洗剤の自動投入を使っていたら「C32」が表示され、どう対処すればよいか迷っていませんか。
C32は、液体洗剤や柔軟剤を自動で投入する経路に目詰まりが起きていることを知らせる表示です。
自動投入部をお手入れすると改善する可能性があり、まずは自分で対処できる表示です。
この記事では、日立の公式情報をもとに、お手入れの手順と時間の使い分け、使える洗剤の条件、消えないときの対処を解説します。
- C32が表示される意味と、詰まりが起きる理由
- タンクから経路までのお手入れの流れと、4分・9時間の使い分け
- 自動投入に使える洗剤と、詰まりを防ぐ手入れの目安
結論:タンクを洗ってから、経路のお手入れをする
C32が出たときの流れは、次のとおりです。
| 順番 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | タンクとタンク取付部をお手入れする | 経路より先に行う |
| 2 | タンクに約40℃のお湯を入れる | 「これ以下」の位置まで |
| 3 | お手入れの時間を設定して運転する | 使用状況で4分か9時間を選ぶ |
| 4 | 表示が消えるか確認する | 消えなければ洗剤と柔軟剤を片方ずつ |
| 5 | 改善しなければ点検を依頼する | 手動投入で洗濯は続けられる |
経路のお手入れは、必ずタンクを洗った後に行うのが公式の手順です。
タンクに洗剤が残ったままだと、それが経路に入り、十分な効果が得られません。
C32が表示される意味
C32は、洗剤や柔軟剤の投入経路に目詰まりが起きている場合に表示されます。
日立は、自動投入部の液体洗剤・柔軟剤の経路をお手入れすると改善する可能性があると案内しています。
自動投入は、タンクにためた洗剤や柔軟剤を、必要な量だけ洗濯槽に送り出す仕組みです。
洗剤や柔軟剤は時間がたつと乾いて固まりやすく、経路の中に残ったまま放置すると詰まりの原因になります。
詰まりが起きやすい状況
| 状況 | 起きていること |
|---|---|
| 自動投入をしばらく使っていなかった | 経路に残った洗剤が固まる |
| 「残量少」の表示が出たまま補充しなかった | 少量の洗剤が乾いて固まりやすい |
| 洗剤や柔軟剤の種類を変えた | 前の洗剤と混ざって固まることがある |
| 使えない種類の洗剤を入れた | 粘度が高く、経路を通りにくい |
お手入れの手順
日立が案内している大まかな流れは次のとおりです。
ボタン操作は機種によって異なるため、詳しくは取扱説明書で確認してください。
- タンクとタンク取付部をお手入れする
- お手入れしたタンクに、約40℃のお湯を「これ以下」の位置まで入れる
- タンクを洗濯機に取り付け、ふたを閉める
- 「洗剤」または「柔軟剤」ボタンでお手入れの時間を設定し、運転する
ドラム式のお手入れ方法も、日立の公式サイトに専用のページが用意されています。
4分と9時間の使い分け
お手入れの時間は、使い方に合わせて設定します。
| 自動投入の使い方 | 設定する時間 |
|---|---|
| 継続して使っている | 4分 |
| 継続して使っていなかった | 9時間 |
しばらく使っていなかった場合は、経路の中で洗剤や柔軟剤が固まっている可能性が高く、時間をかけて溶かす必要があります。
日常的に使っていてC32が出た場合は、まず4分を試し、改善しなければ9時間を行うと効率的です。
9時間のコースは、夜寝る前に始めて朝に確認すると生活の邪魔になりません。
洗剤と柔軟剤は同時にできない
日立は、液体洗剤の経路と柔軟剤の経路は同時にお手入れできないと案内しています。
片方が終わってから、もう片方を行ってください。
どちらが詰まっているか分からない場合は、どちらから始めてもかまいません。
C32が出る前に「洗剤が減らない」「柔軟剤だけ残っている」といった様子があれば、その側から試すと早く解決する可能性があります。
自動投入に使える洗剤
自動投入で使える洗剤には条件があります。
条件に合わない洗剤を入れると、詰まりの原因になります。
| 使えるもの | 使えないもの |
|---|---|
| 水30Lに対する使用量が3〜30mLの液体の合成洗剤 | 粉末洗剤 |
| 水30Lに対する使用量が3〜30mLの柔軟剤 | 液体の中性洗剤 |
| 漂白剤 | |
| 使用量が30mLを超える洗剤 |
使用量が30mLを超える洗剤や、粉末洗剤、中性洗剤、漂白剤は、自動投入のタンクに入れず、手動投入で使ってください。
日立は、動作を確認した洗剤や柔軟剤の一覧も公開しています。
新しい洗剤に変えるときは、確認しておくと安心です。
お手入れの目安と予防
日立は、自動投入部を2〜3か月に一度を目安にお手入れするよう案内しています。
さらに、次の場合にもお手入れが必要です。
- 液体洗剤や柔軟剤の種類を変えたとき
- 自動投入を1か月以上使わないとき
- 「残量少」の表示が点滅したまま、1週間以上補充しなかったとき
| 予防のポイント | 内容 |
|---|---|
| 残量少の表示が出たら早めに補充する | 少量のまま放置すると固まりやすい |
| 洗剤を変えるときはお手入れをする | 前の洗剤と混ざるのを防ぐ |
| 長期間使わないときは経路を洗う | 旅行や帰省の前後に行う |
| 使える洗剤の条件を守る | 粉末・中性洗剤・漂白剤は入れない |
| カレンダーに手入れの予定を入れる | 2〜3か月ごとを忘れにくくなる |
タンクのお手入れで見ておきたいところ
経路のお手入れの前に行うタンクの掃除では、次の部分を確認しておくと詰まりを防ぎやすくなります。
| 見ておく場所 | 状態の例 |
|---|---|
| タンクの底 | 洗剤や柔軟剤が沈んで固まっていないか |
| タンクのふた・パッキン | 乾いた洗剤がこびり付いていないか |
| タンク取付部 | こぼれた洗剤が固まっていないか |
| 投入口のまわり | 白い粉や固まりが付いていないか |
| タンクの外側 | 液だれの跡が残っていないか |
固まった洗剤は、ぬるま湯でふやかすと落としやすくなります。
タンクを補充するときに軽く拭く習慣をつけると、C32の予防にもつながります。
お手入れしても消えないときの対処
自動投入部のお手入れを行ってもC32が表示される場合は、日立の案内でも、洗濯機本体に問題が発生している可能性があるとして、販売店または修理相談窓口への点検・修理の依頼がすすめられています。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 4分のお手入れで消えた | 使用を続けてよい |
| 4分で改善しない | 9時間のお手入れも試す |
| 洗剤側だけ、柔軟剤側だけ消えない | 残っている側をもう一度お手入れする |
| 両方お手入れしても消えない | 点検・修理を依頼する |
修理までの間は手動投入で使える
日立の自動投入機種は、手動投入と組み合わせて使える仕組みになっています。
洗剤ケースに手で洗剤を入れる方法に切り替えれば、洗濯そのものは続けられます。
日立公式の修理料金目安の一覧には、C32に対応する個別の項目は掲載されていないため、費用は依頼時に確認してください。
参考として、同じ一覧では出張料が3,850円(税込)で、訪問・見積もりの後に修理をキャンセルした場合は診断料と出張料の合計5,830円(税込)がかかると案内されています。
洗剤に関わるほかの表示
| 表示 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| C32 | 洗剤・柔軟剤の投入経路の目詰まり | 自動投入部のお手入れ |
| C18・Ch | 泡が多くて脱水できない | すすぎで泡を消し、洗剤量と自動投入の設定を見直す |
| CC | 洗剤クリーマー動作時の不具合 | 洗剤クリーマーのお手入れ |
自動投入の設定(水量30Lに対する使用量)が実際の洗剤と合っていないと、洗剤が多く入り、C18やChの原因にもなります。
洗剤を変えたときは、お手入れとあわせて設定も見直してください。
よくある質問
Q1. C32が出たら、洗濯はできませんか?
自動投入の経路が詰まっている状態なので、自動投入はそのままでは正しく使えない可能性があります。ただし、日立の自動投入機種は手動投入と組み合わせて使える仕組みになっており、洗剤ケースに手で洗剤を入れる方法に切り替えれば、洗濯そのものは行えます。まずは自動投入部のタンクと経路をお手入れして、C32が消えるかを確認してください。消えない場合は、手動投入で洗濯を続けながら点検を依頼しましょう。手動投入の方法は取扱説明書で確認できます。
Q2. お手入れの時間は、4分と9時間のどちらを選べばよいですか?
日立は、自動投入を継続して使っている場合は4分、継続して使っていなかった場合は9時間を設定するよう案内しています。しばらく使っていなかった場合は、経路の中で洗剤や柔軟剤が固まっている可能性が高いため、長い時間をかけて溶かす必要があります。日常的に使っていてC32が出た場合は、まず4分のお手入れを試し、改善しなければ9時間を行うと効率的です。9時間は夜に始めると使い勝手がよくなります。時間に余裕がある日に行いましょう。
Q3. なぜ約40℃のお湯を使うのですか?
固まった洗剤や柔軟剤は、水よりもぬるま湯のほうが溶けやすいためです。日立は、お手入れしたタンクに約40℃のお湯を「これ以下」の位置まで入れ、その状態でお手入れ運転を行うよう案内しています。熱すぎるお湯は樹脂の部品を傷めるおそれがあるため、温度には注意してください。また、必ずタンクとタンク取付部をお手入れしてから経路のお手入れを行います。順番を逆にすると効果が下がります。やけどにも注意して作業してください。
Q4. 自動投入に入れてはいけない洗剤はありますか?
日立の自動投入で使えるのは、水30Lに対する使用量が3〜30mLの液体の合成洗剤と柔軟剤です。粉末洗剤、液体の中性洗剤、漂白剤は、自動投入のタンクに入れないよう案内されています。また、使用量が30mLを超える洗剤も自動投入では使えないため、手動投入で使ってください。条件に合わない洗剤は経路を詰まらせる原因になります。迷ったときは手動投入を選ぶほうが安全です。日立が動作を確認した洗剤の一覧も参考になります。
Q5. C32を防ぐには、どのくらいの頻度でお手入れすればよいですか?
日立は、2〜3か月に一度を目安にお手入れするよう案内しています。これに加えて、液体洗剤や柔軟剤の種類を変えたとき、自動投入を1か月以上使わないとき、「残量少」の表示が点滅したまま1週間以上補充しなかったときにもお手入れが必要です。タンクの残量が少ない状態で放置すると、洗剤や柔軟剤が固まって経路が詰まりやすくなります。残量少の表示が出たら、早めに補充することも予防になります。長期間使わないときは、事前に経路を洗っておくと安心です。
まとめ
C32は、液体洗剤や柔軟剤を自動投入する経路に目詰まりが起きていることを知らせる表示です。
タンクとタンク取付部をお手入れした後、約40℃のお湯を入れて、使い方に合わせて4分または9時間のお手入れを行ってください。
洗剤と柔軟剤の経路は同時にお手入れできないため、片方ずつ進めます。
2〜3か月に一度のお手入れと、使える洗剤の条件を守ることが予防になり、改善しない場合は手動投入で洗濯しながら点検を依頼しましょう。

