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コロナ エコキュートのE29・E30とは?|リモコンが映らないときの確認

コロナ エコキュートのE29・E30とリモコンが映らないときの確認を示したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

浴室のリモコンが反応しない、台所のリモコンに「E30」と表示されて操作できない。
お湯を沸かす機器そのものは動いているようなのに、操作できないという状態に戸惑う方も多い表示です。
E29とE30は、コロナのエコキュートがリモコンとの通信が取れなくなったことを検知した表示です。
タンクやヒートポンプの故障を示すものではなく、機器とリモコンをつなぐ経路のどこかに問題が生じていることを意味します。
どちらのコードが出ているかで、疑うべき場所も変わります。
この記事では、E29とE30の違い、通信異常が起こる原因、自分で確認できる範囲、連絡の判断基準までを整理します。

目次

結論:どちらのリモコンかで原因の場所が変わる

まず、2つのコードの違いを押さえてください。

コード内容疑う場所
E29浴室リモコンとの通信異常浴室リモコン本体、浴室までの配線
E30台所リモコンとの通信異常台所リモコン本体、台所までの配線

片方だけに出ているなら、その系統に絞って原因を探せます。
両方に出ている場合は、リモコン個別ではなく機器側の基板や電源を疑う段階になります。
コロナ製エコキュートのコード全体の分類はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説でまとめています。

📎 出典:株式会社コロナ|エコキュート エラーサイン一覧

リモコンと機器はどうつながっているか

エコキュートのリモコンは、貯湯タンクの制御基板と配線でつながっています。
浴室用と台所用がそれぞれ独立した経路で接続され、操作の指示や湯温の情報をやり取りしています。

この配線は、壁の中や床下を通っているのが一般的です。
見えない場所を通っているため、断線や接触不良が起きても外からは分かりません。

通信が取れなくなると、リモコン側は表示が消える、または操作を受け付けなくなります。
機器側はリモコンからの応答がないことを検知して、E29またはE30を記録します。

よくある原因

通信異常の背景には、次のような状態が考えられます。

想定される原因内容
リモコン本体の故障内部の基板や部品の劣化
配線の断線・接触不良経年劣化、接続端子の緩み
浴室リモコンへの水の侵入内部の腐食や短絡
結露による影響冬場の浴室で起こりやすい
タンク側の制御基板の不具合両方のリモコンに症状が出やすい
リフォーム工事での断線壁や床の工事後に発生

とくに浴室リモコンは、水と湿気にさらされ続ける環境にあります。
防水性を備えてはいますが、長年の使用で内部に湿気が入り込み、接点が劣化することがあります。

また、リフォームや内装工事の直後に症状が出た場合は、作業中に配線を傷めた可能性があります。
工事の時期と症状が出た時期が近いなら、その点も伝えてください。

浴室リモコンで気をつけたいこと

E29が繰り返す家庭では、浴室での扱い方が影響していることがあります。

  • シャワーのお湯を直接リモコンに当てている
  • 掃除の際に洗剤を吹き付けている
  • 高圧のシャワーヘッドで水流を当てている
  • 入浴後に換気をせず、湿気がこもったままになっている

浴室リモコンは水がかかる前提で作られていますが、直接浴びせ続けることは想定されていません。
掃除の際は、洗剤を直接吹き付けず、固く絞った布で拭く程度にとどめてください。

入浴後の換気も有効です。
湿気がこもった状態が続くと、内部に結露が生じやすくなります。

📎 出典:株式会社コロナ|取扱説明書のダウンロード

症状の出方で原因を絞る

同じ通信異常でも、リモコンの見え方によって考えられる状態が変わります。

リモコンの状態考えられること
画面がまったく映らない電源が届いていない、配線の断線
表示は出るが操作を受け付けない通信の一部が途切れている
表示が点いたり消えたりする接触不良、接続端子の緩み
表示は正常だがエラーが記録されている一時的な通信の乱れ
押していないのに反応する内部への水の侵入

まったく映らない場合は配線や電源、表示はあるのに操作できない場合は通信そのものという切り分けが目安になります。
押していないボタンが反応する、表示が勝手に変わるといった症状は、内部に水が入り込んでいる可能性が高い状態です。
この場合は使用を控え、早めに連絡してください。

出やすい時期と条件

E29・E30には、発生しやすい条件があります。

冬場
浴室内外の温度差が大きくなり、リモコン内部に結露が生じやすくなります。
暖房や入浴で暖まった浴室が急に冷える環境では、とくに起こりやすくなります。

設置から10年前後
リモコン本体の部品も、配線の接続端子も、年数とともに劣化します。
本体より先にリモコン側に症状が出ることは珍しくありません。

リフォームや内装工事の直後
壁や床の工事で配線を傷めた、接続が戻されていないといったケースです。

いつから症状が出たかと、その前後に何があったかを整理しておくと、点検の際の手がかりになります。

自分で確認できること

点検を依頼する前に、次の点は確認できます。

  1. 表示が消えているのは浴室・台所のどちらか、両方か
  2. リモコンの画面はまったく映らないか、表示はあるが操作できないか
  3. 直前にリフォームや内装工事がなかったか
  4. 浴室リモコンの周囲に水滴や結露がないか
  5. リモコン本体にひび割れや変色がないか

「どちらが映らないか」だけでも、原因の範囲は大きく絞れます。
片方が正常に動いているなら、機器側の基板は生きていると考えられるためです。

リモコンのカバーを開けたり、配線を引っ張ったりすることは避けてください。
壁の中の配線に負荷がかかり、断線を招くことがあります。

ブレーカーの入れ直しで復帰する場合

漏電遮断器を操作すると、表示が消えて復帰することがあります。
一時的なノイズや通信の乱れが原因であれば、これで解消する場合もあります。

ただし、何度も繰り返す場合は、配線や部品の劣化が進んでいるサインです。

  • 入れ直しても数日で再発する
  • 入れ直しても復帰しない
  • 浴室リモコンだけ毎回同じ症状が出る

こうした状況であれば、電源操作で様子を見るのではなく点検を依頼してください。
繰り返し通電し直すこと自体が状況を改善するわけではありません。

両方のリモコンが映らないとき

E29とE30が同時に出ている、あるいは両方のリモコンが反応しない場合は、個別の故障ではない可能性が高くなります。

状況考えられること
両方とも表示が消えている電源が届いていない、制御基板の不具合
ブレーカーが落ちている電源側の問題
停電や落雷の直後基板への影響
家全体の電気にも異常がある住宅の電気設備側

まずはエコキュート用のブレーカーが落ちていないかを確認してください。
落ちていた場合、一度だけ上げ直して様子を見る対応は可能ですが、すぐに落ちるようであればそれ以上操作せず連絡してください。

貯湯タンク内部の電装部や配線には触れないでください。感電や漏電の危険があります。

お湯は使えるのか

通信異常が出ていても、タンク側が沸き上げを続けている場合があります。
そのため、蛇口をひねればお湯が出るという状態は珍しくありません。

ただし、次の制約が生じます。

  • 給湯温度の変更ができない
  • 湯はりや追いだきの操作ができない
  • 残湯量が確認できない
  • 沸き増しの操作ができない

温度を変えられないまま使うことになるため、蛇口から出る湯温を必ず手で確かめてから使ってください。
設定が高温のまま固定されている可能性もあり、小さなお子さんや高齢の方がいる家庭ではとくに注意が必要です。

お湯そのものが出ない状況の切り分けはオール電化でお湯が出ない原因は?故障かお湯切れかを切り分けて解説で整理しています。

販売店・サービスセンターに連絡する判断基準

次の状況では、点検を依頼してください。

  • ブレーカーを入れ直しても復帰しない
  • 復帰しても短期間で再発する
  • 両方のリモコンが映らない
  • リモコンにひび割れや変色、水の侵入の跡がある
  • リフォームや工事の直後に症状が出た
  • 給湯温度の設定が変更できず、湯温が安定しない

連絡の際は、どちらのリモコンに症状が出ているか・表示の状態・設置年・工事の有無を伝えてください。
症状の出ている側が分かっていれば、訪問時に交換部品を持参してもらえる可能性が高まります。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

修理と交換の判断

リモコンの通信異常は、原因によって作業の規模が変わります。

原因対応の内容
リモコン本体の故障リモコンの交換
接続端子の緩み増し締めなどの調整
配線の断線配線の交換(壁内なら作業が大きくなる)
制御基板の不具合基板交換

リモコン単体の交換であれば、比較的軽い修理で済みます。
一方、壁の中を通る配線の交換が必要になると、内装に手を入れる作業が伴い、費用も時間もかかります。

設置から年数が経過している場合、リモコンを交換しても本体側の劣化が残ります。
判断の目安はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングで解説しています。
実際の費用は機種・地域・作業内容によって変わるため、見積もりで内訳を確認してください。

放置するとどうなるか

お湯が使えているうちは、後回しにしてしまいがちな表示です。
しかし、次の点は押さえておいてください。

  • 湯温の調整ができず、やけどの危険が残る
  • 湯はりや追いだきが使えず、生活の不便が続く
  • 残湯量が分からず、湯切れに気づけない
  • 水の侵入が原因の場合、内部の腐食が進む
  • 冬場は湯量の管理ができないことの影響が大きい

操作ができないという不便さ以上に、湯温を管理できないことのリスクが大きい表示です。
お湯が出ているからと放置せず、早めに手配を進めてください。

よくある質問

Q1. 浴室リモコンだけ映りません。台所は使えます。何が原因ですか?

浴室リモコン本体の故障か、浴室までの配線に問題が生じている可能性が高い状況です。台所リモコンが正常に動いているということは、タンク側の制御基板は機能していると考えられます。浴室リモコンは水と湿気にさらされ続ける環境にあるため、内部の劣化が進みやすい部分です。どちらが映らないかを伝えたうえで、点検を依頼してください。

Q2. ブレーカーを入れ直したら直りました。そのまま使ってよいですか?

一時的な通信の乱れであれば、それで解消することもあります。ただし、同じ症状が数日で再発する場合は、配線や部品の劣化が進んでいるサインです。繰り返し電源を入れ直して使い続けるのではなく、点検を依頼してください。いつ症状が出て、何回入れ直したかを控えておくと、原因の絞り込みに役立ちます。

Q3. リモコンが使えませんが、お湯は出ています。急がなくてもよいですか?

お湯が出ていても、早めの対応を勧めます。リモコンが操作できない状態では給湯温度を変更できず、設定が高温のまま固定されている可能性があります。使う前に必ず手で湯温を確かめてください。また、残湯量が確認できないため、湯切れにも気づけません。生活の不便さだけでなく、湯温を管理できないという点が問題になります。

Q4. リフォームの後にE30が出るようになりました。関係しますか?

関係している可能性があります。リモコンの配線は壁の中や床下を通っているため、内装工事の際に傷めたり、接続を外したまま戻されていなかったりすることがあります。工事の時期と症状が出た時期が近いのであれば、その点を伝えてください。施工した業者への確認が必要になる場合もあります。

Q5. リモコンだけ交換すれば直りますか?

原因がリモコン本体であれば、交換で解消します。ただし、配線の断線や接続端子の緩み、タンク側の制御基板の不具合が原因の場合は、リモコンを替えても改善しません。どこに原因があるかは点検で測定してみないと分からないため、交換部品を自分で手配するのではなく、原因の特定から依頼してください。

まとめ

コロナのエコキュートに表示されるE29・E30は、リモコンとの通信が取れなくなったことを知らせるコードです。
機器本体の故障ではなく、リモコンや配線の側に原因があることがほとんどです。

  • E29は浴室側、E30は台所側。どちらが出ているかで原因の範囲が絞れる
  • 両方に出ているなら、制御基板や電源側を疑う
  • ブレーカーの入れ直しで復帰しても、再発するなら点検が必要
  • お湯が出ていても、湯温を確かめてから使う

浴室リモコンは水と湿気の影響を受けやすい部分です。
掃除の際に洗剤を直接吹き付けない、入浴後は換気するといった扱い方が、結果的に寿命を延ばします。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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