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コロナ エコ暖のE27〜E33とは|室外側センサと四方弁の異常

コロナ エコ暖のE27〜E33エラーと室外側センサ・四方弁の異常について解説するサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リモコンにE30やE31、E27といった表示が出て、何が起きているのか分からず戸惑っていませんか。
コロナのヒートポンプ式冷・暖房システムでこの帯に集まっているのは、室外ユニット側で温度を見張っているセンサと、冷媒の流れを切り替える弁に関する表示です。
センサ類は機器が自分の状態を把握するための目にあたる部品で、ここが正しく働かないと機器は安全側に停止します。
コンプレッサ本体の異常に比べれば交換規模が小さく収まる可能性がある一方、四方弁のように冷媒回路に関わる部位が絡むと話が変わります。
この記事では、どの表示がどの部位を指すのか、センサ異常と保護動作の違い、そして修理規模をどう見るかを整理します。

目次

この記事で扱う表示

表示内容担っている役割
外気温センサ異常外の気温を測り、運転の制御に使うセンサ
吐出温センサ異常コンプレッサから出る冷媒の温度を測るセンサ
吐出温センサ外れ検知吐出温センサが所定の位置から外れたことを検知した状態
吐出温制御検知吐出温度が規定を超えたため、機器が保護のために停止した状態
室外熱交センサ異常/熱交センサ異常室外側の熱交換器の温度を測るセンサ
プレート熱交センサ異常冷媒と温水の熱をやり取りするプレート熱交換器の温度を測るセンサ
四方弁切替不良冷房と暖房で冷媒の流れる向きを切り替える弁

💡 ポイント:センサ異常は「測れなくなった」、制御検知は「測った結果が異常だった」という違いです。同じ温度に関する表示でも、意味するところは大きく異なります。

機種ごとのコード対応表

スクロールできます
異常の内容エコ暖フロア/エコ暖温風エコ暖システム/クール/クールエアコン/ジオシスエコ暖システム/ジオシス
外気温センサ異常Ea(フロア)E10・E30E50
吐出温センサ異常E11・Eb(温風)E31E51
吐出温センサ外れ検知―E33E53
吐出温制御検知E8E28E48
室外熱交センサ異常E9――
熱交センサ異常―E29E49
プレート熱交センサ異常―E32E52
四方弁切替不良E6E27E47

外気温センサ異常が、冷暖房タイプではE10とE30の2つに割り当てられている点に注意してください。
また、エコ暖システムとジオシスハイブリッドでは、20番台と40番台に同じ内容が並びます。

📎 出典:株式会社コロナ|ヒートポンプ式 冷・暖房システム エラーサイン一覧

注意:E11は機種によって意味が変わる

表示される製品ラインE11の意味
エコ暖温風吐出温センサ異常(この記事の内容)
エコ暖システム/クール/クールエアコン/ジオシス往き温水センサ異常

冷暖房タイプのE11は、冷媒側ではなく温水側のセンサを指します。
確認すべき系統がまるごと変わるため、本体や室外ユニットの銘板、保証書、取扱説明書の表紙で製品名を先に確認してください。

同じコロナ製でも機器ごとに表示体系はまったく別です。
給湯側の表示で迷っている場合はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説を確認してください。

センサ異常と「制御検知」の違い

同じ吐出温に関する表示でも、示している状態が違います。

スクロールできます
表示状態考えられること
吐出温センサ異常センサから正常な値が読み取れないセンサ本体の断線・故障、配線の接触不良
吐出温センサ外れ検知センサが取り付け位置から外れている固定具のゆるみ、施工後の脱落、振動による移動
吐出温制御検知測定値が規定の温度を超えた冷媒量の過不足、熱交換がうまくいっていない状態

センサ異常と外れ検知は、部品側の問題として扱われることが多い表示です。
一方で吐出温制御検知は、センサは正常に働いたうえで、実際に温度が上がりすぎたことを示します。
この場合、原因はセンサではなく冷媒回路側にある可能性があり、確認すべき範囲が広がります。

繰り返し出るようであれば、単純なセンサ交換では解決しない可能性を念頭に相談してください。

四方弁切替不良で起きること

四方弁は、冷媒の流れる向きを切り替えることで暖房と冷房を入れ替える部品です。
ここが正常に切り替わらないと、次のような症状につながります。

症状起きている可能性
冷房に切り替えたのに、冷たい風が出ない暖房側の流れのまま切り替わっていない
暖房にしたのに、いつまでも温水ができない冷房側の流れのまま切り替わっていない
切り替えの直後だけ動き、すぐ止まる切り替え動作の途中で検知して停止している

四方弁は冷媒回路の内部にある部品のため、交換となれば冷媒の回収と充填を伴います。
センサ類の交換に比べて作業の規模が大きくなりやすい部位です。

暖房専用のエコ暖フロアやエコ暖システムでも、除霜運転の際に流れを切り替えます。
そのため、冷房を使っていない機種でもこの表示が出ることがあります。

症状から見る手がかり

症状見ておきたい点
厳しい冷え込みの日に限って表示される外気温センサ・熱交センサ系の影響を受けやすい条件
除霜運転の前後で止まる四方弁の切り替え動作に関わる可能性
運転してしばらくすると止まる吐出温制御検知のように、温度上昇を検知した可能性
起動直後から表示されるセンサの断線・外れなど、測定そのものができていない可能性
室外ユニットの周囲が雪でふさがれている熱交換がうまくいかず、温度が上がりやすい状態

ヒートポンプは外気から熱を汲み上げるため、外気温が低いほど機器の負荷が上がります。
低外気温とヒートポンプの関係については寒冷地エアコンの電気代は高い?節約方法と賢い選び方を徹底解説でも触れています。

連絡前に確認できること

公表されている処置方法は点検または修理ですが、次の点は使用者でも見ておけます。

  • 室外ユニットの周囲に、雪・落ち葉・段ボールなどの障害物がないか
  • 吸い込み口・吹き出し口の前に十分な空間があるか
  • 熱交換器のフィンに着雪や氷が付いていないか
  • 表示が出るタイミングに規則性があるか(起動直後か、運転途中か、除霜の前後か)
  • 屋外の気温がどのくらいのときに出るか

⚠️ 室外ユニットの雪や氷を取り除くときは、必ず運転を止め、電源を切ってから行ってください。冷媒配管やセンサの配線に触れる位置での作業は避け、届かない範囲は無理に手を出さないでください。

室外ユニットが動いていないように見える場合の切り分けは室外機が動かない原因と対処法|故障かどうかを自分で判断する完全ガイドにまとめています。

修理規模の目安

部位修理規模の傾向
外気温センサ・熱交センサ・吐出温センサ部品単体の交換で収まりやすい
センサの外れ検知取り付け直しで済む場合もある
吐出温制御検知原因が冷媒回路側にあると、調査に時間がかかる
四方弁冷媒の回収・充填を伴い、規模が大きくなりやすい

センサ類の異常は、このシリーズのエラーのなかでは比較的軽い部類にあたります。
そのため、設置から年数が浅い機器であれば、修理で十分に使い続けられる可能性があります。
一方で、四方弁や冷媒回路が関わる場合は、使用年数と合わせて更新も含めた比較をする段階です。
実際の費用は機種・設置状況・地域によって変わるため、型式と表示されたコードを伝えて見積もりを取ってください。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

よくある質問

Q1. センサの異常なら、そのまま使い続けても問題ないのではありませんか。
センサは機器が自分の状態を把握するための部品であり、正しく測れない状態での運転は安全側の制御が効かなくなることを意味します。
そのため、機器はセンサ異常を検知した時点で運転を停止する設計になっています。
表示が消えてたまたま動いたとしても、保護が働かない状態で使い続けることになります。
早めに点検を依頼してください。

Q2. 吐出温制御検知が出ましたが、センサを交換すれば直りますか。
この表示は、センサが正常に働いたうえで温度が規定を超えたことを示すものです。
つまり原因はセンサではなく、冷媒回路や熱交換の状態にある可能性があります。
センサ交換だけでは解決しないケースが考えられるため、点検時には「いつ、どのくらい運転したあとに止まるか」を伝えてください。
繰り返し出ている場合は、その頻度も重要な情報になります。

Q3. 暖房しか使っていないのに四方弁のエラーが出るのはなぜですか。
四方弁は冷暖の切り替えだけでなく、除霜運転の際にも冷媒の流れを切り替えるために働きます。
そのため、暖房専用の機種でも切り替え動作は行われており、この表示が出ることがあります。
除霜運転は、室外ユニットに付いた霜を溶かすために一時的に運転が切り替わる動作です。
表示が出るタイミングが除霜の前後に集中しているようなら、その点も伝えてください。

Q4. 外気温センサの異常は、寒い日にだけ起こるのですか。
センサ本体の断線や故障であれば、気温にかかわらず表示されます。
一方で、配線の接触が不安定な状態では、温度差による伸縮や結露の影響で特定の条件でだけ表示が出ることもあります。
表示が出る気温帯や時間帯に規則性があるなら、その情報は診断の手がかりになります。
発生したときの外気温をメモしておくと役立ちます。

Q5. センサ交換の費用はどのくらいですか。
機種・設置状況・地域によって変わるため、一律の金額は示せません。
ただ、センサ類は冷媒回路に手を入れずに交換できる場合があり、コンプレッサや四方弁の修理に比べれば規模が小さく収まる傾向があります。
設置場所が狭い、高所にあるといった条件では作業の手間が加わることもあります。
型式と表示されたコードを伝えて見積もりを取るのが確実です。

まとめ

E27〜E33を中心とするこの帯は、室外ユニット側のセンサと四方弁に関する表示です。

  • 外気温・吐出温・熱交・プレート熱交の各センサ異常と、四方弁切替不良が含まれる
  • センサ異常は「測れない」、吐出温制御検知は「測った値が異常」で意味が違う
  • E11は冷暖房タイプでは往き温水センサ異常を指すため、機種の確認が先
  • 四方弁は除霜運転でも働くため、暖房専用機でも表示されることがある
  • センサ交換は比較的小規模、四方弁が絡むと規模が大きくなりやすい

表示が出るタイミングや外気温を記録したうえで、販売店またはサービスセンターへ相談してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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