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リンナイ食洗機のエラー56とは?|給水されないときに確認する6か所

リンナイ食洗機のエラー56で給水されないときに確認する6か所を解説するサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

スタートを押しても水が入っていく音がせず、しばらくして「56」が表示される。
とくに冬の朝や、引っ越し直後の初回運転で戸惑う方が多いエラーです。
リンナイの食器洗い乾燥機に表示される56は、給水弁の異常を検知した状態を示します。
ただし「給水弁が壊れた」と決まったわけではなく、水が届いていない側の事情でも表示されます。
この記事では、リンナイが公表している6つの原因を、確認しやすい順番に並べて解説します。

目次

エラー56は給水系のトラブル全般を知らせる表示

リンナイの公式FAQでは、エラー56は食器洗い乾燥機内の給水弁の異常を表すとされ、原因として運転中の停電、本体内に水がたまっている、止水栓の開き不足、断水、凍結、水が給水され続ける、という状況が挙げられています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード56 が表示

一覧にすると、次のようになります。

原因典型的な状況自分で対処できるか
運転中の停電雷雨・ブレーカー落ちできる
本体内に水がたまっている前回の運転が途中で止まった電源の入れ直しを試す
止水栓の開き不足初回使用・水抜き作業のあとできる
断水工事・管トラブル復旧を待つ
凍結寒冷地・冬の朝解凍手順で対応
水が給水され続ける水漏れの可能性できない(修理)

上から順に確認していくと、無駄な作業が少なくて済みます。

①停電・②本体内に水がたまっている

まず疑うのが電源まわりです。
運転の途中で電源が一瞬でも途切れると、給水の制御が中断された状態で停止し、次に動かそうとしたときに56が表示されることがあります。

対処は、電源をいったん「切」にすること。
停電していた場合は、電気が回復してから最初からスイッチ操作をやり直して再運転します。

雷雨の夜に予約運転をしていた、電子レンジと同時に使ってブレーカーが落ちた、といった心当たりがあれば、この操作だけで復帰する可能性が高いでしょう。

③止水栓の開き不足

見落としやすいのがこれです。
リンナイは、はじめて使用する場合や水抜き作業をした場合に止水栓の開き不足の可能性があるとして、器具の下にある止水栓を確認するよう案内しています。

該当しやすいのは、次のような場面です。

  • 引っ越し後、はじめて食洗機を使った
  • キッチンのリフォーム・水道工事の直後
  • 長期不在の前に水抜きをして、戻ってきて再開した
  • 別のトラブルで一度止水栓を閉め、開け戻したつもりだった

スライドオープン式の場合、食洗機の下にある引き出しを外すと点検口があり、その中に水道の止水栓があります。
機種によって位置や外し方が異なるため、取扱説明書の設置図もあわせて確認してください。

なお、止水栓を開けるときは一気に全開にせず、少しずつ回して漏れがないか確認しながら開けるのが安全です。
長期間閉じたままだったバルブは、急に開くと接続部に負荷がかかることがあります。

④断水

工事や管の破損による断水中は、当然ながら給水できません。
リンナイは、この場合は電源を「切」にして運転を中止するよう案内しています。

そして重要なのが復旧後の手順です。
断水が回復してから使用するときは、まず他の蛇口からにごった水を流してから運転を再開してください。
断水復旧直後は配管内のサビや空気が混ざった水が出ることがあり、そのまま食洗機に取り込むと残菜フィルターの目詰まりや食器への付着につながります。

キッチンの蛇口を数十秒〜1分ほど流し、水が透明になったことを目で確認してから運転を始めてください。
なお、断水後に排水側の流れが悪く感じるときは、キッチン排水口の掃除方法を完全解説|ぬめり・臭い・詰まりを根本から解消もあわせて参考になります。

⑤凍結

寒冷地や、冷え込みの厳しい朝に起こります。
給水経路の水が凍ると水が入ってこないため、56が表示されます。

リンナイは、凍結時の対処として次の手順を案内しています。

  1. 電源を「切」にする
  2. 水槽内に約70℃程度の温水を約3リットル入れる
  3. 60〜90分かけて解凍する
  4. 解凍後、電源を「入」にして「予洗い」コースで給水・排水および洗い運転ができることを確認する

ここで押さえておきたいのが温度です。
沸騰した熱湯ではなく、約70℃という指定になっています。
これは、急激な温度変化で樹脂部品やパッキンが傷むことを避けるためです。
やかんで沸かした湯をそのまま入れるのではなく、少し冷ましてから使ってください。

また、ドライヤーの熱風を機器に当てて解凍しようとするのは避けてください。
局所的に高温になり、樹脂部品の変形や電装部品の損傷につながるおそれがあります。

上記の手順で解消しない場合は、機器の点検・修理が必要と考えられます。

⑥水が給水され続ける場合

これだけは性質が異なります。
リンナイは、水が給水され続ける場合について水漏れの可能性があり修理が必要であるとして、水道の元栓または食洗機の給水元栓を閉めるよう案内しています。

そのうえで、次の点に注意が必要です。

電源プラグを抜かない/ブレーカーも「切」にしない
電源プラグを抜くなどすると排水ポンプが停止し、排水できなくなって水があふれる可能性があるためです。

多くの家電では「まず電源を落とす」が正しい初動ですが、食洗機は電源が入っていることで排水ポンプが庫内の水を排出している点が異なります。
先に止めるのは電気ではなく水、という順番を守ってください。

床やキャビネット内がすでに濡れているときは、感電のおそれがあるため濡れた手で分電盤や電源プラグに触れないでください。

修理を依頼するかどうかの判断基準

状況判断
電源の入れ直しで直った対処完了
止水栓を開けたら直った対処完了
断水復旧後、通水してから直った対処完了
解凍手順を行っても給水しない点検が必要
水が止まらない・床が濡れている止水して至急連絡
冬以外にも頻繁に56が出る給水弁の劣化を疑う

費用の目安として、リンナイは排水不良を示すエラー60について18,900円〜31,600円(税込)を公表しています。
56に対する明示はありませんが、給水弁など内部部品の交換をともなう修理は同程度の水準になることが想定されます。
実際の金額は訪問した修理員から案内され、修理を行わなかった場合でも出張費や故障診断料が発生します。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード60 が表示

よくある質問

Q1. 凍結が原因の場合、自然に溶けるのを待つだけではだめですか。

待つこと自体は問題ありませんが、外気温が低い日は日中でも解けきらないことがあります。リンナイは水槽内に約70℃程度の温水を約3リットル入れて60〜90分解凍する方法を案内しているため、急ぐ場合はこの手順が確実です。熱湯を使ったり、ドライヤーで直接温めたりすると部品を傷めるおそれがあるため避けてください。

Q2. 寒冷地です。凍結を防ぐ方法はありますか。

冷え込みが予想される夜は、食洗機を使用したあと庫内を空にし、キッチンの室温を極端に下げないようにしておくと凍結しにくくなります。長期間留守にする場合は、取扱説明書に従って水抜き作業を行ってください。ただし水抜き後は止水栓の開け忘れが起きやすいため、再開時には必ず止水栓の状態を確認してください。

Q3. 止水栓はどのくらい開けておけばよいのですか。

原則として全開です。開き不足だと必要な水量が確保できず、給水時間が長くなって56の原因になります。ただし長期間閉じていたバルブは、急に全開にすると接続部に負荷がかかることがあるため、少しずつ回しながら漏れがないか確認して開けてください。開けたあと、他の蛇口で水の出方が変わっていないかもあわせて確認するとよいでしょう。

Q4. 断水のあと、食洗機だけ調子が悪いように感じます。

断水復旧直後は配管内のサビや空気が混ざった水が出ることがあり、それが残菜フィルターに詰まると洗浄力の低下や排水不良につながります。復旧後は他の蛇口から十分に通水し、水が透明になったことを確認してから食洗機を運転してください。すでに運転してしまった場合は、残菜フィルターを取り外して洗ってから使い直すと改善することがあります。

Q5. 給水されないのに、水の音だけは聞こえます。どういう状態ですか。

給水弁が開いていても必要な水位まで届いていない、あるいは水が入りながら同時にどこかへ漏れている可能性があります。とくに床やキャビネット内が湿っている場合は、水が給水され続ける状態に該当するおそれがあるため、まず水道の元栓または止水栓を閉めてください。このとき電源プラグを抜いたりブレーカーを切ったりすると排水が止まるため、電気は落とさずにメーカーへ連絡してください。

まとめ

リンナイの食洗機に表示される56は、給水弁の異常を知らせるエラーです。
ただし原因は機器側だけでなく、停電、止水栓の開き不足、断水、凍結といった外部の事情でも表示されます。
確認は「電源を入れ直す→止水栓を見る→断水を確認する→凍結を疑う」の順で進めると効率的です。
一方、水が止まらない場合は水漏れの可能性があるため、電気ではなく水を先に止め、電源プラグを抜かずにメーカーへ連絡してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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