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コロナ エコキュートのE22エラー解除方法とは?|原因・対処手順・修理費用まとめ

コロナ製給湯器リモコンに50℃とエラー表示が出ている操作パネル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

エコキュートのリモコンに「E22」と表示されて、お風呂が使えなくなってしまった…そんな状況で不安を感じていませんか?

特に夜間や週末など、すぐに業者に連絡できないタイミングでエラーが出ると、「今夜お風呂に入れないかもしれない」と焦ってしまうものです。
でも、まずは落ち着いて確認してみましょう。
E22の中には、浴槽の排水栓の閉め忘れや循環口の詰まりといった、ご自身で対処できる原因が含まれている場合もあります。

この記事では、コロナ製エコキュートのエラーコードE22について、原因の種類・リモコンでの解除操作の手順・自分でできる確認方法・業者に依頼すべきケースの判断基準まで、順を追って丁寧に解説します。
「まず何を確認すればいいかわからない」という方でも迷わず対処できるよう、具体的な手順と表を使ってわかりやすくまとめています。

なお、コロナの公式見解ではE22は「点検または修理が必要」なエラーとされています。
ご自身で確認・操作しても改善しない場合は、無理をせず早めに専門業者へご相談ください。

→コロナ公式HPより:修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先


目次

コロナ エコキュート エラーコード E22 とは?

コロナ製給湯器リモコンに50℃と42℃の表示が出ている浴槽設定パネル

エラーコードE22は、コロナ製エコキュートにおいて「フロースイッチの断線または異常」を示すコードです。

フロースイッチとは、浴槽へのお湯はりや追いだきを行う際に、配管内のお湯の流れを検知するセンサー部品のことです。
このスイッチが正常に作動しないと、給湯器はお湯の流れを確認できないため、安全のためにエラーを表示して運転を停止します。

コロナの公式見解では、E22はフロースイッチ断線(浴槽栓閉め忘れ)」が主な原因とされており、「点検または修理が必要」と案内されています。
販売店またはコロナサービスセンターへの連絡が推奨されています。

ポイント E22はフロースイッチ系のエラーです。浴槽の栓の閉め忘れなどの簡単な原因の場合もありますが、部品の故障が原因のケースも多く、基本的には専門業者による点検が必要なエラーです。


E22 が表示される主な原因

浴槽にお湯が張られた家庭用ユニットバスの入浴設備

E22が表示される原因は、大きく分けると「ご自身で確認できるもの」と「部品の故障によるもの」の2種類があります。

スクロールできます
原因の種類具体的な内容自分で対処できる?
浴槽の排水栓の閉め忘れお湯を張ろうとしても栓が開いていると循環できない◎ できる
浴槽循環口の詰まりフィルターや循環口にゴミ・汚れが詰まりお湯が流れない△ 清掃は可能
断水・給水不足水が来ていないためお湯が供給されない◎ 確認できる
フロースイッチの故障・断線センサー部品そのものが劣化・断線している× 業者依頼が必要
制御基板の異常基板レベルでの電気系統のトラブル× 業者依頼が必要
配管内の詰まり・異物配管内部にゴミや異物が蓄積し流れが悪い× 業者依頼が必要

フロースイッチとはどんな部品?

フロースイッチは、配管内のお湯の流れを電気信号に変えてエコキュートの制御基板に伝える小型のセンサーです。
浴槽へのお湯はりや追いだきをするとき、このスイッチが「お湯が流れています」と信号を出すことで、安全に運転が続けられます。

このスイッチが断線したり、正常に作動しなくなったりすると、制御基板はお湯の流れを確認できず、異常と判断してE22を表示します。
フロースイッチはエコキュートの心臓部ともいえる重要な部品で、長年の使用による劣化や、水質・水垢による影響で故障することがあります。


エラーE22 が出たときにまず確認すること

浴槽の排水栓と押しボタン式の排水操作部分を示したバスタブの設備写真

エラーが表示されたとき、いきなり業者に連絡する前に、以下の3点を確認してみましょう。
費用をかけずに解決できる場合もあります。

確認①:浴槽の排水栓がしっかり閉まっているか

最もシンプルな原因として、浴槽の排水栓の閉め忘れがあります。
お湯はりをしようとしても、排水栓が開いていると浴槽にお湯がたまらず、循環経路にお湯が流れないためフロースイッチが異常を検知します。

確認手順:

  1. 浴槽をのぞいて、排水栓がしっかりと差し込まれているか確認する
  2. ゴム製の栓の場合は、ズレや劣化による隙間がないかチェックする
  3. 栓を一度引き抜いて、もう一度確実に差し込み直す

排水栓を確認して締め直した後、エコキュートのリモコンでエラー解除操作を行ってみてください。

確認②:断水が発生していないか

エリア全体で断水が起きていると、エコキュートへの給水が止まり、E22が表示されることがあります。

確認手順:

  1. キッチンや洗面台の蛇口をひねって、水が出るか確認する
  2. 水が出ない場合は、自治体や水道局のウェブサイトや電話で断水情報を確認する
  3. 断水の場合は復旧を待つ。断水が解消されれば通常に戻る可能性があります

確認③:浴槽の循環口(フィルター)が詰まっていないか

浴槽の側面にある循環口(丸いカバーのついた穴)が汚れや入浴剤の残留物で詰まっていると、お湯の循環が妨げられてE22が表示されることがあります。

確認・清掃手順:

  1. 循環口のカバー(フィルター)を手で取り外す(多くの機種では引っ張るか回すと外れます)
  2. カバーに付着したゴミ・水垢・髪の毛などを水洗いで取り除く
  3. カバー内部の穴に詰まりがあれば、細いブラシで掃除する
  4. カバーを元に戻す

注意 循環口の内部(配管側)に異物が詰まっている場合は、ご自身での除去は難しく、無理に異物を押し込んでしまう恐れがあります。内部の詰まりが疑われる場合は業者に相談してください。


エラーE22 のリセット・解除操作の手順

上記の3点を確認・対処した後、以下の手順でエラーのリセットを試みてください。

方法①:リモコンでのエラー解除操作

コロナ製エコキュートは、リモコンのボタン操作でエラーを解除できます。
エラーの解除は台所リモコン・浴室リモコンのどちらからでも操作可能です。お使いのリモコンのタイプに合わせて確認してください。

リモコンタイプ別のエラー解除操作:

コロナ製給湯器リモコンの操作ボタン同時長押し手順を示した説明画像
台所リモコンと浴室リモコンの同時長押し操作を説明した給湯器リモコンの図

【上記以外のリモコンタイプの場合】
台所リモコン(メインリモコン)の「運転モード」と「時刻設定」を同時に5秒以上押してください。

重要 エラーの解除操作は台所リモコン・浴室リモコンのどちらからでも可能です。ご自身のリモコンが上記のどのタイプか確認してから操作してください。操作方法がわからない場合は、お手元の取扱説明書をご確認いただくか、コロナサービスセンターにお問い合わせください。

方法②:本体(漏電遮断器)の電源を入れ直す

リモコン操作でエラーが解除されない場合は、エコキュート本体の電源を入れ直す方法を試してみましょう。

手順:

  1. 貯湯タンクユニット(室外に設置されている縦長のタンク)の正面パネルを開ける
  2. 内部にある漏電遮断器(ブレーカー)を「切」にする
  3. 5〜10分程度そのまま待つ
  4. 漏電遮断器を「入」に戻す
  5. リモコンの電源が入り直したことを確認し、エラーコードが消えているか確認する

電源入れ直し後の確認ポイント:

  • エラーコードが消えていれば、通常通りお湯はりや追いだきを試してみる
  • 同じエラーがすぐに再表示される場合は、根本的な原因(部品の故障など)が残っている可能性が高い
  • エラーが消えても、翌日以降に再発する場合は部品の劣化が進んでいる可能性がある

ポイント 電源の入れ直しはあくまで一時的な対処です。E22が繰り返し表示される場合は、フロースイッチ本体の交換など部品修理が必要なケースがほとんどです。早めに専門業者へご相談ください。


自分で対処できる範囲と、業者に依頼すべき範囲

住宅の外壁横に設置されたエコキュートの貯湯タンクとヒートポンプ設備構成

E22に関して、ご自身でできることには限界があります。以下の表を参考に、適切な対応を判断してください。

スクロールできます
状況対応
排水栓の閉め忘れだった → エラーが消えたそのまま様子を見てOK
断水が原因だった → 復旧後にエラーが消えたそのまま様子を見てOK
循環口を清掃した → エラーが消えた定期的な清掃を続ける
上記を試してもエラーが消えない業者に連絡・点検依頼
エラーが一時的に消えても繰り返す業者に連絡・点検依頼
エラーと同時にお湯が全く出ない業者に連絡・点検依頼
エラーと同時に異音・異臭がするすぐに業者に連絡

絶対にやってはいけないこと

E22が表示されたとき、以下の行為は故障悪化・怪我・感電の原因となるため、絶対に行わないでください。

  • 本体のカバーを開けて内部を自分で触ること
  • フロースイッチや配管を自分で取り外そうとすること
  • エラーが出たまま無理に運転を続けること
  • 電気系統に関わる部品を素人が交換しようとすること

エコキュートの内部は電気と水が混在する機器です。感電や漏水などの重大な事故につながる恐れがあるため、内部の修理・部品交換は必ず有資格の専門業者に依頼してください。


フロースイッチの修理・交換費用の目安

E22の原因がフロースイッチの故障・断線と判断された場合、修理費用の目安は以下のとおりです。

修理内容費用目安(部品代+工賃)
フロースイッチの交換15,000円〜35,000円程度
制御基板の交換(基板異常の場合)30,000円〜70,000円程度
配管洗浄・詰まり除去10,000円〜20,000円程度

※費用はあくまで目安です。機種・症状・業者によって大きく異なります。複数業者への見積もり取得を推奨します。

修理か買い替えか、判断のポイント

エコキュートの法定耐用年数は一般的に10〜15年とされています。修理が必要になった際は、機器の使用年数も考慮して判断しましょう。

使用年数推奨対応
5年未満修理が基本。メーカー保証が残っている可能性もある
5〜10年修理費用と機器の状態を見ながら判断
10年以上買い替えも視野に。他の部品も劣化している可能性が高い
15年以上買い替えを強く推奨。修理しても他の部品が次々と故障するリスクがある

ポイント 「修理費用が本体価格の半額を超えるようであれば買い替えを検討する」というのが、住宅設備業界でよく使われる目安です。特に10年以上使用しているエコキュートの場合は、修理業者に「今後の耐久性の見通し」もあわせて確認してみましょう。


メーカー保証の確認を忘れずに

住宅外壁横に設置されたエコキュートの貯湯タンクとヒートポンプユニット

エラーが発生したとき、まずメーカー保証の期間内かどうかを確認してください。
保証期間内であれば、修理費用が無償または一部負担になる可能性があります。

コロナ製エコキュートの一般的な保証内容:

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保証対象保証期間
本体(タンク・ヒートポンプ)購入日から1年(メーカー保証)
貯湯タンクの缶体5年
延長保証(販売店による)5年〜10年(別途加入が必要な場合あり)

※保証内容は購入時期・販売店・機種により異なります。購入時の保証書・販売店にご確認ください。

保証期間内の修理依頼は、お買い上げの販売店またはコロナサービスセンターに連絡してください。
保証書と購入レシートや領収書を手元に用意しておくとスムーズです。


エラーE22 の再発を防ぐための日常メンテナンス

E22は一度修理・解決しても、日常的なメンテナンスを怠ると再発するリスクがあります。
以下のポイントを定期的に実践することで、エラーの再発を予防できます。

循環口フィルターの定期清掃

浴槽の循環口フィルターは、月に1〜2回程度の清掃が目安です。
入浴剤の使用頻度が高いご家庭や、追いだきをよく使うご家庭は頻度を上げると安心です。

簡単な清掃手順:

  1. 循環口のカバーを外す
  2. 流水でゴミ・水垢を落とす
  3. 細かい汚れは柔らかいブラシで軽くこする
  4. すすいでから元に戻す

カバーに白い水垢がこびりついている場合は、クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1)に15〜30分程度浸してから洗い流すと効果的です。

入浴剤・バスソルトの使用ルールを守る

市販の入浴剤の中には、エコキュートの配管や部品に悪影響を与えるものがあります。
硫黄成分・酸・アルカリ成分が強いもの、発泡タイプのものは配管や金属部品を腐食させる原因になることがあります。

エコキュートに使用できる入浴剤の確認ポイント:

確認項目内容
製品パッケージの表記「循環式風呂に使用できます」と書かれているものを選ぶ
成分硫黄・酸・アルカリ性の強いものは避ける
使用後の処理追いだき後は必ず清水(水道水のみ)で1〜2回追いだきをして配管内を洗浄する

注意 エコキュートの追いだき配管は浴槽の水と直接接触しています。入浴剤の成分が配管内に残留すると、フロースイッチを含む内部部品の劣化を早める原因になります。

年1回以上の専門業者による点検

エコキュートは家庭の重要なインフラ設備です。年に1回程度、専門業者による定期点検を受けることを推奨します。
点検では、フロースイッチをはじめとする各センサーの動作確認、配管の状態確認、貯湯タンク内のアノード(防腐部品)の劣化確認などが行われます。

定期点検は早期に異常を発見できるため、突然のエラー発生や大規模修理を予防するうえで非常に有効です。
購入した販売店やコロナサービスセンターに「定期点検の案内はありますか?」と問い合わせてみましょう。


よくある質問(Q&A)

Q. E22が表示されたら、お風呂は完全に使えなくなりますか?

E22が表示されている間は、追いだきやお湯はりなど浴槽への給湯機能が停止します。ただし、シャワーやキッチンへの給湯(蛇口から出るお湯)は使用できる場合があります。機種や状態によって異なるため、実際に確認してみてください。なお、エラーが出ている状態での無理な使用は故障の悪化につながる恐れがあるため、早めに対処するようにしましょう。

Q. エラーが出ていないときもあります。なぜ出たり消えたりするのですか?

フロースイッチの故障初期や、配管の軽微な詰まりが原因の場合、条件によってエラーが出たり消えたりすることがあります。「たまにしか表示されない」という状態でも、放置すると完全に故障する可能性があります。一度でもE22が表示されたら、原因を特定するために専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

Q. 電源を入れ直したらエラーが消えました。このまま使い続けても大丈夫ですか?

電源の入れ直しでエラーが消えたとしても、それは一時的なリセットに過ぎない場合があります。フロースイッチが劣化している場合、しばらく使用すると再びE22が表示されることが多いです。エラーが消えた後も、数日以内に再発するようであれば部品交換が必要なサインです。様子を見ながら、再発する場合はすぐに業者に連絡してください。

Q. 修理費用の相場はどのくらいですか?保証で無料になりますか?

フロースイッチの交換が必要な場合、部品代と工賃を合わせて15,000円〜35,000円程度が目安です(業者・地域・機種により異なります)。メーカー保証期間内であれば費用が無償または一部負担になる可能性があります。購入時の保証書を確認し、保証期間内であればまずコロナサービスセンターまたは販売店に連絡しましょう。

Q. 築年数が古い家に住んでいます。エコキュートを新しくするべきでしょうか?

エコキュートの使用年数が10年を超えている場合は、修理だけでなく買い替えも選択肢として検討する価値があります。10年以上経過した機器はフロースイッチ以外の部品も劣化している可能性が高く、修理後もすぐに別の部品が故障するリスクがあります。修理業者に「現在の状態と今後の見通し」を確認した上で、総合的に判断することをおすすめします。


まとめ|E22は早めの確認と迷わず業者相談が大切

「ERROR」と書かれたアルファベットブロックを並べたエラーを示すイメージ

コロナ エコキュートのエラーコードE22について、原因から対処法まで解説しました。
最後に重要なポイントを整理します。

確認・対処のステップ内容
ステップ1浴槽の排水栓の閉め忘れを確認する
ステップ2断水が発生していないか確認する
ステップ3浴槽の循環口フィルターの詰まりを清掃する
ステップ4リモコンまたは本体でエラーリセットを試みる
ステップ5解消しない・繰り返す場合は業者に連絡する

E22はフロースイッチの異常が主な原因であり、コロナの公式見解でも「点検または修理が必要」とされています。
排水栓の閉め忘れや循環口の詰まりといった簡単な原因の場合もありますが、部品の故障・断線が原因の場合はご自身での修理は困難です。

「試してもエラーが消えない」「繰り返し表示される」という場合は、早めにコロナサービスセンター(0120-919-302)または購入した販売店に点検を依頼してください。
エコキュートは日常生活に欠かせない設備です。
エラーサインを見逃さず、適切なメンテナンスで長く安心して使い続けましょう。

→コロナ公式HPより:修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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