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電気自動車の電気代はいくら?自宅充電の目安とガソリン車との比較

自宅で充電する電気自動車と、一本のホースで給油するガソリン車を比較したイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

電気自動車(EV)への乗り換えを考えていて、自宅で充電すると電気代がどれくらいかかるのか気になっていませんか。
すでに乗っている方も、家の電気代が上がったのはEVのせいなのか確認したいところでしょう。

結論から言うと、電費が1kWhあたり6kmの電気自動車なら、自宅充電の電気代は1kmあたり約5円が目安です。
月に1,000km走っても、電気代は5,000円前後に収まります。
夜間の単価が安い料金プランを使えば、さらに下げられます。

この記事では、満充電の電気代や走行距離ごとの目安、ガソリン車との比較、家の電気代への影響、充電設備と安全の注意点までを整理しますのでぜひご参考ください。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

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という方は、Looopでんきを選んだ場合の料金を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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目次

電気自動車の電気代の計算方法

電気自動車の電気代は、走行距離と電費から計算できます。

1kmあたりの電気代 = 電力量の単価(円/kWh)÷ 電費(km/kWh)

月の電気代 = 月の走行距離(km)÷ 電費(km/kWh)× 単価(円/kWh)

電費とは、1kWhの電気で何km走れるかを表す数値で、ガソリン車の燃費にあたります。
車種や走り方、季節によって変わりますが、一般的な電気自動車では1kWhあたり5〜7km程度が目安です。

目安単価には、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使います。

📎 出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」

電費1kmあたりの電気代(31円/kWh)1kmあたりの電気代(25円/kWh)
5km/kWh約6.2円約5.0円
6km/kWh約5.2円約4.2円
7km/kWh約4.4円約3.6円

※25円/kWhは、夜間の単価が安い料金プランを想定した仮の値です。実際の単価は契約しているプランで確認してください。

満充電1回の電気代

満充電にかかる電気代は、バッテリーの容量で決まります。

バッテリー容量満充電の電気代(31円/kWh)満充電の電気代(25円/kWh)
20kWh(軽EVなど)約620円約500円
40kWh約1,240円約1,000円
60kWh約1,860円約1,500円
80kWh約2,480円約2,000円

※空の状態から満充電にする場合の目安です。実際には充電時に一定のロスがあり、電気代はこれより少し増えます。

普段の充電は、空から満充電にすることは少なく、使った分を補う形になります。
そのため、1回あたりの充電の電気代は、満充電の金額より小さくなることが多いと考えてください。

走行距離ごとの月の電気代

電費6km/kWhの車を例に、月の走行距離ごとの電気代を試算します。

月の走行距離使う電力量電気代(31円/kWh)電気代(25円/kWh)
300km(近所の買い物中心)50kWh約1,550円約1,250円
500km約83kWh約2,580円約2,080円
1,000km(通勤で毎日使う)約167kWh約5,170円約4,170円
1,500km250kWh約7,750円約6,250円

※電費6km/kWh、充電ロスを含まない試算です。

月1,000km走る家庭で、月4,000〜5,000円程度が目安です。
夜間の単価が安いプランで夜に充電すれば、同じ距離でも月1,000円前後安くなる計算です。

ガソリン車と比べるとどうか

ガソリン車の燃料費と比べてみます。
ガソリン価格は時期や地域によって大きく変わるため、ここでは1Lあたり170円と仮定します。

車条件1kmあたりの燃料費月1,000kmの燃料費
ガソリン車燃費15km/L、ガソリン170円/L(仮定)約11.3円約11,300円
ガソリン車燃費25km/L(ハイブリッド)、170円/L(仮定)約6.8円約6,800円
電気自動車電費6km/kWh、31円/kWh約5.2円約5,170円
電気自動車電費6km/kWh、25円/kWh(夜間)約4.2円約4,170円

※ガソリン価格と電気の単価は仮定の値です。実際の価格で計算し直してください。

一般的なガソリン車と比べると、電気自動車の燃料費はおおむね半分以下になります。
燃費のよいハイブリッド車と比べると差は縮まりますが、夜間の単価が安いプランで自宅充電すれば、それでも安くなる傾向です。

ただし、公共の急速充電器を多く使う場合は、単価が自宅充電より高くなることが多く、差は小さくなります。
電気自動車の燃料費の安さは、自宅で充電できるかどうかに大きく左右されます。

ガソリンや電気の価格は、原油などの燃料価格の影響を受けます。
その仕組みは原油価格が高騰すると電気代はどうなる?知らないと損する家庭への影響で解説しています。

家の電気代への影響

電気自動車を自宅で充電すると、家の電気の使用量が増えます。
月1,000km走る場合、使用量は月約170kWh増えます。
これは一人暮らしの1か月の使用量に近い量です。

使用量が増えると、次のような影響があります。

影響内容
段階料金従量電灯のように使用量が多いほど単価が上がるプランでは、増えた分が高い単価になる
再エネ賦課金使用量に比例して増える(2026年度は1kWhあたり4.18円)
燃料費調整額使用量に比例して増減する
契約アンペア充電中に他の家電と重なるとブレーカーが落ちることがある

再エネ賦課金は、使用量が増えればその分だけ負担も増えます。
月170kWh増えれば、賦課金だけで月約710円の増加です。

📎 出典:経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2026年度以降の買取価格等と2026年度の賦課金単価を設定します」

電気自動車を導入するなら、料金プランの見直しもセットで考えるのが効果的です。
使用量が増える段階料金のプランより、夜間の単価が安い時間帯別プランのほうが有利になることが多くなります。
再エネ賦課金の仕組みは再エネ賦課金がおかしいと感じる理由|仕組み・問題点・今後の見通しで解説しています。

夜間に充電すると安くなる理由

時間帯別の料金プランでは、夜間の電気の単価が安く設定されています。
電気自動車は、夜の間に自宅で充電しておけるため、この仕組みと相性が良い家電です。

充電のタイミング単価の傾向(時間帯別プランの場合)
夜間(おおむね夜10時〜翌朝7時前後)安い
昼間高い

ただし、一般的な従量電灯プランでは、時間帯によって単価は変わりません。
夜に充電するだけでは安くならないため、契約しているプランを確認してください。
また、時間帯別プランは昼間の単価が割高に設定されていることが多く、昼間に家で電気を多く使う家庭では、かえって高くなることもあります。

充電器や車の設定で、充電の開始時刻をタイマーで指定できることが多いので、夜間の安い時間帯に充電が始まるように設定すると便利です。

自宅充電に必要な設備

自宅で電気自動車を充電するには、専用の設備が必要です。

充電の方法出力の目安満充電までの時間の目安(40kWh)特徴
200Vコンセント(普通充電)約3kW約13〜14時間工事費が比較的安い
普通充電器(ウォールボックス)約6kW約7時間充電が速い。本体と工事の費用がかかる

家庭用の100Vコンセントでも充電できる車種はありますが、充電に非常に時間がかかるため、多くの場合は200Vの専用コンセントや充電器を設置します。
設置には電気工事が必要で、分電盤からの専用回路の配線や、契約アンペアの見直しが必要になることもあります。
実際の費用は設置条件で変わるため、複数の業者から見積もりを取って比較してください。

充電するときの安全の注意点

電気自動車の充電は、長時間にわたって大きな電流が流れます。

延長コードやテーブルタップを使って電気自動車を充電しないでください。長時間大きな電流が流れるため、コードが発熱して発火するおそれがあります。

そのほか、次の点に注意してください。

  • 充電には、電気工事士が施工したEV用の専用コンセントや充電器を使う
  • 充電ケーブルやプラグに傷や変形がないか、使う前に確認する
  • 充電中にプラグやコンセントが異常に熱い、焦げたにおいがする場合は、すぐに充電を中止する
  • 充電中に電子レンジ、エアコン、IHなど消費電力の大きい家電を同時に使うとブレーカーが落ちることがある

コンセントに何ワットまでつなげるかの考え方はコンセントは何ワットまで使える?ブレーカーが落ちる前に知っておくべき基準と注意点で詳しく解説しています。

冬は電費が悪くなる

電気自動車の電費は、季節によって変わります。

冬は、暖房にバッテリーの電力を使うことに加え、低温でバッテリーの効率が落ちるため、電費が悪くなります。
同じ距離を走っても、夏より多くの電力を使うことが多くなります。
寒冷地では、この影響がより大きくなります。
ただし、影響の大きさは車種や使い方、地域によって異なります。

冬の電気代を抑えるには、次の方法が有効です。

  • 出発前に、充電しながら車内を暖めておく(プレ空調)
  • シートヒーターやステアリングヒーターを活用し、車内の暖房の設定を控えめにする

よくある質問

Q1. 電気自動車の充電の電気代は1回いくらですか?

バッテリー容量によって変わります。
40kWhのバッテリーを空から満充電にすると、31円/kWhで約1,240円、夜間の単価25円/kWhなら約1,000円が目安です。
60kWhなら約1,500〜1,860円程度です。
普段の充電は、使った分を補う形になることが多いため、1回あたりの電気代は満充電の金額より小さくなります。
実際には充電時に一定のロスがあるため、電気代はこの目安より少し増えます。

Q2. 電気自動車の電気代は月いくらですか?

走行距離によって変わります。
電費6km/kWhの車の場合、月300kmなら約1,250〜1,550円、月1,000kmなら約4,170〜5,170円が目安です。
夜間の単価が安い料金プランで自宅充電すれば、同じ距離でも安くなります。
冬は暖房やバッテリーの効率低下で電費が悪くなるため、夏より電気代が増える傾向があります。

Q3. 電気自動車とガソリン車ではどちらが燃料費が安いですか?

自宅で充電できる場合は、電気自動車のほうが安くなる傾向があります。
燃費15km/Lのガソリン車をガソリン170円/L(仮定)で月1,000km走らせると約11,300円、電費6km/kWhの電気自動車を31円/kWhで充電すると約5,170円です。
燃費のよいハイブリッド車と比べると差は縮まります。
公共の急速充電器を多く使う場合は、単価が自宅充電より高くなることが多く、差は小さくなります。
実際のガソリン価格と電気の単価で計算し直してください。

Q4. 電気自動車を買うと家の電気代はどれくらい上がりますか?

月1,000km走る場合、家の電気の使用量が月約170kWh増え、電気代は月4,000〜5,000円程度増えるのが目安です。
使用量が多いほど単価が上がる段階料金のプランでは、増えた分が高い単価になることがあります。
再エネ賦課金も使用量に比例して増え、月170kWhなら約710円の増加です。
電気自動車を導入するなら、夜間の単価が安い時間帯別プランへの見直しもあわせて検討すると効果的です。

Q5. 家庭のコンセントで電気自動車を充電しても大丈夫ですか?

電気工事士が施工したEV用の専用コンセントや充電器で充電してください。
一般的な100Vコンセントでも充電できる車種はありますが、充電に非常に時間がかかります。
延長コードやテーブルタップを使った充電は、長時間大きな電流が流れてコードが発熱し、発火するおそれがあるため避けてください。
設置の際は、専用回路の配線や契約アンペアの見直しが必要になることもあるため、電気工事業者に相談してください。

まとめ

電気自動車を自宅で充電する電気代は、電費6km/kWhの車なら1kmあたり約5円が目安です。

  • 月1,000km走っても、電気代は4,000〜5,000円程度
  • 一般的なガソリン車と比べると燃料費はおおむね半分以下。ただし自宅充電できることが前提
  • 夜間の単価が安い時間帯別プランで夜に充電すると、さらに安くなる
  • 家の使用量が増えるため、料金プランの見直しもセットで考える
  • 充電は専用の設備で行い、延長コードは絶対に使わない

電気自動車の燃料費の安さは、自宅で充電できるかどうかと、料金プランの選び方で決まります。
導入を考えているなら、まずは月の走行距離と、自宅に充電設備を置けるかを確認してみてください。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

「最近、電気代が高くなった」
「今の電力会社のままでいいのか気になる」

という方は、Looopでんきを選んだ場合の料金を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

今すぐ切り替える必要はありません。
まずは現在の電気代と比較して、自分の家庭に合うか確認してみましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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