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サンポットストーブのE-38エラーとは?床暖用送風機回転異常の意味と対処

紺色の背景に、サンポットストーブのE-38エラーと床暖用送風機の回転異常の意味・対処を明朝体で示したサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

サンポット(現:長府)のストーブに「E-38」が表示され、床暖房が使えなくなっていませんか。

長府製作所公式のエラーコード表では、E-38は「床暖用送風機回転異常」として定義されている表示で、床暖房や温水回路と連動するタイプでのみ使用されるコードです。

この記事では、E-38が示す状態、対象機種の条件、床暖用送風機の役割、使用を中止すべき理由を整理して解説します。

  • E-38が示す状態と、対象となる機種の条件
  • 床暖用送風機の役割と、E-18・E-28との違い
  • 使用を中止して相談すべき理由と、点検依頼時に伝えるべき情報

この記事は、サンポット(長府)石油暖房機のエラーコード全体をまとめたサンポットストーブのエラーコード一覧記事の関連記事です。他の表示については、そちらもあわせてご確認ください。


「寒いのに暖房が使えない……」そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。


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目次

E-38が示す状態|「床暖用送風機回転異常」とは

📎 出典:長府製作所公式サイト|製品エラーコード(石油暖房機)

長府製作所公式のエラーコード表では、E-38は「床暖用送風機回転異常」として定義されています。
これは、床暖房に関わる送風機(ファン)が、正しく回転していない、または想定された回転数の範囲から外れていることを機器が検知した表示です。

このコードは、床暖房や温水回路と連動するタイプのみで使用されるものです。対流形・FF式単体の機種では床暖用送風機という部品自体が存在しないため、この表示が出ること自体がありません。

床暖用送風機はどんな役割を持っているか

床暖用送風機は、床暖房パネルへの熱の伝達や、床暖房回路まわりの空気の循環に関わる送風機だと考えられます。
床暖房は、床サーミスタ(本体温度監視)や循環水(温水回路)など、複数の仕組みが組み合わさって成り立っており、送風機もその一部を担っていると考えられます。床暖房は使用者に接する時間が長い部位でもあり、こうした複数の安全装置が組み合わさっている設計は特に重要です。

この送風機の回転が不安定になったり止まったりすると、床暖房まわりの熱や空気の流れが想定通りに行われなくなる可能性があります。
そのため機器側は、床暖用送風機の回転状態を監視しており、想定された範囲から外れたことを検知すると、E-38として表示し、運転を停止する設計になっていると考えられます。この仕組みは、使用者が気づく前に異常を検知するための安全設計の一つだといえます。

使用者が確認できる範囲は限られている

E-38は送風機というモーターを含む内部部品に関わる表示であり、使用者側で確認・復旧できる範囲は限られています。

  • 電源の入れ直しで一時的に表示が消えても、内部の異常が解消したとは限らない
  • 本体カバーを外して送風機やモーターを直接確認しようとすることは避ける(無理な分解はしない)
  • 床暖房まわりの吹出口・吸込口にほこりや異物が詰まっていないかは目視で確認できる範囲がある
  • 表示が出たタイミングや、直前に異音がなかったかをメモしておく

判断基準|使用を中止し、専門家に相談する

長府製作所公式のエラーコード表では、E-38は使用を中止する表示として案内されています。
E-03・E-05のような「確認して再点火してよい」表示とは異なり、使用者側で安全に確認・復旧できる範囲を超えているため、再点火操作を繰り返さず使用を中止してください。

型番を控えたうえで、長府製作所または購入した販売店に連絡し、点検を依頼してください。床暖房連動タイプであることを伝えると、状況の把握がよりスムーズになります。点検の結果、送風機やモーターの交換が必要になる場合もあります。

床暖房以外(対流・輻射側)は使えるのか

E-38が表示された場合に、ストーブ本体の対流・輻射側の暖房だけを使い続けられるかどうかは、機種の仕様によって異なります。
一律に判断することはできないため、取扱説明書を確認するか、長府製作所または販売店に個別に確認することをおすすめします。自己判断で「大丈夫だろう」と使い続けることは避けてください。機種によっては、床暖房の異常が本体全体の運転に影響する場合もあります。

E-18・E-28(他の送風機系コード)との違い

サンポット(長府)のエラーコードには、E-38のほかにも送風機の回転異常を示すコードが存在します。
E-18は燃焼用送風機(燃焼に必要な空気を送り込むファン)の回転異常、E-28は対流用送風機(本体から温風を送り出すファン)の回転異常を示す表示で、それぞれ監視している送風機が異なります。

E-38は床暖房連動タイプ特有の表示である点が特徴で、対流形・FF式単体の機種では表示されません。自宅の機種が床暖房連動タイプかどうかは、取扱説明書で確認できます。表示されたコードを見間違えないよう、正確に控えておきましょう。

異音や焦げたようなにおいがあった場合の注意点

E-38が表示される前後で、普段と違う異音(うなり音・こすれるような音など)や、焦げたようなにおいに気づいた場合は、より注意が必要です。

異音や異臭を感じた場合は、無理に運転を続けたり再点火を試みたりせず、使用を中止し、換気を行ったうえで速やかに長府製作所または販売店に連絡してください。気づいた症状は、点検を依頼する際にできるだけ具体的に伝えると、原因の特定に役立ちます。

床暖房の使用頻度と経年劣化の関係

床暖用送風機は、床暖房の使用時間に応じて稼働する部品です。
使用頻度が高い家庭や、長年使用している機器では、送風機やモーターの経年劣化が進みやすく、回転異常が起こりやすくなる傾向にあると一般的には考えられます。使用年数を把握しておくことは、点検依頼の際の判断材料の一つになります。

特に、シーズン最初に床暖房を使い始めるタイミングでE-38が表示された場合は、長期間使っていなかったことによる影響も考えられます。使用年数や、直近の使用状況を振り返っておくと、点検を依頼する際の説明に役立ちます。

点検を依頼する際に伝えておきたいこと

長府製作所または販売店に連絡する際は、次の情報を伝えられるようにしておくと、対応がスムーズになります。

  • 型番(本体前面・側面の銘板に記載)
  • E-38が表示されたタイミング(床暖房を使い始めてからどのくらい経っていたか)
  • 異音がなかったか(普段と違う音の種類も含めて)
  • 対流・輻射側の暖房は問題なく使えているかどうか
  • 同じ表示が繰り返されているかどうか
  • 使用年数が長い機器かどうか

FAQ

Q1. E-38が表示されたら、電源を入れ直せば直りますか?
A. E-38は床暖用送風機の回転異常を示す安全停止のため、電源の入れ直しだけで内部の異常が解消したとは限りません。表示が消えても再点火を繰り返さず、長府製作所または販売店に相談してください。

Q2. E-38はどんな機種でも表示されますか?
A. いいえ。E-38は床暖房や温水回路と連動するタイプでのみ使用されるコードです。対流形・FF式単体の機種では、床暖用送風機という部品自体が存在しないため表示されません。自宅の機種の対応状況は取扱説明書で確認できます。

Q3. E-38が出ても、床暖房以外の暖房は使えますか?
A. 機種の仕様によって異なるため一律には判断できません。取扱説明書を確認するか、長府製作所または販売店に個別に確認することをおすすめします。自己判断で「大丈夫だろう」と使い続けることは避けてください。

Q4. E-38とE-18・E-28は何が違うのですか?
A. いずれも送風機の回転異常を示すコードですが、監視している送風機が異なります。E-18は燃焼用、E-28は対流用、E-38は床暖用の送風機の異常を示しており、それぞれ役割が異なります。

Q5. E-38が出た場合、必ず修理が必要になりますか?
A. 必ずしも本体全体の交換を意味するわけではありませんが、公式には使用を中止する表示として案内されているため、自己判断で使用を再開せず、長府製作所または販売店に状況を伝えたうえで判断を仰ぐことが基本です。

まとめ:E-38は「床暖房連動タイプ特有」の送風機異常のサイン

サンポット(現:長府)ストーブのE-38は、床暖房や温水回路と連動するタイプで表示される、床暖用送風機の回転異常を示す表示です。対流形・FF式単体の機種では表示されません。

使用者側で確認・復旧できる範囲は限られているため、異音の有無や対流・輻射側の稼働状況を含めて状況を整理し、型番とともに長府製作所または販売店に相談してください。自己判断での分解や再点火の繰り返しは避けましょう。

  • E-38は床暖房連動タイプでのみ表示される、床暖用送風機の回転異常を示す安全停止である
  • E-18(燃焼用)・E-28(対流用)とは監視している送風機が異なり、混同しないよう正確に控える
  • 型番と表示されたコード、異音の有無、対流・輻射側の稼働状況を控えたうえで長府製作所または販売店に相談する

「寒いのに暖房が使えない……」そんな急なエラーへの備えとして、ファンヒーターや対流式ストーブを1台常備しておくのも一つの選択です。ポータブル式で設置工事が不要なため、必要なときにすぐ使え、修理や点検までの一時的な暖房としても役立ちます。


・石油ファンヒーター:安全で持ち運びも簡単!


・対流式ストーブ:開放式で火力が強く電源不要で点火可能!災害時にもおすすめ!

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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