を示しています。
ただし運転ランプについては、暖房中の予熱や霜取りでも点滅するため、先に暖房運転中でないかを確認してください。
Q. 暖房中に運転ランプが点滅して風が止まります。故障ですか?
多くの場合は故障ではありません。
暖房を入れた直後であれば予熱運転で、冷たい風を出さないよう室内機の熱交換器を先に暖めている状態です。
完了までの時間は2分から3分程度とされています。
暖房運転の途中や停止後であれば、室外機に付いた霜を溶かす霜取り運転の可能性が高く、こちらは霜の付き具合によって5分から22分程度かかります。
どちらも完了すれば自動的に元の状態に戻るため、そのまま待って問題ありません。
Q. 台風のあとに11回点滅が出ました。放っておいても直りますか?
11回点滅は強風によってファンが停止したことを検知した表示のため、原因が取り除かれれば復帰する場合があります。
まず室外機の周囲に飛来物が引っかかっていないか、吹き出し口が塞がれていないかを、安全に見える範囲で確認してください。
ただしファンや内部に手を入れることは避けてください。
電源を切っていても金属のフィンで手を切る危険があります。
確認して電源リセットを行っても点滅が続く場合は、室外ファンモーターや室外基板の不具合が疑われるため、点検を依頼してください。
Q. 13回点滅の説明が、日立のページによって違うように見えます。
そのとおりで、日立の資料内で記載に差があります。
修理料金の目安一覧では13回・14回・15回が室外機側の異常として区分され、交換部品も室外基板とされています。
一方、よくあるご質問のページでは室内基板の不具合の可能性があると記載されています。
実際にどちらの基板が原因かは、点検してみないと確定しません。
料金の水準はどちらも40,000円台からとなるため費用感は大きく変わりませんが、見積もりの際に内訳を確認しておくと安心です。
Q. コンプレッサー交換と言われました。修理すべきでしょうか?
使用年数で判断するのが現実的です。
コンプレッサー交換の料金目安は117,000円〜137,000円前後で、室外機が屋根置きなどの場合はさらに上がります。
使用10年以上であれば、補修用性能部品の保有期間の面からも買い替えを検討する段階といえます。
一方、購入から5年以内であれば保証の対象になる可能性があるため、まず保証書を確認してください。
日立の修理料金一覧では、コンプレッサーに5年保証の表記が付いています。
まとめ
日立のみはりランプの点滅は、室外機側を中心とした異常を回数で知らせる仕組みです。
除湿ランプ・運転ランプ・定期クリーンランプも同じ回数表で読めるため、機種の違いに戸惑う必要はありません。
- 点灯は異常ではなく、点滅だけが異常のサイン
- 運転ランプの点滅は、まず暖房中でないかを確認する(予熱2〜3分、霜取り5〜22分)
- 2回・3回・4回・6回はコンプレッサーが絡み、費用が大きく変わりうる
- 11回は強風が原因のため、室外機まわりを安全な範囲で確認する価値がある
- 真夏の5回・6回は室外機の設置環境が背景にあることがある
- 13回・14回・15回は日立の資料内で記載に差があり、両方の基板を前提に見積もりを確認する
- コンプレッサーには5年保証が設定されているため、保証書を確認する
- 焦げくさいにおい・発煙・プラグの発熱がある場合はリセットせず使用を中止する
まずは点滅しているランプと回数を確定させてください。
そのうえで該当箇所を確認すれば、様子を見てよいのか、点検を依頼すべきなのか、買い替えを検討する段階なのかを自分で判断できるようになります。

