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石油ストーブの燃料は何を使う?灯油の種類と入れてはいけないもの

石油ストーブに使用する灯油と、入れてはいけないガソリン・軽油・シンナーを比較したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

石油ストーブに入れる燃料は「灯油」です。
ただ、「どんな灯油でもよいのか」「去年の残りは使えるのか」「軽油やガソリンを間違えて入れたらどうなるか」と迷うことがあります。
この記事では、トヨトミ・コロナの取扱説明書で確認できた内容をもとに、石油ストーブの燃料に使えるもの・入れてはいけないものを整理します。
対流式・反射式・FF式・石油ファンヒーターで、燃料まわりの注意に違いがあるかも確認します。

目次

石油ストーブの燃料は「灯油」

石油ストーブの燃料は、灯油です。ガソリンや軽油ではありません。

ガソリンは絶対に入れないでください。ガソリンは引火しやすく、石油ストーブに入れると火災ややけどなどの重大な事故につながるおそれがあります。ガソリンについては、ストーブにガソリンを入れる危険性を解説した記事で詳しく解説しています。

取扱説明書で確認できた燃料の指定

今回確認したトヨトミ RB-25C(対流形)の取扱説明書では、使用する燃料としてJIS規格の1号灯油が指定されていました。

項目取扱説明書の内容
使える燃料JIS規格1号灯油のみ
使えないものガソリン、変質した灯油、不純物の混じった灯油、市販の助燃剤

JIS規格の1号灯油と2号灯油の違い、白灯油・青灯油の呼び方などについて、この記事では取扱説明書以外の根拠を確認できていません。どの灯油を使うかは、お持ちの機種の取扱説明書で確認してください。

なお、家庭用の灯油として販売されている灯油は、ガソリンスタンドや灯油の配達で購入できます。
灯油と軽油の違い(色・におい・ノズルの色など)は、灯油と軽油の違いを解説した記事にまとめています。

取扱説明書の「燃料」の欄を探す場所

機種によって、燃料の記載場所は異なります。
次のあたりを探すと見つかります。

探す場所書かれていること
「安全上のご注意」ガソリンを入れない、燃料の取り違え禁止
「給油のしかた」使用する燃料、給油時の注意
「仕様」使用燃料の欄(JIS1号灯油など)
「故障かな?と思ったら」不良灯油が原因の症状

入れてはいけないもの

取扱説明書で確認できた「入れてはいけないもの」を、表にまとめます。

入れてはいけないもの内容
ガソリン取扱説明書で使用不可。引火しやすく危険。絶対に入れない
変質した灯油取扱説明書で使用不可
不純物の混じった灯油取扱説明書で使用不可
市販の助燃剤取扱説明書で使用不可
軽油灯油ではないので入れない。指定の燃料は灯油(容器の取り違えに注意)

軽油は、灯油と色やにおいがよく似ているとされています。灯油用の容器と軽油用の容器を分けて、ラベルを貼っておくと、取り違えの予防になります。

容器の管理

燃料の事故の多くは、容器の取り違えから始まります。
次の点を守ると、予防につながります。

管理のポイント内容
容器を分ける灯油用と、ガソリン・軽油用を別にする
ラベルを貼る「灯油」と大きく書く。購入した日付も書くと、持ち越しを防げる
ふたを閉める使うとき以外は密閉する
置き場所火気、雨水、ごみ、高温、直射日光を避ける。ガソリンと一緒に置かない
他人が使うとき家族にも容器の区別を伝えておく

昨シーズンの灯油は使えるか

シーズン終わりに残った灯油を、次のシーズンに使えるかは、よく迷うところです。

確認したコロナのFF式の取扱説明書には、昨シーズンの灯油は不良灯油であり、使用しないことという趣旨の記載がありました。
また、灯油が変質していると黄色味を帯びたり、酸っぱいにおいがしたりすることがある、という説明もありました。

状態取扱説明書の考え方
今シーズンに買った新しい灯油使える
昨シーズンから残った灯油使わない(不良灯油として扱う)
黄色く変色している、酸っぱいにおいがする変質のサイン。使わない

灯油の劣化の見分け方は、灯油の劣化を解説した記事で整理しています。使い切れなかった灯油の処分は、古い灯油の処分を解説した記事をご覧ください。

持ち越さないための買い足し計算

シーズンの終わりに灯油が余らないよう、残りの日数から買い足す量を見積もる方法があります(当サイト計算。
使い方によって変わります)。

項目計算
1日の消費量燃料消費量(L/h) × 1日の使用時間
残りの日数で必要な量1日の消費量 × 残りの日数
買い足す量必要な量 − いま手元にある灯油

たとえば、トヨトミ RB-25C を最大火力で1日8時間使うと、1日の消費量は約1.9Lです(0.243L/h × 8時間)。
シーズンの終わりまで残り10日なら、約19L必要になります。
18L缶に残りがある場合は、その分を引いて、買い足す量を決めます。

残りの日数必要な灯油(RB-25C、最大火力で1日8時間)
5日約9.7L
10日約19L
20日約39L

実際には、暖かい日が増えて火力を下げたり、使う時間が減ったりするため、これより少なくなることが多いと考えられます。
最後は少なめに買い足すほうが、持ち越しを減らせます。

灯油かどうかの確認方法

コロナの取扱説明書では、灯油とガソリンを見分ける方法として、次の方法が紹介されていました。

手順内容
1液体を少量、指先につける
2息を吹きかける
3灯油はそのまま濡れた状態が残る。ガソリンはすぐに乾く

この確認は、火気のない場所で行ってください。また、軽油との区別はこの方法では判断できません。容器のラベルと購入元の表示で確認し、少しでも不安があれば、ストーブには入れないでください。

見た目・においで気づける変化

見た目・においの変化考え方
黄色味がかっている変質のサイン(コロナ FF式の取扱説明書)
すっぱいにおいがする変質のサイン(コロナ FF式の取扱説明書)
水が底にたまっている不純灯油。使わない(取扱説明書では不純物の混じった灯油は使用不可)
ごみが浮いている不純灯油。使わない
普段と違う強いにおい灯油ではない可能性。使わない

間違えて入れたときの対応

ガソリンや軽油など、灯油以外を入れてしまったとき、または入れたかもしれないときは、次の点を守ってください。

スクロールできます
状況対応の考え方
入れた直後で、点火していない点火しない。取扱説明書の指示を確認し、販売店・メーカーに相談する
点火してしまった火災の危険がある。安全な場合は消火し、換気する。異常があれば消防に連絡
古い灯油・水が混ざった灯油を入れた使用をやめ、タンクの灯油の扱いは取扱説明書で確認する

具体的な抜き取り手順は、機種により異なります。
灯油を抜く方法を解説した記事も参考にしてください。判断がつかないときは、販売店・メーカーに相談するのが確実です。

どのタイプでも、開放式は使用中に1時間に1〜2回を目安に窓を開けて換気してください。就寝中や、長時間その場を離れるときは必ず消火し、給油は消火して冷めてから行ってください。ガソリンは絶対に入れないでください。

よくある質問

Q1. 石油ストーブの燃料は何ですか?

灯油です。
確認したトヨトミ RB-25C の取扱説明書では、JIS規格の1号灯油のみが指定されていました。
ガソリン、変質した灯油、不純物の混じった灯油、市販の助燃剤は使えません。

Q2. 軽油を入れても使えますか?

使えません。
軽油は灯油ではないため、ストーブには入れないでください。
灯油と軽油は色やにおいがよく似ているので、容器のラベルで確認します。

Q3. 去年の灯油は使えますか?

確認したコロナのFF式の取扱説明書では、昨シーズンの灯油は不良灯油として扱い、使用しないよう記載されていました。
黄色く変色している、酸っぱいにおいがする灯油は、変質のサインです。

Q4. 白灯油と青灯油はどちらを使えばよいですか?

この記事では、取扱説明書以外の根拠を確認できていません。
お持ちの機種の取扱説明書で、使用できる燃料を確認してください。

Q5. ガソリンを入れてしまったらどうなりますか?

ガソリンは引火しやすく、火災などの重大な事故につながるおそれがあります。
入れた直後で点火していなければ点火せず、販売店・メーカーに相談してください。

まとめ

石油ストーブの燃料は、灯油です。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
使える燃料灯油(確認した機種ではJIS規格1号灯油のみ)
入れてはいけないものガソリン、軽油、変質・不純の灯油、市販の助燃剤
昨シーズンの灯油不良灯油として扱い、使わない(コロナの取扱説明書)
持ち越さない工夫残りの日数から買い足す量を見積もる
確認方法指先につけて息を吹きかける方法がある。ただし軽油は判別できない
容器の管理灯油用と軽油用を分け、ラベルを貼る
迷ったとき点火せず、販売店・メーカーに相談する

まずは、お持ちのストーブの取扱説明書で、「使用できる燃料」の欄を確認してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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