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乾太くんのエラー45とは?ドラムが回らない・回転不足のサイン

乾太くんのエラー45とは?ドラムが回らない・回転不足のサインと書かれたサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

乾太くんが運転の途中で止まり、表示部に「45」が点滅している。
中を開けると洗濯物は温かいのに、ドラムが動いている様子がない。
こうした状況で表示されるエラー45は、ドラムが規定どおりに回っていないことを機器が検知して、ガスを止めて停止した状態を示しています。
原因としてもっとも多いのは洗濯物の入れすぎですが、量を減らしても改善しない場合は、ドラムを回す仕組みそのものに不具合が起きている可能性があります。
この記事では、エラー45が出る仕組みと4つの原因、冷却運転中に操作してはいけない理由、似た番号との違い、そして公式が示す修理料金の目安と交換を検討するラインまでを整理します。

目次

エラー45は「ドラムが規定どおり回っていない」ことを知らせる表示

リンナイの公式情報では、エラー45はドラムの回転異常、つまり回転していない状態や回転が不足している状態のときに表示されるとされています。
そのうえで、洗濯物の量が多すぎる場合に表示されることが多いため、まず量を減らして再運転するよう案内されています。
また、ドラム回転数の異常を検知したときはガスを止め、自動的に冷却運転を開始する仕組みになっています。

ここで押さえておきたいのは、乾太くんが「回っているかどうか」ではなく「規定の回転数で回っているか」を見ているという点です。
わずかに回っていても、設計どおりの速度に届かなければ異常と判断されます。
ドラムが十分に回らないまま加熱を続けると、庫内の一部だけが高温になり、衣類の傷みや過熱につながります。
そのため機器は、回転が成立していないと分かった時点で燃焼を止め、庫内を冷やしてから停止します。

項目内容
表示の意味ドラムの回転異常(回転していない・回転不足)を検知した状態
もっとも多い原因洗濯物の量が多すぎる
検知時の動作ガスを止め、自動的に冷却運転を開始する
公式が挙げる故障箇所モーター、ドラムベルト、電装ユニット
自分で対処できるか量の調整で復帰する場合がある。再運転できなければ点検が前提

📎 出典:リンナイ公式FAQ|ガス衣類乾燥機 エラーコード45 が表示

表示が出たら最初にすること

エラー45を見た直後にやりがちなのが、すぐにスタートを押し直す対応です。
しかし検知と同時に冷却運転が始まっているため、冷却運転が終わる前に操作しても、正常な再運転にはなりません。
リンナイも、冷却運転中の場合は冷却運転が終了してから再運転するよう案内しています。

  1. 運転スイッチを切り、冷却運転が終わるのを待つ … 途中で電源プラグを抜くのは避けます
  2. 扉を開けて洗濯物の量と入り方を確認する … 団子状に固まっていないか、大物が1点だけ入っていないかを見ます
  3. 量を半分程度まで減らして再運転する … 原因が量かどうかを切り分けるため、いったん大きく減らすのが有効です
  4. 改善しなければ回数を重ねない … 2〜3回試して同じなら、機器側の不具合を疑う段階です

ゴトゴトという打音、金属がこすれる音、ゴムの焼けるようなにおいを伴う場合は、再運転せずに使用を中止してください。
これらは回転部が物理的に成立していないときに出やすい症状で、運転を重ねるほど損傷が広がります。
量を調整して直る種類のものではありません。

原因① 洗濯物の入れすぎと偏り

公式にもっとも多い原因として挙げられているのが量の問題です。
ドラムは内部のリフターで衣類を持ち上げて落とす動きを繰り返しますが、容量いっぱいに詰め込むと衣類が一塊になり、モーターにかかる負荷が跳ね上がります。
その結果、回っていても規定の回転数に届かず、回転不足として検知されます。

見落とされやすいのが「量は少ないのに偏っている」ケースです。
厚手のバスマットや毛布のような大物を1点だけ入れると、重心が片側に寄ったまま回り続けることになります。
また、洗濯機の脱水が不十分で水分を多く含んでいる場合も、実際の重量が想定を超えて負荷が増えます。
シーツやカバー類が他の衣類を巻き込んで大きな塊になっている状態も、同じ結果を招きます。

現行の乾太くんは乾燥容量で分かれており、リンナイのラインアップでは9kgと6kgのモデルが用意されています。
型番の数字がおおよその容量を示しており、RDT-93系が9kg、RDT-63系が6kgにあたります。
自分の機種の容量を把握したうえで、詰め込むのではなく7〜8割を目安にすると、回転の負荷が安定します。

📎 出典:リンナイ公式|ガス衣類乾燥機 デラックスタイプ ラインアップ

量にまつわる状況起きること
容量いっぱいに詰める衣類が一塊になり、回転負荷が急増する
大物を1点だけ入れる重心が偏り、回転が不安定になる
脱水が不十分重量が増え、想定以上の負荷がかかる
シーツ類が巻き込む途中で塊になり、運転中に負荷が変化する

原因② ドラムベルトの伸び・切れ

量を減らしても改善しない場合に疑われるのが、ドラムを回すベルトです。
公式が挙げる故障箇所にもドラムベルトが含まれており、経年使用による伸びや切れは乾燥機に共通して起こる劣化のひとつです。

判別のヒントになるのが音です。
モーターが回っている音はするのに、ドラムが動いている気配がないという状態は、動力が伝わっていないことを示唆します。
ベルトが完全に切れると回転はまったく伝わらず、伸びている段階では負荷がかかったときだけ滑るため、洗濯物が多い日にだけエラーが出るという不安定な症状になります。
「量を減らせば動くが、いつもの量だと止まる」という経過をたどっている場合は、量の問題というより伝達側の劣化が進んでいると考えるのが自然です。

ベルトは本体を分解して交換する部品で、ユーザーが触れる箇所ではありません。
この段階に入ったら、無理に運転を続けず点検を手配します。

原因③ モーター・電装ユニットの不具合

公式には、再運転できない場合はモーターなど電気系統の不具合の可能性があるとされ、考えられる故障箇所としてモーター、ドラムベルト、電装ユニットが挙げられています。
モーター自体の劣化や、回転数を検知するセンサー・基板側の不具合では、実際には回っていても正しく検知されないことがあります。
長年使用した機器では、内部に蓄積した繊維ぼこりが回転部の抵抗になっているケースもあります。

この領域は、症状だけで原因を絞り込むことができません。
量を調整しても、冷却運転を待ってから再運転しても改善しないなら、点検で切り分けてもらう判断が結果的にもっとも早くなります。

原因④ 庫内への異物や衣類の噛み込み

頻度は高くありませんが、確認しておきたいのが異物です。
ポケットに残ったコインや小物、衣類のひも類がドラムと内壁の隙間に入り込むと、回転の抵抗になります。
扉のパッキン付近に薄手の衣類が挟まったまま運転を始めてしまうケースもあります。

庫内を空にしたうえで、次の点を確認してください。

  • ドラムの縁や扉まわりに衣類が噛み込んでいないか
  • 手でドラムを回したときに、引っかかりや異音がないか
  • 底部に小物や異物が落ちていないか

手で回して明らかに重い、あるいは途中で引っかかる感触がある場合は、内部側の問題です。
この時点で分解を試みず、点検に切り替えてください。

エラー45・61・79の違いを整理する

乾太くんには、回転に関するエラーが複数あります。
どれも「回っていない」という点では似ていますが、監視している対象が異なります。

コード監視している対象イメージ
45ドラムの回転洗濯物を入れる筒そのものが回っていない
61排湿ファンの回転湿気を外へ送り出す羽根が回っていない
79モーターの回転数動力側の回転数に異常が出ている

45は乾燥ムラや衣類の傷みに直結し、61は排気が止まることで過熱につながります。
ファン側の不具合が疑われる場合の修理内容や費用感は乾太くんのエラー61とは?原因・修理内容・費用の目安を整理で解説しています。
番号ごとの全体像を確認したい場合はリンナイ 乾燥機のエラーコード一覧|乾太くんが止まったときの原因と正しい判断基準にまとめています。

なお、洗濯物の入れすぎはエラー45だけでなく、通気不良を示す表示の原因にもなります。
詰まり系のエラーとあわせて出ている場合は乾太くんのエラー05の原因と対処法を解説!フィルターだけじゃない“見落としがちな詰まり”とは?も確認してみてください。

自分で確認できる範囲と、点検に切り替える線引き

エラー45で自分の判断で行ってよいのは、量と偏りの調整、異物の確認、手でドラムを回してみることまでです。
ベルトやモーターの交換は分解を伴うため、ユーザーが対処できる範囲ではありません。

状況判断
量を減らしたら復帰した原因は量。以後7〜8割を目安にする
量が多い日だけ出るベルトの伸びが進んでいる可能性。早めに点検
量に関係なく毎回出る回転系または検知系の不具合。点検が前提
モーター音だけしてドラムが回らない動力が伝わっていない状態。使用を中止して点検
打音・異音・焦げたにおいがあるただちに使用を中止する

修理費用の目安と、交換を検討するライン

リンナイはエラー45に関連する修理料金の目安として、22,700円〜44,200円(税込)を公表しています。
これはメーカー保証期間が終了した機器の出張修理を想定した目安で、実際の金額は修理員から案内されます。
また、訪問した場合は修理を行わなくても出張費や故障診断料が発生し、高所や狭所といった設置状況や機器の取り外しが必要な作業では追加費用が生じることがあります。
乾太くんは洗濯機の上や棚上に設置されていることが多いため、この追加分は見込んでおくほうが現実的です。

リンナイは乾太くんの設計上の標準使用期間を10年としています。
使用年数が8年を超えた機器で上限に近い修理費が提示された場合は、残りの使用期間と交換費用を並べて比較する段階に入ります。
修理と交換のどちらを選ぶかの考え方は乾太くんの寿命は何年?耐用年数・保証内容・長く使うための管理ポイントで整理していますので、判断材料として確認してみてください。

設置状態が回転の負荷に影響することもある

見落とされやすいのが、本体の据え付け状態です。
乾太くんは洗濯機の上や造作棚の上に置かれることが多く、設置面が水平でないと、重心が片側に寄ったまま回転することになります。
本体そのものが傾いていなくても、棚板が長期間の荷重でたわんでいる、置き台の脚の高さがそろっていない、防振ゴムの一部だけが潰れている、といった状態でも同じことが起こります。

判断の手がかりは、運転中の揺れ方と音です。

  • 運転中に本体が小刻みに揺れている、または棚ごと振動している
  • 以前より運転音が大きくなった
  • 扉側と背面側で本体の高さが目視で違って見える
  • 設置から年数が経ち、棚板の中央が下がっている

乾太くんは本体だけで40kg前後の重量があり、そこに洗濯物の重さと回転の反力が加わります。
造作棚に設置する場合は相応の耐荷重が必要とされており、設置から時間が経った棚では、新設時には問題がなかったたわみが出てくることがあります。
設置の見直しは本体の取り外しやガス接続部の扱いを伴うため、自分で持ち上げて位置を直そうとせず、設置業者やガス会社に相談してください。

エラーになる前に現れる予兆

エラー45は、ある日突然出るというより、回転の負荷が少しずつ増えた結果として表面化することがあります。
停止する前の段階で、次のような変化が出ていないかを振り返ってみてください。

予兆示している可能性
乾燥ムラが増えたドラムの回転が安定せず、衣類がほぐれていない
乾燥時間が延びた回転不足で温風が当たる面が偏っている
回り出しに時間がかかる負荷が増している、または伝達が滑っている
運転音が変わったベルトやモーターの状態が変化している

とくに「乾きムラが出るようになった」という変化は、通気の問題と回転の問題のどちらでも起こります。
フィルターを掃除しても乾きムラが改善しない場合は、通気側ではなく回転側を疑う材料になります。
この段階で点検を受けておけば、完全に回らなくなって使えなくなる前に対処できます。

エラー45を繰り返さないために

エラー45は、回転部に無理をさせた積み重ねが表面化した結果として出ることがあります。
日々の使い方で負荷を下げておくと、部品の寿命そのものが延びます。

  • 乾燥容量の7〜8割を目安にし、詰め込まない
  • 大物は単独で入れず、タオルなどと組み合わせて重心を分散させる
  • 洗濯機側の脱水をしっかりかけ、水分を持ち込まない
  • シーツやカバー類は軽くほぐしてから入れる
  • ポケットの中身を確認してから投入する

運転音がいつもより大きい、回り出しに時間がかかるといった変化は、負荷が増えているサインです。
停止してから動くより、違和感の段階で量を見直すほうが機器への負担は小さく済みます。

よくある質問

Q1. エラー45が出たとき、すぐに電源を入れ直してもいいですか?
A. ドラムの回転異常を検知すると、機器はガスを止めて自動的に冷却運転を開始します。この冷却運転が終わる前に操作しても正常な再運転にはならないため、終了を待ってから操作してください。途中で電源プラグを抜く対応も避けたほうが安全です。冷却が終わったら洗濯物の量を減らし、一度だけ運転してみて、改善しなければ回数を重ねずに点検を検討してください。

Q2. 洗濯物はどのくらいまで減らせばいいですか?
A. 原因が量かどうかを切り分けるのが目的なので、最初はいったん半分程度まで減らして試すと判断しやすくなります。それで復帰するなら原因は量です。日常的には乾燥容量の7〜8割を目安にすると安定します。また、量だけでなく偏りも影響するため、毛布やマットのような大物を1点だけ入れる使い方は避け、重心が分散するように組み合わせてください。

Q3. モーターの音はするのにドラムが回りません。故障ですか?
A. 動力がドラムに伝わっていない状態が疑われます。リンナイが公式に挙げている故障箇所にはドラムベルトが含まれており、ベルトの切れや伸びが起きていると、モーターが回っていてもドラムは動きません。この状態で運転を繰り返しても改善せず、他の部品に負担がかかる可能性があります。使用を中止し、点検を依頼してください。

Q4. 量を減らせば動くのですが、このまま使い続けても大丈夫ですか?
A. 量が多い日にだけ症状が出るのは、負荷がかかったときだけ回転が成立しなくなっている状態で、伝達側の劣化が進んでいる可能性があります。当面は使えても、進行すればまったく回らなくなります。急に使えなくなると困る設備なので、症状が安定しているうちに点検を受けておくほうが、結果として復旧までの時間も費用も抑えやすくなります。

Q5. 修理費用はどのくらいかかりますか?
A. リンナイはエラー45に関連する修理料金の目安を22,700円〜44,200円(税込)としています。ただしこれは保証期間終了後の出張修理を想定した目安で、実際の金額は点検した修理員から案内されます。訪問時には修理を行わなくても出張費や診断料が発生し、高所や狭所への設置では追加費用がかかることもあります。依頼時に設置状況を正確に伝えておくと、想定とのずれが起きにくくなります。

まとめ:エラー45は「量」で切り分け、直らなければ回転系を疑う

乾太くんのエラー45は、ドラムが規定どおり回っていないことを検知して運転を止めた表示です。
公式にもっとも多い原因とされているのは洗濯物の入れすぎで、量と偏りを見直すことで復帰するケースがあります。

判断の流れは次のとおりです。

  • 冷却運転が終わるのを待ってから、量を半分程度に減らして再運転する
  • 量を減らして復帰するなら原因は量。以後7〜8割を目安にする
  • 量に関係なく出る、またはモーター音だけしてドラムが回らないなら回転系の不具合
  • 打音・異音・焦げたにおいを伴う場合は、量の調整を試さず使用を中止する

回転が成立していない状態で運転を重ねても、状況は良くなりません。
量という自分で変えられる条件を先に潰し、それで解決しないなら手を引く。
この切り分けができれば、修理範囲を広げずに済みますので、表示された番号を確認しながら落ち着いて対応してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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