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コロナ エコキュートのC01・E23とは?|浴槽の栓と循環口の確認手順

コロナ エコキュートのC01・E23と浴槽の栓・循環口の確認手順を示したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

お風呂の湯はりをしたつもりだったのに、リモコンに「C01」や「E23」と表示されて途中で止まってしまった。
浴槽をのぞいてもお湯がほとんどたまっておらず、「タンクが壊れたのでは」と不安になっている方も多いと思います。
このふたつのコードは、コロナのエコキュートが「浴槽にお湯がたまっていない」と判断したときに出るサインです。
機器そのものの故障とは限らず、浴槽の排水栓の閉め忘れや循環口のゴミ詰まりといった、その場で確認できる原因で表示されることが少なくありません。
一方で、同じ表示が部品の故障によって出ることもあり、両者の見分け方を知らないまま何度も湯はりをやり直してしまうケースも見られます。
この記事では、C01とE23の違い、表示されたときに確認する順番、清掃しても消えないときの判断基準、販売店やサービスセンターへ連絡すべきタイミングまでを整理します。

目次

結論:まず浴槽の排水栓と循環口を確認する

C01・E23が表示されたときに最初にやるべきことは、機器の操作ではなく浴槽側の確認です。
どちらのコードも「湯はりを始めたのに、想定した時間内に浴槽の水位が上がらない」という状態を検知して表示されます。
つまり、お湯が浴槽にたまらない理由が浴槽側にあるのか、機器側にあるのかを切り分けることが解決の第一歩になります。

確認する順番は次の3つです。

  1. 浴槽の排水栓が確実に閉まっているか
  2. 浴槽の循環口(追いだき口)のフィルターが目詰まりしていないか
  3. 前日の残り湯が残ったまま湯はりを始めていないか

この3点を確認して湯はりをやり直すだけで表示が消えることは珍しくありません。
コロナ製エコキュートのコード全体の分類についてはコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説でまとめて解説しています。

📎 出典:株式会社コロナ|エコキュート エラーサイン一覧

C01とE23はどう違うのか

表示される状況は似ていますが、メーカーの位置づけは異なります。
この違いを押さえておくと、自分で対処できる範囲かどうかの見当がつきやすくなります。

項目C01E23
表示内容浴槽栓抜け検知浴槽排水栓の閉め忘れ、またはフロースイッチの故障
メーカーの案内排水栓の確認・循環口の清掃後に再度湯はり点検または修理が必要
自己対処の可能性高い排水栓の閉め忘れなら解消、部品故障なら不可
繰り返す場合販売店・サービスセンターへ相談部品交換が前提になりやすい

C01は「Cからはじまるエラーサイン」に分類され、使い方や環境に起因するお知らせの性格が強いコードです。
対してE23は「Eからはじまるエラーサイン」に含まれ、メーカーの案内としては点検・修理が必要な扱いになっています。
ただしE23の内容にも排水栓の閉め忘れが明記されているため、いきなり修理を依頼する前に、浴槽側の確認を一度は済ませておくのが現実的です。

なお、C01が出たあとに何度も湯はりを繰り返すと、そのたびにタンクのお湯を消費します。
原因を確認しないまま操作を繰り返した結果、湯切れの表示(C03)まで出てしまうという流れは避けたいところです。

湯はり中に機器が見ているもの

なぜ浴槽の栓や循環口がエラーにつながるのかを知っておくと、確認の優先順位が理解しやすくなります。
フルオートタイプのエコキュートは、湯はりの最中に複数の部品で状態を監視しています。

部品役割異常時に起きること
水位センサー浴槽の水位を検知する設定水位に達しないと湯はりを中断する
フロースイッチ配管内の水の流れを検知する流れがないと判断して停止する
湯張り電磁弁浴槽へ送る湯量を制御する開閉不良で湯はりが進まない
循環口フィルターゴミの侵入を防ぐ目詰まりで水流が落ちる

湯はりは、設定した量のお湯を送りながら、「送った量に見合う水位の上昇があるか」を機器が照合しながら進みます。
排水栓が開いていればお湯は送られても水位が上がらず、循環口が詰まっていればそもそも送る水流が確保できません。
どちらの場合も機器から見れば「想定どおりに進んでいない」状態となり、安全のために湯はりを止めてコードを表示します。

つまりC01・E23は、機器が壊れたことを知らせる表示というより、お湯が浴槽にたまっていないことを検知した結果の表示と捉えるほうが実態に近いといえます。
だからこそ、最初に確認すべきなのは機器本体ではなく浴槽側になります。

手順1:浴槽の排水栓を確認する

もっとも多い原因が排水栓の閉め忘れです。
特に、前日に浴槽を洗ってそのまま栓を開けていた、家族の誰かが掃除のあとに栓を戻していなかった、といったケースが目立ちます。

確認するポイントは次のとおりです。

  • ゴム栓タイプ:栓が斜めに入っていないか、縁にゴミを噛み込んでいないか
  • ワンプッシュ式(押して閉めるタイプ):栓が完全に下がりきっているか、指で軽く押して固定を確かめる
  • ヘアキャッチャー付き:部品を外して掃除したあと、正しい向きで戻せているか

ワンプッシュ式は見た目には閉まっているのに、内部のパッキンが劣化して少しずつ漏れていることがあります。
栓を閉めた状態で浴槽に10cmほど水を張り、10〜15分置いても水位が下がらないかを見ると判断できます。
この時間で明らかに水位が下がる場合は、栓そのものの部品交換が必要です。

手順2:循環口フィルターを清掃する

排水栓に問題がなければ、次は浴槽の側面にある循環口(追いだき口)を確認します。
ここが詰まると湯はりの水流が妨げられ、水位が上がらないと判断されて同じエラーにつながります。

清掃の手順は次のとおりです。

  1. 循環口のカバー(フィルター)を反時計回りに回して外す
  2. 髪の毛・皮脂汚れ・入浴剤の溶け残りを取り除く
  3. 使い古しの歯ブラシなどで網目をこすり洗いする
  4. 元の向きに戻し、確実に固定されたことを確認する
  5. 改めて「ふろ自動」を操作して湯はりする

フィルターを外したあと、循環口の内部に工具や指を差し込んで奥をいじることは避けてください。
内部には温度センサーや配管があり、破損すると別のエラーや水漏れを招きます。

見落としやすいのが、カバーの取り付けが甘いまま湯はりを始めてしまうパターンです。
カチッと止まる位置まで回しきれていないと、フィルターが浮いて水流を妨げることがあります。

手順3:残り湯の有無を確認する

浴槽に前日の残り湯がある状態で「ふろ自動」を押すと、機器側が水位の変化を正しく検知できず、エラーの原因になります。
残り湯がある場合は、コロナのエコキュートでは別コード(C02)で案内されることもありますが、いったん浴槽を空にしてから湯はりをやり直すのが確実です。

残り湯を洗濯に使う習慣がある家庭では、洗濯のあとに浴槽を空にするところまでを一連の流れにしておくと、翌日のエラーを防げます。

それでも表示が消えないときに疑うもの

排水栓と循環口を確認し、浴槽を空にして湯はりをやり直しても同じ表示が出る場合は、機器側の部品を疑う段階に入ります。

症状想定される原因対応
清掃後も毎回同じ表示が出るフロースイッチ(水流検知部品)の故障点検・部品交換
湯はりの途中で毎回同じ水位で止まる水位センサー・湯張り電磁弁の不具合点検・部品交換
浴槽の水位は上がるのに表示だけ出るセンサー系の検知不良点検
配管から水が漏れている配管・接続部の劣化使用を控えて連絡

フロースイッチは浴槽への水の流れを検知する部品で、故障すると水が流れていても「流れていない」と判断されます。
この部品に起因する表示はE22としても現れるため、症状が重なる場合はコロナ エコキュートのE22エラー解除方法とは?|原因・対処手順・修理費用まとめもあわせて確認してください。

見落としやすい3つの勘違い

対処がうまくいかないケースには、共通した思い込みが見られます。

ブレーカーの入切で直ると考えてしまう
表示を消したいあまり、貯湯タンクの漏電遮断器を入れ直す方がいます。
一時的に表示が消えることはありますが、排水栓や循環口の状態が変わっていなければ、次の湯はりで同じ表示が出ます。
タンク内部の電装部や配線には絶対に触れないでください。感電や漏電の危険があります。

フィルターの表面だけを洗って終わりにしてしまう
循環口フィルターは、外側の網目よりも内側の面に汚れが付着します。
外して裏返し、両面をこすり洗いしないと水流は戻りません。

循環口が1か所だと思い込んでいる
機種によっては、吸込口と吐出口が別々に設けられている場合があります。
片方だけを清掃して「掃除は済んだ」と判断してしまうと、詰まりが残ったままになります。
取扱説明書で自宅の機種の循環口の構造を一度確認しておくと確実です。

販売店・サービスセンターに連絡する判断基準

次のいずれかに当てはまる場合は、自分での対処を続けず連絡したほうが確実です。

  • 浴槽側を確認・清掃しても、2回以上続けて同じ表示が出る
  • 湯はり以外の動作(給湯・追いだき)にも不調がある
  • 貯湯タンクや配管の周辺に水たまりがある
  • 設置から10年前後が経過しており、ほかの不具合も重なっている

コロナは修理受付の窓口を公式サイトで案内しており、販売店が分からない場合はサービスセンターへ直接連絡できます。
連絡の際は、表示されたコード・症状が出た日時・浴槽側で確認した内容を伝えると、訪問前に部品の目星がつきやすくなります。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

修理費用と保証の考え方

部品交換が必要になった場合、費用は保証期間内かどうかで大きく変わります。
コロナのエコキュートのメーカー保証は、本体が購入日から2年間、コンプレッサーと熱交換器が3年間、缶体が5年間とされています。
また、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後10年です。

実際の修理費用は部品代と出張費・技術料の合計で決まり、機種・地域・設置状況によって変わります。
目安を知りたい場合は、症状とコードを伝えたうえで見積もりを取り、部分修理と本体交換のどちらが合理的かを比較して判断するのが確実です。
設置から10年前後が経過している場合は、修理よりも交換を検討する分岐点になります。判断の目安はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングで解説しています。

📎 出典:株式会社コロナ|エコキュートカタログ(保証・アフターサービス)

再発を防ぐための習慣

C01・E23は一度解消しても、浴槽まわりの状態が変わらなければ再発します。
次の3点を習慣にしておくと、表示の頻度は下がります。

  • 循環口フィルターの清掃を月1〜2回行う
  • 入浴剤を使う頻度が高い家庭は清掃間隔を短くする
  • 排水栓のパッキンの状態を年1回は確認する

入浴剤の成分によっては、配管内部に残りやすく詰まりの一因になります。
どのタイプなら使えるかはエコキュートで入浴剤は使える?使えるタイプ・NG成分と安全な使い方とはで整理しています。

追いだき配管の内側は、フィルターを掃除しただけでは汚れが残ります。
月1回程度、風呂配管専用の洗浄剤で洗っておくと、汚れの蓄積による水流の低下を抑えられます。

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よくある質問

Q1. C01が出たとき、リモコンの表示はどうすれば消えますか?

浴槽の排水栓を閉め、循環口フィルターを清掃したうえで、改めて「ふろ自動」を操作して湯はりを行うと表示は消えます。原因が解消されていれば、特別な解除操作は必要ありません。それでも消えない場合は、リモコンの運転を一度切って入れ直す方法もありますが、同じ表示が繰り返し出るようであれば部品の不具合が疑われます。無理に操作を続けず、販売店またはサービスセンターへ連絡してください。

Q2. C01とE23は、どちらが深刻な状態ですか?

メーカーの案内上はE23のほうが重く扱われています。C01は排水栓の確認と循環口の清掃で解消する前提の案内になっているのに対し、E23は点検または修理が必要なコードとして分類されているためです。ただしE23の説明にも排水栓の閉め忘れが含まれているため、表示された時点で故障が確定するわけではありません。まず浴槽側を確認し、それでも改善しない場合に連絡するという順序で問題ありません。

Q3. 湯はりの途中で止まりますが、給湯やシャワーは使えます。放置しても大丈夫ですか?

給湯が使えている状態であれば緊急性は高くありませんが、放置は勧められません。循環口の詰まりが原因の場合、汚れが蓄積するほど追いだきの効率も落ちていきます。またフロースイッチなどの部品が原因であれば、時間の経過で改善することはありません。お湯が使えているうちに浴槽側の確認を済ませ、それでも解決しない場合は早めに点検を依頼したほうが、生活への影響を抑えられます。

Q4. 循環口フィルターはどのくらいの頻度で掃除すればよいですか?

月に1〜2回が目安です。髪の毛や皮脂汚れがたまりやすく、放置すると網目が細かい部分から詰まっていきます。入浴剤を使う頻度が高い家庭や、追いだきを毎日使う家庭では、2週間に1回程度に短くすると安心です。掃除の際はフィルターを外して網目を歯ブラシでこすり、元の向きで確実に取り付けてください。取り付けが甘いままだと、掃除をしても同じ表示が出ることがあります。

Q5. 浴槽の栓は閉まっているのに、水位が上がりません。何が考えられますか?

栓そのものは閉まっていても、パッキンの劣化で少しずつ漏れている場合があります。浴槽に少量の水を張って10〜15分置き、水位が下がるかどうかを確認すると切り分けができます。水位が保たれるのに湯はりが進まない場合は、循環口の詰まりか、機器側の水位センサー・電磁弁の不具合が考えられます。この段階では自分で対処できる範囲を超えるため、コードと症状を伝えて点検を依頼してください。

まとめ

コロナのエコキュートに表示されるC01・E23は、浴槽にお湯がたまらない状態を検知したサインです。
機器の故障と決めつける前に、排水栓・循環口・残り湯の3点を順に確認することで、その場で解決できる場合があります。

  • C01は浴槽側の確認で解消する前提のコード
  • E23はメーカー上は点検・修理扱いだが、排水栓の閉め忘れも含まれる
  • 清掃後も2回以上繰り返す場合はフロースイッチなど部品の不具合を疑う
  • 設置10年前後なら修理と交換を比較して判断する

浴槽まわりの清掃を習慣にしておくことが、再発を防ぐもっとも確実な方法です。
確認しても改善しない場合は、表示されたコードと症状を控えたうえで、販売店またはサービスセンターへ相談してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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