MENU

サンポットストーブのE-42エラーとは?油受け皿の水を抜く手順と対処法

紺色の背景に、サンポットストーブのE-42エラーと油受け皿の水抜き手順・対処法を明朝体で示したサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

サンポット(現:長府)のFF-44・FF-47 CTLタイプに「E-42」が表示され、運転が止まっていませんか。

長府製作所公式のエラーコード表では、E-42は「水検知装置」の作動を示す表示で、油受け皿に水がたまったことを検知した状態です。

この記事では、E-42が示す状態、使用者が確認できる範囲、再点火を試す手順、繰り返す場合の注意点を整理して解説します。

  • E-42が示す状態と、対象となる機種の条件
  • 油受け皿の水を確認・除去する手順
  • 繰り返し水がたまる場合に考えられる原因と、専門家に相談すべきタイミング

この記事は、サンポット(長府)石油暖房機のエラーコード全体をまとめたサンポットストーブのエラーコード一覧記事の関連記事です。他の表示については、そちらもあわせてご確認ください。


「寒いのに暖房が使えない……」そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。


・石油ファンヒーター:安全で持ち運びも簡単!


・対流式ストーブ:開放式で火力が強く電源不要で点火可能!災害時にもおすすめ!

目次

E-42が示す状態|「水検知装置」の作動とは

📎 出典:長府製作所公式サイト|製品エラーコード(石油暖房機)

長府製作所公式のエラーコード表では、E-42は油受け皿に水がたまったことを検知した状態として案内されています。
これは、機器内部に組み込まれた水検知装置が、油受け皿にたまった水分を検知し、安全のため運転を停止した表示です。

このコードは、FF-44・FF-47のCTLタイプのみに搭載された装置に関するもので、対応していない機種ではこの表示が出ること自体がありません。E-42は、公式のエラーコード表において「使用者が原因を確認し、取り除いたうえであれば再点火を試せる余地がある表示」として位置づけられており、この記事でこれまで解説してきたE-13・E-18・E-23などの「使用を中止する」表示とは性質が異なります。

なぜ油受け皿に水がたまるのか

油受け皿は、灯油の送油経路まわりに設けられた部品で、通常は灯油がわずかに漏れた場合の受け皿としての役割を持っていると考えられます。
ここに水がたまる主な要因としては、結露や、灯油そのものに水分が混入していたことなどが一般的には考えられます。

特に、寒暖差の大きい時期や、屋外に設置されたタンクまわりでは結露が生じやすく、それが油受け皿に流れ込むことも一般的な傾向として知られています。

使用者が確認できること

E-42は、公式のエラーコード表でも使用者による確認・対処が案内されている表示です。次の点を確認してください。

  • 油受け皿に水がたまっていないか
  • 油タンクやオイルフィルターに水やごみが混入していないかどうか
  • タンクまわりや配管に結露が生じていないかどうか

油受け皿の確認・水抜き以上の分解・点検は専門的な作業であり、家庭での対応は想定されていません。

対処の手順|付属のスポイトで水を抜く

長府製作所公式の案内では、付属のスポイトで油受け皿の水を抜いたうえで再点火操作をすることが対処方法として示されています。

水を抜いたあとに再点火を試し、正常に運転が始まれば、その時点での対応は完了です。ただし、再点火してもすぐにE-42が再表示される場合や、水抜きを繰り返しても改善しない場合は、無理に再点火を繰り返さず、次に述べる原因を確認してください。スポイトの位置や使い方がわからない場合は、取扱説明書の図解を確認するとよいでしょう。

繰り返し水がたまる場合に考えられる原因

長府製作所公式の案内では、繰り返し水がたまる場合は、灯油そのものに水分が混入している可能性があるとして、灯油の購入先や保管状態を見直すよう案内されています。

灯油の保管容器にすきまがあり雨水が入り込んでいたり、購入時から水分が混入していたりすることも一般的には考えられる要因です。心当たりがある場合は、灯油の購入先や保管方法を見直すとともに、タンク内の灯油の状態も確認しておくとよいでしょう。長期間保管していた灯油を使う場合は、特に注意が必要です。

何度水を抜いても改善しない場合

水抜きと灯油の見直しを行っても、E-42が繰り返し表示される場合は、水検知装置そのものの不具合や、他の内部要因が関わっている可能性も考えられます。
その場合は、使用者側で確認・対処できる範囲を超えているため、無理に再点火を繰り返さず、型番を控えたうえで長府製作所または販売店に相談してください。点検の結果、水検知装置本体の交換が必要になる場合もあります。

E-19(排気抜け検知)など他の再点火可能な表示との違い

サンポット(長府)のエラーコードには、E-42と同じく「確認後、再点火を試してよい」表示として、E-19(給排気筒の外れによる排気抜け検知)などが存在します。
これらはいずれも、使用者が原因を目視で確認し、取り除いたうえで再点火を試せる余地がある表示という点で共通していますが、確認すべき箇所(油受け皿か、給排気筒か)はそれぞれ異なります。表示されたコードに応じて、確認すべき箇所を正確に把握することが大切です。コードを見間違えると、確認すべき箇所を誤ってしまう可能性もあります。

灯油タンクの水抜き栓との違い

灯油タンクには、タンク内にたまった水分を抜くための水抜き栓が備わっている機種もあります。
油受け皿の水抜きとタンクの水抜き栓は、いずれも「水を取り除く」という点では似ていますが、対象となる部位が異なります。油受け皿はE-42の検知に関わる部品、タンクの水抜き栓はタンク内部にたまった水分を抜くための構造です。

灯油タンクに水抜き栓がある機種をお使いの場合は、定期的にタンク内の水分を抜いておくことが、灯油への水分混入や結露の影響を抑えるうえで役立つと一般的には考えられます。具体的な手順は取扱説明書を確認してください。

季節による発生しやすさの傾向

油受け皿への水のたまりやすさには、季節による傾向があると一般的には考えられます。
特に、朝晩の寒暖差が大きくなる季節の変わり目や、屋外設置のタンクが直射日光と冷え込みにさらされやすい時期は、結露が発生しやすく、E-42が表示されやすい傾向にあると考えられます。

こうした季節性のある要因である場合、水抜きを行うことで一時的に改善しても、同じ季節に再びE-42が表示されることもあります。表示の頻度や時期を記録しておくと、原因を整理するうえで役立ちます。

点検を依頼する際に伝えておきたいこと

水抜きや灯油の見直しを行っても改善せず、長府製作所または販売店に連絡する場合は、次の情報を伝えられるようにしておくと、対応がスムーズになります。

  • 型番(本体前面・側面の銘板に記載)
  • E-42が繰り返し表示される頻度・時期
  • 灯油の購入先や保管状況に心当たりがあるかどうか
  • タンクまわりの結露の有無や発生しやすい季節

FAQ

Q1. E-42が表示されたら、すぐに使用を中止すべきですか?
A. E-42は「確認後、再点火を試してよい」表示として案内されています。まずは油受け皿の水を付属のスポイトで抜いたうえで再点火を試し、それでも改善しない場合は使用を中止して相談してください。E-13やE-18などの内部部品に関わる表示とは性質が異なります。

Q2. 油受け皿の水はどうやって抜けばよいですか?
A. 長府製作所公式の案内では、付属のスポイトで油受け皿の水を抜いたうえで再点火操作を行うこととされています。詳しい手順は取扱説明書もあわせて確認してください。

Q3. 水を抜いても繰り返しE-42が表示されます。なぜですか?
A. 灯油そのものに水分が混入している可能性が考えられます。灯油の購入先や保管状態を見直してください。それでも改善しない場合は、水検知装置自体の不具合も考えられるため、専門家に相談してください。

Q4. E-42はどんな機種でも表示されますか?
A. いいえ。E-42はFF-44・FF-47のCTLタイプのみに搭載された水検知装置のコードです。対応していない機種では、このコードが表示されることはありません。

Q5. 灯油の保管方法で気をつけることはありますか?
A. 雨水が入り込まないよう容器のふたをしっかり閉める、直射日光や雨風を避けた場所で保管するなど、一般的な灯油の保管方法に注意することが、水分混入を防ぐうえで役立つと考えられます。長期保管も避けたほうが安心です。

まとめ:E-42は「油受け皿の水」を示す、確認・対処可能な表示

サンポット(現:長府)のFF-44・FF-47 CTLタイプに表示されるE-42は、油受け皿に水がたまったことを示す表示で、付属のスポイトで水を抜き、再点火を試せる余地がある表示です。

繰り返し水がたまる場合は灯油の購入先や保管状態、タンクまわりの結露を見直し、それでも改善しない場合は無理に再点火を繰り返さず、型番を控えたうえで長府製作所または販売店に相談してください。

  • E-42は油受け皿の水を検知した表示であり、確認・水抜きのうえ再点火を試せる余地がある
  • 繰り返す場合は灯油の購入先・保管状態や結露の有無を見直す
  • 水抜きや見直しを行っても改善しない場合は使用を中止し、型番と発生頻度を控えて相談する

「寒いのに暖房が使えない……」そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。


・石油ファンヒーター:安全で持ち運びも簡単!


・対流式ストーブ:開放式で火力が強く電源不要で点火可能!災害時にもおすすめ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

目次