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浴室乾燥機の電気代は1回いくら?暖房・換気の目安と節約のコツ

浴室の天井に設置された浴室乾燥機と、室内に干した衣類を描いたイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

雨の日や花粉の季節に浴室乾燥機で洗濯物を乾かしていて、電気代がどれくらいかかっているのか気になっていませんか。
便利な一方で、「浴室乾燥機は電気代が高い」という話もよく耳にするはずです。
結論から言うと、電気式の浴室乾燥機の衣類乾燥は1時間あたり約35〜40円で、2〜4時間かかれば1回100円前後になることもあります。
一方で、換気や涼風の機能は1時間1円に届きません。
つまり、電気代がかかるのは乾燥と暖房の機能で、使い方しだいで大きく変わる家電です。
この記事では、機能別の電気代を整理したうえで、ガス温水式との違い、ほかの乾燥方法との比較、電気代を抑える干し方までを解説します。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

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目次

機能別の電気代の目安

計算式は次のとおりです。

電気代 = 消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量の目安単価(円/kWh)

目安単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示す31円/kWhを使います。

📎 出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」

電気ヒーター式の浴室乾燥機(天井に取り付けるタイプ)の、機能ごとの消費電力の一般的な範囲は次のとおりです。

機能消費電力の目安1時間の電気代の目安
衣類乾燥約1,100〜1,300W約34〜40円
暖房(入浴前暖房)約1,100〜1,300W約34〜40円
涼風約20〜50W約0.6〜1.6円
換気約7〜30W約0.2〜0.9円
24時間換気約5〜20W約0.2〜0.6円

※機種・電源(100V/200V)・換気する部屋の数によって異なります。正確な値は取扱説明書やカタログで確認してください。

衣類乾燥と暖房は、ドライヤーを長時間使い続けるのと同じくらいの電力を使います。
一方、換気と涼風の電気代はごくわずかです。
浴室乾燥機の電気代を左右するのは、乾燥と暖房を何時間使うかだと考えてください。

衣類乾燥1回あたりの電気代

衣類乾燥にかかる時間は、洗濯物の量と種類、浴室の広さや室温によって変わります。
消費電力1,200Wとして試算すると、次のようになります。

乾燥時間1回の電気代の目安毎日使った場合の1か月
2時間約74円約2,200円
3時間約112円約3,300円
4時間約149円約4,500円
5時間約186円約5,600円

※31円/kWhで試算した参考値です。

毎日3時間使えば、1か月で3,000円以上になります。
浴室乾燥機は、衣類を乾かす方法の中では電気代が高くなりやすい方法です。
その理由は、浴室という比較的広い空間の空気を温めながら、湿気を外に出して乾かす仕組みだからです。
衣類そのものを直接温める乾燥機と比べて、熱の多くが空間や換気で失われます。

ほかの乾燥方法と比べると

洗濯物を乾かす方法ごとの、1回あたりの電気代の目安です。

乾かし方1回の電気代の目安特徴
部屋干し+サーキュレーター約2〜4円もっとも安い。乾くまで時間がかかる
除湿機(コンプレッサー式・夏)約20〜35円部屋干しの効率を上げる
ヒートポンプ式乾燥機約22〜31円衣類が傷みにくい
ヒーター式乾燥機約47〜78円本体価格が安い
浴室乾燥機(電気式)約74〜149円干したまま乾かせる。シワになりにくい

※31円/kWhで試算した参考値です。洗濯物の量・室温・湿度によって変わります。

電気代だけで比べると、浴室乾燥機はもっとも高くなりやすい方法です。
ただし、ハンガーに干したまま乾かせるため、シワになりにくく、乾燥機にかけられない衣類も乾かせるという利点があります。

電気代と使い勝手のバランスを考えるなら、次のように使い分けるのが現実的です。

  • 普段は部屋干し+サーキュレーターや除湿機
  • 乾燥機にかけられないデリケートな衣類や、急いで乾かしたいときに浴室乾燥機
  • 大量の洗濯物は乾燥機

浴室に換気扇を回しながら干す「換気だけ」の使い方なら、電気代は1時間1円未満です。
時間はかかりますが、浴室を物干し場として使うだけなら、電気代はほとんどかかりません。
浴室の換気扇の電気代については換気扇は24時間つけっぱなし?場所別の電気代と正しい使い方で解説しています。

100Vと200Vで電気代は変わるか

浴室乾燥機には、100V電源のものと200V電源のものがあります。

電源特徴
100V一般的なコンセントの電圧。後付けしやすい
200V出力を大きくできる機種が多く、乾燥・暖房のパワーが強い

200Vだから電気代が高い、というわけではありません。
電気代を決めるのは、電圧ではなく消費電力(W)と使った時間です。
200Vの機種は出力が大きいぶん1時間あたりの消費電力も大きくなりやすい一方、短い時間で乾かせるため、1回あたりの電気代で比べると大きな差にならないこともあります。
自宅の機種の消費電力は、取扱説明書やカタログの仕様欄で確認してください。

季節ごとの使い方と電気代

浴室乾燥機の電気代は、季節によっても変わります。

季節主な使い方電気代の傾向
梅雨衣類乾燥・カビ対策湿度が高く乾きにくいため、乾燥時間が延びやすい
夏涼風・換気涼風や換気は1時間1円未満で、電気代は小さい
花粉の時期衣類乾燥外干しを避けるため使用回数が増えやすい
冬入浴前暖房・衣類乾燥浴室が冷えているため、乾燥にも暖房にも時間がかかる

冬は浴室そのものが冷えているため、同じ量の洗濯物でも乾燥に時間がかかり、電気代が増えます。
梅雨は湿度が高いため、乾燥時間が延びやすくなります。
電気代がかさみやすい時期ほど、脱水や干し方の工夫が効いてきます。

交換や後付けを考える場合

古い浴室乾燥機を使い続けている場合や、これから後付けを考えている場合は、次の点を確認してください。

  • 使用年数が長く、乾燥に以前より時間がかかるようになっていないか
  • 異音や、運転が途中で止まるといった不調がないか
  • 換気する部屋の数(1室換気・2室換気・3室換気)が住まいに合っているか
  • 電気式にするか、ガス温水式にするか(給湯器の対応状況も含めて)

電気ヒーター式のほかに、エアコンと同じヒートポンプの仕組みで乾燥・暖房するタイプの浴室乾燥機もあります。
ヒーター式より消費電力を抑えられる一方、本体価格は高くなる傾向があります。
毎日のように衣類乾燥に使う家庭では、ランニングコストの差が大きくなるため、選択肢に入れてみてください。

交換や後付けには電気工事が必要で、ガス温水式は給湯器や配管の条件も関わります。
実際の費用は設置条件で変わるため、複数の業者から見積もりを取って比較してください。

ガス温水式の浴室暖房乾燥機との違い

浴室暖房乾燥機には、電気でヒーターを温める電気式のほかに、給湯器でつくったお湯の熱を使うガス温水式があります。

比較項目電気式ガス温水式
熱源電気ヒーター給湯器のお湯(ガス)
電気の使いみちヒーター・送風送風・制御のみ
乾燥・暖房のパワー標準強い(短時間で乾く・暖まる)
主な費用電気代ガス代+少しの電気代
設置条件電源があれば設置しやすい温水式に対応した給湯器と配管が必要

ガス温水式は、高温のお湯の熱で温風をつくるため、乾燥や暖房のパワーが強く、短時間で乾かせるのが特徴です。
費用はガス代が中心になり、都市ガスかLPガスか、契約しているガスの単価によって大きく変わります。
電気式との比較は、自宅のガスの単価で計算して判断してください。

自宅の浴室乾燥機がどちらの方式かは、取扱説明書や、給湯器のリモコン・本体の表示で確認できます。
ガス代が高いと感じる場合の見直し方はガス代が高すぎる・おかしいと感じたら?原因と対策を徹底解説。使い方を見直すポイントもで整理しています。

暖房機能の電気代と使い方

浴室暖房は、冬の入浴前に浴室を暖めておく機能です。

使い方1回の電気代の目安(1,200W)
入浴前に15分暖める約9円
入浴前に30分暖める約19円
入浴中もつけっぱなし(1時間)約37円

※31円/kWhで試算した参考値です。

入浴前の10〜15分程度であれば、1回あたり10円前後で済みます。
冬に浴室を暖めておくことは、電気代以上に健康面で意味のある使い方です。

冬に暖かい部屋から寒い浴室や脱衣所に移動すると、急な温度変化で体に大きな負担がかかります。とくに高齢の家族がいる家庭では、入浴前に浴室を暖めておくことをおすすめします。
電気代を理由に浴室暖房を我慢するのは避けてください。

電気代を抑える干し方と使い方

1. 脱水をしっかりかける

浴室乾燥機の電気代は、衣類の水分量で決まります。
洗濯機で脱水を長めにかけておくと、乾燥時間が短くなります。

2. 間隔をあけて干す

衣類同士が重なっていると、温風が当たらず乾きにくくなります。
こぶし1つ分ほどの間隔をあけ、厚手のものと薄手のものを交互に干すと、乾燥時間が短くなります。

3. 浴室の水気を拭き取ってから使う

入浴後すぐに乾燥を始めると、浴室の壁や床に残った水分まで乾かすことになり、時間がかかります。
床や壁の水気をタオルやスクイージーで拭き取ってから乾燥を始めると、効率が上がります。

4. 浴槽のふたを閉める

浴槽にお湯が残っている場合は、ふたを閉めてください。
湿気が出続けると、いつまでも乾きません。

5. フィルターを掃除する

吸い込み口のフィルターにほこりがたまると、風量が落ちて乾燥に時間がかかります。
取扱説明書に沿って、定期的に掃除してください。
フィルターのほこりは、効率の低下だけでなく、故障の原因にもなります。

6. 乾燥と部屋干しを組み合わせる

浴室乾燥機で1〜2時間乾かしてから、残りを部屋干しにする方法もあります。
乾きにくい厚手のものだけを浴室乾燥機にかけ、薄手のものは部屋干しにするのも効果的です。

カビ対策としての使い方

浴室乾燥機には、入浴後の浴室を乾かしてカビを防ぐ使い方もあります。

入浴後に衣類乾燥の機能で浴室全体を乾かすと、電気代はかかりますが、カビの発生を抑えられます。
電気代を抑えたい場合は、次のような使い分けがおすすめです。

  • 普段は換気機能で湿気を逃がす(1時間1円未満)
  • 湿気がこもりやすい梅雨や冬は、壁や床の水気を拭き取ってから短時間だけ乾燥機能を使う

カビの臭いが気になる場合の対策はカビ臭い部屋の対策完全ガイド|原因・場所別の除去方法と再発防止策とは?で詳しく解説しています。

使う前に確認しておきたいこと

浴室乾燥機を使うときは、次の点に注意してください。

  • 浴室のドアを閉めて使う(開いていると乾燥・暖房の効率が落ちる)
  • 洗濯物が浴室乾燥機の吹き出し口に触れないように干す
  • 物干し竿の耐荷重を超えて干さない
  • 異音や異臭、焦げたにおいがしたら使用を中止する

吹き出し口に衣類が近すぎたり、フィルターがほこりで詰まったりしたまま使い続けると、過熱や故障の原因になります。
運転中に異常を感じたら、すぐに停止して販売店やメーカーに相談してください。

家電ごとの消費電力の大きさは【2026年最新】家電の消費電力ランキングTOP15|電気代が高い順に解説で順位づけしています。

よくある質問

Q1. 浴室乾燥機の電気代は1回いくらですか?

電気式の浴室乾燥機で衣類乾燥を使う場合、消費電力はおおむね1,100〜1,300Wで、1時間あたり約35〜40円です。
洗濯物を乾かすのに2時間かかれば約74円、3時間なら約112円、4時間なら約149円が目安です。
乾燥時間は洗濯物の量や種類、浴室の広さや室温によって変わります。
毎日3時間使うと、1か月で3,000円以上になります。
正確な消費電力は、取扱説明書やカタログで確認してください。

Q2. 浴室乾燥機の換気はつけっぱなしにしても大丈夫ですか?

電気代の面では問題ありません。
換気機能の消費電力は数ワットから数十ワット程度で、1時間あたりの電気代は1円未満です。
24時間つけっぱなしにしても、1日数円から十数円程度です。
浴室の湿気を逃がしてカビを防ぐ効果があるため、換気はつけたままにしておくのがおすすめです。
電気代がかかるのは衣類乾燥と暖房の機能なので、この2つの使用時間を見直すほうが効果的です。

Q3. 浴室乾燥機と衣類乾燥機はどちらが安いですか?

一般的には衣類乾燥機のほうが安くなります。
5kg前後の洗濯物を乾かす場合、ヒートポンプ式の乾燥機は1回約22〜31円、ヒーター式は約47〜78円です。
浴室乾燥機は、浴室の空間を温めながら乾かすため、1回約74〜149円かかることがあります。
ただし、浴室乾燥機はハンガーに干したまま乾かせるため、シワになりにくく、乾燥機にかけられない衣類も乾かせます。
普段は乾燥機や部屋干し、デリケートな衣類は浴室乾燥機、と使い分けるのが現実的です。

Q4. 浴室乾燥機の電気代を安くする方法はありますか?

乾燥時間を短くすることがもっとも効果的です。
洗濯機で脱水を長めにかける、衣類の間隔をあけて干す、浴室の壁や床の水気を拭き取ってから使う、浴槽のふたを閉める、といった工夫で乾燥時間を短くできます。
フィルターを定期的に掃除して風量を保つことも大切です。
また、浴室乾燥機で1〜2時間乾かしてから残りを部屋干しにするなど、ほかの方法と組み合わせると電気代を抑えられます。

Q5. ガス温水式の浴室乾燥機は電気式より安いですか?

ガスの単価によって変わるため、一概には言えません。
ガス温水式は、給湯器でつくったお湯の熱で温風をつくるため、パワーが強く短時間で乾かせるのが特徴です。
費用はガス代が中心で、都市ガスかLPガスか、契約しているガスの単価によって大きく変わります。
電気は送風と制御に使うだけなので、電気代は電気式よりずっと小さくなります。
比較するときは、自宅のガスの単価で1回あたりのガス代を計算し、電気式の電気代と比べてください。

まとめ

電気式の浴室乾燥機は、衣類乾燥や暖房で1時間あたり約35〜40円かかります。

  • 衣類乾燥は2〜4時間で1回約74〜149円。毎日使うと1か月3,000円以上になることもある
  • 換気や涼風は1時間1円未満。電気代を左右するのは乾燥と暖房の使用時間
  • 電気代だけで比べると、衣類乾燥の方法の中では高くなりやすい。デリケートな衣類など用途を絞って使う
  • ガス温水式はパワーが強く短時間で乾く。費用は自宅のガス単価で比べる
  • 冬の入浴前の暖房は健康面で意味がある。電気代を理由に我慢しない

乾燥時間を短くする工夫で、浴室乾燥機の電気代は抑えられます。
まずは脱水をしっかりかけ、浴室の水気を拭き取ってから乾燥を始めてみてください。

電気代が高いと感じたら、一度料金を比べてみませんか?

電気代は毎月かかる固定的な支出だからこそ、契約する電力会社や料金プランを見直すことで負担が変わる可能性があります。

「最近、電気代が高くなった」
「今の電力会社のままでいいのか気になる」

という方は、Looopでんきを選んだ場合の料金を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

今すぐ切り替える必要はありません。
まずは現在の電気代と比較して、自分の家庭に合うか確認してみましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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