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4人家族の電気代の平均は月いくら?高くなる時期と見直しの順番

電気代の請求書を確認する4人家族と、月平均・高くなる時期・見直しの順番を示したサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

4人家族になってからの電気代が、毎月の家計でじわじわ効いていると感じていませんか。
特に冬と夏の請求を見て、「これは使いすぎなのだろうか」と不安になる方も多いはずです。

総務省の家計調査によると、4人世帯の電気代は1か月あたり13,928円が平均です。
ただし、この数字は年間を平均した金額で、真冬には2万円を超える月が出るのが普通です。

この記事では、4人家族の電気代の平均を季節・住まい・子どもの年齢ごとに整理したうえで、内訳の読み方と、高いと感じたときに手をつける順番を解説します。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

「最近、電気代が高くなった」
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目次

4人家族の電気代の平均は月13,928円

結論から言うと、4人家族(4人世帯)の電気代の平均は1か月あたり13,928円、年間では約167,000円です。
総務省統計局の家計調査(家計収支編)における2025年平均の数値で、全国の4人世帯を対象にした公的統計にもとづきます。

スクロールできます
世帯人数1か月の平均年間換算1人あたり
一人暮らし7,337円約88,000円7,337円
2人世帯12,144円約146,000円6,072円
3人世帯13,915円約167,000円4,638円
4人世帯13,928円約167,000円3,482円
5人世帯15,665円約188,000円3,133円
6人以上の世帯17,321円約208,000円2,887円以下

※総務省統計局「家計調査(家計収支編)」2025年平均をもとに作成。年間換算は月額を12倍した参考値です。

📎 出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編)」調査結果

1人あたりに直すと3,482円で、一人暮らしの平均7,337円の半分以下です。
世帯人数が増えるほど1人あたりの電気代は下がっていく、という関係がここでもはっきり出ています。

3人世帯とほぼ同額である理由

この表でもっとも不思議に見えるのが、3人世帯13,915円と4人世帯13,928円の差がわずか13円しかない点です。
人数が一人増えているのに、電気代はほとんど変わっていません。

理由は2つあります。

1つ目は、共有される電力が増えないこと
冷蔵庫、照明、リビングのエアコン、待機電力、基本料金は、家族が3人でも4人でも同じだけかかります。
増えるのは給湯・洗濯・個別の機器の使用時間だけで、これは電気代全体から見れば一部にすぎません。

2つ目は、世帯の構成が違うこと
4人世帯は子どもが2人いる家庭が中心で、学齢期の子どもは日中学校にいます。
一方で3人世帯には、乳幼児がいて日中も家族が在宅している家庭が一定の割合で含まれます。
人数の多さより「日中に家に人がいるかどうか」のほうが電気代に効くという構造が、この数字の並びに表れています。

ここから導ける実用的な結論があります。
4人家族で電気代が平均を大きく超えているとき、原因は人数ではなく在宅時間と部屋の使い方にある、ということです。

季節でどれくらい変わるのか

年平均13,928円という数字だけを見て安心すると、冬の請求で驚くことになります。
4人家族の電気代は、冷暖房を使う時期に大きく跳ね上がります。

時期月の使用量の目安電気代の目安
1〜2月(暖房のピーク)約500〜700kWh約15,500〜21,700円
4〜5月(冷暖房をほぼ使わない)約300〜380kWh約9,300〜11,800円
7〜8月(冷房のピーク)約450〜600kWh約14,000〜18,600円
10〜11月(冷暖房をほぼ使わない)約300〜380kWh約9,300〜11,800円

※31円/kWhで換算した参考値です。暖房にガスや灯油を使う場合、冬の数値はこれより低くなります。

ここで一つ注意点があります。
家計調査の数値は「実際に支払った月」で集計されているため、使った月と1〜2か月のズレが生じます。
1月に使った電気の請求は2月や3月に届くので、統計上は春先の数字が高く出ることがあります。
月別のグラフを見て「電気代のピークは3月」と読むのは誤りで、使用量のピークは真冬と真夏だと理解しておいてください。

冷暖房を使わない春と秋の使用量が、その家の基礎的な電力消費にあたります。
4人家族でこの時期に月450kWhを超えているなら、冷暖房以外に原因があると考えてください。
古い冷蔵庫、電気温水器、常時稼働の機器、使っていない部屋の照明などが候補になります。

住まいと子どもの年齢による違い

住まい1か月の目安エアコンの台数
3LDKのマンション12,000〜16,000円2台
4LDKのマンション13,000〜17,000円2〜3台
戸建て(2階建て)15,000〜20,000円3台以上
オール電化の戸建て20,000円〜3台以上+給湯

※31円/kWhで換算した参考値です。

マンションより戸建てが高くなりやすいのは、部屋数の多さに加えて外気に接する壁や屋根の面積が大きいためです。
上下階を挟まれているマンションは、構造的に熱が逃げにくく冷暖房の効率で有利になります。

子どもの年齢による違いも押さえておいてください。

  • 未就学児が2人 … 日中在宅で空調の稼働時間が長く、洗濯も増える
  • 小学生が2人 … 日中は不在。夕方以降にリビングへ集中するため効率は悪くない
  • 中高生が2人 … 個室のエアコン・照明が2部屋分。夜間の使用が伸びる

4人家族で電気代がもっとも高くなりやすいのは、子ども2人がそれぞれ自室で過ごすようになる時期です。
リビング・子ども部屋2つ・寝室で、エアコンが同時に3〜4台動く状況が生まれます。
この時期に「去年より2,000円上がった」と感じるのは、使い方が悪くなったのではなく生活が変わった結果です。

電気料金の内訳を知ると「高い理由」が見えてくる

削れる部分を判断するには、内訳を知っておく必要があります。

項目内容使用量との関係
基本料金契約アンペアなどに応じた固定費電気を使わなくても発生する
電力量料金使った電力量(kWh)× 単価使った分だけ増える
燃料費調整額燃料の輸入価格の変動を毎月反映使用量に比例して増減する
再エネ賦課金再生可能エネルギー普及費用の負担分使用量に比例する/全国一律

再エネ賦課金の2026年度の単価は1kWhあたり4.18円で、2026年5月検針分から2027年4月検針分までに適用されます。
4人家族で月500kWhを使う場合、賦課金だけで月2,090円、年間では約25,000円の負担になる計算です。
使用量が多い世帯ほど負担が重くなる仕組みで、節電以外に減らす手段がない費用でもあります。

📎 出典:経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2026年度以降の買取価格等と2026年度の賦課金単価を設定します」

賦課金の仕組みや、なぜ毎年上がるのかについては再エネ賦課金がおかしいと感じる理由|仕組み・問題点・今後の見通しで解説しています。

請求書を見るときは、金額より先に使用量(kWh)の欄を確認してください。
金額は単価の変動で上下しますが、使用量は使い方をそのまま映した数字です。
前年同月と使用量を比べて増えていなければ、値上がりの影響であって使い方の問題ではない、と切り分けられます。
なお、政府の補助や料金改定のタイミングでも請求額は動きます。

4人家族で電気代が高くなりやすい6つのパターン

1. エアコンが3台以上同時に動いている

4人家族でもっとも効きやすい原因です。
リビング・子ども部屋2つで同時に暖房をつければ、単純に電力は3倍近くになります。
在宅の時間帯に家族が同じ部屋で過ごす時間を1日2時間増やすだけでも、冬場は月2,000円前後変わることがあります。

2. 契約アンペアと料金プランが実態と合っていない

4人家族であれば50〜60Aが一般的な水準です。
ただし、使用量が多い世帯ほど電力量料金の単価差が金額に効いてきます。
月500kWhを超える家庭では、プランの選び方だけで年間1万円以上の差がつくことも珍しくありません。

3. 洗濯乾燥機・浴室乾燥機の使用頻度

4人分の洗濯物は量が多く、毎日回している家庭がほとんどです。
乾燥機能はヒーターで熱をつくるため、洗濯だけのときと比べて消費電力が大きく変わります。
毎日乾燥まで回している場合、天候の悪い日に限定するだけで月1,000円前後の差になります。

4. 給湯の使い方

4人が別々の時間に入浴すると、追い炊きの回数が増えます。
電気温水器やエコキュートの住まいでは、この追い炊きがそのまま電気代に乗ります。
ガス給湯の家庭でもガス代が増えるため、入浴の時間をまとめるのは光熱費全体に効く対策です。

5. テレビや照明のつけっぱなし

人数が多いほど「誰かが見ているだろう」と思って消さないまま、という状況が起きやすくなります。
実際にどの程度の金額になるかはテレビをつけっぱなしにすると電気代はいくら?時間別の目安と考え方で試算しています。

6. 待機電力が積み上がっている

家族が増えるほど家電の台数も増え、待機電力も比例して多くなります。
ただし、すべてのコンセントを抜けばよいわけではありません。
機器ごとの線引きはコンセント差しっぱなしの電気代はどれくらい?実際にかかる金額と無駄を減らす判断基準で整理しています。

使用量から自分の家の電気代を計算する方法

電気代の目安 = 消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量の目安単価(円/kWh)

目安単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使うのが一般的です。

📎 出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」

4人家族でよく使う機器を、この単価で試算すると次のようになります。

機器想定の使い方1か月の電気代の目安
エアコン(暖房・リビング)平均1,000W・1日12時間約11,160円
エアコン(暖房・子ども部屋2台)各500W・1日5時間約4,650円
冷蔵庫(500L前後)年間消費電力量350kWh約904円
洗濯乾燥機(乾燥あり)1回1.5kWh・1日1回約1,395円
浴室乾燥機1回1.2kWh・週4回約595円
食洗機1回0.7kWh・1日2回約1,302円
テレビ(50型)130W・1日8時間約967円
照明(LED・4部屋)合計140W・1日6時間約781円

※31円/kWhで試算した参考値です。機種・設定・室温条件によって実際の金額は変わります。

暖房期は、エアコンだけで電気代の半分以上を占めることが分かります。
節電は、金額の大きい機器から順に見直すのが効率的です。
家電ごとの消費電力の大きさは【2026年最新】家電の消費電力ランキングTOP15|電気代が高い順に解説で順位づけしています。

実際の消費電力を知りたい場合は、コンセントの間に挟んで測定できるワットモニターが便利です。
どの機器が本当に電気を使っているのかを、買い替えを検討する前に数字で確認できます。

4人家族の電気代を下げる手順

効果の大きい順に手をつけてください。

手順1:料金プランを確認する

4人家族は使用量が多いため、単価の違いがそのまま金額に反映されます。
一人暮らしなら年間数千円の差にしかならない切り替えが、月500kWhを使う家庭では年間1万円以上になることがあります。
比較するときは、直近3か月分の検針票を手元に用意してください。

確認しておきたいのは次の3点です。

  • 燃料費調整額に上限が設定されているか(上限なしのプランは燃料価格の上昇がそのまま反映される)
  • 市場価格に連動するプランかどうか(電力市場の高騰時に請求額が大きく振れる)
  • 解約時の違約金や契約期間の縛りがあるか

単価の安さより、料金の振れ幅の小ささを優先するほうが、家計の見通しは立てやすくなります。

手順2:契約アンペアを確認する

4人家族では下げる余地が小さい場合もありますが、確認する価値はあります。
契約アンペアを10A下げると、基本料金は月300円前後、年間で3,000〜4,000円程度軽くなるのが目安です。
判断の基準は、朝の時間帯に同時に使う家電の合計です。
エアコン2台・電子レンジ・ドライヤー・炊飯器・食洗機が重なるなら、下げるべきではありません。

なお、ブレーカーが落ちるのを避けようとして延長コードに暖房器具をつなぐのは避けてください。
電気ストーブやこたつのような消費電力の大きい機器をタコ足配線で使うと、コードが発熱し発火につながる危険があります。
消費電力の大きい暖房器具は、壁のコンセントに直接挿すのが原則です。

手順3:エアコンの稼働台数を減らす

3台稼働を2台に減らすのが、4人家族でもっとも金額に効く対策です。
食事の後にそれぞれの部屋へ散っていく生活と、就寝までリビングで過ごす生活では、稼働台数がまったく違います。
サーキュレーターで空気を循環させると、1台のエアコンでも隣接する部屋まで温度を行き渡らせやすくなります。

手順4:乾燥と入浴の使い方に基準をつくる

洗濯乾燥機・浴室乾燥機・給湯は、4人家族の光熱費で無視できない位置を占めます。
使うのをやめるのではなく、「雨の日と翌朝までに乾かす必要がある日だけ」「入浴は2時間以内に全員済ませる」といった基準を決めるほうが続きます。
部屋干しの補助にサーキュレーターを使えば、乾燥機の稼働時間そのものを短縮できます。

手順5:窓の断熱で冷暖房の負荷を下げる

部屋の熱の多くは窓から出入りします。
冬は断熱シートや厚手のカーテン、夏は遮熱カーテンで対策すると、エアコンの負荷そのものが下がります。
部屋数が多い家庭ほど窓の枚数も多く、効果が積み上がります。

手順6:稼働時間の長い機器の買い替えを検討する

冷蔵庫とエアコンは、買い替えによる省エネ効果がはっきり出る機器です。
おおむね2015年以前のモデルを使い続けている場合、最新機種との年間消費電力量の差は無視できません。
4人家族の冷蔵庫は450〜550Lが適正で、容量不足で詰め込みすぎている状態は冷却効率を落とします。
大型機のほうが高効率な断熱材とインバーター制御を備えているため、容量が大きいほど電気代が高いとは限りません。

洗濯乾燥機については、乾燥方式が判断材料になります。
ヒートポンプ式はヒーター式と比べて乾燥1回あたりの消費電力量が大きく下がるため、ほぼ毎日乾燥まで回している家庭では買い替えの効果が出やすい組み合わせです。

使用量を「見える化」すると判断が早くなる

4人家族は機器の数が多いぶん、どこで電気を使っているのかが分かりにくくなります。
紙の検針票だけでは月に1回の合計しか分からず、原因の特定には足りません。

現在の住宅にはスマートメーターが設置されており、30分ごとの使用量が記録されています。
多くの電力会社は、この記録を会員向けのWebページやアプリで公開しています。
時間帯別のグラフを見ると、どの時間に電気を使っているかが一目で分かります。

見るべきポイントは3つです。

  • 深夜2時から5時の使用量(この時間帯の値が、待機電力と常時稼働機器の合計にあたる)
  • 朝と夜のピークの高さ(家事が集中している時間の負荷)
  • 誰もいないはずの日中に、使用量が落ちていない日がないか

深夜帯の値が高い家庭は、冷蔵庫の劣化や、電気温水器・床暖房のような気づきにくい機器が動いている可能性があります。
逆に、深夜帯が低いのに月の合計が多いなら、原因は冷暖房や家事の時間帯にあると絞り込めます。
節電を始める前にこのグラフを1週間分見ておくと、的外れな我慢をせずに済みます。

太陽光発電や蓄電池は検討すべきか

使用量の多い4人家族は、太陽光発電の導入を検討する候補に入ります。
ただし、判断材料を整理しないまま決めるのは避けてください。

向いているかどうかは、次の条件で大きく変わります。

条件有利になる場合不利になる場合
住まい持ち家の戸建て・屋根が南向き賃貸・マンション・日当たりが悪い
在宅時間日中に家族が家にいる日中は全員不在
使用量月400kWh以上月200kWh前後
居住予定今後15年以上住む数年以内に転居の可能性

太陽光の経済性は、発電した電気を売るより自宅で使い切れるかどうかで決まります。
売電価格は年々下がっており、買う電気の単価のほうが高い状態が続いているためです。
共働きで日中に誰もいない家庭では、発電した電気の多くを売ることになり、想定より効果が出ないことがあります。

初期費用の回収年数は、設備の価格・屋根の条件・地域の日射量で変わります。
自治体によっては補助制度が用意されていることもあるため、判断する前に居住地の制度を確認してください。

節電しないほうがよい場面もある

子どもがいる家庭では、電気代を抑えること自体が目的になると危険な場面があります。

まず夏の冷房です。
室温が高い状態で冷房を我慢すると、屋内にいても熱中症になる危険があります。
子ども部屋は2階にあることが多く、日中の室温が1階より数度高くなります。
就寝中も含めて、室温が28℃を超える環境では冷房を使う前提で考えてください。

次に冬の暖房と換気です。
暖房費を惜しんで室温を極端に下げると、結露が生じてカビの原因になります。
24時間換気を止めると湿気がこもり、結露を悪化させます。
換気扇の電気代は月に数十円程度なので、止めて得られる節約額より、止めることで生じる不具合のほうが大きくなります。

もう一つが学習環境の照明です。
子どもが勉強する場所の照明を暗くしても、節約できるのは月に数十円程度です。
削る価値のない支出と、削るべき支出を分けて考えることが、家計の見直しでは重要になります。

平均より高いときに確認する順番

  • 検針票の「使用量(kWh)」を前年同月と比べる(増えていなければ単価の影響)
  • 冷暖房を使わない春・秋の使用量を確認し、基礎的な消費が多すぎないか見る
  • 使用量が増えていれば、生活の変化(子どもの進学、在宅勤務、新しい家電)に心当たりがあるか確認する
  • 料金プランと契約アンペアを確認する
  • エアコンの稼働台数とフィルターの状態を確認する
  • 冷蔵庫・エアコン・洗濯機の使用年数を確認し、10年以上のものがないか見る

ここまで確認しても使用量の増加に心当たりがない場合は、電力会社への相談を検討してください。
生活が変わっていないのに使用量だけが急に跳ね上がっている場合、漏電や機器の故障が関わっていることがあります。
目安としては、前年同月比で使用量が1.5倍以上になり、原因に心当たりがない状態が2か月続いたときが相談のタイミングです。

よくある質問

Q1. 4人家族で電気代が3万円を超えるのは高すぎますか?

季節と住まいによります。
オール電化の戸建てで真冬に3万円を超えるのは、それほど珍しいことではありません。
一方、ガス併用のマンションで年間を通して3万円前後なら、明らかに高い水準です。
まず検針票の使用量(kWh)を確認し、月900kWhを超えていないかを見てください。
超えている場合は電気温水器の有無、古い冷蔵庫、エアコンの稼働台数を確認するのが先決です。
超えていないのに金額が高いなら、契約プランや単価の問題である可能性が高くなります。

Q2. 4人家族の電気使用量は月何kWhが目安ですか?

冷暖房を使わない春と秋で月300〜380kWh、真冬で500〜700kWhが一つの目安です。
年間を通した平均では、月400〜450kWh前後に収まる家庭が多くなります。
重要なのは、年間平均よりも春と秋の数値です。
この時期の使用量が、冷蔵庫・照明・待機電力といった「生活しているだけでかかる電力」を表しているためです。
春や秋に450kWhを超えているなら、冷暖房とは別のところに原因があります。
検針票やアプリで過去1年の推移を見て、季節の山と谷の形を確認してみてください。

Q3. 子ども部屋のエアコンはつけっぱなしにしたほうが安いですか?

使用時間によります。
エアコンは設定温度に到達するまでの立ち上げ時にもっとも電力を使い、その後の維持運転は消費電力が小さくなります。
そのため、30分程度の外出であればつけたままのほうが安くなることがあります。
一方で、学校に行っている日中のように数時間使わない部屋をつけっぱなしにするのは明らかに無駄です。
判断の目安としては、1時間以上使わないなら消す、と考えておけば大きく外れません。
子どもが自分で判断しにくい場合は、タイマーや人感センサー付きの機種を活用するのも一つの方法です。

Q4. 電気代を下げるには節電と契約見直しのどちらが先ですか?

4人家族の場合は、契約の見直しが先です。
使用量が多い世帯ほど、単価の差がそのまま金額に反映されるためです。
月500kWhを使う家庭で単価が2円違えば、それだけで月1,000円、年間で12,000円の差になります。
一方、節電で使用量を1割減らすのは生活の変更を伴い、続けるのが難しいものです。
まずは契約プランと契約アンペアという固定条件を整え、そのうえで金額の大きいエアコンの使い方を調整する、という順番が現実的です。

Q5. オール電化の4人家族の平均はどのくらいですか?

ガス代がかからない代わりに電気代が上がるため、ガス併用の家庭と単純比較はできません。
給湯・調理・暖房のすべてを電気でまかなうぶん、特に冬場は電気代が大きく膨らみます。
オール電化は夜間の単価が安い料金プランとセットになっていることが多く、湯沸かしや洗濯を夜間に寄せられるかどうかで金額が変わります。
判断の基準は電気代の絶対額ではなく、光熱費全体(電気+ガス)で比べることです。
ガス併用で電気14,000円・ガス7,000円なら、オール電化で21,000円でも負担は同じという見方になります。

まとめ

4人家族の電気代の平均は月13,928円、年間では約167,000円です。
3人世帯とほぼ同額にとどまるのは、人数よりも在宅時間と部屋の使い方のほうが金額に効くためです。
一方で、年平均に安心していると真冬に2万円を超える月が出ます。

  • 検針票の使用量(kWh)を前年同月と比べ、使い方の問題か値上がりの影響かを切り分ける
  • 使用量が多い世帯ほど効果が大きいので、料金プランの見直しを先に行う
  • エアコンの稼働台数を減らす(3台を2台にするのがもっとも効く)
  • 乾燥と入浴の使い方に家庭内の基準をつくる
  • 10年以上使っている冷蔵庫・エアコン・洗濯乾燥機は買い替えを検討する

一方で、子ども部屋の冷房や学習環境の照明は削る対象ではありません。
削る価値のある支出とそうでない支出を分けたうえで、まずは検針票の使用量を確認するところから始めてみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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