MENU

リンナイ食洗機のエラー26は水位スイッチの異常|復帰の手順

リンナイ食洗機のエラー26が示す水位スイッチの異常と復帰の手順を解説するサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

食洗機が途中で止まり、パネルに「26」と表示されている。
庫内をのぞくと水が残っていて、どう扱えばよいのか判断がつかない——そんな状況ではないでしょうか。
リンナイの食器洗い乾燥機に表示される26は、庫内の水位を監視している水位スイッチの異常を検知した状態を示します。
この記事では、26が出る原因、電源の入れ直しで復帰させる手順、泡が引き金になるケースの見分け方、そして改善しないときに修理へ切り替える判断基準までを整理します。

目次

エラー26が示しているのは水位スイッチの異常

リンナイの公式FAQでは、エラー26は食器洗い乾燥機の水位スイッチの異常を表すとされ、原因として次の2つが挙げられています。

  • 運転中に停電した
  • 本体内に水がたまっている

対処としては、電源をいったん「切」にしてから再運転することが案内されています。
それでも改善しない場合は、器具の故障やその他の不具合の可能性があるとされています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード26 が表示

水位スイッチは、庫内にどれだけ水がたまっているかを機器に伝える部品です。
給水を止めるタイミング、洗浄を始めるタイミング、排水が完了したかどうかの判断は、すべてこの信号をもとに制御されています。
そのため、実際の水位と信号が食い違うと、機器は運転を続けられずに停止します。

なお、ウェブ上には26を「庫内で調理物が発火した状態」などと説明する情報が見られることがありますが、これはガスコンロのグリルに関する記載が混ざったものです。
食洗機の26は、あくまで水位検知に関わるエラーです。

停電・瞬停が原因のケース

意外に多いのが、運転中に電源が一瞬だけ途切れる「瞬時電圧低下(瞬停)」です。
落雷、強風による一時的な停電、同じ回路で消費電力の大きい機器を同時に使ったことによるブレーカー落ちなどが引き金になります。

このとき機器は、給水や排水の途中で制御が中断された状態のまま停止します。
復電後に運転を再開しようとしても、水位の状態と制御が噛み合わないため26が出る、という流れです。

該当しやすいのは、こんな状況です。

  • 雷雨のあった日の夜に運転していた
  • 台風や強風で一時的に照明が消えた
  • 食洗機と電子レンジ、電気ケトルなどを同時に使ってブレーカーが落ちた
  • 分電盤の工事や停電作業があった直後

心当たりがあれば、単純な操作で復帰する可能性が高いと考えてよいでしょう。

電源を入れ直して復帰させる手順

作業は数分で終わります。

  1. 停電が起きていた場合は、電気が復旧していることを確認する
  2. 食洗機の電源を「切」にする
  3. ドアを開け、庫内に食器が飛び出していないかを確認する
  4. 残菜フィルターに大きな残さいが引っかかっていないか目視する
  5. ドアを閉め、電源を「入」にして最初からスイッチ操作をやり直す

ここで運転が始まれば復帰完了です。
そのまま通常どおり使用して構いません。

なお、庫内に水が残っていても、それ自体はすぐに異常とは限りません。
食洗機は排水後もフィルターの下にわずかな水が残る構造になっており、リンナイもこの水は故障ではないと案内しています。
ただし、フィルターの上まで水があふれている状態は排水されていないサインなので、次の項目もあわせて確認してください。

泡が引き金になるケース

「本体内に水がたまっている」という状態を招く典型例が、洗剤の入れ間違いです。
食洗機専用洗剤は泡立ちを抑える設計ですが、手洗い用の台所用洗剤は泡立つように作られています。
これを入れると庫内で泡が急増し、水位の検知が正しく行えなくなります。

リンナイは、エラーを報知する前であれば庫内の台所用洗剤を完全に取り除くことでその後も問題なく使用できる場合があるとして、電源を切って食器と食器かごを取り出して手洗いし、その後「乾燥」コースで約1分運転して洗剤を含む水を排出する手順を案内しています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|誤って台所用洗剤を入れて運転してしまったら?

このとき、庫内に水やお湯を注いですすごうとしないでください。
水漏れや破損、異常報知の原因になり、メーカー保証期間内でも保証の対象外になる場合があります。
食器は取り出して手洗いし、庫内は固く絞った布で拭き取るのが正しい手順です。

改善しないときの判断基準

電源の入れ直しで直らない場合は、部品側の不具合が疑われます。

状況判断
停電のあとに1回だけ出た電源を入れ直して復帰。様子見でよい
洗剤の入れ間違いに心当たりがある洗剤を除去してから再運転を試す
入れ直しても毎回26が出る水位スイッチ系の点検が必要
庫内の水が排水されない排水経路も含めた点検が必要
数週間おきに繰り返す部品の劣化を疑い、早めに点検
使用開始から10年前後修理費と買い替えを比較する時期

とくに「数週間おきに出るが、そのたび電源を入れ直せば動く」というパターンは判断を先延ばしにしがちです。
ただ、間隔がだんだん短くなっている場合は部品の劣化が進んでいるサインなので、完全に止まる前に点検を受けるほうが結果的に手間が少なくて済みます。

費用の目安として、リンナイは排水不良を示すエラー60について18,900円〜31,600円(税込)を公表しています。
26に対する明示はありませんが、庫内の部品交換をともなう修理は同程度の水準になることが想定されます。
実際の金額は訪問した修理員から案内され、修理を行わなかった場合でも出張費や故障診断料が発生します。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード60 が表示

なお、他社製の食洗機でも水位・漏水の検知に関わるエラーは似た考え方で切り分けます。
パナソニック機の例はパナソニックの食洗機H21エラーの原因と自分でできる直し方とはで解説しています。

26を繰り返さないための使い方

  • 食洗機専用洗剤以外は使わない(台所用洗剤・重曹・漂白剤は使用しない)
  • 洗剤は規定量を守り、多く入れすぎない
  • 残菜フィルターは使用のたびに取り外して洗う
  • 食洗機と消費電力の大きい家電を同じ回路で同時に使わない
  • 雷が近いときは運転を避け、予約運転も控える

停電そのものは避けられませんが、雷雨の予報が出ている日に予約運転を入れないだけでも、瞬停による26はかなり減らせます。

よくある質問

Q1. エラー26が出たとき、ブレーカーを切ってリセットしてもよいですか。

まずは食洗機の電源スイッチを「切」にしてから再運転する手順を試してください。庫内に水がたまっている状態では、機器が排水ポンプを動かして水を排出しようとしている場合があります。ブレーカーを切るとポンプが止まり、水が残ったままになるおそれがあります。電源スイッチでの操作で改善しない場合も、自己判断でブレーカーを落とさず、メーカーに相談してください。

Q2. 庫内に水が残っていますが、これは異常ですか。

残菜フィルターを外した底部にわずかに水が残っているのは正常で、故障ではありません。判断の目安は、フィルターの上まで水があふれているかどうかです。フィルターが水没するほどたまっている場合は排水されていない状態なので、フィルターの詰まりを確認したうえで、改善しなければ点検を依頼してください。

Q3. 停電のあとに26が出ました。放置しても直りますか。

時間の経過だけで復帰することはありません。電気が復旧していることを確認したうえで、食洗機の電源をいったん「切」にし、最初からスイッチ操作をやり直してください。この操作で運転が始まれば復帰完了です。停電が長時間続いた場合は、庫内の食器を一度取り出して状態を確認してから運転するとよいでしょう。

Q4. 一度直りましたが、また同じエラーが出ました。修理すべきでしょうか。

再発の間隔が判断材料になります。半年に1回、停電のたびに出る程度であれば、機器の異常というより外部要因です。一方、心当たりがないのに数週間おきに出る、あるいは間隔が短くなっている場合は、水位スイッチや制御基板の劣化が疑われます。完全に動かなくなる前に点検を受けたほうが、食器が取り残される事態を避けられます。

Q5. 修理を依頼するとき、何を伝えればよいですか。

型式(RKW・RSWなどから始まる品番)、製造番号、表示された数字、直前の状況の4点を控えておいてください。とくに「停電のあとに出た」「洗剤を入れ間違えた」といった経緯は、原因の絞り込みに直結します。型式と製造番号は、ドアを開けた庫内の側面や機器側面の銘板シールで確認できます。

まとめ

リンナイの食洗機に表示される26は、水位スイッチの異常を知らせるエラーです。
原因として運転中の停電と本体内に水がたまっていることが挙げられており、電源をいったん切って再運転すれば復帰する場合があります。
洗剤の入れ間違いで泡が増えているときは、庫内の洗剤を取り除いてから試してください。
それでも改善しない、あるいは短い間隔で繰り返す場合は、部品の劣化が進んでいる可能性が高いため、早めに点検を依頼することをおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

目次