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コロナ エコ暖のE0・E5・E25・EFとは|ポンプとファンの異常

コロナ エコ暖のE0・E5・E25・EFエラーとポンプ・ファンの異常について解説するサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

暖房を入れても部屋が暖まらない、室外機のファンが回っていない気がする。
そんな状況で、リモコンにE0やE25といった表示が出ていませんか。
コロナのヒートポンプ式冷・暖房システムで表示されるこの系統のコードは、熱をつくるのではなく、熱を運ぶ役割の部品に異常が起きたことを示しています。
温水を配管に送り出す循環ポンプ、外気と熱をやり取りする室外機のファン、暖まった空気を室内に送り出すファンが該当します。
この記事では、どの表示がどの部品を指すのか、症状からどこまで絞り込めるのか、そして冬季に増えやすい背景までを整理します。

目次

表示が指している部品

まず、それぞれの内容を確認します。

表示内容担っている役割
循環ポンプ異常室外ユニットでつくった温水を、配管を通して放熱器へ送り出す部品
室外ファンモータ異常室外ユニットのファンを回し、外気と熱をやり取りするための部品
室内送風モータ異常室内側で空気を送り出す部品(エコ暖クールエアコン)
室内機送風モータ異常室内側で空気を送り出す部品(エコ暖温風)

いずれも、熱そのものをつくる部位ではありません。
そのため、コンプレッサの異常に比べれば修理規模が小さく収まる可能性があるグループです。
ただし、放置すると熱が運ばれない状態が続き、機器全体に負荷がかかることになります。

💡 ポイント:この系統のエラーは、暖房が「まったく効かない」ではなく「効きが弱い・ムラがある」という形で先に気づかれることがあります。

機種ごとのコード対応表

異常の内容対象製品コード
循環ポンプ異常エコ暖フロア/エコ暖温風E0
循環ポンプ異常エコ暖システム/クール/クールエアコン/ジオシスE1・E01
室外ファンモータ異常エコ暖フロア/エコ暖温風E5・E05
室外ファンモータ異常エコ暖システム/クール/クールエアコン/ジオシスE25
室外ファンモータ異常エコ暖システム/ジオシスE45
室内送風モータ異常エコ暖クールエアコンE41
室内機送風モータ異常エコ暖温風EF

循環ポンプ異常は、床暖房専用機と温風タイプではE0、冷暖房タイプではE1というように、番号がきれいに分かれています。
室外ファンモータ異常は3つの番号に割り当てられており、エコ暖システムとジオシスハイブリッドでは20番台と40番台の両方に並びます。

📎 出典:株式会社コロナ|ヒートポンプ式 冷・暖房システム エラーサイン一覧

注意:同じ番号が別の部位を指す場合がある

スクロールできます
コードこの記事の内容として扱われる機種まったく別の意味になる機種
E1・E01システム/クール/クールエアコン/ジオシス(循環ポンプ異常)フロア/温風(IPM過電流)
E5・E05フロア/温風(室外ファンモータ異常)システム/クール/クールエアコン/ジオシス(温水過昇温)
E41クールエアコン(室内送風モータ異常)システム/ジオシス(IPM過電流)

E5は特に紛らわしい表示です。
床暖房専用機と温風タイプではファンモータの異常ですが、冷暖房タイプでは温水が想定以上に高温になったことを検知した表示になります。
後者は温度に関わる異常であり、確認すべき箇所がまったく変わります。
本体や室外ユニットの銘板、保証書、取扱説明書の表紙で製品名を確認してから読み進めてください。

同じコロナ製でも機器ごとに表示体系はまったく別です。
給湯側の表示で迷っている場合はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説を確認してください。

症状から部位を絞る

エラー表示が出る前後の症状と組み合わせると、どこで止まっているかの見当がつきます。

症状疑われる部位
室外機は動いているのに、放熱器がまったく温まらない循環ポンプ側で温水が送られていない
一部の部屋だけ暖まらない循環系統の一部、または弁まわり
室外機のファンが止まったままで、暖房の効きが落ちた室外ファンモータ側
室外機から普段と違う音がして止まる室外ファンモータ、または回転をさまたげる異物
温水はできているのに室内へ風が出ない室内側の送風モータ
室内機から異音がして風量が安定しない室内側の送風モータ

循環ポンプ側の異常では、室外ユニットが動いているように見えるため「暖房は動いているのに暖まらない」という状態になります。
逆に室外ファンモータ側では、外気から熱を取り込めなくなるため、運転していても効きが弱い状態が続きます。

室外ユニットが動いていないように見える場合、そもそも正常な停止条件で止まっているだけのこともあります。
その切り分けは室外機が動かない原因と対処法|故障かどうかを自分で判断する完全ガイドにまとめています。

連絡前に確認しておきたいこと

公表されている処置方法は点検または修理ですが、次の点は使用者でも確認できます。

  • 室外ユニットの前後に、雪・落ち葉・段ボール・自転車などの障害物がないか
  • ファンの吹き出し口が壁や物置と近すぎていないか
  • 室外ユニットのフィンや羽根に、着雪や氷が付いていないか
  • 室内機のフィルターが目詰まりしていないか
  • 放熱器(床暖房パネル・パネルコンベクターなど)が冷たいままか、部分的に温かいか

⚠️ 室外ユニットの雪を取り除くときは、必ず運転を止め、電源を切ってから行ってください。ファンに手や工具を入れる行為は絶対に避け、届かない範囲の雪や氷は無理に落とさないでください。

除雪や障害物の除去で状況が変わるかを見たうえで、改善しなければ連絡に進みます。
その際、除雪したあとに表示が消えたのか、変わらなかったのかを伝えると診断の助けになります。

積雪地域で冬季に増えやすい理由

室外ファンモータ関連の表示は、寒冷地では冬に集中しやすい傾向があります。
考えられる背景は次のとおりです。

要因起きていること
吹き込んだ雪の付着ファンや周囲に雪が固まり、回転がさまたげられる
着氷除霜の水分が再凍結し、羽根に氷が付く
吸い込み口の閉塞屋根からの落雪や吹き溜まりで、空気の通り道がふさがれる
低外気温による負荷増熱を取り込みにくくなり、機器全体の負担が増す

設置場所の条件は、機器そのものの状態と同じくらい影響します。
毎年同じ時期に同じ表示が出るようなら、防雪板の設置や設置高さの見直しといった、環境側の対策を相談する価値があります。

修理と更新の考え方

観点修理を軸に考えやすい更新も検討したい
使用年数設置から10年未満15年前後を超えている
診断結果ファンモータ・循環ポンプ単体の交換他の主要部品も同時に劣化している
発生の頻度初めて、または除雪で解消した短期間に繰り返している
部品供給現行ラインに近い機種販売終了から年数が経っている

ファンモータや循環ポンプは、コンプレッサに比べれば交換規模の小さい部位です。
そのため、年数が浅い機器であれば修理で十分に使い続けられる可能性があります。
一方で、設置から長く経っている機器で複数系統のエラーが出ている場合は、更新も含めて比較する段階です。
ヒートポンプを使う住宅設備の寿命の考え方はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングも参考になります。

実際の費用は機種・設置状況・地域によって変わるため、型式と表示されたコードを伝えて見積もりを取るのが確実です。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

よくある質問

Q1. 室外機の雪を取り除いたら表示が消えました。このまま使ってよいですか。
除雪で解消したのであれば、そのまま使用して差し支えない場合が多い状況です。
ただし、同じ冬に何度も繰り返すようなら、設置環境そのものが原因になっている可能性があります。
防雪板の設置や、室外ユニットを高い位置に据え直すといった対策で改善することもあります。
シーズンを通して繰り返すなら、次の設置見直しの機会に相談してみてください。

Q2. 暖房は動いているのに部屋が暖まりません。ポンプの異常でしょうか。
室外ユニットが動いているのに放熱器が冷たいままなら、温水が循環していない可能性があります。
循環ポンプ側の異常のほか、循環液の不足や弁まわりの問題でも同じような状態になります。
表示されているコードが循環ポンプ異常にあたるかを確認したうえで、放熱器が全体的に冷たいのか、一部だけ温かいのかを見てください。
その違いは、原因を絞り込むうえで有力な手がかりになります。

Q3. ファンモータの交換は高額になりますか。
コンプレッサの交換に比べれば規模の小さい修理にあたりますが、機種・設置状況・地域によって費用は変わります。
室外ユニットの設置場所が狭い、高所にあるといった条件では、作業の手間が加わることもあります。
正確な金額は実際に見てもらわないと判断できないため、型式と表示されたコードを伝えて見積もりを取ってください。
設置から年数が経っている場合は、更新費と並べて比較すると判断しやすくなります。

Q4. 室外機から異音がしていますが、運転を続けてよいですか。
異音が出ている状態での運転は避けてください。
ファンに異物が当たっている、軸受けが劣化しているといった状態で回し続けると、被害が広がる可能性があります。
まず運転を止め、電源を切ったうえで、周囲に物が入り込んでいないか目視で確認してください。
原因が見当たらない、あるいは取り除いても音が続く場合は、運転を再開せずに連絡してください。

Q5. E5が表示されましたが、ファンの問題という理解でよいですか。
お使いの製品ラインによって答えが変わります。
エコ暖フロアとエコ暖温風では室外ファンモータ異常ですが、エコ暖システム・エコ暖クール・エコ暖クールエアコン・ジオシスハイブリッドでは温水過昇温を意味します。
後者は温水の温度に関わる異常であり、ファンとは別の系統です。
まず本体や保証書で製品名を確認し、それを伝えたうえで相談してください。

まとめ

E0・E1・E5・E25・E45・E41・EFは、熱を運ぶ役割の部品に起きた異常を示す表示です。

  • 循環ポンプ異常はE0(フロア・温風)とE1(冷暖房タイプ)に分かれる
  • 室外ファンモータ異常はE5・E25・E45の3つに割り当てられている
  • E5は冷暖房タイプでは温水過昇温を意味するため、機種の確認が先
  • 積雪・着氷・障害物が原因のこともあり、除雪で解消する場合がある
  • コンプレッサ系より修理規模は小さく収まる可能性がある

除雪や障害物の確認をしても改善しない場合は、コードと型式、症状の出方を控えて販売店またはサービスセンターへ相談してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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