長年使ってきたガスコンロの火がつきにくくなったり、片側のバーナーだけ調子が悪くなったりして、そろそろ交換かなと考え始めていませんか。
いざ見積もりを取ろうとしても、本体代と工事費がそれぞれいくらかかるのか、あとから追加費用を請求されないかが気になって、なかなか一歩を踏み出せない方も多いはずです。
ガスコンロの交換費用は、「本体の価格」「基本工事費」「設置状況による追加費用」の3つに分けて考えると、全体像がつかみやすくなります。
この記事では、ビルトインコンロとテーブルコンロそれぞれの費用の考え方、追加費用が発生しやすいケース、費用を抑えるコツ、修理と交換の判断基準までを、ガス会社やメーカーの公表情報をもとに整理します。
見積書を受け取ったときに、金額が妥当かどうかを自分で判断できるようになることを目指して読み進めてください。
ガスコンロの交換費用は「本体代+工事費」で決まる
ガスコンロの交換費用は、設置タイプによって構成が大きく変わります。
キッチンに組み込まれたビルトインコンロは、本体代に加えて交換工事の費用がかかります。
一方、キッチンの台の上に置くテーブルコンロ(据え置き型)は、基本的に本体代だけで交換が完了します。
まずは自宅のコンロがどちらのタイプかを確認しましょう。
| 項目 | ビルトインコンロ | テーブルコンロ(据え置き型) |
|---|---|---|
| 設置のしかた | システムキッチンの天板に組み込み | 台の上に置いてガスホースで接続 |
| 費用の構成 | 本体代+基本工事費+追加費用(必要な場合) | 本体代+ガスホース代(交換する場合) |
| 交換作業 | 有資格の施工業者が行う | ホース接続タイプは自分で交換できる機種が多い |
| 古いコンロの処分 | 基本工事費に含まれることが多い | 自分で自治体のルールに沿って処分 |
| 費用の振れ幅 | 大きい(グレードと設置状況で変わる) | 小さい(本体価格の差が中心) |
ビルトインコンロの場合、費用の中で最も大きな割合を占めるのは本体代です。
工事費は依頼先ごとにある程度決まった「基本工事費」があり、そこに設置状況に応じた追加費用が上乗せされる仕組みになっています。
たとえば東京ガスの機器交換サービスでは、コンロのみを交換する場合の基本工事費を29,700円(税込)と公表しています。
同サービスの販売実績では、本体と工事費を合わせた総額が15万円以下に収まった割合が約8割とされています。
もちろん地域や依頼先によって金額は変わりますが、「基本工事費は数万円台、総額は本体のグレード次第」という感覚を持っておくと、見積書の数字を冷静に見られるようになります。
ビルトインコンロの交換費用の内訳
ビルトインコンロの見積書には、いくつかの項目が並びます。
何が基本料金に含まれていて、何が追加になるのかを知っておくと、依頼先ごとの見積もりを正しく比較できます。
基本工事費に含まれるもの
基本工事費には、一般的に次のような作業が含まれています。
- 古いコンロの取り外し
- 新しいコンロの取り付けとガス接続
- 点検・試運転と使い方の説明
- 取り外したコンロの処分
- 出張費(離島・遠方は別途になることが多い)
注意したいのは、依頼先によって「基本工事費」に含める範囲が微妙に違う点です。
処分費や出張費が別項目になっている見積もりもあるため、総額だけでなく内訳の行を一つずつ確認することが大切です。
基本工事費が安く見えても、処分費・出張費・諸経費を足すと他社と変わらない、というケースは珍しくありません。
追加費用がかかりやすい代表的なケース
設置状況によっては、基本工事費とは別に部材費や追加工事費が必要になります。
東京ガスが公表している追加工事の例をもとに整理すると、次のようになります。
| 追加になるケース | 内容 | 東京ガスの公表価格(税込) |
|---|---|---|
| 金属フレキ管の交換 | 再利用できない接続管を新品に交換 | 部材費込 6,600円 |
| 法令適合ガス栓への交換(LPガス) | 接続具を使わずにつなげるガス栓に交換 | 部材費込 16,500円 |
| 特殊な形状のコンロからの交換 | 旧サンウェーブ・パナソニックの一部・TOTOの一部機種など | 工事費 5,500円+部材費別途 |
| コンロ交換と同時にオーブンをキャビネットへ | オーブンを撤去して収納に変更 | 基本工事費 50,600円 |
| コンロとオーブンをどちらも交換 | 2台同時の交換 | 基本工事費 56,100円 |
ガス栓とコンロをつなぐ配管には、ネジ部を付け直して再利用できる「ガスフレキ管」と、再利用するとガス漏れにつながる「金属フレキ管」があります。
金属フレキ管が使われている場合は、交換時に新品へ取り替える必要があります。
また、LPガス(プロパンガス)の住宅では、ガス栓とコンロの間にニップルなどの接続具を使っている場合、法令に適合したガス栓への交換が必要になることがあります。
こうした配管まわりの追加費用は、見積もり時に写真を送るか、下見をしてもらうことで事前に確定できるケースがほとんどです。
コンロの下にガスオーブンがある場合の注意点
コンロの下にガスオーブンが組み込まれているキッチンでは、選べるコンロのメーカーが限られます。
コンロとオーブンの接続方式はメーカーごとに異なるため、オーブンを残す場合は同じメーカーのコンロしか取り付けられません。
他メーカーのコンロに変えたい場合は、オーブンを撤去して収納キャビネットに変えるか、オーブンも同時に交換するかを選ぶことになり、そのぶん費用が上がります。
また、リンナイの案内では、システムキッチンの天板(ワークトップ)の厚みが40mmを超える場合は取り付けできないとされています。
階段での搬入や狭い場所での作業が必要な場合に追加費用がかかることもあるため、設置環境は注文前に伝えておきましょう。
グレード別に見る総額の考え方
ビルトインコンロの総額を左右する最大の要素は、本体のグレードです。
同じ幅60cmのコンロでも、機能と天板の素材によって本体価格には大きな差があります。
グレードごとの主な違いは次のとおりです。
| グレード | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スタンダード | ホーロー・ガラスコート天板、片面焼きグリルが中心、必要な安全機能は搭載 | 費用を抑えて交換したい、コンロは焼く・煮るが中心 |
| ミドル | ガラストップ天板、両面焼き水なしグリル、温度調節・タイマーなど便利機能 | 掃除のしやすさと機能のバランスを重視したい |
| ハイ | 高級ガラストップ、オートグリル、専用調理器具付属、レンジフード連動・アプリ連携など | 料理の頻度が高く、グリルを積極的に使いたい |
前述の東京ガスの販売実績では、総額15万円以下が約8割、15万〜20万円が約1割、20万円以上が約1割という構成でした。
つまり、多くの家庭はミドルグレードまでの価格帯で交換しているということです。
高機能モデルを選ぶ前に、「グリルをどのくらい使うか」「天板の掃除にどれだけ手間をかけられるか」を振り返ると、必要以上に高いグレードを選ばずに済みます。
費用差が最も大きいのは天板素材とグリル機能なので、この2点を優先順位の軸にすると選びやすくなります。
ケース別に見る追加費用の出方
同じ機種を選んでも、住まいの条件によって見積もりの総額は変わります。
よくある3つのケースで、どこに追加費用が出やすいかを確認しておきましょう。
金額は前述の東京ガスの公表価格を例にしたもので、依頼先によって変わります。
ケース1:都市ガスのマンションで、ガスフレキ管で接続されている
築15年ほどのマンションで、幅60cmのビルトインコンロを同じ幅の新しいコンロに替えるケースです。
ガス栓とコンロがネジ部を付け直せるガスフレキ管でつながっていて、コンロの下が収納キャビネットであれば、追加工事がかからない可能性が高くなります。
この場合の総額は、ほぼ「本体代+基本工事費」で決まります。
ただし、マンションでは管理組合への工事申請が必要な場合があるため、日程は早めに押さえておきましょう。
ケース2:LPガスの戸建てで、古いガス栓に接続具が付いている
LPガスの戸建て住宅で、ガス栓とコンロの間にニップルなどの接続具が使われているケースです。
この場合は法令に適合したガス栓への交換が必要となり、東京ガスの例では部材費込みで16,500円が基本工事費に上乗せされます。
あわせて接続管が金属フレキ管であれば、新品への交換費用も加わります。
LPガスの住宅では、コンロの交換工事とは別に、契約しているLPガス販売店がガス栓の点検や交換を担当する場合もあるため、見積もりの段階で誰が何を行うのかを確認しておくと安心です。
ケース3:コンロの下にガスオーブンがあり、別メーカーに変えたい
コンロの下にガスオーブンが組み込まれていて、今とは別のメーカーのコンロを選びたいケースです。
オーブンを残したまま他メーカーのコンロを付けることはできないため、オーブンを撤去して収納キャビネットにするか、オーブンも同時に交換するかの二択になります。
東京ガスの例では、前者の基本工事費が50,600円、後者が56,100円で、コンロのみの交換(29,700円)より2万円以上高くなります。
オーブンをほとんど使っていないのであれば、キャビネットに替えて収納を増やすという選択も現実的です。
逆にオーブンを活用しているなら、同じメーカーのコンロから選ぶのが最も費用を抑えられる方法です。
3つのケースの比較
| ケース | 追加費用が出やすい箇所 | 総額への影響 |
|---|---|---|
| 都市ガス・マンション・ガスフレキ管 | 基本的になし(管理組合の申請に注意) | 小さい |
| LPガス・戸建て・接続具付きガス栓 | ガス栓交換、金属フレキ管の交換 | 東京ガスの例で約1.7万〜2.3万円増える |
| ガスオーブンあり・他メーカー希望 | オーブンの撤去またはオーブン同時交換 | 2万円以上増えやすい |
テーブルコンロ(据え置き型)の交換費用
テーブルコンロは、台の上に置いてガス栓とホースでつなぐタイプです。
ホースで接続するタイプであれば、工事を依頼せずに自分で交換できる機種が多く、費用は基本的に本体代だけで済みます。
費用の中心は本体代
テーブルコンロの価格は、口数(1口・2口)、グリルの有無、天板の素材、グリルが片面焼きか両面焼きかで決まります。
ビルトインコンロに比べると価格帯が低く、工事費もかからないため、総額は大きく抑えられます。
購入するときは、自宅のガスの種類(都市ガスかLPガスか)に合った機種を必ず選んでください。
ガスの種類が違うコンロを接続すると、不完全燃焼や異常着火など重大な事故につながるおそれがあります。
ガスの種類の見分け方や、都市ガス用とプロパン用の違いはガスコンロの都市ガスとプロパンガスの違いとは?費用・火力・安全性を徹底比較で詳しく解説しています。
ガスホースも一緒に見直す
テーブルコンロを交換するときは、ガス栓とコンロをつなぐゴム管やガスコードの状態も確認しましょう。
ひび割れ・硬化・変色がある場合や、長年使っている場合は、コンロと同時に交換しておくと安心です。
ゴム管を使う場合は、差し込み口の赤い線まで確実に差し込み、ホースバンドで固定することが基本です。
接続後はコンロを点火する前に、ガス栓を開けた状態でガスのにおいがしないかを確認してください。
ガス栓の形状がホースに合わない場合や、接続に不安がある場合は、無理をせずガス会社に接続を依頼しましょう。
テーブルコンロでも業者依頼が必要なケース
次のような場合は、テーブルコンロでも自分で交換せず、ガス会社や販売店に相談してください。
- ガス栓とコンロが金属管で直接つながっている
- ガス栓がホースを差し込めない形状になっている
- ガスの種類を変える(引っ越し先でガス種が変わったなど)
- 接続後にガスのにおいがする
コンロのタイプを変える場合は費用が大きく変わる
同じタイプ同士の交換であれば費用は読みやすいですが、タイプそのものを変える場合は工事の規模が変わります。
| 変更パターン | 必要になりやすい工事 | 費用の傾向 |
|---|---|---|
| ビルトイン → ビルトイン | 本体交換とガス接続 | 最も読みやすい |
| テーブル → テーブル | 本体の置き換えとホース接続 | 本体代が中心 |
| テーブル → ビルトイン | キッチン天板の開口加工、ガス配管の変更 | リフォーム扱いになり高額になりやすい |
| ビルトイン → IH | 200V電源の引き込み・専用回路の増設、ガス栓の処理 | 電気工事の内容で大きく変わる |
特にテーブルコンロからビルトインコンロへの変更は、キッチン天板を切り欠く加工が必要になるため、コンロ交換というよりキッチンのリフォームに近い工事になります。
ガス会社の定額パックの対象外になることも多いため、個別見積もりが前提です。
IHクッキングヒーターへの変更も、分電盤の空き回路や契約アンペアによって電気工事の内容が変わるため、ガスコンロ同士の交換とは別に考えましょう。
交換費用を抑える5つのポイント
同じ機種を選んでも、依頼の仕方によって総額は変わります。
次のポイントを押さえておくと、無駄な出費を減らせます。
1. 見積もり時に設置状況の写真を送る
コンロ全体、ガス栓とフレキ管の接続部、コンロ下の収納やオーブン、型番ラベルの写真を送ると、追加部材の有無を事前に判断してもらいやすくなります。
工事当日に「想定外の部材が必要だった」という追加請求を避けるうえでも、写真の提出は有効です。
2. 基本工事費に含まれる範囲をそろえて比較する
処分費・出張費・諸経費が基本工事費に含まれているかどうかは、依頼先ごとに違います。
複数の見積もりを比べるときは、総額だけでなく次の項目をそろえてから比較しましょう。
| 確認項目 | チェックの観点 |
|---|---|
| 本体価格 | 型番とガス種(13A・LPG)が正しいか |
| 基本工事費 | 取り外し・取り付け・試運転が含まれているか |
| 処分費 | 古いコンロの引き取りが含まれているか |
| 出張費・諸経費 | 別項目になっていないか |
| 追加部材 | フレキ管・ガス栓・フィラーなどの有無 |
| 保証 | 本体保証の延長や工事保証の年数 |
3. レンジフードや食洗機との同時交換を検討する
コンロとレンジフードを同じ日に交換すると、工事費のセット割引を用意している依頼先があります。
レンジフードも10年以上使っているなら、別々に工事を頼むより出張費や手間をまとめられるぶん有利になる場合があります。
レンジフード側の費用感はレンジフード交換費用の相場はいくら?工事内容・選び方・業者選びまで徹底解説で確認できます。
4. 必要な機能を絞ってグレードを決める
オートグリルや専用調理器具、アプリ連携などは便利ですが、使わなければ費用だけが増えます。
ふだんの調理内容を振り返り、「毎週使う機能」だけを条件にすると、ワンランク下のグレードで十分なケースが多く見られます。
5. 壊れる前に計画的に交換する
完全に使えなくなってから慌てて依頼すると、在庫のある機種から選ぶしかなく、比較検討の時間も取れません。
火のつきが悪い、途中で消えるといった前兆が出始めた段階で見積もりを取っておくと、価格やタイミングを選びやすくなります。
修理と交換、どちらが得か判断する基準
調子の悪いコンロを修理するか、思い切って交換するかは、多くの人が迷うポイントです。
判断の軸になるのは、使用年数と不具合の内容です。
| 状況 | おすすめの判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 使用5年未満で、原因がはっきりしている | 修理を検討 | 部品交換で直る可能性が高く、本体の寿命も残っている |
| 使用5〜10年で、不具合が1か所だけ | 修理見積もりと交換見積もりを比較 | 修理費と残りの使用年数のバランスで判断 |
| 使用10年以上 | 交換を優先して検討 | 部品の供給が終わっていたり、別の箇所が続けて故障したりしやすい |
| 2008年9月以前に製造されたコンロ | 交換を強く検討 | 全口に安全センサーが付いていない可能性がある |
東京ガスは、日本ガス石油機器工業会(JGKA)や各メーカーがガスコンロの設計上の標準使用期間を10年としていることを紹介し、10年以上使ったコンロは修理しても別の箇所がすぐ故障しやすいため、交換のほうが費用を抑えられるケースが多いと説明しています。
一方で、火がつかない・途中で消えるといった症状は、バーナーや温度センサーの汚れを取り除くだけで解消することもあります。
交換を決める前に、まずは掃除と電池の確認を済ませておきましょう。
火がつかないときの確認手順はガスコンロの火がつかない原因とは?まず確認すべきポイントと正しい対処判断にまとめています。
古いコンロほど交換の安全メリットが大きい
2008年以降に販売された家庭用ガスコンロは、すべてのバーナーに安全センサーを搭載した「Siセンサーコンロ」になっています。
鍋底の温度を監視して約250℃を超えると火力を下げ、それでも温度が上がると消火する調理油過熱防止装置や、煮こぼれで火が消えたときにガスを止める立ち消え安全装置、一定時間で自動消火する消し忘れ消火機能などが標準で付いています。
それ以前のコンロでは、センサーが一部のバーナーにしか付いていない、あるいはまったく付いていない機種もあります。
天ぷら油の過熱や消し忘れによる火災を防ぐ機能が不足している可能性があるため、費用だけでなく安全面からも交換を前向きに検討する価値があります。
すぐに点検を依頼すべき症状
次のような症状がある場合は、修理か交換かを考える前に使用を中止し、ガス会社やメーカーに点検を依頼してください。
- 点火していないのにガスのにおいがする
- 炎が赤やオレンジ色になり、鍋底に黒いススが付く
- 本体や操作部の周りが異常に熱くなる
- 点火時に「ボンッ」という大きな音がする
ガスのにおいがするときは、換気扇や照明のスイッチに触れず、窓を開けてガス栓を閉め、屋外からガス会社に連絡してください。
炎の色が気になる場合はガスコンロの火が赤いのは大丈夫?原因と安全に使うための確認ポイントで、様子を見てよい赤火と点検が必要な赤火の見分け方を解説しています。
交換はどこに頼む?依頼先ごとの特徴
ビルトインコンロの交換は、依頼先によって価格・対応スピード・保証の手厚さが異なります。
それぞれの特徴を比較すると次のとおりです。
| 依頼先 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| ガス会社(都市ガス・LPガス) | ガス設備に詳しく、配管やガス栓の不具合も一緒に対応しやすい | 取り扱いメーカーや機種が限られることがある |
| メーカーの公式通販 | 自社製品を工事込みで購入でき、保証延長が付く場合がある | 基本的にそのメーカーの製品のみ |
| 家電量販店・ホームセンター | 店頭で実物を見て選べる、ポイント還元がある | 工事は提携業者が行い、日程調整に時間がかかることがある |
| ネットの交換専門店 | 本体の割引率が高い傾向、写真見積もりが手軽 | 施工品質や保証内容を事前に確認する必要がある |
| リフォーム会社 | キッチン全体の改修と合わせて提案できる | コンロ単体の交換だと割高になりやすい |
どこに依頼する場合でも、ビルトインコンロの取り外し・取り付けにはガスの接続作業が伴います。
ビルトインコンロを自分で取り外したり取り付けたりすると、ガス漏れや火災につながるおそれがあるため、必ず有資格者のいる業者に依頼してください。
見積もりを取る際は、施工を担当する会社の名前と、工事保証の有無・年数もあわせて確認しておくと安心です。
交換工事の流れと当日までの準備
ビルトインコンロの交換は、次のような流れで進むのが一般的です。
| ステップ | 内容 | 準備しておくこと |
|---|---|---|
| 1. 見積もり依頼 | 機種の希望と設置状況を伝える | 型番ラベル・ガス栓・コンロ下の写真 |
| 2. 下見・事前確認 | 必要な部材と追加工事の有無を確定 | 電話確認で済む場合もある |
| 3. 注文・日程調整 | 工事日を決める | マンションは管理組合への申請が必要な場合がある |
| 4. 交換工事 | 取り外し・取り付け・試運転・説明 | コンロ周りと下の収納を空けておく |
| 5. 引き渡し | 保証書と取扱説明書を受け取る | 保証書は取扱説明書と一緒に保管 |
工事当日は、コンロの上や周りの調理器具、コンロ下の収納の中身を片付けておくと作業がスムーズに進みます。
マンションやアパートでは、工事前に管理組合や管理会社への申請が必要な場合があるため、日程が決まったら早めに確認しましょう。
工事後は、すべてのバーナーとグリルが正常に点火するか、立ち会いのうちに確認しておくと安心です。
古いコンロの処分方法
ビルトインコンロの交換では、取り外した古いコンロの処分が基本工事費に含まれていることが多く、自分で処分する必要はほとんどありません。
ただし、見積書で処分費が別項目になっていないかは確認しておきましょう。
テーブルコンロを自分で買い替える場合は、古いコンロを自治体の粗大ゴミや不燃ゴミとして出すのが一般的です。
処分方法ごとの費用や手順はガスコンロの捨て方・処分方法を徹底解説|費用・手順・注意点まとめで詳しく紹介しています。
よくある質問
賃貸住宅のガスコンロ交換費用は誰が負担しますか?
備え付けのビルトインコンロが経年劣化で故障した場合は、設備の所有者である貸主(大家さん)の負担で交換されるのが一般的です。まずは自分で業者を呼ばずに、管理会社や大家さんに症状を伝えて対応を相談してください。入居者が持ち込んだテーブルコンロの場合は、入居者自身の持ち物なので、買い替え費用も自己負担になります。契約書に設備の修繕に関する特約がある場合もあるため、あわせて確認しておくと安心です。
ビルトインコンロの交換は自分でできますか?
ビルトインコンロの交換は、ガス配管の取り外しと接続を伴うため、自分で行うことはできません。接続が不十分だとガス漏れや火災につながるおそれがあるため、ガス会社やメーカーが定める資格・講習を修了した施工者が行う作業とされています。本体をネット通販で購入した場合でも、取り付けは工事込みのプランを選ぶか、ガス会社や施工業者に依頼してください。テーブルコンロのうちホースで接続するタイプであれば、取扱説明書に沿って自分で交換できる機種が多くあります。
ガスコンロの交換工事にはどれくらい時間がかかりますか?
コンロのみのビルトイン交換であれば、多くの場合は工事当日のうちに作業が終わり、その日の夕食からガスを使えます。ただし、ガス栓の交換やオーブンの撤去・同時交換が加わると作業時間は長くなります。注文から工事までは、在庫や下見の有無によって数日から2週間程度かかることもあるため、コンロが完全に使えなくなる前に余裕をもって手配するのがおすすめです。所要時間の目安は見積もりの段階で確認しておきましょう。
今と違うメーカーのコンロに交換できますか?
コンロの下にガスオーブンがない場合は、多くのケースで他メーカーのビルトインコンロに交換できます。国内の主要メーカーは天板の幅や開口寸法がほぼ共通化されているためです。ただし、コンロの下にガスオーブンを使っている場合は接続方式がメーカーごとに異なるため、オーブンを残すなら同じメーカーのコンロに限られます。旧型の特殊な形状のコンロからの交換では専用部材が必要になることもあるので、見積もり時に現在の型番を伝えてください。
見積もりのあとに追加費用を請求されることはありますか?
見積もりの時点で設置状況を正確に把握できていれば、追加費用が発生することは多くありません。ただし、写真だけでは判断できなかった配管の劣化や、搬入経路の問題などが工事当日に見つかると、追加の部材費や作業費がかかる場合があります。トラブルを避けるには、ガス栓周りやコンロ下の写真を事前に送る、下見を依頼する、追加費用が発生する条件を見積もりの段階で書面で確認する、といった準備が効果的です。
まとめ
ガスコンロの交換費用は、設置タイプと本体のグレード、そして設置状況による追加費用で決まります。
最後に要点を整理しておきます。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 費用の構成 | ビルトインは本体代+基本工事費+追加費用、テーブルは本体代が中心 |
| 基本工事費 | 取り外し・取り付け・試運転・処分を含むのが一般的、範囲は依頼先ごとに確認 |
| 追加費用 | 金属フレキ管・ガス栓・特殊形状・オーブンの有無で発生しやすい |
| 総額を左右する要素 | 本体のグレード(天板素材とグリル機能) |
| 修理か交換か | 使用10年以上、または2008年9月以前の製造なら交換を優先して検討 |
| 安全面 | ビルトインは必ず有資格の業者に依頼、ガス臭がしたら使用中止 |
まずは自宅のコンロの型番と設置状況を写真に撮り、2〜3社から見積もりを取って内訳をそろえて比較することから始めてみてください。

