生ごみ乾燥機のルーフェンが気になっているものの、ずっと電源を入れておく家電だと聞いて電気代が心配になっていませんか。
あるいはすでに使っていて、請求額にどれくらい影響しているのか知りたい方もいるはずです。
ルーフェンは、公式の案内で平均消費電力が90W、乾燥が進んだあとの送風モードでは10Wとされています。
ゴミが入っている間は電源を入れたままにする設計なので、「つけっぱなしでいくらか」がそのまま実際の電気代になります。
この記事では、運転パターンごとの1日・1か月の目安を示したうえで、電気代が膨らむ使い方と、抑えるためのコツまでを整理します。
ルーフェンの消費電力と1時間あたりの電気代

まず、メーカーが公表している消費電力を確認します。
公式サイトでは、ゴミの種類や乾燥の進み具合で消費電力が変動するとしたうえで、目安として次の値を示しています。
| 運転の状態 | 消費電力(公式の目安) | 1時間あたりの電気代 |
|---|---|---|
| 平均 | 90W | 約2.8円 |
| 最大 | 130W | 約4.0円 |
| 送風モード | 10W | 約0.3円 |
※公式サイトは1kWhあたり27.0円で算出しています。上の表は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhで換算し直した参考値です。
📎 出典:loofen(ルーフェン)公式サイト
乾燥中は温風で水分を飛ばすため数十ワットから百ワット台、乾燥が進んで水分が減ると送風中心になり10W程度まで下がります。
電気代を左右するのは「乾燥している時間」と「送風で待機している時間」の割合です。
「つけっぱなし」が前提の家電
ルーフェンは、他の生ごみ処理機とは使い方が大きく違います。
公式サイトでは、常に乾燥状態を保ち、いつでもゴミを投入できるように設計されているため、終了を知らせるアラームやタイマー機能はないと案内しています。
そのうえで、庫内にゴミがある状態では常に電源をオンにしておき、バスケットがいっぱいになったら捨てるという使い方を示しています。
つまり、「1回あたりいくら」ではなく「1日つけておくといくら」で考える家電です。
ここを誤解して、1回ごとに電源を切ったり入れたりすると、かえって乾燥が不十分になり、ニオイの原因になることがあります。
運転パターン別の電気代の目安
実際の電気代は、1日のうち乾燥が続く時間と送風の時間の割合で決まります。
平均90W・送風10Wとして、いくつかのパターンで試算すると次のようになります。
| 1日の運転パターン | 1日の使用量 | 1日の電気代 | 1か月(30日) |
|---|---|---|---|
| 乾燥6時間+送風18時間 | 約0.72kWh | 約22円 | 約670円 |
| 乾燥8時間+送風16時間 | 約0.88kWh | 約27円 | 約818円 |
| 乾燥12時間+送風12時間 | 約1.20kWh | 約37円 | 約1,116円 |
| 乾燥16時間+送風8時間 | 約1.52kWh | 約47円 | 約1,414円 |
| 24時間ずっと平均90W | 約2.16kWh | 約67円 | 約2,009円 |
※31円/kWhで試算した参考値です。実際の消費電力はゴミの量・水分・室温によって変わります。
目安単価の31円/kWhは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示している値です。
1日に数回、夕食の片づけなどで生ごみを入れる一般的な使い方であれば、月700〜1,100円程度が現実的な目安です。
水分の多いゴミを毎日たくさん入れると乾燥時間が長くなり、月1,500円前後まで上がることもあります。
最下段の「24時間ずっと平均90W」は、乾燥が終わらない状態が続いた場合の上限の目安です。
ここまで上がる場合は、使い方に原因があると考えてください。
電気代が高くなりやすい使い方
乾燥時間が延びるほど電気代は増えます。
次のような使い方をしていないか確認してください。
| 使い方 | なぜ高くなるか |
|---|---|
| 水を切らずに入れる | 飛ばす水分が多いぶん、乾燥時間が延びる |
| 一度に大量に入れる | 庫内の温度が下がり、乾燥が追いつかない |
| 大きな塊のまま入れる | 中心部が乾きにくく、乾燥が長引く |
| 1日の処理量の目安を超える | 常に乾燥中の状態が続く |
| フィルターや吸排気口が汚れている | 空気の流れが悪くなり、効率が落ちる |
公式サイトでは、容量は約5L、処理できるのは1日1kgまでとし、効率的な乾燥のために1回あたり150〜300g前後を目安にするよう案内しています。
また、ゴミの量にもよるものの、おおむね3〜4人家族向けに設計されているとしています。
1回に入れる量を150〜300gに抑え、こまめに分けて入れるほうが、結果的に乾燥時間が短く済みます。
電気代を抑えるコツ

1. 水気をしっかり切る
もっとも効果が大きい対策です。
生ごみの重さの多くは水分なので、投入前に水を切るだけで乾燥時間が大きく変わります。
三角コーナーや水切りネットで水を落としてから入れる、野菜くずは洗う前に取り分けておく、といった工夫が効きます。
2. 細かくしてから入れる
スイカやメロンの皮、キャベツの芯のような大きく水分の多いものは、細かく切ってから入れると乾きやすくなります。
表面積が増えるぶん、水分が抜けやすくなるためです。
3. 1回の投入量を守る
一度に大量に入れず、1回150〜300gを目安に分けて入れてください。
夕食後にまとめて大量に入れるより、調理のたびに少しずつ入れるほうが乾燥が安定します。
4. フィルターと吸排気口を掃除する
ホコリや乾いたゴミのかけらがたまると、空気の流れが悪くなります。
取扱説明書に沿って定期的に掃除してください。
5. 長期不在のときは中身を捨てて電源を切る
旅行や帰省で数日以上使わないときは、中身を捨ててから電源を切れば、その間の電気代はかかりません。
ゴミを入れたまま電源を切ると、ニオイや虫の原因になるので注意してください。
季節によって電気代は変わる
同じ使い方でも、季節によって乾燥にかかる時間が変わります。
| 季節 | 電気代の傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| 夏 | 高くなりやすい | スイカやメロンの皮など、水分の多い生ごみが増える |
| 冬 | やや高くなりやすい | 室温が低く、庫内が温まるまでに時間がかかる |
| 春・秋 | 安定しやすい | 生ごみの水分量・室温とも中程度 |
とくに夏は、果物の皮や麺類のゆで汁を含んだゴミなど、水分の多いものが増えがちです。
夏場こそ水切りと細かく切る手間が電気代に効くと考えてください。
冬は、暖房の効いていない寒いキッチンに置いていると、乾燥に時間がかかることがあります。
設置場所を選べる場合は、極端に寒い場所を避けると効率が安定します。
購入前に確認しておきたいこと
電気代だけでなく、使い勝手の面でも確認しておくと、買ってから困ることが減ります。
| 確認すること | ポイント |
|---|---|
| 家族の人数と生ごみの量 | 公式では3〜4人家族向けの設計。1日1kgを超えるなら処理が追いつかない |
| 置き場所 | 壁との隙間を確保でき、コンセントが近い屋内の場所があるか |
| 運転音 | 寝室の近くやワンルームでは、夜間の運転音が気になることがある |
| ゴミの種類 | 硬い骨や貝殻など、乾燥しても量が減りにくいものが多いか |
| 乾燥後のゴミの使い道 | 可燃ゴミとして出すか、家庭菜園などで活用するか |
電気代は月1,000円前後と大きくはありませんが、1年では1万円を超えます。
「ニオイ・虫・ゴミ出しの手間が減ることに、年1万円前後を払う価値があるか」という視点で判断すると、後悔しにくくなります。
実際の消費電力を測る方法
自分の家の使い方で本当はいくらかかっているかを知りたい場合は、コンセントの間に挟むワットモニターで測るのが確実です。
1週間ほど測定して積算の電力量を見れば、自分の家の1か月の電気代がほぼ正確に分かります。
測定しながら水切りの方法を変えてみると、乾燥時間がどれだけ短くなるかも数字で確認できます。
他の生ごみ処理の方法と比べると
生ごみ処理の方法はいくつかあり、電気代の考え方もそれぞれ違います。
| 方法 | 電気代の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|
| 常時運転型の乾燥機(ルーフェンなど) | 月700〜1,500円程度 | いつでも投入できる。ニオイを抑えやすい |
| バッチ式の乾燥機 | 1回あたり数十円。月1,000〜2,000円程度 | ためてから一度に処理。処理中は投入できない |
| バイオ式処理機 | 月数百〜1,000円程度 | 微生物で分解。基材の管理が必要 |
| ディスポーザー(排水処理) | 電気代は小さい | 集合住宅の設備として設置されている場合が多い |
| 処理機を使わない | 0円 | ゴミ袋・ゴミ出しの手間とニオイ対策が必要 |
※目安です。機種と使い方によって大きく変わります。
電気代だけで比べれば、処理機を使わないのがもっとも安くなります。
ただし、処理機の価値は電気代の安さではなく、ニオイ・虫・ゴミ出しの手間を減らせることにあります。
生ごみの重さが大きく減るため、ゴミ袋の量やゴミ出しの回数も減ります。
こうした効果と月1,000円前後の電気代を比べて判断するのが現実的です。
キッチンのニオイ対策として換気扇を長く回している家庭では、その時間が減ることもあります。
換気扇の電気代そのものは小さく、換気扇は24時間つけっぱなし?場所別の電気代と正しい使い方で試算しています。
電気代以外にかかる費用
ランニングコストは電気代だけではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 交換用フィルター | ニオイを抑えるための消耗品。交換時期は使用状況による |
| バスケットまわりの消耗品 | 使い続けると劣化するため、交換が必要になることがある |
| 本体の買い替え | 長く使えば、いずれ寿命を迎える |
交換の目安時期や価格は、公式サイトや取扱説明書で確認してください。
フィルターの交換を先延ばしにすると、ニオイが出やすくなるだけでなく、空気の流れが悪くなって乾燥効率も下がります。
自治体の購入助成を確認する
生ごみの減量を目的に、生ごみ処理機の購入費用の一部を助成している自治体があります。
対象となる機種、助成の割合や上限額、申請の時期(購入前か購入後か)は自治体によって異なります。
購入前に申請が必要な制度もあるため、買う前に居住地の自治体のサイトで確認してください。
「市区町村名 生ごみ処理機 助成」で検索すると見つけやすくなります。
設置と安全に関する注意
公式サイトでは、電源がある場所であれば設置できるとしつつ、壁との隙間を十分に保てる場所に設置すること、屋外には設置しないことを案内しています。
吸排気口をふさいだり、カーテンや紙類など燃えやすいものの近くに置いたりするのは避けてください。熱がこもり、故障や発火の原因になることがあります。
そのほか、次の点にも注意してください。
- 延長コードやテーブルタップでほかの熱器具と一緒に使わず、できるだけ壁のコンセントに直接挿す
- 投入してはいけないものを取扱説明書で確認する(異物や燃えやすいものを入れない)
- 本体やコードに異常な熱さ、焦げたにおいがあれば、すぐに使用を中止する
家全体の電気代の中での位置づけ
ルーフェンの電気代が、家全体の中でどのくらいの重さなのかを確認しておきます。
| 機器 | 1か月の電気代の目安 |
|---|---|
| エアコン(冷暖房期・1台) | 約3,000〜10,000円 |
| 冷蔵庫(400L前後) | 約850円 |
| ルーフェン(一般的な使い方) | 約700〜1,100円 |
| 温水洗浄便座(貯湯式) | 約400円 |
| テレビ(1日6時間) | 約725円 |
※31円/kWhで試算した参考値です。
冷蔵庫と同じくらいの重さの家電だと考えると分かりやすいでしょう。
家電ごとの消費電力の大きさは【2026年最新】家電の消費電力ランキングTOP15|電気代が高い順に解説で順位づけしています。
長期不在時に抜いてよい機器とそうでない機器の線引きはコンセント差しっぱなしの電気代はどれくらい?実際にかかる金額と無駄を減らす判断基準で整理しています。
よくある質問
Q1. ルーフェンの電気代は1か月いくらですか?
一般的な使い方で、月700〜1,100円程度が目安です。
公式の平均消費電力90W・送風モード10Wをもとに、乾燥6〜12時間、残りを送風とする使い方で試算した金額です。
水分の多い生ごみを毎日たくさん入れると乾燥時間が長くなり、月1,500円前後まで上がることもあります。
逆に、水気をしっかり切って少量ずつ入れる使い方なら、月700円前後に収まることが多くなります。
正確な金額を知りたい場合は、ワットモニターで1週間ほど測ってみてください。
Q2. ルーフェンはつけっぱなしにしないといけないのですか?
公式サイトでは、庫内にゴミがある状態では常に電源をオンにしておくよう案内しています。
ルーフェンは常に乾燥状態を保ち、いつでもゴミを投入できるように設計されており、終了を知らせるアラームやタイマー機能はありません。
途中で電源を切ると乾燥が不十分になり、ニオイや虫の原因になることがあります。
そのため、電気代は「つけっぱなしでいくらか」で考えるのが正確です。
長期不在で使わないときは、中身を捨ててから電源を切れば、その間の電気代はかかりません。
Q3. 電気代を安くするにはどうすればよいですか?
もっとも効果があるのは、投入前に生ごみの水気をしっかり切ることです。
生ごみの重さの多くは水分で、飛ばす水分が少ないほど乾燥時間が短くなります。
あわせて、大きなものは細かく切ってから入れる、1回の投入量を150〜300g程度に抑えて分けて入れる、といった工夫も有効です。
フィルターや吸排気口の汚れも効率を落とすため、定期的に掃除してください。
使い方を変えるだけで、同じ量の生ごみでも月数百円の差が出ることがあります。
Q4. 他の生ごみ処理機と比べて電気代は高いですか?
極端に高いわけではありません。
ためてから一度に処理するバッチ式の乾燥機は、1回あたり数十円で、毎日使えば月1,000〜2,000円程度になることがあります。
常時運転型のルーフェンは、一般的な使い方で月700〜1,100円程度です。
ただし、処理方式によって使い勝手が大きく違うため、電気代だけで比べるより、いつでも投入できるか、ニオイを抑えられるか、置き場所に合うかといった点で選ぶほうが満足度は高くなります。
Q5. 旅行で数日家を空けるときはどうすればよいですか?
中身を捨ててから電源を切るのがおすすめです。
電源を切っておけば、その間の電気代はかかりません。
ゴミを入れたまま電源を切ると、乾燥が止まってニオイや虫の原因になります。
1〜2日程度の短い外出であれば、電源を入れたまま送風モードで待機させておいても電気代は1日数円から十数円程度です。
不在の期間と、中身の状態を見て判断してください。
まとめ
ルーフェンは、公式の平均消費電力が90W、送風モードが10Wで、ゴミが入っている間は電源を入れたままにする設計です。
- 電気代は「つけっぱなしでいくらか」で考える。一般的な使い方で月700〜1,100円程度
- 乾燥時間が長いほど電気代が増えるため、水気を切る・細かくする・少量ずつ入れるのが効く
- 1回150〜300g、1日1kgまでという公式の目安を守ると乾燥が安定する
- 電気代以外に、フィルターなどの消耗品の費用もかかる
- 購入前に、自治体の生ごみ処理機の助成制度を確認する
電気代は冷蔵庫と同じくらいの重さの家電です。
まずは生ごみの水切りを徹底するところから始めてみてください。

