コロナの石油給湯器のリモコンに「エラー2」と表示されて、突然お湯が使えなくなってしまった——そんなときは、まず落ち着いて確認してみてください。
「エラー2」の多くは、給湯器に内蔵された対震自動消火装置(耐震装置)が作動したサインです。
地震や大きな振動で安全装置が働いただけで、機器そのものが壊れているわけではありません。正しい手順で確認・解除すれば、すぐに使用を再開できる場合がほとんどです。
この記事では、「エラー2」の意味・原因・解除手順をわかりやすく説明します。

「エラー2」と「E2」は別のエラー——まず表示を確認しよう
コロナの石油給湯器には、見た目が似ているものの意味がまったく異なる2種類のエラー表示があります。
対処法も違うため、最初に正確に見分けることが重要です。
| 表示 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| エラー2(漢字・ひらがな) | 対震自動消火装置の作動 | 安全確認後、自分で解除できる |
| E2(アルファベット) | 台所リモコンの接続・通信異常 | 修理・点検が必要 |
リモコンの画面に「エラー2」と表示されている場合は、耐震装置が働いたサインです。
一方、「E2」と英字で表示されている場合は通信系統のトラブルであり、販売店またはコロナサービスセンターへの連絡が必要になります。
ポイント: まずリモコンをよく見て、「エラー2(漢字)」か「E2(英字)」かを確認しましょう。対処法がまったく異なります。
「エラー2」の原因——対震自動消火装置とは?
地震などの揺れで自動的にガスを遮断する安全機能
対震自動消火装置(たいしんじどうしょうかそうち)とは、地震などの強い揺れを感知したときに、自動的に燃焼を停止させる安全装置です。
石油給湯器だけでなく、石油ストーブや石油ファンヒーターにも広く搭載されており、揺れによる転倒・油漏れ・火災を未然に防ぐ役割を担っています。
地震の際に燃焼中の機器がそのまま動き続けると、以下のようなリスクが高まります。
- 機器の転倒・移動による灯油漏れ
- 排気筒の外れによる一酸化炭素の室内流入
- 周囲の可燃物への引火
こうした事態を防ぐため、震度に応じて自動的に消火・運転停止する仕組みが設けられています。
「エラー2」はこの装置が正常に作動したことを知らせる表示です。
地震以外で作動することもある
対震自動消火装置は、地震だけでなく以下のような振動でも作動することがあります。
- 大型トラックの通過などによる路面振動
- 近隣の工事・重機の使用
- 機器の近くへの衝撃(ドアの強い開閉など)
「最近地震があったかな?」と思い当たる節がなくても、日常的な振動が引き金になっている場合があります。
解除前に必ず行う「安全確認」
「エラー2」が表示されたら、リモコン操作で解除する前に、必ず給湯器本体の設置場所へ行って安全確認を行ってください。
コロナの公式サポートでも、以下の確認をしてから解除するよう案内されています。
確認すべき4つのポイント
| 確認項目 | 具体的に見ること |
|---|---|
| 周囲の可燃物 | 給湯器の近くに燃えやすいものが倒れ込んでいないか |
| 機器本体の損傷 | 本体がゆがんでいる、破損しているなど目視で異常がないか |
| 油漏れ・水漏れ | 給湯器の下や周辺に灯油・水が滲み出ていないか |
| 排気筒・給排気筒の状態 | 排気筒(煙突)が外れていたり、曲がっていたりしないか |
これらにひとつでも異常が見られる場合は、自己解除せずに販売店またはコロナサービスセンターへ連絡してください。
注意: 油漏れや排気筒の外れがある状態で無理に再点火すると、火災や一酸化炭素中毒につながる危険があります。異常を感じたら迷わず専門家へ相談してください。
「エラー2」の解除手順
安全確認が完了し、異常がないことを確認できたら、以下の手順でエラーを解除します。
解除手順
- 給湯器本体の設置場所で安全確認を行う(上記4項目)
- 異常がないことを確認する
- リモコンの運転スイッチを一度「切(OFF)」にする
- 再度運転スイッチを「入(ON)」にする
- お湯が出るか確認する
基本的には、リモコンの運転スイッチをON/OFFするだけでエラーがリセットされます。
特別な工具や専門的な操作は必要ありません。
ポイント: 解除後に正常にお湯が出れば、対震自動消火装置が正常に作動・解除されたことを意味します。繰り返しエラーが出る場合や、解除してもお湯が出ない場合は点検が必要です。
解除後も「エラー2」が繰り返し出る場合
一度解除しても、短時間のうちにまた「エラー2」が表示されるケースがあります。
考えられる原因と対応策は以下のとおりです。
余震が続いている
地震の揺れが断続的に続いている場合、そのたびに対震装置が作動します。
これは安全機能が正常に働いている状態です。
揺れが落ち着くまで待ち、安全確認を都度行ったうえで解除してください。
機器の設置状況に問題がある
給湯器が水平に設置されていない、固定が不十分であるなどの場合、通常の振動でも感知しやすくなることがあります。
設置状況に心当たりがあれば、施工業者や販売店に相談することをおすすめします。
本体内部の異常
対震装置自体の不具合や、内部の部品の劣化が原因で誤作動を繰り返すケースもあります。
この場合は自己解決が難しいため、点検・修理の依頼が必要です。
「E2」(英字)が表示されていたら修理が必要
先述のとおり、リモコンに「E2」(アルファベット)と表示されている場合は、台所リモコン(メインリモコン)の接続異常・通信異常を示しており、対震装置の作動とはまったく別の問題です。
この場合は自分での解除・対処はできません。以下へ連絡してください。
- お買い求めの販売店
- コロナサービスセンター
- 固定電話から:0120-919-302(フリーダイヤル)
- 携帯電話・PHSから:0570-550-992(ナビダイヤル)
まとめ
コロナ石油給湯器の「エラー2」は、対震自動消火装置が正常に作動したサインです。
機器の故障ではなく、地震などの揺れに反応した安全機能が働いた結果であるため、必要以上に心配する必要はありません。
ただし、解除前の安全確認は必ず行うことが大切です。
油漏れや排気筒の外れなど、目に見える異常がある場合は自己解除をせず、専門家へ相談してください。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 「エラー2」が表示された | 安全確認後、運転スイッチON/OFFで解除 |
| 異常(油漏れ・排気筒外れ等)がある | 自己解除せず販売店・サービスセンターへ |
| 「E2」(英字)が表示された | 通信異常のため修理が必要。専門業者へ連絡 |
| 解除後も繰り返しエラーが出る | 余震・設置状況・内部異常を確認。改善しなければ点検依頼 |
「エラー2」の表示で慌てず、まず設置場所を確認し、安全を確かめてから落ち着いて解除操作を行いましょう。

