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長府 暖房ボイラーのエラーE00・EEとは?|定油面器のリセット手順

長府の暖房ボイラーのエラーE00・EEと、定油面器のリセット手順を案内する文字のみのサムネイル。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

給油はしたのに暖房が動かず、リモコンにE00やEEが点滅したままになっている。
運転スイッチを何度切り入りしても変わらず、故障したのではないかと感じる場面です。
この表示で押さえておきたいのは、復帰にはリモコン操作だけでなく、機器の外側にある定油面器の操作が必要になるという点です。
この記事では、E00・EEが示している状態と定油面器の役割、正しい復帰の手順、リセットの操作部が見つからないときの考え方、そして給油しても再発する場合に疑う場所までを解説します。

目次

E00・EEは定油面器内の油切れ検出

この2つのコードは、いずれも油面センサが定油面器内の油切れを検出したことによる運転停止を示しています。
タンクの残量計とは別に、機器へ灯油を送る手前の部分で油面を見ている仕組みです。

スクロールできます
表示内容復帰の方法
E00油面センサによる定油面器内の油切れ検出による運転停止給油後、定油面器のリセット操作を行い、リモコンの運転スイッチを「切」→「入」
EE同上同上(リモコンのない機種は温水ルームヒータ側の運転スイッチ、または熱源機本体の電源コンセントを5秒以上抜いて差し直す)

メーカーが確認事項として挙げているのは、燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰まり・送油バルブの閉止です。
なお、同じ長府製でも石油給湯器ではコードの割り当てが異なります。
お湯まわりで表示が出た場合は長府製 石油給湯器のエラーコード一覧|原因と自分でできる対処法を解説を確認してください。

📎 出典:長府製作所 製品エラーコード

定油面器(オイルレベラー)とは

定油面器は、油タンクと機器の間に取り付けられる小さな装置です。
内部の浮き(フロート)で油面を一定に保ち、機器へ安定した状態で灯油を送る役割を持っています。
油面が下がりすぎたときには油路を遮断し、空の状態で運転が続かないようにする仕組みが備わっています。

ここで重要なのが、この遮断は油面が戻っただけでは自動で解除されない構造になっているという点です。
給油してタンクに灯油が入っても、定油面器側で復帰の操作をしなければ灯油は機器へ流れません。
E00・EEが給油後も消えないのは、この段階が残っているためです。

正しい復帰の手順

次の順番で操作してください。
順番を入れ替えると、うまく復帰しないことがあります。

  1. 油タンクに給油する(残量が十分にあることを確認する)
  2. 送油バルブが開いていることを確認する
  3. 定油面器のリセット操作を行う(機種により押しボタン式やレバー式があります)
  4. リモコンの運転スイッチを「切」にし、再び「入」にする
  5. リモコンのない機種は、温水ルームヒータ側の運転スイッチで同じ操作を行う

給油した直後は配管内に空気が入っているため、1回目の運転では点火に時間がかかったり、点火不良の表示に変わったりすることがあります。
その場合も再点火は2回程度にとどめ、それ以上は繰り返さないでください。

定油面器のまわりに灯油がにじんでいる、床に油だまりがある、油のにおいが強いといった場合は、リセット操作も運転再開も行わず、送油バルブを閉じたうえで販売店やメーカー窓口へ連絡してください。

リセットの操作部が見つからないとき

定油面器は屋外のタンクの近く、または機器の側面に取り付けられていることが多い部品です。
形状や操作部の位置は機種や設置によって異なるため、取扱説明書で自分の設置を確認するのが確実です。

見つからない場合に考えられるのは、次のようなケースです。

  • カバーやフードの内側にあり、外からは見えない位置にある
  • そもそも定油面器を使わない設置で、別の原因で表示が出ている
  • 積雪や落ち葉に埋もれている

無理にカバーをこじ開けたり、工具で操作部らしき部分を動かしたりすることは避けてください。
灯油の流れに関わる部分のため、誤った操作は漏れの原因になります。
判断がつかない場合は、機器の型番と設置の写真を用意して相談するとスムーズです。

給油しても再発するときに疑う場所

リセットして一度は動いたのに、また同じ表示が出る場合は、灯油が定油面器まで届いていないと考えられます。

疑う場所状況対応
送油バルブ閉じている、または中途半端な位置全開にする
油ストレーナーゴミや汚れで流量が落ちている清掃または交換
タンク内の水・沈殿物底にたまった水を吸い上げている自分で処理せず点検を依頼
タンクの残量残量計と実際の量にずれがある実際の残量を確認する
配管冬季の流れの悪化、詰まり、漏れ点検を依頼
定油面器そのものフロートや油面センサの不具合点検・交換を依頼

タンク底の水や沈殿物は、残量が少ない時期ほど吸い上げやすくなります。
灯油の状態を含めた判断は灯油の使用期限はどれくらい?去年の灯油は使えるのか判断基準を解説にまとめています。
また、保管容器の劣化が水や不純物の混入につながっている場合もあるため、灯油ポリタンクの寿命は何年?5年が限界と言われる理由と見落とされがちな危険性もあわせて確認しておくと原因を絞りやすくなります。

830・P2(油切れ予告)との違い

油まわりの表示にはもうひとつ、830やP2という油切れ予告があります。
この2つは性質が異なるため、混同しないよう整理しておきます。

表示状態運転
830・P2油切れ予告装置の作動(別売部品の取付時のみ)表示のまま使用できる場合がある。給油で解除
E00・EE定油面器内の油切れを検出して停止運転できない。給油+定油面器のリセットが必要

830やP2は「そろそろ切れます」という予告、E00やEEは「すでに止まりました」という結果です。
予告の段階で給油しておけば、定油面器のリセットが必要な状態まで進まずに済みます。

業者に依頼する判断基準

状況判断
給油とリセットで復帰し、その後再発しない様子を見て使用可
リセットの操作部が見つからない、位置が分からない無理をせず相談
給油して正しくリセットしても復帰しない点検を依頼
数日のうちに同じ表示が繰り返し出る送油経路を含めて点検を依頼
タンクの水抜きから水や濁った液が出る自分で処理せず点検を依頼
定油面器や配管から灯油がにじんでいる送油バルブを閉じ、速やかに連絡

暖房シーズン中は依頼が集中し、訪問までに日数がかかることがあります。
繰り返している段階で連絡しておくほうが、寒さのピークに止まるリスクを避けられます。

予防のために意識したいこと

E00・EEは、多くの場合タンクを使い切ったことがきっかけで表示されます。
つまり、給油のタイミングを早めるだけで発生を大きく減らせます。

  • 残量が3分の1を切ったら給油する
  • 寒波の予報が出たら早めに補給しておく(消費量が一気に増えます)
  • 配達を利用している場合は、シーズン中の配達間隔を見直しておく
  • シーズン前に油ストレーナーと送油バルブの状態を確認しておく

灯油を使い切るまで待つ運用は、油切れだけでなくタンク底の沈殿物を吸い込むリスクも高めます。
早めの給油は、点火不良や失火の予防にもつながります。

よくある質問

Q1. 給油したのに表示が消えません。故障でしょうか。

E00・EEは、給油だけでは復帰しない仕様です。
定油面器の内部で油路が遮断された状態が保持されているため、その解除操作を行ってからリモコンの運転スイッチを入れ直す必要があります。
操作の順番は、給油、送油バルブの確認、定油面器のリセット、リモコン操作という流れです。
この手順を踏んでも復帰しない場合は、灯油が定油面器まで届いていない可能性があるため点検を依頼してください。

Q2. 定油面器はどこにありますか。

多くは屋外の油タンクの近く、または機器の側面に取り付けられています。
ただし形状や取り付け位置、操作部の種類は機種や設置工事によって異なります。
カバーの内側にあって外からは見えない場合もあるため、まず取扱説明書で自分の設置を確認してください。
判断がつかないときは、無理に触らず機器の型番と設置状況を伝えて相談するのが安全です。

Q3. リセット操作は何度も行ってよいですか。

灯油が届いていない状態で操作を繰り返しても、同じ表示に戻るだけです。
まずは送油バルブが開いているか、タンクに十分な残量があるかを確認してください。
2回試して復帰しないようであれば、原因は別の場所にあると考えて依頼に切り替えるのが現実的です。
なお、周囲に灯油のにじみやにおいがある状態では、操作そのものを行わないでください。

Q4. E00とEEは違うエラーですか。

内容は同じで、どちらも定油面器内の油切れ検出による運転停止を示しています。
表示形式が異なるのは、機種やリモコンの世代の違いによるものです。
ただし復帰方法には差があり、EEではリモコンのない機種向けに、温水ルームヒータ側の運転スイッチや熱源機本体の電源コンセントを5秒以上抜いて差し直す方法も案内されています。
自分の機種の手順を取扱説明書で確認してください。

Q5. 定油面器がなくても機器は使えるのですか。

設置の形態によって、定油面器を使う場合と使わない場合があります。
タンクと機器の高さの関係や配管の条件によって、必要かどうかが決まります。
定油面器を使わない設置であれば、E00・EEは表示されないか、別の要因を示している可能性があります。
自己判断で取り外したり追加したりする部分ではないため、設置に関わる変更は必ず施工業者に相談してください。

まとめ

長府の暖房ボイラーに表示されるE00・EEは、油面センサが定油面器内の油切れを検出したことによる停止です。
給油しただけでは復帰せず、定油面器側のリセット操作を挟んでからリモコンの運転スイッチを入れ直す必要があります。
操作部の位置は機種や設置によって異なるため、取扱説明書で確認し、見つからない場合は無理に触らず相談してください。
正しい手順で操作しても繰り返す場合は、送油バルブ、油ストレーナー、タンク内の水など、灯油が届かない原因が別に残っています。
そして最も確実な予防は、タンクを使い切る前に給油する運用に切り替えることです。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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