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コロナ 石油給湯器のエラー3とは?空焚き検知の原因とリセット・再発防止策

エラー3と表示された給湯器の警告サムネイル(赤い注意マークと原因・対処法の案内)
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

石油給湯器のリモコンに「3」または「E3」と表示されて、お湯が出なくなったことはありませんか?

コロナ製石油給湯器のエラー3は「空焚き検知(空焚き安全装置の作動)」を意味するエラーです。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、仕組みを理解すれば、ほとんどのケースはご自身で解決できます。

この記事では、エラー3が出る原因・安全確認のポイント・リセット手順・再発防止策をわかりやすく解説しますので、ぜひご参考ください。


目次

エラー3は「空焚き検知」|まず安心してください

コロナ石油給湯器のエラー3は、給湯器内部の熱交換器に十分な水が供給されていない状態で燃焼しそうになったとき、安全装置が自動で作動して停止したことを示します。

「空焚き」とは、水がない(または少ない)状態でバーナーが燃え続けることで、機器の破損や最悪の場合は火災につながる危険な状態です。
エラー3はそれを未然に防ぐための保護機能が正常に働いたサインです。

つまり、エラー3が出ること自体は「給湯器が壊れた」わけではなく、「安全装置がきちんと機能している」ことを意味します。
まずは落ち着いて、以下の手順を確認していきましょう。

ポイント エラー3=空焚き検知。給湯器が「水なし燃焼の危険を察知して自動停止した」状態です。原因を取り除いてリセットすれば、多くの場合は通常運転に戻ります。


エラー3が出る主な原因

空焚き検知が作動する原因は複数あります。順番に確認していきましょう。

原因① 断水・止水栓が閉まっている

もっとも多い原因の一つです。

  • 工事や検査で水道の元栓・止水栓が閉められている
  • マンション・アパートで断水作業が行われていた
  • 給湯器まわりの止水栓が誰かに誤って閉められた

給湯器は水が流れていないと正常に燃焼できません。
蛇口を開けて水が出るか、まず確認してください。

原因② 灯油切れ・灯油タンクの残量不足

灯油が切れると不完全燃焼や燃焼停止が起こり、空焚き検知が作動することがあります。

  • タンクの残量ゲージを確認する
  • 残量がわずかでも、配管内に空気が入ると同様の症状が起きる

灯油を補充した後は、エア抜き作業が必要になる場合があります。

原因③ 給水フィルター(ストレーナー)の詰まり

給湯器の給水側には、砂やゴミを取り除くためのフィルター(ストレーナー)が内蔵されています。
このフィルターが詰まると水の流れが悪くなり、十分な水量が確保できず空焚き検知が作動することがあります。

長期間メンテナンスをしていない場合や、水道工事後に錆や砂が流入したときに起こりやすい現象です。

原因④ 給水圧力の低下

  • 集合住宅の上層階など、水圧が低い環境
  • 給水管の老朽化・詰まりによる水圧低下
  • 複数の水回りを同時使用したことによる一時的な圧力低下

水圧が低すぎると、給湯器内のフロースイッチ(通水検知センサー)が正常に作動せず、空焚きと判断されることがあります。

原因⑤ 配管内のエア噛み

灯油切れからの復帰後や、配管工事後などに燃料ラインまたは給水ラインに空気が入り込んだ状態です。
ポンプがエアを噛んでいると水を送り出せず、空焚き検知が起きます。

原因⑥ フロースイッチ(水流センサー)の不具合

上記の原因をすべて確認・解消してもエラー3が繰り返す場合は、給水を検知するフロースイッチ自体が汚れや故障で誤作動している可能性があります。
この場合は部品交換が必要で、専門業者への依頼となります。


原因別チェックリスト

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確認項目チェック方法対処
断水・止水栓蛇口を開けて水が出るか確認元栓・止水栓を開ける
灯油残量タンクの残量ゲージを目視確認灯油を補充+エア抜き
給水フィルターフィルターキャップを外して目視水洗い・清掃
給水圧力他の蛇口の水圧を確認使用箇所を分散・水道業者へ
エア噛み灯油補充直後かどうかを確認エア抜き作業
フロースイッチ上記すべて問題なしでも再発する業者に点検依頼

エラー3のリセット手順

原因を特定・解消したあと、以下の手順でリセットします。

基本のリセット手順

  1. リモコンの運転スイッチをOFFにする
  2. 給湯器本体の運転スイッチもOFFにする(本体側にある場合)
  3. 原因を取り除く(止水栓を開ける・灯油補充・フィルター清掃など)
  4. 5〜10分程度待つ(熱交換器の冷却・安全装置のリセット待機)
  5. 運転スイッチをONにする
  6. 蛇口を開けてお湯が出るか確認する

注意 原因を解消せずにリセットを繰り返すと、同じエラーが再発します。また、頻繁なリセットは機器への負担になりますので、必ず原因確認→解消→リセットの順で行ってください。

リセットボタンがある機種の場合

コロナの一部機種では、本体に「リセットボタン」が設けられています。
ボタンの位置は機種によって異なりますが、前面パネルまたは側面に「リセット」または「凍結防止リセット」と記載されている場合があります。取扱説明書で確認してください。


灯油切れ後のエア抜き手順

灯油切れが原因だった場合、灯油を補充しただけでは再起動できないことがあります。
燃料ラインに入り込んだ空気(エア)を抜く作業が必要です。

エア抜きの手順(コロナ石油給湯器の場合)

  1. 灯油を補充する(タンク容量の1/3以上を目安に)
  2. 給湯器本体の電源を入れる
  3. リモコンで給湯運転を開始する
  4. 蛇口を開けたまま数分待つ(燃料ラインのエアが抜けるまで)
  5. 点火音がしてお湯が出れば完了

機種によっては自動でエア抜きを行う機能が搭載されています。
詳細は付属の取扱説明書またはコロナのサポートページでご確認ください。

ポイント エア抜き中に「ガタガタ」「ゴロゴロ」という音がするのは、エアが抜けている正常なサインです。数分以上経過しても点火しない場合は、無理に繰り返さず業者に連絡してください。


給水フィルター(ストレーナー)の清掃手順

フィルターの詰まりが原因と考えられる場合は、以下の手順で清掃します。

清掃前の確認

  • 作業前に給湯器の電源を必ずOFFにする
  • 給水側の止水栓を閉める
  • タオルや洗面器を用意する(水が少量こぼれます)

清掃手順

  1. 給湯器本体の給水接続部近くにあるストレーナーキャップを反時計回りに回して外す
  2. 内部のメッシュフィルターを取り出す
  3. 流水でゴミ・錆・砂を洗い流す
  4. 詰まりがひどい場合は歯ブラシで軽くこする
  5. フィルターを戻してキャップを締める
  6. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する
  7. 給湯器の電源を入れて動作確認

フィルターが破損・変形している場合は交換が必要です。コロナのサービスセンターまたは取扱販売店にご相談ください。


自分で対処できる場合と、業者に依頼すべき場合

エラー3への対応は、原因によって「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」が明確に分かれます。

自分で対処できるケース

状況対処内容
断水・止水栓が閉まっていた止水栓を開けてリセット
灯油が切れていた灯油補充+エア抜き+リセット
フィルターが軽度に詰まっていたフィルター清掃+リセット

これらは日常的なメンテナンスの範囲内であり、取扱説明書の手順に従えばご自身で対応可能です。

業者に依頼すべきケース

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状況理由
原因不明のままエラー3が繰り返すフロースイッチや制御基板の不具合の可能性
エア抜きをしても点火しない燃料系統に別の問題がある可能性
水圧が常に低い給水配管の劣化・詰まりの可能性
給湯器から異音・異臭がする燃焼系統・熱交換器の異常の可能性
設置から10年以上経過している複合的な経年劣化の可能性

特に設置から10年を超えた機器は、部品の経年劣化が複合的に絡む場合があります。
無理にリセットを繰り返さず、早めにコロナのサービスセンターまたは施工業者にご相談ください。


コロナ給湯器のエラー3|よくある質問

Q1. エラー3が出てもすぐにリセットしていいですか?

原因を確認・解消する前にリセットすることはおすすめしません。原因が残ったままだと同じエラーがすぐに再発しますし、頻繁なリセット操作は機器に負担をかける場合があります。必ず「原因確認→解消→リセット」の順で行ってください。

Q2. 夜中にエラー3が出ました。翌朝まで放置しても大丈夫ですか?

安全装置が作動して給湯器は停止している状態ですので、そのまま放置しても危険はありません。翌朝に落ち着いて原因を確認してください。冬季は凍結にご注意ください。

Q3. リセットしたらエラーが消えましたが、また出ました。どうすればいいですか?

原因が完全に解消されていない可能性があります。灯油が少量残っている、フィルターが部分的に詰まっているなど、不完全な状態でリセットすると再発しやすくなります。再度、チェックリストに沿って一つずつ確認してください。それでも繰り返す場合は、フロースイッチや制御部品の不具合が考えられますので業者に相談してください。

Q4. エラー3と似たエラーコードはありますか?

コロナ石油給湯器には空焚き関連のエラーとして「E3」のほか、機種・シリーズによって表示形式が異なる場合があります。また「E2」(過熱検知)や「E8」(着火不良)など別のエラーも存在しますが、それぞれ原因と対処が異なります。リモコン表示が「3」または「E3」でない場合は、取扱説明書のエラーコード一覧で確認してください。

Q5. 給湯器の買い替えはどのタイミングで検討すればいいですか?

一般的に石油給湯器の耐用年数は10年程度とされています。エラー3が頻発するようになった場合、特に設置から10年以上経過している機器では、修理費用と本体交換費用を比較して検討するのが現実的です。コロナのサービスセンターに相談すると、修理か交換かの目安を教えてもらえます。


再発を防ぐためのメンテナンスポイント

エラー3を繰り返さないために、日常的なメンテナンスが重要です。

灯油の管理

  • 灯油タンクは半分以下になったら補充する習慣をつける
  • シーズン終了後に残った灯油は変質しやすいため、翌シーズンに持ち越さない
  • 灯油は必ず専用の白・赤ポリタンクに保管する

給水フィルターの定期清掃

  • 年に1回、シーズン前(秋)に清掃するのが理想
  • 水道工事後は錆・砂が流入しやすいため、工事後に点検する

止水栓・元栓の確認習慣

  • 長期外出や旅行前後に元栓・止水栓の開閉状態を確認する
  • マンションの一斉水道工事があった場合は、工事後に止水栓が閉まっていないか確認する

定期点検の活用

コロナでは有償の定期点検サービスを提供しています。設置から5〜7年を目安に一度点検を受けておくと、消耗品の交換時期や潜在的な不具合を早期に発見できます。


まとめ

コロナ石油給湯器のエラー3(空焚き検知)のポイントをまとめます。

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項目内容
エラーの意味空焚き安全装置が作動して給湯器が自動停止した
主な原因断水・止水栓の閉鎖、灯油切れ、フィルター詰まり、水圧低下、エア噛み
基本の対処原因を取り除いてからリセット(電源OFF→原因解消→5〜10分待つ→電源ON)
自分でできること止水栓の開放、灯油補充+エア抜き、フィルター清掃
業者に任せること原因不明の繰り返し・異音異臭・10年以上経過した機器の不具合
再発予防灯油をこまめに補充、フィルターを年1回清掃、定期点検の活用

エラー3はほとんどのケースで原因を取り除けばご自身で解決できます。
ただし、繰り返す場合や原因がわからない場合は、無理に対処しようとせず、コロナのサービスセンター(0120-919-302)または施工業者にご相談ください。
安全に、快適に給湯器をお使いいただくために、定期的なメンテナンスも大切にしてみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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