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コロナ エコキュートのE20〜E55|制御・センサー系エラーの見方

コロナ エコキュートのE20〜E55と制御・センサー系エラーの見方を示したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リモコンに「E35」や「E45」といったコードが表示され、内容を調べても意味が分かりにくい。
このグループは、部品の名前だけを見ても役割が想像しづらいコードが集まっています。
対象となるのはE20・E28・E35・E45・E46・E47・E51・E54・E55の9つで、センサー系・制御系・機種の組み合わせという3つの性格に分かれます。
メーカーの案内ではいずれも点検・修理が必要とされていますが、機種不適合のコードだけは連絡先が変わる場合があります。
この記事では、9つのコードを性格ごとに整理し、症状の見分け方と連絡の判断基準までを解説します。

目次

結論:いずれも点検・修理が必要

対象となるコードと内容を整理します。

コード示している内容
E20水位センサの故障
E28湯張り系の故障
E35貯湯ECU異常検知
E45機種不適合検知
E46機種不適合検知
E47機種不適合検知
E51凍結防止サーミスタの故障
E54浴室温度サーミスタの故障
E55人感センサの故障

コロナ製エコキュートのコード全体の分類はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説でまとめています。

📎 出典:株式会社コロナ|エコキュート エラーサイン一覧

3つの性格に分けて理解する

番号順に並べると脈絡がありませんが、性格ごとに分けると整理できます。

性格該当するコード対応の方向
センサーの故障E20・E51・E54・E55部品の交換
制御系の不具合E28・E35基板や系統の点検
機種の組み合わせE45・E46・E47機器や部品の適合確認

機種不適合の3つだけは、故障ではなく組み合わせの問題です。
この違いを先に押さえておくと、対応の方向を誤りません。

センサー系のコード(E20・E51・E54・E55)

E20|水位センサの故障
浴槽の水位を検知するセンサーです。
不具合があると、湯はりの量が設定と合わない、途中で止まる、残り湯の有無を誤って判断するといった症状につながります。

E51|凍結防止サーミスタの故障
配管が凍結しないよう、温度を監視するセンサーです。
冬場に表示された場合は、凍結を防ぐ機能に影響が及んでいる可能性があります。
寒冷地や氷点下になる地域では、早めの点検が望まれます。

E54|浴室温度サーミスタの故障
浴室の温度を測るセンサーです。
浴室の状態に応じた運転に関わる部分で、給湯そのものには影響しない場合があります。

E55|人感センサの故障
浴室での人の動きを検知するセンサーです。
入浴の検知に応じた機能に関わるもので、搭載していない機種では表示されません。
給湯や湯はりには影響しないことが多く、お湯は普通に使えるケースが少なくありません。

制御系のコード(E28・E35)

E28|湯張り系の故障
湯はりに関わる系統全体の異常を示します。
個別の部品ではなく系統として検知されるため、点検で原因を特定する必要があります。

湯はりが始まらない、量が合わない、途中で止まるといった症状が出ます。
弁やセンサーなど、複数の部品が関わる可能性があります。

E35|貯湯ECU異常検知
ECUとは、機器を制御する電子ユニットのことです。
貯湯タンク側の制御を担う中枢にあたります。

ここに不具合が出ると、複数の機能に同時に影響が及びます。

  • 沸き上げの制御ができない
  • リモコンの表示や操作に不具合が出る
  • 他のコードが同時に表示される
  • 運転そのものが止まる

利用者側でできることはなく、点検と部品交換が前提になります。

📎 出典:株式会社コロナ|取扱説明書のダウンロード

機種不適合のコード(E45・E46・E47)

この3つは、他のコードとは性格が異なります。
部品が壊れたのではなく、組み合わせた機器同士が適合していないことを示す表示です。

次のような状況で出ることがあります。

  • 設置時に、適合しない組み合わせで機器がつながれた
  • 修理の際に、仕様の異なる部品や基板に交換された
  • 別の機種のリモコンを取り付けた
  • 中古品や譲り受けた機器を組み合わせた

そのため、設置や部品交換の直後に表示されることが多いコードです。
電源を入れ直しても解消しません。組み合わせが変わらない限り、同じ表示が出続けます。

この場合の連絡先は、メーカーのサービスセンターより先に、作業を行った施工業者になります。
いつ、誰が、どの部分に手を入れたかを整理しておくと、確認がスムーズに進みます。

なお、通信の仕様が適合しない場合はE48として表示されます。
同じ「適合していない」という内容でも、検知の対象が異なります。

中古品や移設で起こりやすいこと

機種不適合のコードは、次のような場面で表面化しやすくなります。

中古品を購入して設置した
ヒートポンプユニットと貯湯タンクは、対になる組み合わせで設計されています。
別々に入手して組み合わせると、適合しない可能性があります。

片方だけを交換した
故障した側だけを新しくした場合、残った側との世代が合わないことがあります。

引っ越し先へ移設した
移設の際にリモコンだけ既設のものを流用した、といったケースです。

部品取りの機器を流用した
基板やリモコンを別の個体から移した場合に起こります。

いずれも、機器そのものは壊れていないのに運転できないという状態になります。
費用を抑えるつもりの選択が、結果として余計な手間につながることがあるため、組み合わせの確認は事前に行うのが確実です。

安く入手できた機器でも、適合しなければ使えません。
型式の適合は、施工業者や販売店に確認してから決めてください。

症状から性格を見分ける

自分の状況と照らし合わせてみてください。

症状疑われる性格
湯はりの量や動作がおかしいE20・E28
複数の機能に同時に不具合があるE35
設置や修理の直後に出たE45・E46・E47
冬場に表示され、凍結が気になるE51
お湯は使えるが一部の機能だけ動かないE54・E55
電源を入れ直しても絶対に消えないE45・E46・E47

「電源操作で一時的にも消えない」なら、組み合わせの問題を疑うのが見分け方のひとつです。
故障であれば一時的に消えることがありますが、適合の問題は電源では変わりません。

自分で確認できること

点検を依頼する前に、次の点は確認できます。

  1. 表示されているコードの番号(複数なら全部)
  2. お湯が使えるか、どの機能が動かないか
  3. 直前に設置・修理・部品交換がなかったか
  4. 機種の型式と設置からの年数
  5. 他のコードが同時に出ていないか

貯湯タンク内部の電装部や配線には触れないでください。感電や漏電の危険があります。
センサーや制御ユニットは機器の内部にあり、利用者が確認できる場所にはありません。

ブレーカーの入れ直しについて

電源を入れ直すと、表示が一時的に消えることがあります。
一時的な誤検知であれば、これで解消する場合もあります。

ただし、コードによって結果は異なります。

コード電源操作の効果
E20・E51・E54・E55一時的に消えても、部品の故障は残る
E28・E35一時的に消えても、制御の異常は残る
E45・E46・E47消えない。組み合わせの問題のため

繰り返し消しながら使い続けても、原因は進行します。
とくにE35は制御の中枢に関わるため、放置すると他の部品にも影響が及ぶ可能性があります。

販売店・サービスセンターに連絡する判断基準

次の状況では、点検を依頼してください。

  • 湯はりが正常に動かない
  • 複数の機能に同時に不具合が出ている
  • 冬場にE51が表示され、凍結が心配な地域に住んでいる
  • 電源を入れ直しても表示が消えない
  • 設置や部品交換の直後に表示された(この場合は施工業者へ)

連絡の際は、表示されたコード・機種の型式・設置年・直前の作業の有無を伝えてください。
機種不適合のコードでは、どの部品を交換したかが決定的な情報になります。

お湯そのものが出ない状況の切り分けはオール電化でお湯が出ない原因は?故障かお湯切れかを切り分けて解説で整理しています。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

費用と交換の判断

このグループは、原因によって費用の幅が大きくなります。

原因対応の内容
センサー単体の故障部品交換で比較的軽い
湯張り系の複数部品交換する部品の数で変わる
貯湯ECUの不具合基板交換で費用が上がる
機種の組み合わせ適合する機器・部品への交換
設置から10年前後で複数の不調交換も比較対象

制御ユニットの交換は、この系統でもっとも費用がかさむ部分です。
設置から年数が経っている場合、修理費用が本体交換費用に近づくことがあります。

判断の目安はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングで解説しています。
実際の費用は機種・地域・作業内容によって変わるため、見積もりで内訳を確認してください。

放置するとどうなるか

コードによって、放置した場合の影響は異なります。

  • E20・E28:湯はりが使えず、毎回手動で対応することになる
  • E35:制御の異常が他の部品に影響する可能性がある
  • E45〜E47:組み合わせが変わらない限り運転できない
  • E51:冬場の凍結リスクが残る
  • E54・E55:一部の機能が使えない状態が続く

E51だけは、季節によって緊急度が大きく変わります。
暖かい時期なら様子を見る余地がありますが、寒さが本格化する前には対応を済ませておきたい表示です。

よくある質問

Q1. E45やE46が出ています。故障でしょうか?

部品の故障ではなく、機器や部品の組み合わせが適合していないことを示す表示です。設置時の組み合わせ、修理の際に交換された部品や基板、別の機種のリモコンなどが原因として考えられます。電源を入れ直しても解消しません。設置や部品交換の直後であれば、作業を行った施工業者へ連絡してください。いつ、どの部分に手を入れたかを伝えると確認が早く進みます。

Q2. E55が出ていますが、お湯は普通に使えます。放置してよいですか?

E55は浴室での人の動きを検知するセンサーに関わるコードです。給湯や湯はりといった基本の機能には影響しないことが多く、お湯が使えているなら緊急性は高くありません。ただし、そのセンサーを使う機能は働かなくなります。他のコードが同時に出ていないかを確認したうえで、次回の点検のタイミングで相談するという対応も考えられます。

Q3. 冬にE51が出ました。凍結の心配はありますか?

E51は凍結防止に関わるサーミスタの故障を示します。配管が凍らないよう温度を監視する部分のため、この機能に影響が及んでいる可能性があります。氷点下になる地域では、早めの点検を勧めます。あわせて、屋外の配管に保温材の剥がれがないか、ヒートポンプユニットの周囲に問題がないかも確認してください。冬季はブレーカーを落とさないようにしてください。

Q4. E35はどれくらい深刻ですか?

貯湯タンク側の制御を担う中枢の異常を示すコードです。ここに不具合が出ると、沸き上げの制御ができない、リモコンの操作に不具合が出る、他のコードが同時に表示されるなど、複数の機能に影響が及びます。利用者側でできることはなく、点検と部品交換が前提になります。放置すると他の部品にも影響する可能性があるため、早めに連絡してください。

Q5. 複数のコードが同時に出ています。どう伝えればよいですか?

表示されているコードをすべて控えて、そのまま伝えてください。優先順位をつける必要はありません。制御系に原因がある場合、ひとつの不具合から複数のコードが現れることがあります。どの組み合わせで出ているかが、原因を絞り込むうえで有力な手がかりになります。あわせて、機種の型式と設置年、直前の作業の有無も伝えてください。

まとめ

コロナのエコキュートに表示されるE20・E28・E35・E45・E46・E47・E51・E54・E55は、性格の異なる3つのグループに分かれます。

  • E20・E51・E54・E55はセンサーの故障。部品交換で対応する
  • E28・E35は制御系。E35は中枢のため影響が広い
  • E45・E46・E47は機器の組み合わせの問題。施工業者へ連絡する
  • 電源操作でも消えないなら、組み合わせの問題を疑う

コードの番号と機種の型式、直前の作業の有無を控えておけば、原因の特定は早く進みます。
表示された内容をそのまま伝えたうえで、相談してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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