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乾太くんのエラー33とは?衣類温サーミスタ異常と乾き具合の乱れ

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Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

乾太くんが止まり、表示部に「33」が出ている。
思い返すと、最近は乾いていないものが混ざっていたり、逆に乾きすぎて衣類が縮んでいたりした。
エラー33は、衣類温度を測る温度センサーが異常を検知したことを示す表示です。
このセンサーは乾き具合の判定に関わっているため、エラーとして止まる前に仕上がりの乱れとして症状が出ていることがあります。
公式にユーザーの対処として示されているのは「機器を止めてから再操作する」ところまでで、改善しなければ故障の可能性があるとされています。
この記事では、衣類温サーミスタの役割、エラーが出る前に現れやすい症状、31や34との違い、そして修理料金の目安と依頼前に確認しておくことまでを整理します。

目次

エラー33は「衣類温度を測るセンサーの異常」を示す表示

リンナイの公式情報では、エラーコード33は衣類温度を測る温度センサーが異常を検知した際に表示されるとされています。
対処として案内されているのは機器を止めてから再操作することで、改善しない場合は故障の可能性があるとされています。
考えられる故障箇所として挙げられているのは、衣類温サーミスタと電装基板などです。

注目したいのは、原因としてフィルターの詰まりや洗濯物の量が挙げられていない点です。
掃除や使い方の工夫で解決する種類の表示ではないため、再操作で復帰しなかった時点で点検を前提に動くのが、結果としてもっとも早い対応になります。

項目内容
表示の意味衣類温度を測る温度センサーの異常を検知した状態
公式に示された対処機器を止めてから再操作する
考えられる故障箇所衣類温サーミスタ、電装基板など
修理料金の目安25,300円〜56,900円(税込)
自分で対処できるか再操作までで、それ以上の対処はできない

📎 出典:リンナイ公式FAQ|ガス衣類乾燥機 エラーコード33 が表示

衣類温サーミスタは「乾いたかどうか」を判断している

サーミスタは、温度によって電気の通りにくさが変わる性質を使った温度センサーです。
乾太くんには測る場所の異なるセンサーが複数あり、そのうち衣類温サーミスタは、名前のとおり衣類に近い位置で温度を測る役割を担っています。

なぜ衣類の温度を測るのかというと、乾燥の進み具合が温度の変化として現れるためです。
濡れた衣類は水分が蒸発するときに熱を奪うため、温風を当てても温度が上がりにくい状態が続きます。
乾いてくると水分の蒸発が減り、衣類の温度は上がり始めます。
この温度の動きを読み取ることで、機器は「まだ濡れている」「そろそろ乾いた」という判断をしています。

つまり衣類温サーミスタは、自動で運転を終えるかどうかを決める情報を提供している部品です。
この読み取りがずれると、乾燥の終了判断そのものがずれます。
33が出る前に仕上がりの乱れとして症状が現れやすいのは、この構造によるものです。

エラー33が出る前に現れやすい症状

表示が出て初めて気づくケースもありますが、多くはその前に違和感があります。
次のような変化に心当たりがないか振り返ってみてください。

症状起きている可能性
乾燥が終わったのに生乾きのものが混ざる実際より高い温度として読み取り、早く終了している
乾燥しすぎて衣類が縮む・傷む実際より低い温度として読み取り、運転が続いている
仕上がりが日によってばらつく読み取りが不安定になっている
乾燥時間が以前と大きく変わった終了判断の基準がずれている

とくに注意したいのが乾きすぎです。
生乾きは気づきやすい一方、乾きすぎは「今日はよく乾いた」と受け取られがちで、衣類が縮む・生地が硬くなる・傷みが早いといった形で先に現れます。
洗濯物の傷みが目立つようになったという変化も、温度の読み取りがずれているサインになり得ます。

ここで切り分けの手がかりになるのが、フィルター掃除との関係です。
糸くずフィルターや吸気フィルターを掃除しても乾燥ムラが改善しない場合、原因は通気ではなく温度検知の側にある可能性があります。
通気側の確認箇所は乾太くんのエラー05の原因と対処法を解説!フィルターだけじゃない“見落としがちな詰まり”とは?で整理していますので、先にこちらを潰しておくと判断が明確になります。

ユーザーができるのは「止めて再操作」まで

公式に示されている対処は、機器を止めてから再操作することです。

  1. 運転スイッチを切る … 冷却運転が動いている場合は終了を待ちます
  2. 数分間そのままにする … 機器の状態を落ち着かせます
  3. 一度だけ再操作する … 表示が消えて運転できるか確認します
  4. 同じ表示が出たら回数を重ねない … 再操作で直らなければ故障の可能性があります

焦げたようなにおいがする、衣類が異常に熱い、本体から煙が見えるといった症状を伴う場合は、再操作せずにガス栓を閉めて使用を中止してください。
温度を正しく読み取れていない状態で加熱を続けることには、通常より高いリスクが伴います。
表示を消す目的で電源プラグの抜き差しを繰り返すのも避けてください。

なお、コースを変えれば使えるのではないかと考える方もいますが、33が表示されている状態では、どのコースであっても運転を続けるべきではありません。
温度の判断が正しくできない前提は、コースを変えても変わらないためです。

エラー31・33・34の違い

乾太くんにはサーミスタに関する表示が3つあり、測っている場所が異なります。
公式が示す修理料金の目安はいずれも同じ範囲ですが、交換対象になる部品は別のものです。

コード測っている対象主に関わる判断
31排出される空気の温度乾燥の進み具合と過熱の検知
33衣類そのものの温度乾いたかどうかの判定
34燃焼している部分の温度燃焼状態の監視

31は機器から出ていく空気を、33は衣類を、34は火の側を見ているという違いです。
症状が似ていても、番号が違えば交換する部品が違うため、表示された数字は正確に確認してください。
排気側のセンサーに関する内容は別途整理しています。

📎 出典:リンナイ公式FAQ|ガス衣類乾燥機 エラーコード31 が表示

番号ごとの全体像はリンナイ 乾燥機のエラーコード一覧|乾太くんが止まったときの原因と正しい判断基準にまとめています。

センサーに負担がかかる要因

部品そのものの劣化は避けられませんが、負担の大きさは使用環境によって変わります。

  • 繊維ぼこりの付着 … センサー表面にほこりが付くと熱が伝わりにくくなり、読み取りがずれる
  • 高温にさらされる時間の長さ … 詰まった状態や洗濯物が多い状態での運転は、加熱時間を延ばす
  • 湿気 … 乾燥機内部は水分が多く、端子やコネクタが腐食しやすい
  • 振動 … 運転中の振動で配線やコネクタの接触が緩むことがある
  • 経年劣化 … 部品の特性が徐々に変化する

このうち日常の手入れで抑えられるのは、ほこりと加熱時間です。
フィルターを掃除して通気を保てば乾燥時間は短くなり、センサーが高温にさらされる時間そのものを減らせます。
掃除は通気のためだけでなく、内部の部品を守る作業でもあると考えてください。

修理費用の目安と注意事項

リンナイはエラー33に関連する修理料金の目安として、25,300円〜56,900円(税込)を公表しています。
実際の料金は修理員から案内される流れで、次の点が注意事項として示されています。

  • 訪問した場合は、修理を行わなくても出張費や故障診断料などが発生する
  • 設置状況(高所、狭所等)や作業内容(機器の取り外し等)によって追加費用が発生する
  • 作業に危険がともなう場所に製品が取り付けられている場合は、修理を断られることがある

乾太くんは洗濯機の上や造作棚の上に設置されることが多く、この追加費用に該当しやすい機器です。
また、足場が確保できない場所への設置では、販売店や工事業者への相談を案内される場合があります。
依頼の段階で設置状況を正確に伝えておくと、想定とのずれや二度手間を避けられます。

費用の幅が大きいのは、交換対象がセンサー単体で済むのか、電装基板まで及ぶのかによって変わるためです。
リンナイは乾太くんの設計上の標準使用期間を10年としています。
使用年数が8年を超えた機器で上限に近い金額が提示された場合は、修理と交換を並べて比べる段階です。
判断の考え方は乾太くんの寿命は何年?耐用年数・保証内容・長く使うための管理ポイントで整理しています。
交換を選ぶ場合は本体価格に加えて工事費も必要になるため、内訳は乾太くんの設置費用はいくら?本体価格・工事内訳・高くなるケースまで徹底解説で確認してみてください。

依頼する前に手元で確認しておくこと

電話やWebで申し込む前に、次の情報を揃えておくと段取りが早く進みます。

確認する項目どこで分かるか
型番・製造番号本体側面または扉内側の銘板
ガス種(都市ガス/LPガス)銘板または契約書類
設置年保証書、購入時の書類、管理会社
保証の加入状況保証書、購入店、ガス会社
設置場所の状況棚上・洗濯機上・屋外などの別

ガス種の確認は意外と見落とされます。
乾太くんは都市ガス用とLPガス用で仕様が分かれており、部品の手配にも関わる情報です。
銘板の写真を撮っておけば、口頭で伝える手間も省けます。

また、賃貸物件で最初から設置されていた場合や、新築時に住宅会社が手配した場合は、窓口が自分ではないことがあります。
自己判断でメーカーへ直接依頼すると、本来は負担せずに済んだ費用が発生することもあるため、備え付けの設備であれば先に管理側へ連絡してください。

修理までの間、衣類を守るために

復旧まで数日から数週間かかることがあります。
この間の乾燥をどうするかに加えて、衣類の扱いにも少し気を配っておくと安心です。

  • 乾きすぎの症状が出ていた場合、縮みやすい素材は乾燥機に入れない習慣をつけておく
  • 部屋干しに切り替える際は、1回あたりの洗濯量を減らして風の通り道を確保する
  • サーキュレーターを衣類に直接当て、乾燥時間を短くする
  • 厚手のものだけコインランドリーの乾燥機に回す

表示が一度消えたからといって、通常どおり使い続けるのは避けてください。
温度の読み取りがずれている状態では、衣類が想定以上に加熱される可能性があります。
お気に入りの衣類を傷めてから気づくより、点検を待つほうが結果的に損失は小さく済みます。

素材によって影響の出方が違う

温度の読み取りがずれている状態では、加熱のされ方が普段と変わります。
その影響は衣類の素材によって現れ方が異なるため、気づきやすいものと気づきにくいものがあります。

素材出やすい変化
綿・タオル類生地が硬くなる、風合いが落ちる
ウール・毛混縮む、フェルトのように固まる
化学繊維(ポリエステルなど)テカリが出る、風合いが変わる
プリント・装飾のある衣類プリントのひび割れ、剥がれ
ゴムを含むもの伸縮性が落ちる、劣化が早まる

タオルの手触りが以前と変わった、という程度の変化は見過ごされがちですが、毎回の乾燥で少しずつ進むため、気づいたときには戻せない状態になっていることがあります。
もともと乾燥機に適さない素材は表示が正常でも入れるべきではありませんが、センサーに不具合がある状態ではその境目がさらに曖昧になります。
仕上がりの変化が続いている段階で、縮みやすいものを外しておくのは現実的な防衛策です。

なお、衣類の傷みは一度進むと元に戻りません。
乾燥機の不調を疑いながら使い続けるより、原因をはっきりさせてから再開するほうが、結果的に失うものが少なくなります。

エラー33を遠ざけるためにできること

  • 糸くずフィルターを毎回掃除し、内部へ繊維を送り込まない
  • 吸気フィルターを月1回程度の目安で掃除する
  • 屋外の排湿吹出口を年1〜2回確認する
  • 乾燥容量の7〜8割を目安にし、長時間の運転を避ける
  • 仕上がりの変化(生乾き・乾きすぎ・ばらつき)に気づいたら記録しておく

最後の項目は、点検時の情報としても役立ちます。
「半年前から乾きすぎが気になっていた」という情報があるだけで、読み取りのずれが進行していた可能性を早い段階で検討してもらえます。

よくある質問

Q1. エラー33は掃除をすれば直りますか?
A. 33は衣類温度を測る温度センサーの異常を示す表示で、フィルターの詰まりや洗濯物の量は原因として挙げられていません。そのため掃除や量の調整では解決しないのが一般的です。公式に示されている対処は、機器を止めてから再操作することまでです。それで改善しない場合は故障の可能性があるため、回数を重ねずに点検を依頼してください。

Q2. 最近よく生乾きになっていました。関係ありますか?
A. 関係している可能性があります。衣類温サーミスタは衣類の温度変化から乾き具合を判断しているため、読み取りがずれると、まだ濡れているのに終了したり、乾いているのに運転が続いたりします。フィルターを掃除しても乾燥ムラが改善しない場合は、通気ではなく温度検知の側を疑う材料になります。点検を依頼する際に、いつ頃から症状があったかを伝えてください。

Q3. コースを変えれば使えますか?
A. 避けてください。温度を正しく読み取れないという前提は、どのコースを選んでも変わりません。表示が一時的に消えて運転できる場合もありますが、衣類が想定以上に加熱される可能性があり、縮みや生地の傷みにつながります。においや異常な熱さを感じた場合は、再操作せずにガス栓を閉めて使用を中止してください。

Q4. 修理費用はどのくらいかかりますか?
A. リンナイはエラー33に関連する修理料金の目安を25,300円〜56,900円(税込)としています。実際の料金は修理員から案内され、訪問した場合は修理を行わなくても出張費や故障診断料が発生します。設置状況や作業内容によって追加費用が生じることもあり、乾太くんは棚の上や洗濯機の上に設置されることが多いため、この点は見込んでおくのが現実的です。

Q5. エラー31とは何が違うのですか?
A. 測っている対象が違います。31は機器から排出される空気の温度、33は衣類そのものの温度を見るセンサーに関する表示です。33は乾いたかどうかの判定に直接関わるため、生乾きや乾きすぎといった仕上がりの乱れとして症状が先に現れやすい傾向があります。公式が示す修理料金の目安は同じ範囲ですが、交換対象となる部品は別のものです。

まとめ:エラー33は仕上がりの乱れとセットで考える

乾太くんのエラー33は、衣類温度を測る温度センサーの異常を検知して運転を止めた表示です。
このセンサーは乾いたかどうかの判定を担っているため、エラーとして止まる前に、生乾きや乾きすぎといった形で予兆が出ていることがあります。

判断の流れは次のとおりです。

  • におい・煙・衣類の異常な熱さを伴う場合は、再操作せずに使用を中止する
  • 機器を止めて数分置き、一度だけ再操作して復帰するか確認する
  • 同じ表示が出るなら、コースを変えて粘らずに点検を依頼する
  • 依頼前に型番・ガス種・設置年・設置場所を手元にまとめておく
  • 備え付けの設備であれば、先に管理会社やオーナーに連絡する

温度を測る部品が正しく働かない状態は、機器が乾き具合を判断できない状態です。
その状況で運転を重ねても仕上がりは安定せず、衣類を傷めるだけで終わってしまいます。
掃除で粘る段階ではないと割り切り、早めに点検へ切り替えるのが、機器にとっても衣類にとっても負担の少ない対応になります。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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